記事No | : 2542 |
タイトル | : Re: RET パワーアンプ |
投稿日 | : 2020/06/28(Sun) 09:51:56 |
投稿者 | : konton |
へいぞうさん、こんにちは。
本家の記事で復権がないと名誉挽回にはならないでしょうが、2SA1007A−2SC2337Aは作ってみて私としては良いトランジスタだと思いました。
先生のRET 2SA1002−2SC2322 AB級180WDCパワーアンプの記事(No.28)の回路は、抵抗負荷2段差動アンプ+完全プッシュプル・ドライバーの4パラSEPP出力段で、当時の安定化電源付きです。「出力段の立上りや立下りが遅いのも原因して、200kHzの出力波形が三角波になってしまった」とあり、2SA1007A−2SC2337Aもちょっと覚悟したのですが、シミュレーション通りで何の問題もなく出来上がり、良い音を出してくれました。
富士通のRET、NECのEBTなど70年代後半に各社がftの高いトランジスタを競って開発したのですが、V−FET並みの短命に終わりました。サンケンのLAPTが今でも現行品で販売されているのは奇跡です。
私も本家の記事での復権があったら本当に嬉しいですね。