畝原浩一・シリーズ(東直己)
冤罪により新聞記者の職を失った私立探偵・畝原浩一が登場するシリーズです。
著者の別シリーズであり、軽ハードボイルドともいわれるススキノ探偵・シリーズと比べると、生真面目なシリーズです。
畝原と娘の冴香がシリーズを追うごとに年齢を重ねていきます。
冴香は初登場時10歳でしたが、中学生、高校生とどんどん成長しています。
他の登場人物も年齢を重ねるごとに、色々と変わっていきます。
唯一ランクインしている「悲鳴」だけ読んでも人間関係が把握しにくいので、順番に読んだ方が良いです。
「待っていた女」は短編で、「渇き」が長編なのですが、文庫化にあたり、1冊にまとまっています。
「挑発者」と「眩暈」の間に、著者の別シリーズである榊原健三が主役の「疾走」にも畝原らは登場します。
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