長岡鉄男「外盤A級セレクション」第1−3巻の注釈と補足です。
     
  第1巻
1 ラ・フェート・ド・ラーヌ/録音:Jean-Francois Pontefract,再プレスでDMM,独テレフンケンプレスが有り。音は仏ポリグラムプレスがベスト
2 米NONESUCHはLPの内周レーベルデザインの違う数種のプレス有り。
3 録音:Bob・Auger
6 録音:J-F・Pontefract,再プレスでDMMプレスが有り。音は仏ポリグラムプレスがベスト
8 同じレコード番号でジャケットのデザイン違う版があり,音の差は不明
12 仏アストレはLPの内周レーベルのデザイン違う版があり,それぞれスタンパーも異なるようで音の差は私の耳で聞く限り藍色の旧版の方が長岡の書いたイメージに近い。新版はクリーム色,新版と旧版の間に緑レーベルの版もあり,更に旧版にはフランスプレスとイギリス・プレスがあることもある。またバロワ・レーベルで出されていたものもあります。
因みに,本文ではサント・コロンブは経歴不明とあるが,その後、フランスで彼の伝記映画「めぐり逢う朝」(音楽:ホルディ・サヴァル)が制作され溝口健二監督の名作映画「雨月物語」を彷彿とさせ話題になった。
14 ARIONはフランスプレスとイタリアプレスの2つのプレスがあり,フランスがベスト
15 録音:J-F・Pontefract,再プレスでDMMレスが有り。音は仏ポリグラムプレスがベスト
16 イギリス・プレスもあり3種の版有り
17 初盤はSAWT9545A,こちらの方が音が良い。DAS ALTE WERK の最初期版は内周レーベルが黒地で文字が金色。又,レコード番号は同じでジャケット・デザインが違う廉価版もあり。3枚組.箱入り独TELEFUKEN:FRANS BRUGGEN:17BLOCKFLOTEN の中に初盤はSAWT9545Aと同じスタンパー番号のプレスもあり音質は初期盤に準じる。
18 46,47のテラーク盤と同じ理由で無指向性マイク2本のみ録音とは信じられない。DCカップルとは金田明彦氏のDCマイクと同じ構造と言うことだろうか。金田氏のDCマイクは1978年の発表だから,このLPと同時期。同時多発的に日,米で同じアイデアのマイクが発明されたという事か?ドイツ・オルフェオではスタジオに金田氏設計のDCマイクが使われていてCDの録音に使われているという。
19 蘭フィリップスにもかかわらず同じレコード番号,同じジャケットのイギリス・プレスも有り。どういう訳かイギリス・プレスの方がオランダ・プレスより音が良い。又,オランダプレスはフランスプレスより音が悪いから長岡の手持ちはイギリス・プレスとおもわれる。以上は,このLPを持っている知人の見解。1978年に外盤ジャーナルで発表された頃,輸入盤店に注文しても既に廃盤で入手不能という外セレ中,トップクラスの希少盤。
20 スイス、ラ・ショードフォン音楽劇場での録音,このホールは行ったことのある人によると非常に音響の良いホールだと言う。交通の多い通りに面しているらしく、ここでの録音は、しばしば車の通る音が入るので有名です。ただ、このLPに関して云えば長岡式ASWを持っている人にしか車の音の効果は無いだろう。肝心の演奏の録音に対しては評価は低いが、初出の外盤ジャーナル:FMfan別冊.第30号にはナチュラルな−優秀録音盤とあり評価が異なる。蘭フィリップスには,グリュミオーやピーナ・カルミネルリがコンマスのイ・ムジチをはじめとして、ここでの名録音が多い。不思議なことに他レーベル,例えばヴァロワ(アストレ)のヴェーグ弦楽4重奏団のバルトーク弦楽4重奏曲全集も,ここでの名録音。機材も優れているのかもしれない。このバッハのLPのプロデューサーはビットリオ・ネグリか? 国内版輸入メタル原盤プレス:27PC−23有り,同様に車のノイズ有り。日本,蘭フィリップス共に入手難。
この記事では肝心な音楽の録音は評価は低く扱われているが、初出.外盤ジャーナル.FMfan別冊.1981年夏.第27号には「優秀録音盤」の太鼓判が押してあった。
21 本文に書かれてないが,このLPは第1集で第2集AS62も有り同じく優秀録音
23 2つのプレス有り,ジャケットにEMIのマークが有るのは新版,音は旧版の方がよい
24 コンセルヴァトワール博物館名器シリーズ Vol.2 ヴァイオリン
Vn;ピエール・アモイヤル 他 仏ERATO STU 71146
国内盤 RVC ERX−2410
25 録音:J-F・Pontefract,再プレスDMMが有り。音は仏ポリグラムプレスがベスト
26 ジャケットの裏にバーコードの有る再版も有り。音については未比較
27 クラビコードやチェンバロは音量が小さく,構造的に超低音の再生が不可能。このLPのように環境騒音でなく楽器の音に合わせて超低音が出るのは,音質補正のためなんらかの低音増強処理の人工加工が加えられている可能性も考えられる。
29 国内版輸入メタル原盤プレスはキング SLA−6206初版、K17C−9286再発廉価盤
30
31
第5巻にレコード番号の違うR215194というプレス有り番号以外は内容は全く同じで多分スタンパーも同一で音も同じ筈。どちらかが初盤で一方が再版ということか?
他に第1−4巻,7巻が有り,録音スタッフは同じで音もほぼ同じ。6巻のみデジタル録音,つまり6巻が最悪
32 初出.外盤ジャーナル.FMfan別冊.1980年秋.第27号には「音はきれいだが、低域は多少しまり不足、余り迫力のない、ツヤのない音だ」とあり評価は低い。
35 LPの内周部に小さくEDPと刻印がある。独テルデッカプレスと言うことか?それにしてはプレスが薄く盤質が良くない。同じ演奏家.録音スタッフで似たデザインのジャケットで同様にフォルテ・ピアノによるモーッアルト/ピアノ・ソナタ 第12/13番 米ノンサッチN−78004もあり、これも良い録音です。
36 文中に、今や故人となった太地喜和子のテンプラうどんの味とある。若い人は、なんの事やら理解不能と想われるだろうが、この本が最初に出た1984年、当時、そういうカップ麺のTV−CMがあつたのです。タイムリーなギャグを書くと古くなるとすべる実例。
40 当然,英デッカ版も有り,そのオランダ・プレスは入手が容易。独版の方が音が厚くワイドレンジ。超ベストセラーなのに不思議と入手難
42 同じ原盤番号でジャケットの違う版もある。更に英EMIはHMVマークのお犬様のデザインの違う新版と旧版が有る。新版はノイズの多いプレスミスのノイズが多い。
ドイツ・プレス:独EMI 1C 037−00593の方が音が良いのでは? 過去に2枚組の楽なカッティングのLPがでていたのでは?最近,英テスタメントから高品位,重量プレスで復刻版LP:オリジナルジャケット使用,が発売。現在も入手可。未聴につき音質不明。レコ芸,81−10月号?中矢一義の記事によると,ステレオ初期のEMI,フィルハーモニア管弦楽団の録音はキングスウェイ・ホールで制作されていて,天上吊りのワンポイント・マイク,ダイレクト,2チャンネル録音で,最小限のトラックダウンと編集でマスターテープが造られていたそうです。そのせいかクレンペラーのLPは名録音が多い。
44 70年代の蘭フィリップスのハィティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管のLPには名録音が多く,このビゼーもこれだけが傑出した名録音では有りません。ハィティンクはフランス音楽,ラベル,ドビッシーに,このLP並の名演,名録音が多い。当時の蘭フィリップスのコンセルトヘボウ管の録音は40本のマイクを使用した典型的なマルチ・マイク録音。マルチマイク録音でもミキシングが適正なら鮮明さが落ちないという典型である。プロデューサーはフォルカー・シュトラウスあるいはビットリオ・ネグリか? 
国内版輸入メタル原盤プレス:25PC−10
45 44,45は国内版輸入メタル原盤プレス有り。ほぼ同質
46
47
46,47は無指向性マイク3本のみの録音というのは絶対に間違い。無指向性マイクはカメラに例えると超広角レンズで収録範囲は広いが遠近感は誇張され遠くの音像が小さくなり萎縮する。マイクから最も遠くにある打楽器、金管、ハープが明瞭に取れない。この様に金管と打楽器の音が弩迫力で収録されて有るのは,それらに近接して補助マイクを入れている証拠
47 1812年. 事情通によると録音会場のシンシナティのホールは火薬はホール内での使用を禁止されているそうで、そうなると大砲の音は、演奏と同時収録でなく後からのミキシングによるハメコミと想像されます。後に同じコンビで「グランド・キャニオン」を録音したとき、実際の雷を生録音してハメコミして大いに効果を上げていたから同様の手法と思われる。尤も大半の1812年の大砲の音は、こうして録音されているのですが
49 初出.外盤ジャーナル.FMfan別冊.1980年秋.第27号には「ブラスバンド(AP004)は全然ダメ」とあり評価は最低。
50 国内版輸入メタル原盤プレス有り。キングSLA1231/2,ロンドンL45C3145/5は高品位,重量プレスで独テルデッカに迫る。ロンドンL50C−8003/4。独盤は入手難。キング版は金田明彦氏が最近,必ず試聴会で使用している。メータ指揮ロスフイルのマーラー交響曲第5もなかなかの名録音(続・レコード漫談参照)
51 高品位,重量プレスとLPに表示が有るが,140g未満の薄手のプレスも有り
52 輸入メタル原盤プレス有り。日本フィリップス X7916。蘭盤は入手難
53 ニールセンの交響曲の国内盤は、第2番と第4番しか出てないように書かれているが、このシュミットの全集が、この当時トリオから出ていたし、ホーレンシュタインの第5番もあった。録音:Bob・Auger,アドバイザーに作曲家でも名高いシンプソンが名を連ねている。ユニコーンは、第5番を初演者ホーレンシュタインの指揮で、この録音の5年前の1969年に、オケとホールは違うものの、この第5番を同じスタッフで録音している。これも、録音は悪くはないし、巨匠による更なる名演
54 オリジナルは仏ADESの原盤。オリジナル未聴。多分,オリジナルの方が音が良いのでは?エベレスト版はプレスにより音が,かなり変わる。この盤の特徴の30Kヘルツ以上のハイエンドの伸びの悪いLPも有り
因みに指揮者のローザンタールは1904年生まれ、2003年没。
59 再プレス版 仏ERATO EPR 15537は初盤とスタンパーが同じ,但し初版はプレスが厚く微妙に音の差有り。独EMIプレスでSQ4チャンネル盤あり。
64 再版のジャケットは明らかにコピー、面白いことに、初版のHI-FI LPなどの文字を隠すために貼ったシールのセロテープの痕まで、そのままコピーされている。初版にはSTEREOPHONICというシールが左隅に貼ってありレコード番号はLPBR6003とありレコード本体のラベルは金色でプレスも150gあり厚い。再版は音が悪いように書かれてあるが初版と同じスタンパー番号のSDBR3003−1−T9のもあり音質に差のない再版もある。初版はノイズが多く再版は少ない。復刻CDは明らかに低音が誇張されている。尚,指揮者のグーセンスはグーサンスと表記した方が,実際の発音に近いと三浦淳史の指摘あり。
65 同じレコード番号で本文掲載の写真とは異なる,他に2種のジャケットのデザイン違う版があり,音の差は不明
66 英デッカのLPにはオランダ・プレスとイギリス・プレスの2つの版があり,長岡がどのプレスで試聴したか不明,両者,明らかに音が違う。テルデッカのDMMでない旧版の方がオランダ・プレスより音が良さそう
67 私の手持ちはDMM,DMMでないプレスはあるのか? DMMの記載なし
78 オリジナルの英ユニコーン,オランダ・プレスで米NONESUCHより盤質が良くノイズが少ない
79 別プレスが別レーベルで同一演奏の録音のLP有り,但しマーシュのダナエはなし。記事中,オリジナルは盤質が悪いと有るが,このLPは仏ポリグラムプレスで盤質がよい。
イーボ・マレク作品集/M・クロー指揮フランス国立放送合唱団の12人の独唱者,作曲者指揮2E2Mアンサンブル,フランス国立管 旧・仏ハルモニア・ムンディHM57
80 デジタル表示(デジタル・リマスタリング?)のジャケットのデザイン違う版があり,音の差は不明
81 ジャケットの中の写真が録音していたときの実際の風景だとすると、写っているだけでもマイクは8本ありマルチマイク録音である。ソプラノのマニングは下腹が出て、マタニティドレスの様なものを着ており当時、妊娠していたようだが、それにしてはハイヒールを履いていて奇妙だ。ジャケットは谷文兆のハイビスカスと原文にあるが、どう見ても違う。長岡は芙蓉としているが、そんな作品が谷文兆にあるのだろうか。
82 吉田進/ENKAT、U ウツセミ  仏EMI(パテ)2C069-83037 
東芝EMI原盤  日本のオリジナル番号は、東芝のイーストワールドレーベル EWC90016(1981年2月新譜)
ENKA(演歌)Tは石川さゆり・ENKA(演歌)Uは都はるみ、そして空蝉はメシアンに捧げられている。
83 録音:J-F・Pontefract,DMMの再プレス有り
91 仏オコラは再プレスの度に音が変わり,Re editionの表示のない初版がベスト
ジャケットの違う再版有り,仏オコラは再プレスの度に音が代わり,Re editionの表示のない初版がベストという。以前,このLP,知人のカメルーンの留学生,クエジ君に聞かせたらカメルーンは言語が50くらい有り,このLPでの原住民の会話は全て理解できないとか
95 シェーフィールド・ラボのダイレクト・カッティングのLPは一般に独テルデッカ、日本ビクター、アメリカと3種類のプレスがある。これらの中でも別に薄手の普通プレスと厚手の重量プレスもある。アメリカ盤が最悪。私の手持ちは独プレスである。更ダイレクト・カットのスタンパーの消耗で2トラ38や76からのテープ録音からカッティングしたプレスもあるようだ。
    
  第2巻
101 DMMの再プレス版有り。国内版,輸入メタル原盤プレスもあり。日本コロムビア。アクサンのプロデューサー,アンドレアス・グラッド氏によると,この演奏は彼自身ベストの録音という。録音機材はナグラのポータブル2トラ38にdbxを通してステラボックスとSEMのミキサー,マイクはノイマンのセパレート・タイプ,2本らしい。 以上、ステレオ誌/1984年6月号.参照
102 本文にないがデジタル録音DMM,「舞踏の賛歌」とあるが正しくは「舞踏の聖化」ワーグナー評
105 同一のレコード番号で、新版と旧版があり、カッティングもプレスも異なり当然、音質も違う。旧版は内周レーベルがピカピカの銀で箱が布張りで豪華。オート・チェンジャー付きLPプレイヤー用の面割りになっているロットがある。歴史的名演でロングセラーなのに意外と入手難。余りぼらないディスク・ユニオンでも2万円している。プロデューサーはKarl-Heinz Schneider エンジニアはWerner Wolf。録音、1958年6月23−7月6日と11日、8月12日と21日
同じくドイツプレスで2722 023というジャケットのデザイン異なる別プレスあり。
106 本文に表示されていないがデジタル録音
109 カリオペのエンジニア,G・キスロフの録音。ワンポイント・マイク録音か?旧版:内周レーベル,紺色(藍)と見開きジャケットと新版:内周レーベル,クリーム色で一枚ジャケットと2種の版有り。スタンパー・ナンバーと手書き署名が同じなのでカッティング・マスターは同じ物と想われる。
110 初盤,紺レーベルのみ。だから超入手難!私の手持ちを2万円で買うという人が数人いる!音に関してはフルートの音が特に良いが,木で出来たバロック・フルートの音色は一般に淡泊で音が細く,このLPの音と異なる。(101)の方がバロックフルートの音を忠実に再現している。ホールのベルサイユ宮殿の音響が素晴らしく良いと言うことになろうが,真空管アンプを通したり,中低域をブーストして音色を味付けした可能性も考えられる。それに直接音が鮮明で,間接音が豊かというのは,たった2本のワンポイント・マイク録音では通常出来ない。楽器に近接して単一指向性マイク,残響補足用に無指向性マイクのマルチミキシングと推定される。
121 G・キスロフの録音。ワンポイント・マイク録音か?旧版:内周レーベル,赤色で見開きジャケットと新版:内周レーベル,銀色で一枚ジャケットと2種の版有り。旧版は内周部にプリント刻印によるスタンパー・ナンバーで新版はそれが手書き。スタンパーが異なる模様。音質も異なり旧版は余韻が豊で、新盤は直接音が鮮明。
122 ノンサッチ同様に典型的なアメリカ・プレスで盤質は良くない。録音はELITE RECORDINGでノンサッチと同じ下請け? それにしても「炎に脆い飛行」とは変な題の訳である。燃えるような情熱の奔流と訳せるような気もするが....
124 録音:Bob・Auger
125 盤自体がブラックとホワイトの2種のプレス有り音質差不明,多分ブラックの方がよい。ダイレクトでなくデジタル録音の再プレスもあったと思う。
127 イギリス・プレスとオランダ・プレスが有りカッティングが異なり音が違う。長岡がどのプレスで試聴したか不明。イギリス・プレスはプレスが厚いが盤質悪くノイズが多い。オランダ・プレスは盤質がよいかプレスが薄い。プロコフィエフ/ピアノ協奏曲全集からの抜粋,全集も各曲、総じて音がよい
131 当然,英盤も有り,音質差不明。ここで,その他,数種のマタイ受難曲のLPを取り上げているが,カラヤン指揮ベルリンフィルがマタイのベスト録音か?長岡のカラヤンのLPはダイジェスト版で比較(レコ漫参照)
133 ピーター・ビルモースの録音
137 カリオペ・レーベルのエンジニアとして有名なG・キスロフの録音。ワンポイント・マイク録音か
140 題名にミス,正しくは「鳥は星形の庭に降りる」,武満徹の代表作。
141 オリジナルの全集3枚組からの抜粋,他の2枚も音が良く,全集の方が入手が容易。意外と入手難
143
144
本文に表示されていないがデジタル録音,DMM。144の文に「タモリのギャグを見るようんな感じだ」とあるが、今のタモリの芸風を考えると違和感を覚える方がおられるだろう。この本が出された80年代にタモリは「今夜は最高」という音楽番組に出ていて音楽のパロディをよくしていた。それを意識しての表現だろう。
145 長岡鉄男推薦盤はフランスプレス,オリジナルのドイツプレスの方が良くも悪くも音が渋い
147 1,2巻はDMMの再プレス有り,3,4,5巻にはDMM盤は出てないはず。同じ演奏団体で古いHMUナンバーのカルミナ・ブラーナの1枚物有り,違う録音?
149 ジャケットの表と裏のデザインは同じだが,背表紙の文字のサイズが違う版あり。中身のLPは同一。内周レーベルと内周部にmade in Germanyの表記あり。仏ポリグラムプレスの純フランス製の版があるのだろうか。
150 私はDMM盤しか手にしていないが,DMMでないフランス・プレスもあるのだろうか。
151 エリザベート=クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール/クラブサン曲集
Cemb:エマー・バックリー    仏HARMONIA MUNDI HM 1098
ジャケット裏のバックリーの写真の配置が異なる版がある。上半分に曲目表示あり左隅に写真があるのが1982年の初版で左半分に曲目表示で真ん中の上に写真があるのが1985年の再版と思われる。レコード自体のスタンパーは同一だろう。
157 国内版輸入メタル原盤プレス有り
158 このLPはThe Fitzwilliam Virginal Book 選集/17世紀の鍵盤楽器音楽 英オワゾリールD261D2 2枚組,等からの抜粋,オリジナルのほうが音が良い?
162 3フェイジズ/私の手持ちはノイズが多いので、よく見たらアメリカプレス。その他の手持ちの外セレ掲載のNEW WORRLDのLPは全て独テルデッカ・プレスで盤質は秀逸だが、このLPも別にテルデッカ・プレスがあるのだろうか。尚、セシル・タイラーには他にNEW WORRLDの録音があるようだが未聴。
164 作曲者はコリリアーノと表記されることが多い。Gは無声音か。
165 数種の版有り、それぞれに音質が異なることは長岡氏も指摘している。AUDIO FILE EUROPA DISKと金のステッカーの貼られた独テルデッカ高品位,重量プレス有り,これがベスト
167
168
米NONESUCHはLPの内周レーベルデザインの違う数種のプレス有り,音も違うようだ
172
173
ここでは触れられてないが,長岡が別の所でオコラの邦楽の録音がいいのは空気のせいかもしれないと書かれて有った。知人の打楽器奏者によると和太鼓をヨーロッパに持っていくと乾燥しているので鳴りが悪くなるそうで,オコラの録音がよいのは単に技術が優れているからです。因みにバイオリンなどは湿気た日本よりヨーロッパの方が鳴りが良く、その楽器が発祥した風土の環境に合わせて造られているようだ。
176 本文に表示されていないがデジタル録音,DMM
177 ジャケットの違う再発廉価版もありスタンパー番号が同じだから初盤と音の差は殆ど無い筈。オリジナルの全集3枚組からの抜粋,他の2枚も音が良く全集の方が入手が容易。
国内版輸入メタル原盤プレス有り:27PC40−42
178 国内版輸入メタル原盤プレス有り:27PC1920/1
180 スイス、ラ・ショードフォン音楽劇場での録音,プロデューサーはビットリオ・ネグリか? 国内版輸入メタル原盤プレス有り,国内版の方が低域の伸びが有り車ノイズもっと明瞭,しかも入手が容易で楽譜付き,このLPに関しては国内版の方が優れている。
181 スイス、ラ・ショードフォン音楽劇場での録音,プロデューサーはビットリオ・ネグリか?国内版輸入メタル原盤プレス有り:25PC53。蘭盤は入手難
183 記事に「プレスはローマ、レーベルの注意書きは英語、中に入っている解説はドイツ語、レコード番号もドイツ系」とあるが、私の手持ちの同じレコード番号のものは、レコード盤のレーベルに英語でMANUFUCTURED BY RCA SPA ROME ITALYとあり、解説書は英語であり、隅にprinted in Italy とある。レコードや箱のどこを捜してもドイツ盤の表記はない。そもそも、このレコードは純イタリア製であり、長岡氏の手持ちが、たまたまドイツ語の解説が入っていたために独RCAと勘違いされたのではなかろうか。だとしたら別に盤質の良い、ドイツ盤が他にあり、もっと音がよいことが推測される。本家アメリカ盤は、同じ箱がデザインで米RCA ARL2−2476.アメリカプレスにしては盤質は良くイタリア盤とほぼ同等。
188 このLP片面がレゲエ音楽のプレスミスが結構出回っている。石丸の傷物と中古品は要注意
191 第1集47の1812年、参照。この指揮者は最近、クンツェルでなくカンゼルと音楽誌に表記されるようになった。どちらが原音に近いかは不明。
192 ジャケットの違う再プレス盤:独テレフンケン6.41198あり。カッティングが明らかに異なり初版と音が違う。初版は管球アンプ的な中低域の音の豊かさがある。再発は高域の抜けがよいが、その分、中低音が薄い感じで、トランジスター的な音。カッティングマシンが前者が球で後者が石なのではと推測。
194 本文に表示されていないがデジタル録音
196 プリズムはライブ録音で客席のノイズや最後に割れるような拍手と有るが,現在,手に入るLPには、そうしたノイズや拍手なくライブ収録の記載もない。再プレスはカットされたのか。長岡の記載ミスでなければ,カッティングが違うわけで,初盤と再版に音の差があるはず。
197 CDでは全曲録音が出ている。LPでも別に全曲盤があったのだろうか。
200 WILSON AUDIOのLPは一般に独テルデッカプレスとそうでない米プレス?が有り,音も違う。独プレスの方が音がよい。
200 プレスにより音が違う。LPの内周部に小さくEDPと刻印のある独テルデッカプレス?がベスト
     
  第3巻
201 本文に表示されていないがデジタル録音でDMM
203 本文に表示されていないがデジタル録音
212 録音とカッティングはアストレのプロデューサーのM・バーンスタインで実質的にアストレのLP。
214 本文に表示されていないがデジタル録音でDMM
216 本文に表示されていないがデジタル録音
217 本文に表示されていないがデジタル録音
218 本文に表示されていないがデジタル録音でDMM
220 本文に表示されていないがデジタル録音
221 本文に表示されていないがデジタル録音
229 本文に表示されていないがデジタル録音
230 本文に表示されていないがデジタル録音。タピオラ合唱団の、別の優秀録音盤として.PHILIPS 2530 812を紹介されているが、これはDG:独グラモフォンの間違い。このLPはアナログ・マスターの優秀録音。詳しくは「続・レコード漫談」183頁
233 LPの内周部に小さくEDPと刻印がある。独テルデッカプレスということか?
236 録音:J-F・Pontefract,私の持っている版はジャケットにDMMの表示が有るが,実際はDMMでなく仏ポリグラムプレス,DMM再発プレスがあるのだろうか?
238 本文に表示されていないがデジタル録音
242 本文に表示されていないがデジタル録音
246 レーベル名がLEO NARDAとあるが正しくはLEONARDA。本文に表示されていないがデジタル録音。尚、この録音のプロデューサーをケイバット自身が兼任している。 内周部にMASTERDISKとEDPの刻印あり。
独テルデッカプレスか?
249 本文に表示されていないがデジタル録音
250 モービル・フィディリティ盤は入手難, *キング・スーパーアナログ  K38C−70007は独テルデッカ初版よりレンジが広いが,ややハイ上がり気味 オリジナルの英,独デッカ盤もけっこう音がよい
252 本文に表示されていないがデジタル録音,ドイツ・プレスとありテルデッカプレスか? また独WERGOより許可の記載があり、オリジナルプレスは同レーベルか。
254 オリジナルプレスではない。初出はArche Recordsからとジャケットに表記されている。
オリジナルプレスが一番音が良いというLPの一般則からすると,このArche Records 1750を求めるべきかもしれない。
256 本文に表示されていないがデジタル録音
258 本文に表示されていないがデジタル録音
259 本文に表示されていないがデジタル録音
260 本文に表示されていないがデジタル録音
270 これは再発盤。オリジナル版は,もっと音の良い可能性がある。残念ながら未聴。
276 同じRR−16で33回転版も有り,45回転は初版のみか? 33回転盤の方が入手し易い。
279 本文に表示されていないがデジタル録音
280 指揮者はバルトロメーでなくバーソロミューであろう。リェージェフィルとの来日時のパンフレットには,バーソロミューと表記。
281 本文に表示されていないがデジタル録音 DMM
284 題名の小さなバンシーは明らかな誤訳,LILTINGだから踊り叫ぶバンシー。本文に表示されていないがデジタル録音
293 本文に表示されていないがデジタル録音,DMM
294 初出,外盤ジャーナルでの評価は「音場感がイマイチ」とかなり違う。どちらが正しいか。
298 (200)参照
      
   総論.長岡氏の記事を読みますと、ワンポイント・マイク.2チャンネルのみの録音がベストと云うことになりそうですが、一般的にワンポイントのオフ・マイク録音はハイ落ちの鈍い音になる。それを補うために音像の甘い楽器に補助マイクを入れ畢竟、マルチマイク録音になる。アストレやハルモニア・ムンディのように残響が豊かで、ハイの伸びが良く鮮明な録音はワンポイントマイクのみの録音でない可能性が高い事を示唆しておきます。
           
   シュトゥックハウゼンは独グラモフォンの自作録音の全ての権利を作曲者本人が買い上げ、現在、彼の曲は彼の財団からCDが出ています。この事情で外セレにもあるシュトゥックハウゼンのLPは現在かなり高いプレミアがついています。
   ノンサッチ・レコードの廉価版が数多く取り上げられております。このレコードの大半の企画とプロデュースはピアニストでプロデューサーのテレサ・スターン女史だそうです。最近、音楽誌で、ノンサッチの貢献者でもあるにも拘わらず左遷更迭され、しかも難病に冒され闘病中の不遇の身の上であるという記事が出ておりました。お鉈のレコードは、日本では人気があると励ましのファンレターを出したいのですが、連絡先が判りません。お判りの方は御教示下さい。
      
  長岡鉄男 外盤A級セレクション第1−3巻:番外
  よーく外セレの記事を読むとナンバーのふった本題のレコード以外にも、その中で比較対照として別の優秀録音盤が紹介されています。
  その番外・優秀録音レコードを以下列記
  第1巻
4 ここで、アトリウム・ムジケの最高傑作は古代ギリシャの栄光だと思うが、あまりにも有名になりすぎて、紹介を見送った旨が書かれてあるが、この本が発売された当時は話題になったとしても、アトリウム・ムジケは活動を停止してしまったので今では知らない人も居るはず。このLP:「古代ギリシャの栄光」、グレゴリオ・パニアグワ指揮アトリウム・ムジケ 仏ハルモニアムンディHM1015は本来、外セレのトップで紹介すべき超優秀録音盤です。詳しくは「レコード漫談」205頁「古代人の知恵」を参照してください。尚、このLPは再プレスのDMM盤がありオリジナルより劣る。CDも出ているが長岡はLPより音が劣ると、何処かで解説していました。
105 マタイ受難曲/ここで優秀録音のマタイとして.番外でアーノンクール、ヨッフム、カラヤンが取り上げられている。これらのレコードについては「レコード漫談」138−142頁を参照してください。
私見では音の鮮明度はアーノンクール版がベスト、外セレに取り上げられているリヒター.クレンペラーは良くも悪くもステレオ創生期の響きであります。
190 番外−1 サン=サーンス/交響曲第3番 オルガン 
Org:ルネ・セゴン,E・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管 米ロンドンSTS15154
*米ロンドンはアメリカプレスは劣悪。イギリス.オランダプレスに限る。
190 番外−2 サン=サーンス/交響曲第3番 オルガン 
D・コルゼンパ、エド・デ・ワールト指揮ロッテルダムフィル 蘭PHILIPS 9500 614
私として、本題のオーマンディ盤は、いかにもデジタル的誇張があり、ワールト盤の方が自然な音場感と艶やかさがあり私は好きである。
230 タピオラ合唱団の、別の優秀録音盤として.PHILIPS 2530 812を紹介されているが、これはDG:独グラモフォンの間違い。このLP:DG 2530 812はアナログ・マスターの優秀録音。
声楽には艶と知勇域の豊かなアナログ録音の方が定評があり本当は、このLPを推薦すべきではなかったろうか。詳しくは「続・レコード漫談」183頁