ぼやき No.184 2005/01/24 空母
空母
航空母艦と言う言葉を略すと空母
世界初の正規空母は日本海軍が就役させている。。。。
日本国憲法によれば我が国は陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。とある。
自衛権は是を否定していないというのが国会での政府見解です。自営の為の最低限の戦力を持つ事は憲法違反にはあたらないという考え方。
平成16年度予算で、2319号艦の予算が認められました。この艦、あくまでも護衛艦という艦種なんですが。ヘリコプター搭載護衛艦です。
護衛艦という魔法のような言葉。日本語ですねえ。外国ならフリゲート艦、駆逐艦、巡洋艦、戦艦、航空母艦、強襲揚陸艦、等の分類があります。今回の「護衛艦」はヘリコプター搭載護衛艦という名の小型空母で有ると思います。(もしロシア海軍敵言い方をするならば航空機搭載型巡洋艦)
基準排水量13500トン、満載排水量17000トン。搭載航空機は陸海空自衛隊が運用する全てのヘリコプター。その運用が可能。
おおすみ型輸送艦の建造時、その形だけで空母論が出ました。あれは強度、大きさ等の関係で空母としての運用は無理だろうと思いました。でも今回は。。。。
このクラスの小型艦は垂直離着陸戦闘機を搭載しています。日本の自衛隊は垂直離着陸戦闘機を持っては居ませんが、次世代戦闘機、F35への共同開発に踏み切るようです。あくまでも主力戦闘機、F15の次世代機なのでしょうが。。。
その派生型には(F35B)垂直離着陸戦闘機が含まれています。
日本が持つ自衛艦隊の護衛隊群は4つ。その各部隊のヘリコプター護衛艦をこのタイプに置き換えるとすると、軽空母を4隻持つ可能性がある。。。。
F35の開発が遅れ、また垂直離着陸戦闘機の重量が大きく、この艦では運用出来ない可能性もあるのですが。。。。。
私は必要な自衛の為の戦力は持つ必要があると思います。今回の新護衛艦は個人的には必要な艦だと思います。
しかし、戦車を特車とよび、攻撃機という名前を使えず支援戦闘機という名前をもちいて居たときの名称をそのまま引きずっている。
護衛艦。実質、軽空母。
護衛艦という名の元に建造が始まる実質空母。正々堂々と自衛隊が主張出来る時代が来て欲しい。
冷戦が終わった今、自衛隊に期待されている役割が大きいと思います。
難しい中、支持される自衛隊、活躍出来る自衛隊になってほしい。
その為に必要かつ、効率的な装備が増えて行く事を祈っています。
ちょっと飛躍した空母というテーマでした。