ぼやき No.138 2004/07/04 自分を探す旅
就職活動もなかなか思うようにいかず、少々自暴自棄になりかけた折り、救いの手をさしのべてくれるのは友の存在であり、いわゆる他人様の恩であるのだなあと思うのであります。
3日の土曜、昼食をGOLD金澤氏とご一緒し、雑用を足しながら車内での談笑。そんな日常が私の切迫感をかなり和らげてくれたのは言うまでもありません。
そしてその後、自分自身を見直す旅に出ました。
下田、荒沢から栃尾市に入り、塩谷で昔恩のあった故人のお宅を訪ね、線香を上げさせて頂きました。もうお亡くなりになってから何年が経つのでしょうか。人との間に入って和を保つ事の大切さ、それを身をもって教えてくれた方でした。そしてそろばんのはじき方も。。。。。(笑)
伺う度に写真が色々な表情に見えるのです。今回はしかられているような気がしました。ご家族に私のここ数年来の経緯をおはなしし、逆に励まされてしまって。。。。
下田から人面を通ろうと思っていたのがこの故人の顔が浮かび、荒沢を回ったのは故人が読んで下さったのでしょうか。そう思わずにはいられません。
その後、栃尾市街に入り「とりはち」によりました。今回はある魂胆があって天せいろを注文。蕎麦と天ぷらが一緒に出てくる商品をどういうタイミングで出してくるか。ちょっと若大将に意地悪をしてみようとおもったのです。
蕎麦は喉越しは○。香りもこの時期の蕎麦にしてはまあまあ。しかし腰が弱いというか、力がないというか。ちょっと物足りない感じでした。
しかしここの若大将の勘の良いのは恐れ入ります。私は普段天ぷらを注文しないので、おかしいと思ったらしいのです。
「今日の蕎麦はどうだったでしょうか?」と聞いてきました。「この時期の蕎麦にしちゃいいできなのでは?ちょっと腰は弱いかなあと思ったけど。」と答えたら。。。。。
「やっぱりそう思われますか?私も最近粉に力がないと思っていて」と。。。。。。
私は蕎麦のプロではないのですが、少々入れ知恵とアドバイスというか、話をしてきました。精進してるなあと思います。ここで人の振り見て我が振り直せ。良い勉強をさせてもらった気がします。
栃尾にもう一件、通い詰めたラーメン屋さんがありまして、「とんこ亭」というのですが。はしごしていまいました。
ここの大将はとっても良い方で以前から色々な人生訓を与えて下さる方です。そして今回も大将自身の話をしていただき、目から鱗状態でした。
とんこ亭を出て知人に電話。そして呑む話に。。。。。
栃尾に泊まる事になりました。宿を確保し、合流。知人の奥方の車で居酒屋さんへ。(私がいたときは無かったお店です。)
二人して酒が入って語る語る。2時まで。。。。。
飲み始めたのが8時半過ぎだけど。。。。。
栃尾。やっぱ原点なのかなあと思いました。
9時半、宿を後に長岡の祖父の命日に一日遅れの仏壇を参り、祖母と話をして一路新潟へ。
今回の一泊二日の旅。私自身を見つける度だったのかもしれません。
解答は出ない事は解っています。しかし、この旅で聴いた話、見つけた絆。今をどう生きるのか?等々。
私は生かせて頂いているのだなと認識しました。逢った事のない父方の祖父の遺影にこんな孫を見守っていて下さいとお願いし合掌してきました。
めげるわけにはいかない自分探しの旅。結論は出ていません。でもGOLD氏他、皆さんありがとう。ちょっと復活しました。
しかし、2時まで呑むと。。。。。翌日はさすがにきついなあと思いました。ハイ。