全員集合!
“男のプライド”と氷虎様設定を老若男女を入れ替えたらこうなりました・・
カルキノス加入イベントパロディーなので、ネタバレ注意!
レオン「おい、ばあさん!前に出るなよ!」
氷虎「なんのなんの!まだまだ若いもんには負けんわい!」
タウロス「お怪我があってはいけません!私の後ろへ!」
氷虎「今さらシザース程度にやられるか!全く、“カルキノスがいる“という話が無ければこんな経験値稼ぎにもならん所には来んぞ」
アクエリアス「多分、このエリアに居ます」
カルキノス「お前達どうしてここに・・私は月人などなりたくは無い、一人で居たいのだ!」
氷虎「言いたい事はそれだけか、皆、帰るぞ」
カルキノス「え?」
氷虎「何じゃ、何か文句でも?こっちは嫌がる者を無理強いして連れていく気は無いぞ」
カルキノス「い、いや、“月人は月人だ”とか“神王に逆らうとは!”とか色々言われるものだと・・・・」
氷虎「か〜〜、若いもんが何をウジウジと悩んでおる!こっちはいつお迎えが来るか分からんのじゃ!さっさと手伝うのか手伝わんのか決めんかい!」
パルテノス「あの、おばあちゃんのお手伝いをしてあげて下さい」
スコーピオン「ここはご隠居の顔を立てると思って」
カルキノス「・・・・・・お前達、神王を何という呼び方をしているんだ・・」
アリエス「そうですよね!神王様に失礼ですよね!もっと言ってやってください、カルキノス!」
カルキノス「え?」
氷虎「ワシが良いと言っておるんじゃから問題無いじゃろう」
アリエス「いいえ、こういう事はきちんとしないと神王としての格に関わります」
氷虎「・・・・・だめなのか?“おばあちゃん”と呼んでくれると孫が還って来てくれたみたいで嬉しいんじゃがの〜〜〜(しんみり)」
カルキノス「・・・・・・・・(こうやって全員丸めこんでいるのか、この婆さんは)あんたも色々苦労しているんだな」
アリエス「分かってくれますか(ハア)」
テンビン「ま、まあ、全員揃ったわけやし、今夜は美味しい物を食べてぱーっと行きましょ」
カルキノス「おい!私は仲間になるとは言っていな・・」
レオン「行こうぜ、カルキノス、あの婆さん相手に悩むだけ人生の無駄遣いだ」
テンビン「何か食べたい物のリクエストとかは・・そういえば、カルキノスは今までどんな物を食べてたんや?」
カルキノス「シザースを捕まえて、生で食べていた」
氷虎「刺身か?踊り食いか?悪くは無いが寄生虫は大丈夫なのか?それに冷たい物ばかり食べていると猫舌が加速するぞ」
パルテノス「“サシミ”“オドリグイ”って何ですか?」
氷虎「刺身は動物の身を一口大に切って生のまま皿に並べたものじゃ、踊り食いは生きたまま食べる事じゃな、小さな魚やイカとかは器に入れてそのまま呑み込んで、エビなんかは生きたまま殻をむいて醤油とかを付けて食べる」
テンビン「え〜っと、アリエス様、ウチらと合流する前に、無茶苦茶お腹減ってたとか?」
アリエス「えっ!そっその様な事!私がさせる訳がありません!」
パルテノス「生きたまま・・・・・何か、可哀そうです」
氷虎「ま〜そうじゃがの、でも獲る者・料理する者・食う者誰が止めを刺すかの違いじゃぞ、結局は殺す訳じゃしの」
テンビン「ウチらの場合、どれも自分たちでやるさかいにな」
パルテノス「そ、そうですよね、生意気な事言ってすみません」
氷虎「いや、謝ることは無いぞ、ワシも昔は皿の上でビチビチ跳ねる車エビにキャ〜キャ〜言っておったからな、あの頃は箱入りのお嬢様だったからの〜」
レオン「お嬢様〜?んなガラかよ」
氷虎「何じゃ、これでも“神王の血をひく者”いわば『お姫様』じゃぞ」
カプリコーン「・・・・・・・お姫様?」
ジェミニ「昔日ノ芙蓉ノ花 今ハ断根ノ草ト成ル・・・ですか」
アリエス「ジェミニ!何という事を言うのです!」
ジェミニ「え!これなら分からないと思ったのに」
氷虎「これ!ケンカするでない!大昔の話なのは間違いないしの、ところでテンビン、『ポイズンミニオンの刺身』は作れるか?」
レオン「なんでわざわざ毒の方を指定するんだよ!」
氷虎「いや〜『ふぐ』という毒のある魚の刺身が美味かったのを思い出してな、まあ、あれはふぐというより“竜宮の使い”っぽいから、美味くないかもしれんがの」
タウロス「・・・私が毒見をしますから、それまでは絶対に食べないでください」
氷虎「わかったわかった、ところでカルキノスはどうする?刺身もいいが、熱い物を食べて猫舌を直さんと色々キツイぞ、ここは人数も多いから、猫舌だと鍋物の時は皆に先に食われてしまうからの」
カルキノス「・・・・勝手に猫舌と決めつけないでくれ」
李白『妾薄命』
昔日芙蓉花,
今成斷根草。
以色事他人,
能得幾時好。
容色を以て寵愛を受けても、容色が衰えてしまえば捨てられる・・・という意味?