弁才天様とは



由来


弁才天は元はインドの河神で、吉祥天と並んで学問や
芸術の神として最も尊崇されました。
仏法の守護神、梵名をサラスバティーといい、
出典は「金光明最勝王経」の「大弁才天女品」に
八臂の姿で顕れ、
また「大日経」では「妙音天」として
琵琶を持った二臂の姿で顕現しています。

福の神

サラスバティーは「豊かな水を持てるもの」
という意味もあり、この「水」は万物を生育する
根源でもあるところから、五穀豊穣の神とされ、
やがてそれは五穀に止まらず、
生業に関わる全ての物や心を豊かに導く神として尊崇され、
江戸時代には七福神の一尊としても
盛んに信仰をあつめたようです。

弁才様の功徳

上記は一般的に知られている事ですが、
そこからも分かるように
弁才天は大自然と直結した守護神であり、
その自然から真理を学ぶ我々人間にとって、
これほど頼もしい存在はありません。
全ての生成の根源であるということは、
生命の根源であり、精神の根源であり、
しかもその真理は人の存在以前にも在り、今も在り、
そしてこれからも在り続ける
永遠の母ともいえる「覚母」そのものです。
それなら、学問、芸術、財福、家禄、子宝、繁栄など、
各方面から尊崇されるのも、ごく自然な帰結でしょう。
知れば知るほど、ますます弁才天の価値観が増し、
同時に「自分自身の真価」に目覚めますから、
自己そのものの確かな存在が見出され、
その歓びは絶えることがありません。

活かす智慧

人はみな、何らかの形で「心の基地」を備えていますが、
それ自体をよく把握していないと十分な整備ができません。
そして、人々の多くは、経験によってその自覚を広げます。
しかし、経験の前には、必ず、実行がなくてはなりません。
弁才天の教えには、その実行に至る智慧と勇気が、
時には明らかに、また時にはさりげなく、
豊富に込められています。