後書き座談会 (異国の王宮にて編)
国王「どーもー、シモーヌの父、ブラヒスト国王です」
宰相『どーもー、ブラヒスト宰相です』
国王・宰相「『名前はありません!』」
宰相『まあ、今回限りの使い捨てオリキャラの可能性が大きいですしね』
国王「発端は、クリスマスに更新しようとネタを考えていたら“グリュックリヒ ターク フェアレーベン”と言い合うオースティン夫妻が出てきたそうだ、で、馴れ初めを考えていたら我々二人が湧いて出てコントを始めたらしい、政治的な会話ばかりなので妙に文章がくどくなってしまっているな」
宰相『湧いて・・・って虫か何かですか?・・・まあその話は置いておいて、“ローデンクランツの国王が身分の低い貴族の娘を妃にして、王弟が王女を妻にしている理由”は“恋愛結婚だから”です』
国王「王族らしくない理由だな」
宰相『“ハインツ殿はルチアナ殿と結婚するため臣下を丸め込み説得し、オースティン殿は留学先で見初めた大国の王女を射止めるためライバルを蹴落としまくった”そうですよ』
国王「・・・・やっぱり腹黒なのかっ!」
宰相『“オースティン殿が乗っ取りを考えていて、ブラヒストの援助を得る為シモーヌ姫と政略結婚”とは当事から囁かれていた噂ですが、オースティン殿は“ライバルを蹴落とすのに有効そうだから否定もしなかった”だけです。(シモーヌ姫の暗殺依頼が発覚したときの対応が及び腰だったのは、“ヤバイ、あの噂が効き過ぎた”と焦っていたからです)』
国王「ん?宰相、最後の方が聞き取れなかったのだが?」
宰相『なっ、何でもありません!』
〜〜仰月的設定〜〜
ブラヒスト宰相
元ブラヒスト王子(現国王)の教育係、我が儘放題に育てられたクソガキ大国の嫡子を立派な国王に調教教育するために“一見関係ない話題を出しておいて本題を丸め込む”“にっこり笑って威圧する”といったスキルが習い性となってしまった。
本人は「こうしたほうが早いでしょう?」とやっているだけなので、腹黒と言われるのは心外、と思っている。
ブラヒスト国王
即位直後は自国の国力を試す為に好戦的だったが、戦争にいくらかかるか分かるとあまり戦争したがらなくなった、ただ、国王が弱腰では他国に舐められる為、
国王が激高⇒宰相がなだめる⇒「そちがそこまで言うのなら許そう」
といったコンボを発動させている。
戦争の回数は少ないが、同盟国・傘下国は増えているので、名君の一人に数えられている。
宰相は臣下とはいえ、教育係なので多少の遠慮はある。
ブラヒスト国
土地が肥沃で平坦なので農業の他交通も発達、街道の整備に伴い商業も発達したが外敵の流入も容易であるため軍事にも力を入れざるを得なくなった。
ブラヒストが大国になれたのは移民・流民を積極的に自国民として活用する政策が上手かったから。
国王「ここまで考えておいて、今後の出番はナシか?」
宰相『ですから、本題はオースティン×シモーヌ話ですから、我々の話だとドロドロの政治劇になりかねませんし、あったとしても“私が姫の婚姻に付き添って行ってお小遣いを渡す”くらいですかね』
国王「そうか、大国の姫として最高級のソルを買い占めるくらいはせんとな、宰相!よくぞ気が付いた!」
宰相『・・・・・・・・・・・(使い道“一族への前払い金”は黙っておいたほうが良さそうですね)』
大国の執政者が“ぴゅあぴゅあ”なワケがない