星に関するぼやき 2019/05/20 002 機材の事やらつれずれ
皆様 ごきげんよう。考太郎です。
皆さん、機材の予算は潤沢ですか?。私は細かいことは置いておいて、潤沢ではありません。ええ、何かを買うためには何かを手放すといった感じです。ちょこちょこと集めてきたカメラ機材を手放して天体機材を買うといった感じでしょうか。
そもそも、一眼カメラとカメラレンズで出来る事を始めた訳です。天の川を追っかけていてポラリエ、スカイメモSを買い。望遠レンズでM31を撮ってみてこりゃだめだと赤道儀と望遠鏡を買わざるを得ないと・・・。元々そんなに機材がある訳ではなかったので。一眼レフに使えるレンズがかなり減り。
それでも写真を撮る前提が一眼カメラな訳ですので。一時キタムラにいた訳ですから興味が絶えるわけもなく。
しかしながら天体の写真については一眼カメラの常識が通用しないところもあり。手持ちの機材でいうならD750がやはり使い勝手も結果も良いと思っていた訳ですが。星の師匠からOM-D10を譲って頂きちょっと風向きが変わります。SD103にバローレンズ付けてD750で撮るのとそのまま直焦点でOM-D10で撮るのと。倍率は若干違うにしても。勿論、余計なものを挟まない直焦点には説得力あるというか。
この写真は5月2日に飯山市の北竜湖で撮ったM51です。OM-D10で撮影したものをコンポジットしました。ノータッチで1分の30枚程。若干流れてたりします。

自分の中でのとどめは新潟の星の師匠から貸与していただいているASI290MC。コンデジ位のセンサーなのかなあ。センサー小さいから拡大率が大きくなって。D750ならどんだけ大きな望遠鏡を使わなければならないんだよという星雲がそこそこ綺麗に撮れたりします。勿論、一眼カメラを使うのとは全く扱い方が違いますが。ノートパソコンであたかも動画を撮るように。そこでは撮影結果がさっとは見られない(専用プレイヤーがあるにはあるのですが。)。そもそもノートパソコンで写真を撮るってね・・・。
感覚が違いすぎて困っていた訳ですが。撮影ソフトも処理ソフトも見よう見まね。星ナビの昨年8月号、惑星を撮るの三回目と首っ引き。何かを質問するにしてもやってみて何が解らないのか、聞く場所を整理したいと。

まずは撮ってみて、パソコンで弄ってみたのがこのM51。粗いのと何か四角いような模様と。そして無理やり位置を合わせているのでその枠が隅にでてきてしまっていて。なぜなんだろうと思いながらしょっぱなはこんなもんかと諦めます。
知識は身についてこそ技術であると思うところもあるので。練習あるのみ。まずは極軸望遠鏡に練度を上げること。そしてASI290MCの撮影に慣れること。設定も試してみようと。そこそこな頻度でよこごし公園、長池自然の森公園に出ました。(よこごし公園では職務質問的な経験も・・・)
ASI290MCはノートパソコンで撮影する訳ですけど、5月15日かな。撮影していて思ったのが位置が暴れない・・・。はじめての経験。やはり基礎基本を大切にしなければならないんだなあと痛感しました。極軸合わせ、バランス取り、そして極軸合わせ。結果は伴うものなんだと嬉しくなりました。
この日のデータを処理してみたのがこちら。

見た感じでもそこそこでないかい?と思ったっす。そしてPSやらLRやらイジってみて。

ちょっといい感じと思ったわけです。
そして18日に新潟天文研究会の例会がありまして。その後に新潟の星の師匠から直接教えていただける事に。疑問に思っていたことがかなり氷解。新しいソフトも知って。
同じ動画を再処理してみました。

300枚程の画像のうち使えたのは90枚。なので荒かったりダークを引いてないので電子ノイズが出ていたりしましたが。自分でもまあまあかなあなんて思ってみたり。そりゃ、だめなのは解った上ですけど。
でね、適材適所。SD103とカメラ4種、うまく組み合わせればかなり楽しめると思った次第。そして鏡筒欲しい熱もかなり落ち着き。(先回、上京したときにお邪魔したシュミットさんで今の鏡筒で出来ることがまだまだあると思いますとアドバイスもらったのですよ。勿論買ってくれれば嬉しいけどとも言われましたけどね。)
あまり絵が暴れなかったと申し上げましたがノータッチにしてはという所で。300枚のうちの90枚ですから30%。その確率を上げるだけでもかなり違うなあと思いました。
という流れで8月に購入予定だったM-GEN(オートガイダー)を6月に繰り上げようと思います。ちょっと無理はしますけど。2ヶ月がもったいない。その間に習熟訓練して8月には運用に入りたい。なんせ梅雨もありますし。(胎内星祭で買うつもりでした・・・)
オートガイダーでの運用が出来るようになればようやく作品撮りでのM31も撮影出来ます。流石に大きな天体なのでD750で撮りますけど。天体を撮り始めたときからの憧れだったセンサーサイズ一杯にM31、アンドロメダ銀河を撮る。それが実現出来そう。
そんな夢の実現のためにも今できる習熟訓練を重ねたいと思います。極軸、バランスをうまく出来るようにしておいて新しい道具を投入。
なんて妄想をしている時間が結構たのしかったりします。
それではごきげんよう。

