ぼやき No.101 2003/11/11  仕事の中で。。。。


えータクシーの運転手をしておりますと日々此驚きと申しますか。。。。
色々な事が起きるわけでございます。
何が驚くと申しまして、突然女性に人生相談されたり、身の上話を聞く事が多いかと思います。
タクシー四方山話なんて本も出版されているくらいですので7時に出勤して退勤する翌朝5時までの22時間はドラマティックな事が多くございます。
生活的な事はさしおきまして。人間模様をみるにはおもしろい商売ですし、此を体系化して文化人類学的研究にすれば論文の一つや二つは書ける気がいたします。
書ける気はしても書く気はありません(笑)

タクシーの運転手でいやな事は長距離の行き先を告げられ喜び勇んで出発してお客さんの携帯が鳴る事です。
「巻までおねがいします。」(ラッキー)「はいかしこまりました。116号でよろしいですか?」「はい、大堀幹線から116でお願いします。」(うーん、ルートは知ってるな。。。)「はいかしこまりました」
後ろの席で携帯が鳴り。。。。「えー、もうタクシー乗っちゃったシーーーー」(おいおい、もしかして巻無しかよ。。。)「だってさーもう運転手さんに巻っていっちゃったもん」(おいおい、まじか。。。まだ東堀の交番手前だぜ)「わかった。。。。」(がーん)「運転手さん、南口に行ってもらって良いですか?」(ふざけるなー)「はい、かしこまりました」
そして車は。。。。新潟駅南口へ。。。。。

そのショックの中。。。。古町へ。。。。流す気もなく。。。。。並んでいると。。。。小路から数人の団体が。。。。
こっちに手を挙げ。。。止めてみるとスーツ姿の方がドアを開け。。。。「ささ、○○さんどうぞ。。。」そして運転手のドアをあけ「これでお願いします。多分2枚必要になると思いますので。。。余ったら一緒に会社に出してください。」(2枚って事は壱万円超えるってか?(^^)V)「はいかしこまりました。」「ではお気をつけて。。。。」とそのスーツ姿に見送られて「お客様、どちらへ参りましょうか?」
「おお、聖篭2軒回って新発田だ」(超ラッキー(^^)V、そりゃ二枚いるわな。。。(注.1))「はいかしこまりました。道はどちらから参りましょうか?」「紫竹山からバイパス}(遠回りありがとうございます。)
そしてメーターは12000を超えたところで止まりました。。。。

この仕事に就いてもうすぐ3年。会社の制度で2種免許を取ったので3年以内に辞めると費用を返還せねばなりません。3年たつとフリーエージェント宣言できます。
もっともこの不況下、どこのタクシーに行っても同じでしょうし。もうちょっとがんばってみましょう。

ほんとう。ぼやきですね。。。。
m(__)m