ぼやき No.212 2005/12/23  ある休日

 天皇誕生日の今日、まるで昨日の停電が無かったかのように。。。。。遊び歩きました。w
予告(?)通り、映画を見るつもりでいました。計画では男たちの大和の初回を見に行くつもりで。しかーーーし、本当の予定では昨日の夜、レイトショーでオールウェイズを見て、今日の大和に繋がるはずだったのです。がしかし、あの大停電。映画どころじゃなかったですよ。(結局昼過ぎに職場は休業決定。定時に動いていたバスに乗ったものの、帰宅してからは地獄でしたね。電気が使えないと何もできない。結局布団にくるまって1時間半。3時に電気が開通。でも問題が。。。。。灯油が無かったのですよ。でもって買い出しに。夜出る気にもなりませんでした。。。。)計画を練り直し、ユナイテッドシネマでオールウェイズを見て、移動、午後1で男たちの大和を見ることにしました。
 最近の自分の弱点は朝起きれない事なんです。出勤するのにも朝がきっつい!。今日も朝目覚めてみれば8時過ぎ。8:40のバスで万代に出かけるつもりで居たのですが、結局布団を出たのが8:30。パソコンの電源を入れ、ホームページで上映時間を確認。ユナイテッドシネマで9:40からオールウェイズが上映されるのを発見。映画のはしご計画とあいなりました。
 オールウェイズは娯楽系というか。楽しい映画でしたね。ある意味、家族の絆、人の触れ合い、そして高度経済成長期における日本の懐かしい家庭像。東京タワーが建設中で、上野駅にはC62が滑り込む。そんなちょっと昔のなにげない風景がありました。私は当然東京タワーの無い東京など、知りませんが。茶色の旧型客車を引っ張るC62−22のCGは結構楽しめました。上野駅のコンコースの雰囲気も昔のあの風景ですよ。私達くらいまでは覚えてるんじゃないかな。。。。
 ホット出来る映画でした。家族連れも多かった。

 バスで万代シティーへ移動し、バスセンターのカレーを食し、T−JOYへ。やっぱり祝日の昼過ぎで込んでました。チケット買うのも一苦労。行列です。指定席券を片手にシアターへ。
 やはり前評判の良いこの作品をわくわくして見ました。ただ今思うと事前に情報を知りすぎてましたね。たとえば大和の航行シーンでの巻首の波。今回、海上自衛隊全面協力のこの作品は各所に護衛艦との組み合わせによるCGが出てくるのですが。。。。。
 航行シーンの巻首、海面を掻き分けるあのシーンはある護衛艦の実写と大和のCGを合成したのを知っていたのですね。わずか数千トンの護衛艦の巻首と大和の巻首に起こる波。違和感を持ってしまいました。2万トンを超える新日本海フェリーの波ですら大きさが違いますもの。
 大和に少年兵が乗艦するシーンも訓練支援艦くろべとの合成とか。途中の艦内シーンもモロ護衛艦と解るものが何カ所か。そういうどうでも良いところが気になり始めて駄目でしたね。
 純粋に楽しめば良いんでしょうけど。戦場のローレライもアメリカ駆逐艦のちゃっちいCGに興ざめしたのですが。。。。
 今回の大和のCGもちょっとガッカリ。アメリカのCGレベルを期待する方が無理なのでしょうね。逆に言うと今まで見た戦争物の中では一番リアリティーありました。今まで大和を取り扱ってきた映画は艦自体に主眼を置いていた気がします。今回は人に主眼がおかれていて。血が噴き出したり。。。。 ある意味リアルでした。
 伊藤整一第二艦隊司令長官、かっこいかったですねえ。渡哲也さん。有賀艦長も。防空指揮所でのシーンは今までにないリアルでした。細かいところはともかく、少々涙ぐんでしまいましたね。
 ただこの作品の持つメッセージの大きさには少々とまどいました。主張することがたくさんあるような気がします。それらを自分は全部受け止めたのかどうか自信がありません。単なる戦争映画ではありません。(そういう意味ではパールハーバーは軽い戦争映画だったとおもいます。)
 単に楽しむって事ではなくて、色々思うことの多い映画だったと思います。

 戦後60年。戦争の持つ意味、メッセージを突きつけられた気がします。充実した時間を過ごしました。

 その後、献血をして、市役所近くに小千谷そばの気になっていたお店の偵察。そして帰宅しました。
 こうやって振り返ると、遊び歩いた一日でしたね。久しぶりに伊勢丹も行ったし。

 オールウェイズと男たちの大和。日本の映画を満喫し、年末の新潟を堪能した一日でした。そんな、ある休日でした。