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古民家に使用されている古材再利用に関しての研究

古材利用について参考になれば幸いです。
古材の発生
     住宅等の建替えに伴う解体処分による場合
流通の構造
     1、設計監理を受けた物件で、解体予定の既存建築に古材が含まれるとき建て主から有価物として譲り 受ける場合。
     1、解体業者から有価物として譲り受ける場合。
     1、利用価値を失った建築の所有者から有価物として譲り受ける場合。
     
     建築用材に関しての古材は古物商の許可は必要としないが、家具、建具などは許可が必要である。(今市警察署にて調査)
     
     昭和30年代ころまでは解体業者が木材を生かし取りして古材を販売していた。(古木屋)
売り手と買い手の性格
     設計監理物件で発生する古材の代金は、先祖さまの供養料として建主(所有者)に渡す。
     解体業者には、ストックヤードまでの運搬費も含み棟単位で契約する。
     古材が利用できるまでのフロー(費用)
          解体(有価物買取)→運搬(運搬費)→ストックヤード管理(地代および管理費)→使用発生→運搬(運搬費)→魂抜き(祈祷料)→すす落とし作業(清掃費)→加工(木工事費)→組み立て(木工事費)→塗装仕上げ(塗装工事)
     古材の販売単価(ストックヤード渡し)松3m末口5寸:約3万円
直面している課題と今後の展望
     私との戦い 
        仕事のPR   
        受注の機会
        古材の確保
        古材の管理
        古材ストック資金の確保
        古材利用の意義
            古材とは 手作業の後がわかる昭和初期以前に立てられた建築を構成する材料。
                 主に、すすがついた黒色の柱、梁、建具、かやを支える屋根材
            伝統   地域の伝統かある
            命のつながり 先祖さまの汗の結晶を生かす。 先祖様が作った宝を生かす。
            加工しないで使う意義
チップにしてしまうと形が変わる。みそも糞も同じにしたくない。
             二酸化炭素削減
             もったいない
                 
古材の種類の研究
    年代によって技術が異なる
    材料の使い方
        古材利用の可能性の研究
            建築
            家具
            備品
        古材利用空間の可能性の研究
            飾らない空間
            うそをつかない演出
            厚い化粧をしない
        古材取り扱いの技術 
            解体
            加工
            仕上げ
        古材のもつ要素の科学的分析
            強度
            樹齢
            樹種
            人に与える影響
            存在感がある理由
            におい、香り、美しさ
        外国材と国産材の違いの研究
            食材と同様に国内産を使いたい
            
  公との戦い     建築基準法
            建設リサイクル法
            古物商法
            広場のデザイン
            中心市街地のデザイン
            歴史的環境づくり
            伝統のある家づくり、まちづくり
            NPOづくり