システムリソースの増量

Windowsを実行するには、空き物理メモリのほかに、システムリソースが 必要になる。システムリソース不足になると、Windowsは不安定になり、 アプリケーションが起動できなくなる。残念ながら、この状況は Windows2000でも発生する。 Windows2000システムリソースは、デスクトッ プアプリケーションヒープと呼ばれる固有の記憶領域のことで、 Windows2000コアが実行中のアプリケーションのウィンドウ管理情報やメ ニュー情報、アイコン情報などは、すべてここに格納されている。そし て、デスクトップアプリケーションヒープも、Windows9x/MeのUSERリソ ースやGDIリソース同様、利用可能なメモリ領域がシステム側で固定され ている。このため、デスクトップアプリケーションヒープが不足すると、 Windows9x/Me同様にシステムリソース不足の状態に陥る。しかし、 Windows9x/Meのシステムリソースとは決定的な違いがある。 Windows2000では、レジストリを変更することで、このデスクトップアプ リケーションヒープメモリのメモリ領域のサイズを変更できるのです。 もし、頻繁にシステムリソース不足が発生する場合は、デスクトップア プリケーションヒープのメモリサイズを拡大すれば解消される。


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