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タイトルRET パワーアンプ
記事No2541
投稿日: 2020/06/27(Sat) 15:23:09
投稿者へいぞう
参照先http://www7b.biglobe.ne.jp/~konton/2SA1007A-2SC2337A%20Power%20Am ..... %20IVC.htm
RET製作記事を拝見しました。

悪夢のパワー素子と汚名を着せられて可哀そうでしたが、見事名誉挽回といったところですね。

MOS,VFET,RETは何れも70年代の登場で、先生の評価としては悪夢レベルでした。どのような回路構成であったかは記憶が定かではないですが、当時の回路形式とマッチしてなかったのが原因なのかもしれませんね。

当時の先生は、MJ誌上では歯向かうものは執筆者だろうがデバイスだろうが、バッサリ切り捨てる的な意見を述べられていたのを思い出します。試聴会でお見受けする最近の先生からは、そのような印象は受けないのですけど。

それにしてもパワートランジスタなのに、fTが高いですね。

過去には、時代とともに先生の評価が変わった例も多いので、本家の記事での復権もあるかどうかファンとしては楽しみですね。真空管、デジタル音源、UHC(MOS FET)、アウトプットトランス、ACモータダイレクトドライブ、エレクレットコンデンサマイクなど。

タイトルRe: RET パワーアンプ
記事No2542
投稿日: 2020/06/28(Sun) 09:51:56
投稿者konton
へいぞうさん、こんにちは。

本家の記事で復権がないと名誉挽回にはならないでしょうが、2SA1007A−2SC2337Aは作ってみて私としては良いトランジスタだと思いました。

先生のRET 2SA1002−2SC2322 AB級180WDCパワーアンプの記事(No.28)の回路は、抵抗負荷2段差動アンプ+完全プッシュプル・ドライバーの4パラSEPP出力段で、当時の安定化電源付きです。「出力段の立上りや立下りが遅いのも原因して、200kHzの出力波形が三角波になってしまった」とあり、2SA1007A−2SC2337Aもちょっと覚悟したのですが、シミュレーション通りで何の問題もなく出来上がり、良い音を出してくれました。


富士通のRET、NECのEBTなど70年代後半に各社がftの高いトランジスタを競って開発したのですが、V−FET並みの短命に終わりました。サンケンのLAPTが今でも現行品で販売されているのは奇跡です。

私も本家の記事での復権があったら本当に嬉しいですね。