新着情報
● vol.11 とりのおはなし ・・・・・(2012.7月)
● vol.10 はじまりのおはなし ・・・・・(2012.1・2月)
● vol.09 おふろのおはなし ・・・・・(2011.11月)
● vol.08 魔法・魔女のおはなし ・・・(2011.10月)
● vol.07 おじいいちゃん・おばあちゃん ・・(2011.9月)
● vol.06 海・うみのおはなし ・・・・・(2011.7・8月)
● vol.05 雨・あめのおはなし ・・・・・(2011.6月)
● vol.04 緑いっぱいのおはなし ・・・・・(2011.5月)
● vol.03 春よ、こい! ・・・・・(2011.3・4月)
なんとなく鳥の本がいいかな~と原稿を書きだしたのですが
なかなか進まずに7月になってしまいました。
ところが その間に“ 鳥 ”は
私にとってのkey・wordになっていました。
どうか未来に向けて、羽ばたけますように!
えほん | おまけの1冊 |
えほん
ディック・ブルーナ:作 いしい ももこ :訳
( 福音館書店 ) 税込価格:735円
ISBN:9784834000245
<読んであげるなら0歳くらいから~>
そんなにちいさくも おおきくもないことり。あかいくちばしでうたいます。 きいろいことりが降り立ったのは、とある牧場。そこにはいろいろな生きものがいて、 干し草もたっぷりあって、とても居心地がよさそう。けれども、きいろいことりは、いつかあそびにくることを約束して 飛び立っていくのです。赤ちゃんから楽しめる絵本ですが、大人にも元気をくれる1冊。 前に向かって進んでいくことりの姿に生きるエネルギーを感じます。 1枚1枚フリーハンドで丁寧に描かれたというブルーナの絵からは、優しさと温かさが伝わります。
ルース・エインズワース:作 堀内 誠:絵
, 石井 桃子:訳
(福音館書店)税込価格:1,575円
ISBN: 9784834005264
<読んであげるなら4歳くらいから~>
<自分で読むなら小学校低学年から~>
この春生まれたヒナたちは、夏を前にだいぶ大きくなり、いよいよ巣立ちの時を迎えます。 この絵本のこすずめも初めて空を飛ぶことになりました。まずは、おかあさんすずめから手ほどきを受け、 胸を反らせて巣の縁から思い切って飛んでみました。「生垣のところまで《とおかあさんから言われていたけれど どこまでも飛べそうな気がして、こすずめはどんどん遠くまで飛んで行ってしまいます。ところが、だんだん疲れてきたこすずめ。 鳥の巣を見かけては、休ませてもらえるようにお願いするのですが、鳴き声が違うといって断られてしまいます・・・
鈴木まもる:作・絵
( 福音館書店 ) 税込価格: 1,260円
ISBN: 9784834005486
<読んであげるなら5、6歳くらいから~>
<自分で読むなら小学校低学年から~>
絵本『ピンポンバス』や『せんろはつづくよ』などの子どもたちが大好きなシリーズの作者、鈴木まもるさんは鳥研究家でもあります。この絵本の中には、丁寧に描き込まれた鳥の巣が次々紹介されていて、こんなにたくさん!!と驚きます。素材、形、作る場所・・・鳥たちの知恵の結晶です。添えられた文章も説明文的ではなく、優しく語りかけるように進みます。子どもにもわかりやすく読み聞かせにもどうぞ。
このほかにも『ぼくの鳥の巣コレクション』(岩崎書店)『鳥の巣研究ノート』(あすなろ書房)『たくさんのふしぎー鳥の巣』(福音館書店)などたくさん鳥に関する本を出されています。各地で鳥の巣展覧会も開催されているそうです。
新宮 晋:作
(文化出版局)
税込価格:1,680円
ISBN: 978477460409
<字のない絵本3,4歳から~大人>
小鳥が飛び込んできたり、飛び出していくような本を作りたい、という作者の思いで作られた絵本。 ところどころトレース紙に描かれたページは、見開きでシンメトリーになり、鳥たちが木々に見守られているようで ほっとします。美しい色彩、今にも動き出しそうな描写。大人にもおすすめです。これまでにも斬新な絵本を発信してきた新宮晋さん。さすがは世界的彫刻家の作品です。新宮さんの紹介映像はこちらから見られます。 http://www.youtube.com/watch?v=BTYhhWA-KXk
よみもの
金子みすヾ:作 高畠 純:絵
(JULA出版局 ) 税込価格:1,260円
ISBN:978488284070
<自分で読むなら小学校低学年から~>
親しみやすい選集、珠玉の60編。 『金子みすゞ全集』から60編を選び、旧仮吊遣い・旧漢字を改め、美しい装丁の小型本にまとめました。 今や、みすゞといえば…の作品となった「わたしと小鳥とすずと《「大漁《「つもった雪《「星とたんぽぽ《などは、この選集から広がっていったものたちです。 初めてみすゞに出会う方におすすめの本です。~出版社からの内容案内より~ 各ページ、詩にぴったりのイラストがついています。身近な出来事や自然を題材に書かれた詩ばかり。 季節のお便りに、1篇ずつ紹介するのにもおススメです。
おまけの1冊
リチャード・バック作
五木 寛之:訳
( 岩崎書店 )
税込価格:546円 ISBN: 9784102159019
<自分で読むなら小学校高学年から~>
<大人がひとりの時間に読む本>
五木寛之の訳で日本に紹介されたのが、1970年代。私がこの本を手に取ったのは中学1、2年の時。多感で未成熟な年頃に出会ってしまったのはいいことだったのか… 私事でいえば,宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』と並んで人格形成に大きな影響を与えた1冊。理想に向かって突き進むジョナサン。周囲の批判に目もくれず、 ひたすら速く飛ぶことに邁進する姿。地球全体で右上がりのベクトルが永遠だと疑わなかった時代だからこそ生まれた主人公だったのか? 今の若者が読んだらどんなことを感じるのだろうか?量産・迅速・便利を求めるあまりに造り出してしまったもの、見失ってしまったもの…これからを見つめるために読み返しすのも良いのでは。 ※当時『にわとりのジョナサン』青島幸男:訳のパロディ本もあり、こちらで読書感想文の宿題を提出して先生から苦笑されました。(^^ゞ
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