タイトル | : LUXMAN ハーモナイザー |
記事No | : 2508 |
投稿日 | : 2019/04/20(Sat) 06:26:33 |
投稿者 | : TAKA |
kontonさん、オーディオ自作を愛するみなさん こんにちは TAKAです。 昨年、書籍ムックでLUXMAN ハーモナイザー(真空管12AU7を使った組み立てキット)が発売されました。 ハーモナイザーは真空管の2次歪を付加して音楽の倍音成分を引きたてるゲイン1倍のアンプのようです。 どなたか、購入された方はいませんか。試聴感はどうでしょうか。
価格は14,000円程度で現在は入手できません。中古W市場では良い値段で売買されています。
入手不可なら作ってしまえ、と思案中です。 2次歪の効果は低歪なSTAXのイアースピーカなら判るかもしれません。 ハーモナイザーの回路はネットで公開されているようで、LTSPICEでシミュレーションすると、 歪成分はほとんど2次成分で、TOTAL歪は0.004139%となりました。
同じ回路ではつまらないので、SONY SIT 2SK79のハーモナイザーを考えています。 2SK79は3極管の特性をもったトランジスタです。 電源電圧+15V,ドレイン抵抗5.1KΩ、ソース抵抗100Ω+コンデンサ470uF 出力は22uFのコンデンサでDCカットします。 入力抵抗100KΩ、フィードバック抵抗110KΩの反転アンプ構成とし、ゲインはほぼ1倍です。 LTSPICE でシミレーションするとFFT波形ではほとんどが2次歪、わずか4次歪があるだけです。 TOTAL歪の結果は0.054789%で12AU7より1桁歪が大きいようです。 これなら聞き分けられるかもしれません。 但し、手持ちの2SK79の特性とデータシートの特性にずれがあるようで、 実測でVGS=0V、ドレイン電圧12Vでのドレイン電流がデータシートより2〜3倍大きいです。 (私には2SK79のSPICEデータを修正する能力はありませんのでこれから勉強したいと思います。)
ここからが自作のアイデアで、もう1組、低歪なオペアンプを使ったゲイン1倍の反転アンプを作ります。 手持ちの関係でナショセミLME49720HA(歪0.00003% )を使い、入出力フィードバック抵抗を100KΩとします。 (本当はバイポーラ入力のオペアンプよりはバイアス電流の小さいFET入力のオペアンプが望ましいです。) それぞれの出力を100KΩのボリュームで加算し、その出力を低歪バッファオペアンプで受け、出力します ボリュームを回すことで、連続的に歪を可変することが出来ます。 ボリュームを使わ無くても2回路、6接点程度のロータリースイッチでアッテネートしてもよいです。 みなさんのアドバイスを待っております。
以上です。
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