ぼやき No.132 2004/06/03 鳥八からとりはちへ
先日高校時代の副任の先生と後輩と呑んだときの話。(この副任が偉くなっておられましてこの春から高校で事務室の脇にある個室の主になっておられました。。。)
栃尾にある鳥八というお店の店主が数年前に亡くなったと恩師から伺いました。縁とはいなものでこの御店主と私、共通の知人であったのです。栃尾にはもう何年も行っていなかったので知りませんでした。
しかしこの方にはひとかたならぬ恩があり、急遽栃尾へ行って参りました。もっとも諸々の事情で一人で行くのが気が引けて。。。。その当時の仲間について行ってもらいましたが。
とりはちになってから2回目の訪問でした。1回目は店が移転したと聞いたので当時まだおりました妻と倅と三人でお祝いに伺いました。
その後、私は色々あって離婚、栃尾とも音信不通になっておりました。その間に恩人が亡くなっているなんて。。。
まだ若いのに。。。(50代って。。。若いですよね)
私が栃尾で世話になっていたころは町の食堂、鳥八でした。上司が「毒」と称して病み付きになると言ったラーメンやら、気持ちしょっぱめのカツ丼、途中まで名物の釜飯。懐かしい店です。
移転してとりはちとなった店は立派に三代目が良い仕事をされていました。
奥さんにお悔やみを申し上げ、せっかくだからと懐かしのカツ丼と三代目の打つ蕎麦をごちそうになる事に。
この蕎麦が逸品。布海苔蕎麦なのですが腰といい、喉越しといい、それでいて蕎麦の香りを残しており。へたな小○谷蕎麦には引けをとりません。いや、それ以上でしょう。
私がそう評するのは帰りがけに聴いた話で解ったのですが、私の祖父がよく連れて行ってくれた小千谷の角屋さんの社長の最後の弟子であられた所の事。最近本家に失望していた私にとっては涙が出そうな味でした。
進さん。せがれさんは立派に育ってますよ。あの蕎麦の味、広げたいものです。
合掌(-人-)