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技能検定

1回目 縦列+右折鋭角コース10番旧バス。路上Aコース完走。不合格。
8時10分ころに大型2種の申し込みを行った。受験番号は9番であった。技能試験の説明が8:30前に始まっていた。ちょっと焦りながら説明の輪に紛れ込む。一応場内コース説明と路上コース説明は聞くことができた。説明が終了後、1~5番と6番~10番に分けられた。バスは旧バス(9m)だったのでちょっとホッとした。
1回しか場内練習をしていないので何とか路上に出られればいいなー、と軽い気持ちで順番を待っていた。いざ自分の番になると緊張しているせいか、2速ギアに入れ合図出してさあ出発と思ったときシートベルトをしていないのに気がついた。そのままとぼけて出発しようと思ったがとぼけても仕方ないのでエンジンを止めてやり直した。はなっからバタバタであった。
発着所を出て右に出た。次に6番を左折するよう指示されたのでいつもの要領で左折した。やはり緊張していたのか左折時のハンドルの切り方をすっかり忘れていた。やはり接輪してしまった。どうもここで減点されたっぽい。左折後縦列駐車である。縦列はトラックの感覚が残っているので余裕だった。内心は方向転換より縦列であってほしかったのでラッキーだった。後方感覚は縁石の位置と後方目視で感覚を掴んでいたのでバッチリであった。
縦列後、信号の交差点を左折しすぐを右折し鋭角に向かった。右折進入である。これも練習をしていたので思い出して挑戦してみた。進入は練習通りだった。切り返し時に少し下がり切れていなかったのでもう一度切り返して余裕で通過した。2回の切り返しは減点になるのだろうか?ちょっと分からない。
次に坂道発進である。これもトラックで散々走った感覚があったので余裕である。こうして難なく発着点に戻って場内試験は終了した。接輪が悔やまれる。
しばらくして5人の試験が終わった。3人がバス内に呼ばれ筆者ともう一人がバスの外で待たされた。これは?と思い待っていると、バス内に呼ばれた。
試験官:『二人は路上に出ます。先に不合格者に次の試験日を指定してくるからバスに乗って待っていて。トイレに行きたければ行ってきて。』
筆者:『(内心で)おっしゃー!!』
トイレに行って水分補給してバスに乗り込んだ。バス内でもう一人の受験者と雑談をした。彼は6回目で初路上のようだ。色々話し込んだ。試験はてっきり受験番号が早い彼からだと思っていたら、なんと、
試験官:『じゃあ、まずは○○(筆者)から行こうか!』
筆者:『(まじっすか!?と思いながら)はい。』
まあ、場内からバスに乗って路上に出られるのだからラッキーかと考えた。でも路上コースを全く覚えていない筆者にとって本当に未知の世界であった。

路上に出てすぐに試験場の前を走る。ここがすごい路駐の嵐。道路左側にびっしり車が詰まっている。バスで走るとずーっと中央線をまたいで走ることになる。この走り方で減点されないのか、対向車が無理に走ってきたらどうしようか、などと考えながら通過した。幸い対向車もほとんどいなかったので良かった。
路駐の嵐を抜けたらすぐに路端停止を2回行った。いきなり言われたので何がなんだか分からずとにかく止まった。実は、筆者はどこから試験が開始されているのか全く分かっていなかったのである。とりあえず2回の路端停止をクリアして試験場の裏のめちゃくちゃ細い道路へとバスを進める。この細い道ではトラックとすれ違い、路駐車をよけながら進んだ。バスで走るとかなり狭い道である。どこで試験官にブレーキを踏まれるかビクビクしながら勧めて行った。
3回目の路端停止を行いやや大きい道路へ出た。実はあるホームページで路上コースを詳しく紹介してありそれを読んで結構覚えていた。『あぁ、ここの道のことかー』なんて思いながら走った。気をつけないといけないのが制限速度だと思った。30km道路や50kmや60kmと標識をよく見ていないと速度オーバーになりそうである。
やがて中原街道の4車線の大きい通りにでた。ここはすごく気持ちいい。60kmで空いている道路をスイスイ飛ばせる。バスを運転していて楽しいと感じた。やがて中原街道を左折しAコースの終着点に来た。ここで交代である。
ここで今回の試験で一番でかいミスを犯してしまった。場内に帰ってから試験官に指摘されるまで気が付かなかったのだが交代時にエンジンを切り忘れていたのである。かなり怒られた。『運転席から離れる場合は、必ずエンジンを切りなさい!これは鉄則です。』
おそらくこのミスで試験中止だったのではないだろうか。
試験場に帰って着てからの試験官とのやりとりである。
試験官:『エンジンをちゃんと切ってから交代するように!運転席から離れる時の鉄則です!!』(かなり怒られた)
筆者:『はい。すみません。(初めてエンジンを切っていなかったことに気が付いた)』
試験官:『あと、ギアね。引っ張らない!力あるからどんどん変速して下さい。』
筆者:『はい』
試験官:『あと路端停止。じーっと見過ぎだよ。あんなに見ていたら駄目だよ。』
筆者:『はい』
試験官:『次回がんばって。』
筆者:ガーン。不合格決定じゃん。あれだけ指摘されたら当たり前か。
次回は5日後。今度こそ合格目指してがんばります。また路上でるぞー!!

2回目 縦列+左折鋭角コース1番。路上検定中止。不合格。
今日は、かなり気合いが入っていた。前回路上を完走できたせいもあるのか合格したい気持ちで焦っていたのかもしれない。不運は路上に出てすぐにやってきた。

朝7:30ころ二俣川運転試験センターに到着した。さっそくコース下見。縦列、鋭角、方向転換をじっくり見て回った。
今日は受験番号1番を意地でも取りたかったので早めに技能受付2番窓口前に行って、大型2種窓口の目の前の椅子を陣取り約15分待った。
8時ちょうどに大型2種の窓口が開いたのでさっそく受付をして、気合いの1番をゲット。
その後売店でサンドウィッチを買い1号館の待合い室で食べながら試験官が来るのを待っていた。8時30分前に試験官がやってきた。コース説明を聞いた。前回は途中から聞いたので今回ははっきりしなかった採点のポイントが全部分かった。

  • 各課題間は、運転技術の参考にするが採点しない
  • 縦列は3回までの切り返しが許されるが、2回目以降の切り返しは減点対象とする。また後方感覚の課題で50cm以内まで下がること
  • 鋭角は3回までの切り返しが許されるが、3回目までの切り返しは減点対象としない。ただし切り返し時の安全確認や運転操作は減点対象とする
  • 方向転換は、縦列と同じ

受験番号1番なので、コース説明の後、早速試験が始まった。
今回は忘れずにシートベルトをした。さっそくスタート。はじめは縦列駐車であった。すこし雨が降っていたため後方感覚に不安があったが縁石の位置(筆者の場合は、運転席から見える縁石が3個半)も合わせて覚えていたので楽勝でクリア。
続いて坂道発進も楽勝クリア。次に左折進入の鋭角であった。前回2回切り返したので今回は1回でクリアしようと思っていた。本に載っている通りの操作で楽勝クリアだった。
難なく3つの課題をクリアし発着所へ戻った。発着所に着いたとき試験官に「ポールに合わせて路端停止しして」と言われたので、なるべく目標物を見ないでミラーで見て合わせるようにやってみた。これがまったく出来ない。苦戦の予感があった。

今日は、5名のうち4名が路上に出ることになった。路上に出る前に他の受験者と少し話しをした。20代、30代、40代それぞれ1名づつであった。みんな4、5回は受けているみたいだ。3人が口をそろえて言っていたのは「路上は運がある」であった。この時点では「そーなんだー」くらいで聞いていたが、それを直後に実感することになる。
試験場の裏門(?)から出て試験場入り口までが慣らし走行区間である。いつものことだが試験場前には路駐車がズラッと止まっている。慣らし走行区間なので適当にクリア。正門を通過後すぐに1回目の路端停止がある。なるべく目標物を見ないように止まってみた。位置はバッチリだったと思う。続いて試験場の裏を回る細い道へ出る。何台か対向車とすれ違ったが徐行で無難にクリアした。ここで大事件が起きた!普通に行けば、次は細い道を通り抜けた先の交差点を右折なのだがが逆から大型トラックが左折してきたのである。
正直驚いた。この道で行き違いが出来るのかなー?と瞬間的に思った。直進ですれ違うならまだ手前で止まって待っていればいいのだが、交差点の出会い頭でこのトラックに出くわしてしまった。しかも道路には電柱と標識が出ている。
トラックが左折してきた。ちょうどバスとトラックが平行に並んだ。普通車の感覚だとどちらかが車を動かすことで行き違いができるのだが、左の標識がぶつかりそうだったようで試験官にブレーキを踏まれた。「終わった!!」と思ったがそれより、この状況脱出しなければならなかった。試験官からは「採点対象から除外します」と言われた。バスは標識にぶつかるため動かないように指示された。トラックはクラクションを鳴らし焦らしてくる。試験官がバスを降りてトラックの運転手に何か言ってきたようだ。そうしたらトラックが動いたのでバスを動かせるようになった。
左の標識がぶつかりそうだったので、乗っていた受験者が皆窓から顔を出し誘導してくれた。その姿がすごく嬉しかった。試験官が乗り込んできて試験再開である。ここでアクシデント。右ミラーがトラックと当たりそうだったので手前に倒していたのを戻し忘れていた。「あちゃー」と思った。仕方ないのでバスを止めて戻します。と言ったら、「路端停止するからそこで直して」と言った。
トラックとの遭遇で動揺していたのか、目標物に合ったのか何もわからなかった。採点後バスを出発させてすぐに試験官から「申し訳ないけど、減点超過になったから試験中止にします。」と言われた。かなり落ち込んだ。
試験終了後に聞いたのだが、トラックとの遭遇は減点をまったくされていなかったみたいだ。ただ今回も収穫はたくさんあった。まずパスの大きさを身をもって知ることができたこと。それと路上Cコースの走りを見れたこと。である。
試験後の試験官とのやりとりである。

試験官:「場内から安全確認がまったくダメだよ。」
筆者:「え!?」
試験官:「縦列から出るときの目視確認をまったくしていない」
試験官:「路上に出てもそうだった。右後方の目視確認をまったくしていない。あれじゃダメだよ」
筆者:「減点はすべて目視確認がダメだったからですか?」
試験官:「そう。」
筆者:「トラックとの行き違いは?」
試験官:「あれは、本来トラックが入ってきてはダメな道だから減点していない」
筆者:「そうですか。」

ほっとした。なぜなら、トラックとの入れ違いが原因では無かったからだ。言われてみれば、確かにミラーしか見ていなかった。いつも車に乗っている癖が出てしまった。
最後に質問を2つした。

  • 路端停止時に左側に0.75m以上の余裕がある道路は、路側帯に入って停止していいのか。
  • 導流帯は、通行の流れを乱さない場合だったら入って良いか。

答えは、
  • 歩道がある場合は、路側帯に入って良い。君は白線を踏んで止まっていたね。あれで良いよ。
  • ゼブラゾーンは基本的に入ってはダメです。ただし、Bコースの始まりでは中央線を越えなければ入って良いことにしています。入らないと後ろの車が通行出来なくなってしまうので。
であった。引っかかっていた疑問点が解消された。試験は中止で終わったが収穫はたくさんあった。次回もがんばるのみである。4名のうち1名が合格していた。

3回目 縦列+左折鋭角コース2番。路上。完走。合格。

今日は7:40ころ二俣川運転試験センターに到着し、縦列駐車、鋭角、方向転換を下見した。いつも通り受験番号1番を取ろうと思い7:55には2番技能試験受付前の椅子に座った。もう少しで8時というときに前回一緒で2番だった人が、なんと窓口に並んでいるではないか!ガックシきた。今日の1番は無くなった瞬間であった。結局今日は受験番号2番をゲットした。これがあとで有利になることには全く気がついていない。

8時10分ころに試験官がやってきた。今日の試験官は、「はじめての人いる?」、「いないようだったら説明しなくていい?」、「何か質問ある?」なんてかなり手抜きだった。見た目は浅草キッドの水道橋博士似である。そんなやり取りの後1階に移動しバスの前で1番の人と試験が始まるのを待っていた。1番の人は6回目ですべて路上に出ているようである。そろそろ受かりそうな感じであった。

しばらくして、試験官がバスを誘導してきて試験が始まった。今日の試験官はヤケにしゃべる人であった。1番の人にさっそくいろいろ話しかけていた。準備ができ発車したが、発車してからもワイパーは自由に使え、だとか自分のペースで走りなさいだとか、本当によくしゃべっていた。そうしているうちに縦列に到着した。
1番の人は、6回目なので余裕でクリアかと思っていた。1回切り返しを行い、

  • 1番:「入りました」
  • 試験官:「本当に良い?」
  • 1番:「はい。」
  • 試験官:「よーく後を見た方がいいよ。本当に良い?」
  • 1番:「(後を確認して)はい大丈夫です。」
  • 試験官:「後のポールが、風もないのに揺れたでしょ?わかった?」
  • 1番:「え!?」
  • 試験官:「後に出て見てきてごらん?」、「二人(筆者も入れて)で見てきてごらん」
みごとにポールにぶつかっていた。かなりショックだったと思う。

すぐに自分の番がやってきた。「2番でよかったー」とこころの底で思いながら、しゃべり掛けには動じないように心がけた。
発車後、まず縦列に向かう。練習したときは、後方感覚が微妙に手前だったり後だったりしていたので少し不安があった。おまけに今日も小雨が降っている。雨の日は深視力が鈍るような気する。
慎重にいつも通り安全確認をして後退を始める。やや寄りが甘いかなー、と思いながら後方を50cm以内におさめ、

  • 筆者:「停止しました。」
  • 試験官:「本当に良い?」
  • 筆者:「はい」
  • 試験官:「縦列はミラーまですっぽり入れないとダメなんだ。」
  • 試験官:「窓から顔だしてよく見てみなさい。」
  • 筆者:「(窓を開けて)確かにミラー出ているなー、と心の中で思う。」
  • 筆者:「切り返します。」
  • 試験官:「1回目の切り返しは減点しないので、やりなさい」
  • 筆者:「はい」
切り返しをして、後方感覚を合わせて更に念を入れて窓から顔を出して確認後、「止まりました。」と言うと同時に「はい、いいですよー。」この試験官は自分の言いたいことが言えると気が済むのかなー、と思いながら発車した。
次に坂道発進である。試験官は、「採点しないが、一応坂の中腹で停車し、坂道発進を行って下さい。」と言う。相変わらず話が多い人である。坂道発進は余裕でクリアした。
次に鋭角である。これは相当練習しているのでかなり余裕があった。1回目の切り返し時に少し後退が甘かったかなーと思いながら発車した。案の定左前輪が接輪しそうである。ミラーで確認して大丈夫だったので2回目の切り返しは行わなかったが余裕でクリア出来た。
発着所に戻ると、試験官から「路上に出るから待っていて」と言われた。ほんとにいろいろ話す試験官である。

路上に出る前に、バス内で他の受験者と話しをしながら待っていた。5人中4人が路上である。路上の順番は自分たちで決めて良いということなので、変える必要もないので受験番号順にした。
しばらくすると試験官がやってきた。自分が初めなので準備して出発した。準備している最中に「Dコース覚えている?」といきなり試験官に聞かれた。自分はBコースに聞き間違えたが、他の受験者から「Dコース」と言われ我に返った。「え!?Dコース?。Dコース使うんだー。」かなり動揺した。まぁ仕方ないので「何となく覚えてます。」と答えた。どうせ誘導してくれると思ったので気楽に考えることにした。
Dコースは、試験場を左折し、二俣川駅方面に行く。二股駅前を右折し、駅を左手に見ながら中原街道まで出て、中原街道に出たらBコースの折り返し部分を少し走ってゴールである。


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