kontonさん、みなさん、こんにちは TAKAです。
　
kontonさんの「SIT(V-FET) 2SJ20A-2SK70Aの パワーアンプ」製作記を拝見しました。
回路図を見ての第一印象はとても洗練されていると感じました。
特徴は2SC959/2SA606によるダブルコンプリメンタリードライブ回路でしょうか。
V-FETはアイドル時のゲートバイアスが-8V〜-9V程度と深く、今までのドライブ回路はツェナーダイオードとエミッタフォロワを組み合わせた回路が一般的だったと思われます。
バイアスが深く、電源有効性の低いデバイスの為、ディスコンになったのでしょう。

今回の回路は強力にV-FETをドライブするのでV-FETの入力容量、帰還容量による遅延の影響は少ないでしょう。
産業で使われるスイッチングデバイス、IGBTのドライブ回路は確かこの様な回路だと思います。
矩形波の応答波形がオーバーシュートもアンダーシュートもなく綺麗なのはこのためだと思われます。

kontonさんが使用した半導体はすべて製造中止品ですが、ふんだんに使われているのは凄いですネ。

私が使っている4-WAY低音用のパワーアンプは40年前に製作した金田式AB級80W+80W DCアンプですが、最近、たまに左CHからゴソゴソ音が発生します。多分、初段ソリトロン製FET(2N3954)の劣化と推測していますが、そろそろ更新時期になっています。
kontonさんの回路を参考にして製作しようと思います。
入力容量が一桁大きいPOWER MOS-FETでもこのドライブ回路は魅力的です。
V-FET以外は代替品があるので製作できそうです。

TAKAさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。

自作オーディオ賛歌さんのサイトでSPICEモデルが紹介されていたおかげでSIT(V-FET) 2SJ20A-2SK70Aを活用したアンプを作ることが出来ました。自作オーディオ賛歌さんには感謝です。

TAKAさんおっしゃる通り、V-FETの入力容量、帰還容量による遅延の影響が少なくなるよう2SC959/2SA606によるコンプリメンタリーエミッタフォロアドライブにしてみたものです。

使った半導体類はほぼディスコンです。長年の間に溜まってしまった金田式部品を死蔵しているものかわいそうなので、あるものを総動員して作ってみました。

アンプの数は増やしたくないので、従前作ったものを代わりに退役、解体するのですが、そうするとまた部品がジャンクボックスに溜まるので、ディスコン部品もなかなかなくなりません。困ったものです。

TAKAさんの金田式AB級80W+80W DCアンプも懐かしいですね。代替アンプ、期待しています。

kontonさん　こんにちは　TAKAです。

V-FETの回路をPOWER MOS-FETに置き換えて検討しています。

代替MOS FETは2SK2955/2SJ554で、SPICEモデルが無かったので作りました。
昔の金田式DCアンプのゲインは11倍と低いためオープンゲインを下げる為、初段FETを2SK246BLに変更しています
2SC959/2SA606の代替として手持ちの2SC3421/2SA1358です。
LT-SPICEでの結果はOPEN GAINは55dB、CLOSE GAINは20.6dB、f特0〜500KHz(-3dB)
矩形波応答もオーバーシュートも無く素直な波形です。
ただし、GAIN 0dBでの位相マ−ジンはあまり余裕がありません。
このため2段目の位相補償コンデンサを20PF→51PFに増やした結果、f特0〜200KHz(-3dB)、位相マ-ジンは58°まで上がりました。
矩形波は鈍りますが素直な波形です。
MOS-FETの耐圧が60Vなので終段電源は±25Vになります。大昔に作った金田式A級30W+30Wは今でも健在ですが、発熱が凄いので使っていません。
このアンプの終段電源は±25Vなので改造するのには丁度よいかもしれません。

KONTONさん、こんにちは。

私は、現在、休眠状態ですが自作オーディオ賛歌ブログを運営しています。

休眠から少し目覚め、作りかけだったシングル2SK70/2SJ20アンプ作りを再開しようとして、ネットを見てましたらKONTONさんの素晴らしい作品をみつけ、そこで当方の２SK70 SPICEモデルが役に立ったとの事。

うれしく思いました。同好の士がいるのは良いものですね。
今後のご活躍を期待します。

　TETSUさん、こんにちは。

　当方２SJ20Aと２SK70Aを大分前から持っていたのですが、SITは扱いが難しいこともあって長らく活用しかねていましたところ、TETSUさんの２SK70 SPICE MODEL を発見いたしまして、おかげさまでLtspiceでシミュレーションすることが出来、何とかアンプとして作り上げることが出来ました。ありがとうございました。

　自作オーディオ賛歌ブログでのアンプ作りの再開は嬉しい限りです。2SK70/2SJ20アンプ、楽しみにしております。
　どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。