あとがき座談会 (顔合わせ編)
1年後・・・
カイン「あのね、エドガー、聞いたんだけど」
エドガー「何だ」
カイン「国王が交代するときって、他国から“誰が1番権力を持つか”とか“どう体制が変わるか”とか注目されるんだって」
エドガー「・・・・・・で?」
カイン「今回みたいに、“国王が責任をもって決定出来ない”状況って他国からバカにされたり『国内を纏める者がいないのなら、そのうち内乱とかが起こって国力が低下するかも』と思われたりするんだって」
エドガー「・・・・・・」
カイン「国力が低下するのなら、戦争を仕掛けるチャンスだと思う国も出てくるだろうから、一時的に軍事力を増強して『あの国に戦争を仕掛けるのは得策ではない』と思わせるのも一つの方法なんだって、エドガーの趣味だったり、費用がかかったりするけど」
エドガー「・・・・・・#!」
カイン「実際に、僕が他国との取引を父上と同じ方針に戻した時も、エドガーは『カインが言う事がこの国の方針だ』と特使に宣言してくれたわけだし・・・・・」
エドガー「・・・」
カイン「だ、だから・・・今までありがとう、義兄上」
エドガー「・・・・・・・くっ」
カイン「エドガー?」
エドガー「ふん! お前が俺と父上の苦労をわかっているのなら良い。お前がどこまでやれるのかは分からんが、それが国のためになるのであれば俺と父上もそれに従う、それが国王補佐の仕事だからな♪」
カイン「・・・(エドガー嬉しそうだな、姉上の言った通りだ)」
2008/06/07
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