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技能検定

1回目 2号コース 1番。完走したが不合格。

指定された日に受験した。今日の大特は、2種は自分のみで計3人で受験した。1種の技能試験時と同じ試験官だった。

運転席に乗り込み、免許証とコース図を手渡し、氏名と生年月日と2種受験を告げて発車の準備をしていると試験官から、『この間、大特もって帰ったよね。今度は2種?2種なんてどうして取るの?』と言われた。筆者は『全部取ろうと思ってます。』と答えた。試験官は、『そうなんだよな。2種取る人はみんなそうなんだよな。でなかったら必要ないもんなー』と話していた。動揺するから話しかけるのはやめてほしい。

いつものように、座席合わせ→ミラー調整(手で触れるだけ)→シートベルト→ギアをNに→エンジン始動→バケットを上げる→ギアを2速に→ハンドブレーキを下ろし→右ミラーを確認→合図を右に→5点確認→発車の順序で発車した。
2種なので、アクセル全開で直線ではどこでも1800回転で走り、左小回りと安全確認だけは完璧にしようと決めて臨んだ。課題走行(1800回転)、方向変換と順調に進む。ただし方向転換に入るところの右折でやや寄り切っていなかった気がした。案の定試験官の手が動いていた。おそらく減点されたのだろう。
踏切通過後の右折→左折は左折が大回り気味になりやすいので注意しよと決めていた。そうすると左右の目視確認が遅くなってしまった。まずいと思ったが時すでに遅しであった。試験官にしっかりチェックされていた。
その後、見通しの悪い交差点→一時停止を左折→左折→信号のある交差点を右折→突き当たり(立体駐車上下に出る道路)を右折しようと一時停止で止まったとき、試験官に突然『見てみな!』と右前輪を指さされた。『右折時の寄せが中央線から離れすぎ!』と言われてしまった。ここで減点超過したんだなー、と落ち込んだ。立体駐車場したを走り発着所に戻った。そのときのやり取りは以下のようであった。

試験官:『右折時の寄せが全部ダメ。2種はこういうところを見ます。』
筆者:『はい』
試験官:『それと踏切を出たあとの右折左折のときの左折時に安全確認がバケットが道路に出てからになっていた。』
筆者:『はい。(安全確認で減点されると、もう合格はないと思っていた)』
試験官:『それでは終了です。』
筆者:『ありがとうございました。』

やはり2種なので採点が厳しいようだ。おまけ合格があるかな?なんて甘い考えを持っていたが、不合格だった。注意されたところを頭に置いて次ぎをがんばろう。

2回目 1号コース 7番。完走したが不合格。

キャンセル待ちで受験した。8時25分に二俣川運転免許試験センターに到着しキャンセル待ちノートに名前を書き込もうとノートを見たら、すでに3名の名前が書いてあった。いつもキャンセル待ちは自分だけしか名前がなかったので少し驚いた。逆にけん引はいつも3、4名は書いてあるのに今回は0名だった。

8時50分すぎにコース説明があった。今回は、大特8名、けん引8名だったためそれぞれ分かれて試験を行った。説明の中で一つ新しい発見が出来た。大特の左ブレーキは、ギアがニュートラルに入るらしい。作業用の車両はみんなそうだと、試験官が話していた。自分は左ブレーキは使ったことないが、左右同じブレーキだと思っていたので驚いた。

今回は、待ち時間がやけに長い。1番、2番、5番は方向変換でお帰りになっていた。3番、4番、6番は完走。いよいよ自分の番である。大型特殊にもだいぶ慣れてきた。発車手順さえ間違わないように心がけた。
準備ができて、いざ発車である。方向変換までは何の問題もなく到着した。ただ試験官がコース案内をしてくれない。面倒なのか、どうせ聞こえないからなのか分からない。
いよいよ方向転換である。1号コースで、一度出る方向を間違えているので今回は慎重だった。そのときだった!!。油断?緊張?気のゆるみ?何が原因なのか分からないが方向転換を脱出直後になぜかハンドルを右に切ってしまった。まったくの意味不明である。当然車体は右に向き、左後輪が脱輪し右前輪が接触。試験官いわく『植え込みに突っ込むと思ったよ』だった。自分は一生懸命に方向を立て直し、何事もなかったかのようにコースを走った。試験官はお情けで走らせてくれたのである。今回は、左小回りと右折時の寄せと安全確認を特に注意していたのでその後の走行は全く問題なかった。
発着所に戻ってからのやり取りである。

試験官:『どうしちゃったのー?何であんなところでハンドルを切った?』
筆者:『勘違いです。自分でもよく分かりません。』
試験官:『左後輪が脱輪。右前輪も接触。植え込みに突っ込むと思ったよ。』
筆者:『前輪は接触していなかったですよ。』
試験官:『(ちょっとムッとした顔で)いやあたっていた。』
筆者:『そうですがー、後輪は乗り上げていましたか?』
試験官:『うん。あそこでハンドル切ったら乗り上げちゃうよ。』
試験官:『あれじゃ合格できんよな。』
筆者:『そうですね。』

こんな感じだった。たらればは無いが、今回はあのハンドル切りが無かったら合格だっただろう。とても残念だったが、不思議とあまり落ち込みはしなかった。また次がんばれば良い。

技能検定
3回目
1号コース 2番。完走し合格。

今回もキャンセル待ちで乗った。8時25分時点で3人書いてあった。けん引は1人もいなかった。最終的には、けん引8名、大特7名で別々の試験官で行われた。

今回は7番目だったので、かなり待たされた。前2回とも凡ミスで不合格だったので今回は、凡ミスだけはしないよう待っている間ずっとイメージトレーニングしていた。
いよいよ自分の番である。いつものように座席合わせ、ミラー調整(手で触れるだけ)、シートベルト、ギアをニュートラル、エンジン始動、バケットを上げる、ギアを2速、サイドブレーキを下ろす、ミラー確認、発進合図、5点確認を行い発車した。
まずは、立体駐車場下の課題速度1800回転を無事にクリア、左折が連続した後、方向転換へ。駐車スペースを確認後、バックギアへ入れる。5点確認して後退開始。前輪が駐車スペースの縁石の角を過ぎ水切りを超える直前でハンドルを左にいっぱいに切った。
後は右後輪が縁石にあたらないように目視確認しながらゆっくりと後退する。問題なく後退完了。合図を右へ出し、5点確認して前進。左前輪、左後輪、右後輪が縁石にあたらないように右へ曲がっていく。問題なく車体が完全に駐車スペースを出た。前回は、ここで意味不明のハンドル操作で植木に突っ込んだのでかなり慎重になったが問題なくクリア出来た。
信号のある交差点を無事に通過し、突き当たりを一時停止後右折(ここでの寄りも完璧)。そしてまた右折し、優先順位のない見通しの悪い交差点を通過した。次は前々回注意されている右折後すぐに左折して踏み切り進入である。右折時に早めにハンドルを切ってしまったのでやはり続く左折が寄り切れなかったがあまり気にしないようにした。踏切も無事に通過、外周を通って発着所に戻ってきた
発着所に着いた後の試験官とのやり取りである。

試験官:『お疲れ様~』
筆者:『どこか悪いところ無かったですか?』
試験官:『悪いところ?う~ん、一カ所あったよ。』
試験官:『踏切の手前の右折。右折するときもっと突っ込んでほしかったなぁ~』
筆者:『右折後の左折がナナメになってしまったところですか?』
試験官:『そ~。』
試験官:『ま、でも完璧だよ。』
筆者:『ありがとうございました。』

これなら合格だろうと確信した。トラック、バス、大特1種と受けてきたが、ここまで試験後に満足だったのは初めてだった。自分でも完璧な運転だったと思う。この調子でけん引も受けたい。

合格発表・免許証交付

11:40頃に合格発表があった。

試験官:「大特の合格者を発表します。」
試験官:「○○さん、○○さん(筆者のこと)、「1750円分の証紙を買ってください。」
試験官:「免許証の交付は12:50~2階の3番窓口で行います。」

こんなやり取りであっと言う間に終わった。12時50分過ぎに1号館2階3番窓口前で名前が呼ばれ、免許交付のための写真撮影を行った。申請書の合格点数を確認したら95点だった。やはりおまけはないんだな、と実感した。

これで大型特殊車両とはお別れとなる。おそらく今後乗る機会はないと思うと少し寂しい。
あっ、それと大型特殊車両の左側のブレーキは、踏むとギアがニュートラルになるようだ。試験官がそう話していた。


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