3. 10分以内の講習のアイディア

 これは、○○デーなどのフェスティバルで、心肺蘇生法を短時間で紹介する場合のアイディアです。受講者はいろいろなところをまわっていて、ちょっと覗いてみるということですから、、短い時間でうまく説明することが求められます。はじめ、受講者は人形が寝てるのを見て、興味津々です。しかし、難しいんじゃないかという不安も感じています。一方指導員の方も、難しいことを聞かれたらどうしようなどと、どきどきしています。はじめは双方の緊張ほぐしが必要です。

まず、あいさつ。自宅にお客さんを招くのと同じ感じで、対応。どうも、おいでいただきありがとうございます。指導員の○○です。難しくないですから。ご心配なく。
人形を使ったことがあるかどうか質問。最近は、教習所などで習ったことのある人が増えている。もし、相手が経験者なら、「覚えていますか」と聞きながら、やってもらう。つまずいたらアドバイスをする。経験者でなければ、気道確保、人工呼吸、心マの順で、説明+練習をする。
 手順を大きく書いた紙を張り、受講者が見えるようにしておくと良い(講習会で出た意見)。
一通り講習が終わったら、受講者に、事故やけが等の経験を聞いてみる。(今後の講習に活かせる)。
日赤の講習会の案内を渡したり、消防署の講習会を紹介する。参加してもらったことに対し、お礼を述べる。
NG 子供づれの奥さんが来たとき、お子さんにやってもらおうと思った。最初、人形をこわがっていたので、「パパと思って」とつい口をすべらせてしまった。一瞬、奥さんの冷たい視線が......。縁起でもないことを言って大失敗。
基本理念 ただ蘇生法を教えるだけでは、不十分。受講生の考えや経験を聞いて、相互コミュニケーションをはかる。その中で応急手当や赤十字に関心を持ってもらう。

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