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GARDEN & NATURE

身近な植物や動物、自然に見つけた小さな出来事を綴ります。
お便りはBBS にメール下さい。

2012年10月28日
”秋耀”
 雨の日曜日、今年は一段と咲き誇っています。


2012年10月14日
洋種山牛蒡
ヨウシュヤマゴボウ:アメリカヤマゴボウ,
          I nkberry

 Phytolacca americana
 
 ( ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属

 森林の中にひと際鮮やかに咲いていました。紅葉も綺麗でした。

 有毒植物であり食べられません。果汁は染料で、服や体に付くとなかなか落ちにくいそうです。。


2012年10月3日
Tag der Deutschen Einheit
 1990年10月3日、東西ドイツが統一されて22年となりました。祝日と定めらています。

 Kastellaun のシティバンクの”フウロソウ”が優しく咲いていました。


Kastellaum


 Deutshland Rheinland-Pfalz

2012年9月10日
桔梗
キキョウ:キチコウ、balloon flower, Chinese bellflower
 Platycodon grandiflorum
 
 ( キキョウ科 キキョウ属

 閉じていた風船が開きました。

 キキョウの根はサポニンを多く含み、生薬(桔梗根)は消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われています。


2012年9月2日
紙風船

 きちんと折り目のついた風船が膨らんで来ます。

 秋の空気でしょうか?

 


2012年9月2日
朝雨
 早朝、リサと河川敷に行って来ました。

 昨晩雨がかなり降ったようです。

 一雨毎に秋の気配が感じられるような気がします。


2012年8月18日
自然薯
ヤマノイモ:山芋、Yam
 Dioscorea japonica
 
 ( ヤマノイモ科 ヤマノイモ属

 かわいい粒々のリズムが聞こえて来ます!

 生薬として”山薬”と呼ばれ、滋養強壮、止瀉、止渇作用があるそうです。


2012年8月18日
珠紫陽花
タマアジサイ
 Hydrangea involucrata
 
 ( アジサイ科 アジサイ属

 芍薬ののような蕾から、7月から8月の夏場に花火がはじけるように花を開いています。

 


2012年8月18日

 残暑お見舞い差し上げます。

 その爽やかな晴れ渡った朝、凛として咲いていました。

 槿は””とも呼ばれ、一日花の短命を表しています。


2012年7月29日
暑いぜぇ~
トキワシノブ:常盤忍、石化シノブ、猫の手、
        
hare's foot fern
 Davallia(Humata) tyermanii
 
 ( シノブ科 シノブ属

 あまりに暑くて、岩付きのシノブを買ってしまいました。

 日本原産の”しのぶ”より葉は厚いですが、冬でも寒さには弱いですが、葉を落としません。
 
 匍匐性で着生の根茎が動物の足に似ていることから名付けられました。


シノブ                   ネコノテ

2012年7月21日
Penguin

 暑いのは大苦手です。

 羽を広げてパタパタ。



ヒゲペンギン: chinstrap penguin
 
Pygoscelis antarctica

 ペンギンの中では最も繁殖数が多いそうです。第二次世界大戦以前には”南極ペンギン”を指していました。

2012年7月16日
Wild だぜぇ~
ワイルドオーツ:ニセコバンソウ、wild oats, green scale
 Chasmanthium latiform
 
 ( イネ科 チャスマンティウム属

 こぼれ種でどんどん増えて行くので注意が必要です。


 
 
コバンソウ


2012年7月16日
衝羽朝顔
ぺチュニア:ツクバネアサガオ
 Petunia x hybrida
 
 ( ナス科 ツクバネアサガオ属

 今日は海の日、刺すような真夏の日差しに負けず咲いています。

 ”Petunia”は原産地ブラジル先住民の言葉で、”たばこ”を意味し、同じナス科のたばこ属の近縁の植物です。

 [ナス科]

①ナス属:ワルナスビ、トマト、ナス、
  ジャガイモ
②トウガラシ属:トウガラシ、ピーマン
 パプリカ
③タバコ属:タバコ
④チョウセンアサガオ属:チョウセンアサガオ
⑤ホオズキ属:ホオズキ
⑥ペチュニア属:ペチュニア
・・・

2012年7月6日
花切り
アップルマンゴー マンゴー:檬果、芒果、菴羅、菴摩羅
 Mangonia indica
 
 ウルシ科 マンゴー属

 原産地はインドからインドシナ半島周辺と推定されています。

 インドでは4,000年以上前から栽培が始まっていたらしく、その木は常緑高木で40m以上に達するそうです。

 マンゴーは”マンゴール”という物質が含まれておりかぶれることがありますが、βカロテン、葉酸、食物繊維、カリウムが多く含まれます。カロテンは体内でVit A に変わり、抗酸化作用があります。


アンマラの木

2012年6月29日
山百合
ヤマユリ:鳳来寺百合、Golden-rayed lily
 Lilium auratum
 
  ユリ科 ユリ属

 梅雨の合間にぽっかりと開きました。

 日本原産で山地に自生しています。


2012年6月10日
Amber colored Basil
バジリコ:バジル、メボウキ九層塔
 Ocimum basilicum
 
 ( シソ科 メボウキ属

 梅雨入りとなり、じめじめとした季節となりました。

 その晴れ間に初夏の清々しい香りを楽しみました。

2012年5月21日
綿雲

 「羊雲が出ると翌日 (within 6-12hrs) は雨」の諺通りでした。

2012年5月21日
日食影


 そよごが作る葉陰も三日月状に見えました。

2012年5月21日
"annular gold ring"


 今度は何時見られるのかな~

2012年5月21日
Annular eclipse


 金冠日食となりました。

 下界は薄暗くなり、夕方のようです。太陽は昼間の”灯”だということがわかりました。

 日食の間気温が1℃も下がったそうです。

2012年5月21日
魔法の世界


 空にパンチで穴を開けたようです。

 まるでお伽噺にでてくるのようです。






横山光輝『りぼん』(1966年7月号〜67年10月号・集英社)連載
 当初「魔法使いサニー」であったが、日産から同名の車種が出た事で
「魔法使いサリー」に変更になった。
“マハリク マハリタ ヤンバラ ヤンヤンヤン”



2012年5月21日
Solar eclipse
 義母と妻と3人で西側の庭に出て日食を観賞しました。層状の鱗雲が流れて来ましたが、雲間から観察できました。

 自然が演出した素晴らしいショーでした。


2012年5月19日
Blanche Colombe


 西側のフェンスから南側の日当たりに鉢植えにして持って来ました。

 ”小鳩”のような可愛い花を沢山付けています。

2012年5月19日
Butterscotch

 ”バタースコッチ”とは主に赤砂糖とバターを材料とする英国菓子です。

 カラメルソースを連想させる色合いです。

 2年目に沢山花を咲かせてくれました。






Butterscotch

2012年5月19日
Peony


”ピオニー”はギリシャ神話の医神
Paeon”に由来します。オリンポス山から取って来た芍薬の根によって、黄泉の王”Plute”の傷を治したそうです。

 芍薬は葛根湯、十全大補湯、芍薬甘草湯、当帰芍薬湯、大柴胡湯など多くの漢方処方に使われています。

 昨年咲かなかった分を一度に咲かせています。

2012年5月15日
桃葉桔梗
モモバキキョウ:Peach-leafed (Willow) bellflower
 Campanula persicifolia
 
 ( キキョウ科 ホタルブクロ

 朝から五月雨。

雨に似合う花です。

いわゆる ”キキョウ”は別属のキキョウ属で、蕾の形が違います。

キキョウは秋咲で”秋の七草”の一つに数えられています。


桔梗balloon flower        水桔梗(明智光秀 家紋)

2012年5月6日
Graceful !
クレマチス ’リトルマーメイド’
 Clematis 'Little mermaid'
 
 ( キンポウゲ科 クレマチス属 )

  (Patens: 日 / 新船 進l1994 )

 雨の合間に2輪花を開いて、クレマチス。


2012年5月6日
”てまり”
アジサイ ’テマリテマリ’
 Hydrangea macrophyls 'Temari Temari'
 
 ( アジサイ科 アジサイ属

母の日に相応しい、優しい、柔かい花。

2012年5月4日
かぐま


  

 コバノイシカグマ
 dennstaedtia scabra

(コバノイシカグマ科 コバノイシカグマ属 )

 連休なのに雨続きです。

 冬の間古くなった葉を全部切ってしまったせいか、やっと小さな葉柄を立ち上げて来ました。

 葉先の雨粒が金色に輝いています。

 本州以西に生える常緑のシダです。”カグマ”とはシダの古い呼び名で、石が多い場所に生えるのが名前の由来


2012年4月29日
孔雀羊歯


  

 
クジャクシダ:クジャクソウ
 Ajiantum pedatum

 ( ホウライシダ科 ホウライシダ属 )


 観葉植物の”アジアンタム”とは同属ですが、本種は北アメリカおよび東アジアの温帯原産のシダです。

 孔雀の羽根のような優雅さを感じます。

 

2012年4月29日
ベツレヘムの星


 西側の庭で随分増えました。

 億万の星が輝いています。

 クリスマスツリーのてっぺんについて
いて、”ベツレヘムの星”と言われ、
イエス・キリストの誕生を象徴しています。
 

2012年4月14日
大和沼蝦


  

 
ヤマトヌマエビ
 Caridina multidentata

 ( ヌマエビ科 ヒメヌマエビ属 )


 マダガスカル、フィージー、日本まで、インド洋太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯に広く生息しています。

アユと同じように幼生が海に下り、海で成長して川に遡上する”両側回遊型”の動物です。

 海は川より小さなプランクトンが豊富で、卵が小さくて、幼生が小さくても、全然困らないくらい沢山の餌が手に入るからだそうです。こんなちいさな生物でもいろんな戦略を取って生き延びているのですね。

 淡水の水槽では交尾はしてもなかなか成長できないらしい。

 

2012年4月8日
黄色


 良いお花見日和となりました。

 あちこちから春の煌きが響いて来ます。

 菜の花より可愛いい黄色です。

                
 

2012年4月1日
山茱萸


 サンシュ:春黄金花、秋珊瑚
  Cornus officinalis

 ( ミズキ科 ミズキ属 )

 河口湖にある公園で見つけました。お米のような黄金の粒がこぼれています。

 中国、と朝鮮半島が原産地で、江戸中期に渡来したそうです。


アキサンゴ

2012年3月31日
雪富士


 強い風と雨が通り過ぎ、河口湖に付いた時、富士山が姿を見せてくれました。

 山頂付近では雪が舞っているようです。
 

2012年3月24日
三寒四温


 元来中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉として用いられました。冬のシベリア高気圧が周期的に変化することに由来する言葉とされています.

 日本では初春に入ってから四日周期で気候が変化して行きます。移動性高気圧が通過すると気温が昇り、次の日には低気圧が通り雨となります。

 寒い冬がようやく緩み、木々が芽吹き、ケールの花穂も昇って来ました。


2012年2月9日
pinhole camera


 お隣の2階のベランダの排水溝を通った朝日が玄関の下駄箱に”アリゾナ・イトスギ”の像を結んでいました。

 一刻一刻月の満ち欠けのように画像が変わって行きます。




2012年1月24日
”夜雪”


 昨日雪が降りました。

 ”ぼたん雪”でしょうか?気温が比較的高い時や、湿度が高い時に降りやすく、積もりにくいそうです。

 夜半にはもう止んでいましたが、朝数センチ積もっていました。

 道路が凍っていて滑りそうでした。
                
 

2012年1月22日
”内反射”


 くるくるくると光が回ります。

 水でなく光が回って飛んで行きます。

                
 


2012年1月14日
白峰三山

           農鳥岳   間ノ岳    北岳

 山梨県御坂町にある花鳥山(485m )にリサを引きに行って来ました。

 山頂の”花鳥杉”からは正面に白根(シラネ)三山が肩を並べていました。左方には赤石岳、荒川岳、右方には甲斐駒ケ岳、八ヶ岳が見えました。

 春には花鳥山の桃の花が素晴らしいんだろうな~


花鳥杉
 


2012年1月5日
ケール

”謹賀新年”

 
本年も宜しくお願い申し上げます。

 
ハボタン:葉牡丹花キャベツ
  wild cabbage
flowering kale
  ornamental cabbage

  Brassica oleracea var. acephala

 ( アブラナ科 アブラナ属 )

 アブラナ属の植物には多くの食用野菜が含まれています。食用部位により、①葉(キャベツ、ケール等)、②花(ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ等)、③種(アブラナ等)、④根(カブ等)に分けられます。

 Brassica oleracea は大きく次の7つのグループから構成されています。

 Acephara(ケール、ハボタン)
 Alboglabra(カイラン)
 Botrytis(カリフラワー)
 Capitata(キャベツ)
 Gemifera(芽キャベツ)
 Gongylodes(コールラビ)
 Italica(ブロッコリー)

”ハボタン”は江戸時代中期に欧州では食用とされる”ケール”が観賞用として品種改良されたものだそうです。

2011年11月20日
般若岩


 「お主は誰じゃ!」

 「何処へ行くのだ!」

 ”般若”の意味は、”識”と区別されます。識とは、いわゆる知識であり、客観的に物の何であるかを分析して知る”分析智”です。さらにそれを”実践智”に深め物の真相に到達する、そのような智を般若というそうです。

                
 

2011年11月20日
吹割の滝


 ”ふきわれの滝”は利根川支流の片品川が”溶結凝灰岩”の川底を削ってできました。

 三方から水が流れ込んでいるところから、”Oriental Niagara Falls”とも呼ばれています。

 日本の滝百選にも選ばれています。
                
 

  Niagara Falls

2011年11月20日
ひらり~


 紅葉が終わり、枝から放たれた黄葉がひらひらと舞っていきます。

                
 

2011年11月19日
水紋


 塩河原温泉に行って来ました。

 外は一日中雨でしたが、少し硫黄の香りのする柔かいお湯でした。

 軒滴が次々と重なり、いろんな模様を水面に描いていきます。
                
 

2011年11月9日
潤し?

ハゼノキ? ヤマハゼ? ヤマウルシ?

 ツタウルシ:蔦漆
  Rhus ambigua

 ( ウルシ科 ウルシ属 )

 富士見高原にあるカラマツと赤松の林の中をリサとsarching の練習を行い、紅葉の小道を歩いて来ました。

 その夜、私の両手に赤い小さな斑点が多数出現、翌々日より膨疹となり、腫れあがり、我慢できない痒みが・・・さらに翌日には水泡が出現。えらい事になりました。”ムヒ”を塗ってみたものの焼け石に水、ついに皮膚科を受診。強力なステロイド軟膏と抗ヒスタミン薬を出してもらい、ようやく治まりつつあります。

 ”うるし”の語源は「麗し」とも「潤し」ともいわれますが、
どちらかというと後者の方でしょうか・・・

 野山に入る時に注意が必要な木の中で”かぶれる木”の御三家にハゼノキ・ヤマハゼ・ヤマウルシがあります。いずれもウルシ科の植物(他ヌルデ、ツタウルシなど)ですが、暖地ではハゼノキ、日本北部ではヤマウルシの分布が中心となります。しかしヤマウルシは近年少なくなり、代わりにツタウルシが繁殖しているようです。

 かぶれの原因物質は”Urushiol ”でイチョウの種皮にも似た物質が含まれ、型アレルギーである”接触性皮膚炎”を引き起こします。”マンゴー”も同じ”ウルシ科”の植物で”Mangol ”により同様にかぶれる事があるそうです。

 
 ツタウルシ               
 

2011年11月5日
まいまい


 もうすぐ寒い冬が来るぞっ!

 暖かいねぐらを探さなくっちゃ!

”カサ”は編み笠であり、”笠に似た貝”を意味しているようです。また。”ツブラ”とは、まるい物の総称を意味しているようで、人の頭を”おつむ”と言ったりします。”まいまい”は”巻き巻き”から来ているようです。

                
 

2011年11月5日
ギャオス!


 「ここの森はわしは長いんじゃ!」

 「何でも教えてしんぜよう!」

 「もう直ぐ雪が降るから暖かく!」
 
 「気を付けてなっ!」

 落ち葉の柔らかい絨毯の上を歩いて来ました。

                
 

2011年11月5日
唐松


 カラマツ:富士松、落葉松、Japanese larch
  Larix kaempferi

 ( マツ科 カラマツ属 )

 富士見高原は冬支度を始めていました。

 戦後日本各地で大規模な植林が行われ、長野県・山梨県などでは育苗が容易で成長が速いため、カラマツが選ばれました。

 しかし割れや狂いが出やすく、ヤニを含むためパルプ材としても利用されませんでした。近年木材加工技術の進歩により見直されているようです。

 カラマツは日本原産の植物で、明治時代以降、韓国、欧州各地にその苗木が輸出されました。長野県川上村はその苗木の世界一の生産地です。

 「からまつかさからっから!」と出番を待っています。

                
 

2011年11月3日
天覚山


 猟期前にリサを引いて来ました。
先導犬に導かれて、少し脇道の林の中に入る事ができました。

 飯能市にある445mの低山ですが、麓からの昇りは急でハンドラーの方が鍛えられました。”山ガール”も3人来ていて、山頂で写真を撮ってあげました。

 山頂からは遥か遠く丹沢の大山が見えました。

 

                
 

2011年10月29日


雄雉

  キジ科(ニワトリを始め、良く知られている鳥達が含まれています)

   
①シチメンチョウ亜科:シチメンチョウ

   
②ライチョウ亜科 :ライチョウ
             エゾライチョウ

   ③キジ亜科:ウズラ、コジュケイ
          ニワトリ、ヤマドリ、キジ

   ④ハウズラ亜科
   ⑤ホロホロチョウ亜科


 キジ:雉、雉子
 Phasianus versicolor

 ( キジ科 キジ属 )


 日本の国鳥で、北海道・沖縄を除き”留鳥”として生育しています。北海道と対馬には
狩猟鳥獣として、”コウライキジ”が放鳥されました。

 ”雉”という漢字は「隹(トリ)」+「矢」から成り、「矢のように飛ぶ鳥」を意味しています。

 2004年には全国で10万羽が放鳥されているそうです。その足輪が回収される事は少なく、多くは、その他の動物に捕食されているらしい。


雉の放鳥

2011年10月19日
”妖精Ⅲ”


ゲラニウム×カンタブリギエンセ
  Geranium×cantabrigiense
 
( フウロソウ科 フウロソウ属 )

  ゲンノショウコに似ています。

 名前が違うかも知れません。
                
 

2011年10月19日
”妖精Ⅱ”



  名前がわかりません。どなたか教えて下さい。

 

                
 

2011年10月17日
”妖精Ⅰ”


フェアリー・シンプルズ:fairie's pusilla
  Macrolepiota procera
 
キキョウ科 ホタルブクロ属 )

  ヨーロッパ原産の匍匐性で多肉質の多年生植物です。

 土も余りない小さな場所にかわいく咲いていました。


                
 

2011年10月17日
踊子草


オドリコソウケ:踊花、虚無僧花
  Lamium album var. barbatum
 
( シソ科 オドリコソウ属 )

  真っ白い花と姿がで東洋的です。日本原産の植物です。

 お前、はるばるこんなところにいたのか!という感じ。

 ”ヒメオドリコソウ”はヨーロッパ原産の帰化植物です。
                
 

2011年10月17日
山矢車菊


ヤマヤグルマギク:moumt bluet
  centaurea montana
 
( キク科 ヤグルマギク属 )

  10月14日からドイツへ”KlMの狩猟犬登録試験”を見に行って来ました。

 最高気温は10℃前後と初冬の雰囲気でしたが、この花が先ず一番に歓迎してくれました。
 

2011年10月12日
七変化


ランタナ:シチヘンゲ
  Lantana camara
 
クマツヅラ科 シチヘンゲ属 )

  中南米原産の植物です。

 寒さに弱いですが、暖地では旺盛に繁殖し、オーストラリアや東南アジアでは厄介者になっているそうです。


 

2011年10月12日



アコウ:アコギ、赤榕、赤秀、雀榕
  Ficus superva var. japonica
 
( クワ科 イチジク属 )

  アコウの種は鳥の糞により、他の樹木の上に運ばれて着生し、その”気根”で親樹を覆い尽くし枯らしてしまう事があるそうです(絞め殺し植物)。イチジク属には馴染みの深い、ボダイジュ、ベンジャミン、イチジク、ゴムノキ、ガジュマル、フィクス・プミラなどがあります。

 タイの”アユタヤ遺跡”で同じような植物を見た事を思い出しました。


ワット・プラ・マハタート(菩提樹)


阿候:フカカサゴ
 

2011年10月12日
筏葛


ブーゲンビリヤ:イカダカズラ
  Nyctaginanceae bougainvillea
 
オシロイバナ科 ブーゲンビリア属 )

  鹿児島中央駅前に南国の雰囲気が漂います。

 南アメリカ原産の植物で、花弁に見える部分は花を取り巻く”包葉”です。
                
 

2011年10月12日
向嶋

  鹿児島に出張に行って来ました。まだ大分暖かかったです。島へは24時間フェリーが運航しています。航海時間は約15分で、運賃は150円でした。桜島最高峰は北岳で1117mあります。

 ”鹿児島”は”桜島”の古い地名で、「カゴ」は崖を意味する古語であり、島の四方が崖になっていたとこに由来するそうです。またどちらから眺めてもこちらを向いているように見えることから”向嶋”とも呼ばれていました。1914年の噴火により、大隅半島と陸続きとなりました。

 市内は風向きによっては大量の火山灰が舞い降り、ゴミ回収場には”克灰袋”を回収する場所が設けてありました。

 
  
克灰袋

2011年10月1日
荒川Cycling road

  朝GRTAの練習に荒川河川敷に行って来ました。土手は春は黄色、秋には赤い刺繍に縁どられます。

 遠くには赤城山がくっきりと見えました。
榛名山、妙義山と並び、”上毛三山”の一つに数えられています。カルデラ湖を持つ”複成火山”です。黒檜山(くろびさん:外輪山)が最高峰 (1828m) です。

 日光男体山にある戦場ヶ原には男体山の神(大蛇)と赤城山の神(大百足)が戦い、男体山の神が勝利しました。”アカギ”という名もその神が流した血で赤く染まったことに由来するとも言われ、山麓にある”老神(おいがみ)温泉”でその傷を癒したと伝えられています。

2011年9月22日
風倒木

  昨日夕方6時頃早めに帰宅した時には立っていたのに、10分後には根元からぽっきりと折れて倒れていました。

 7年前に自宅を新築した時に植えたシンボルツリーでした。

 そういえば植えた年には2回も風のため180度曲がってしまった事もあったのですが、根元径15×20cmにも太く大きくなり、毎年早春明るくしてくれました。

 

2011年9月19日
Mamma mia!


カラカサタケ:唐傘茸、握り茸、parasol mushroom
  Macrolepiota procera
 
( ハラタケ科 カラカサタケ属 )

  秋の草原にキノコがいくつも顔を出しています。傘の色はシイタケにも似ていますが、大きさはゴムまり程もあります。

 加熱した上で食用とされますが、生では消化器系の中毒症状を来します。さらに良く似た”オオシロカラカサタケ”は猛毒なので注意が必要です。


 

2011年9月18日
獅子頭

  獅子舞は日本各地の正月行事や晴れの日に舞われ、幸せを招くと共に厄病退治や悪魔払いとして古くより伝えられてます。
 
 インドでは古くより遊牧民がライオンを霊獣と崇め偶像化しました。 それが中国~朝鮮半島へ渡り、7世紀のはじめに仏教の伎楽と一緒に日本に伝来されました。
 
 当時日本でも”縄文の猪送り”、”アイヌの熊送り”、”東北の鹿踊り”のように、動物を大自然の神として敬う精神文化を既に持ち、外来の獅子舞を日本独特なスタイルに熟成させて来たのです。


鹿踊りのはじまり

2011年9月18日
烏頭


 ホソバトリカブト:monkshood. badger's bane
  Aconitum senanense
 
( キンポウゲ科 トリカブト属 )

  渓流のたもとに、ひと際目立つ花が鈴なりに咲いていました。

 塊根を乾燥させたものは”附子(ブシ)”と呼ばれます。ドクゼリ、ドクウツギと並んで日本三大有毒植物の一つです。主な有毒成分は”アコニチン”で即時に神経障害、不整脈を来します。

 芽吹きの頃、セリ、ニリンソウ、ゲンノショウコ、ヨモギ等と似ているため注意が必要です。

 三人の”能楽師”が鼓を打ちながら踊っているようです。
 

                 
鳥兜

2011年9月18日
航跡雲


 台風15号が進路を急に変え、昨日は雨が降っていたため、今日Vi-Bridge に入りました。

 秋晴れの空に飛行機雲が気持良くなびいています。

 飛行機が長々と雲を引き、なかなか消えない時は天候が悪化すると言われています。台風15号がやって来るのでしょうか?

2011年8月27日
初秋


 キョウチクトウ ’アルバム’
            :Common oleander
  Nerium indicum
 
キョウチクトウ科 キョウチクトウ属 )

  上野公園に 『古代ギリシャ展』 に行ってきました。”ディスコボロス”は何処から見てもダイナミックで美しく見えました。


ディスコボロス

 真っ白な夾竹桃が暑かった夏の終わり、秋の始まりを記しています。

 インド原産で、”Oleandrin ”という”強心配糖体”を含み有毒植物でもあります。


2011年8月21日
高砂百合


 タカサゴユリホソバテッポウユリ、台湾百合、Easter lily
  Lilium formosanum
 
( ユリ科 ユリ属 )

  暑かった夏の終わり。雨の中ひっそりと微かに百合の香りを漂わせていました。

 雑草だから抜いても良かったのですが、細い葉っぱ伸び上がって来るのが面白く残しておいたのです。

 テッポウユリは日本原産ですが、このユリは台湾原産で、種を風に乗せて各地で繁殖していきます。
 

 

2011年7月31日
犬槐


 イヌエンジュ:オオエンジュ、エニス
  Maackia amurensis var buerugeri
 
( マメ科 イヌエンジュ属 )

  クロアゲハやコガネムシが沢山集まっていました。微かに良い香りがしました。

 昔から”床柱・床框落掛け”などに、”エンジュ”として利用されてきました。

 マメ科の夏の花として他にハリエンジュ、エンジュ、ネムノキがあります。
 

2011年7月31日
山母子


 ヤマハハコ:pearly everlasting
  Anaphalis margaritacea
 
( キク科 ヤマハハコ属 )

  ハハコグサよりも大きく、たくましさを感じます。

 苞葉が真珠にたとえられています。
 

2011年7月31日
大根草


 ダイコンソウ

  Geum japonicun
 
( バラ科 ダイコンソウ属 )

  開花時期に全草を採集し、生薬で、水楊梅といい、利尿、湿疹、歯痛に用いるそうです。
 


2011年7月30日
Red carpet !


 
コナアカミゴケ
 Cladonia macilenta
 
( ハナゴケ科 ハナゴケ属 )

  倒木の上を色鮮やかに覆っています。

  地衣類は葉状地衣類、樹枝状地衣類、、固着(痂状)状地衣類に分けられます。

 サルオガセと共に真ん中のグループに属します。

 ハナゴケ属は基本葉体と呼ばれる鱗片状の地衣体を形成し、そこから樹枝状の”子柄”が伸長し先端に”子器(赤い部分)”を作ります。

2011年7月30日
四葉鵯


 
ヨツバヒヨドリ
 Eupatorium chinense var.                   sachalinense
 
( キク科 フジバカマ属 )

  糸のように細い筒状花が綺麗です。

  Vi-Bridge から南相木温泉に向かう山道脇に見付けました。

 

2011年7月26日
鉄床雲


 ナポリタン・マスティフ
  Napolitan Mastiff

 

 その容姿から”世界三大恐怖犬種”のトップにも位置づけられています(ちなみにもう二種はブルドッグと絶滅したメキシコの古代犬種イズクウィントリポゾトリ)。

 

 血統書を遡っていくと2000 年以上もの歴史をたどることのできる由緒正しい古代犬種であり、”イングリッシュ・マスティフ”、”チベタン・マスティフ”とともに”モロシアンタイプ(2Group)”の犬種の先祖にもなりました。非常に力強く、犬だけでなくライオンや武装した人間をも倒す闘犬で、すぐれた番犬として”古代の豹”とも呼ばれていますが、主人には忠実で愛情深いとも言われています。

 夕方の空にもくもくと、雄々しく、明日を迎えようとしています。暑い夏がやって来るのでしょうか?



ナポリタン・マスティフ

2011年7月23日
Milkey way


 エキセアナ’ミルクシェーキ’:バレンギク
 Echinacea purpirea ' Milkshake'
 
( キク科 ムラサキバレンギク属 )

  銀河の星々のように開いて行きます。

  咲き進むとポンポン咲きとなります。

 

2011年7月9日
郭公


 カッコウcommon Cockoo
 Cuculus canorus

 ( カッコウ科 カッコウ属 )


 晴れ渡った草原には”カッコウ”と”ホトトギス”の鳴き声が冴え響いていました。

 この2種は同じ”カッコウ属”に”ジュウイチ””ツツドリ”と共に属しています。

 カッコウ科の鳥は”托卵”する事で知られています。その相手は繁殖期に同じ昆虫食で自分より体の大きさが小さい事でオオヨシキリ、ホオジロ、モズ、オナガなどが選ばれます。

 必ず1個の卵を産みつけ、比較的短期間で孵化したその雛は他の”里親”の雛や卵を全て押し出してしまうそうです。

 ”里親”の体の何倍もある雛はその餌を独占し、その赤い口腔を開く事で給餌本能を刺激するそうです。ここにはどんな”里親”が来るのでしょうか?


カッコウ              オオヨシキリ


2011年7月9日
山躑躅


 ヤマツツジ
 Rhododendron kaempferi

 ( ツツジ科 ツツジ属 )

  家の庭のものより淡い色合いですが、大きく野原を明るくしています。

 午後になり突然空がかき曇り豪雨が落ちて来ました。

 

2011年7月9日
空木


 ウツギ:卯の花
 Deutzia crenata

 ( ユキノシタ科 ウツギ属 )

  今年始めてVi-Bridge に行って来ました。もう草原には夏が訪れていました。
 
 山道際の半日陰に房状に沢山の花を咲かせていました。

 

2011年6月26日
美容柳


 ビヨウヤナギ:美女柳
 Hypericum chinense

 ( オトギリソウ科 オトギリソウ属 )

  夕から霧雨の中、沢山の雄蕊が舞っているようです。

 

2011年6月26日
立葵


 タチアオイ:Hollyhock
 Althaea rosa

 ( アオイ科 アルテア属 )

 梅雨空にすくっと立って咲いています。

 八重の花も混じっています。


2011年6月26日
崑崙花


 コンロンカ:ハンカチの花
 Mussaenda paviflora

 ( アカネ科 コンロンカ属 )

 大きな”ハンカチ(葉)”に比べて小さな黄色い花が愛らしい。

 日本では種子島以南に自生しているそうです。”ハンカチの木”はミズキ科の落葉低木です。


ハンカチの木


2012年4月29日
孔雀羊歯


  

 
クジャクシダ:クジャクソウ
 Ajiantum pedatum

 ( ホウライシダ科 ホウライシダ属 )


 観葉植物の”アジアンタム”とは同属ですが、本種は北アメリカおよび東アジアの温帯原産のシダです。

 孔雀の羽根のような優雅さを感じます。

 

2012年4月29日
ベツレヘムの星


 西側の庭で随分増えました。

 億万の星が輝いています。

 クリスマスツリーのてっぺんについて
いて、”ベツレヘムの星”と言われ、
イエス・キリストの誕生を象徴しています。
 

2012年4月14日
大和沼蝦


  

 
ヤマトヌマエビ
 Caridina multidentata

 ( ヌマエビ科 ヒメヌマエビ属 )


 マダガスカル、フィージー、日本まで、インド洋太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯に広く生息しています。

アユと同じように幼生が海に下り、海で成長して川に遡上する”両側回遊型”の動物です。

 海は川より小さなプランクトンが豊富で、卵が小さくて、幼生が小さくても、全然困らないくらい沢山の餌が手に入るからだそうです。こんなちいさな生物でもいろんな戦略を取って生き延びているのですね。

 淡水の水槽では交尾はしてもなかなか成長できないらしい。

 

2012年4月8日
黄色


 良いお花見日和となりました。

 あちこちから春の煌きが響いて来ます。

 菜の花より可愛いい黄色です。

                
 

2012年4月1日
山茱萸


 サンシュ:春黄金花、秋珊瑚
  Cornus officinalis

 ( ミズキ科 ミズキ属 )

 河口湖にある公園で見つけました。お米のような黄金の粒がこぼれています。

 中国、と朝鮮半島が原産地で、江戸中期に渡来したそうです。


アキサンゴ

2012年3月31日
雪富士


 強い風と雨が通り過ぎ、河口湖に付いた時、富士山が姿を見せてくれました。

 山頂付近では雪が舞っているようです。
 

2012年3月24日
三寒四温


 元来中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉として用いられました。冬のシベリア高気圧が周期的に変化することに由来する言葉とされています.

 日本では初春に入ってから四日周期で気候が変化して行きます。移動性高気圧が通過すると気温が昇り、次の日には低気圧が通り雨となります。

 寒い冬がようやく緩み、木々が芽吹き、ケールの花穂も昇って来ました。


2012年2月9日
pinhole camera


 お隣の2階のベランダの排水溝を通った朝日が玄関の下駄箱に”アリゾナ・イトスギ”の像を結んでいました。

 一刻一刻月の満ち欠けのように画像が変わって行きます。




2012年1月24日
”夜雪”


 昨日雪が降りました。

 ”ぼたん雪”でしょうか?気温が比較的高い時や、湿度が高い時に降りやすく、積もりにくいそうです。


 夜半にはもう止んでいましたが、朝数センチ積もっていました。

 道路が凍っていて滑りそうでした。
                
 

2012年1月22日
”内反射”


 くるくるくると光が回ります。

 水でなく光が回って飛んで行きます。

                
 


2012年1月14日
白峰三山

           農鳥岳   間ノ岳    北岳

 山梨県御坂町にある花鳥山(485m )にリサを引きに行って来ました。

 山頂の”花鳥杉”からは正面に白根(シラネ)三山が肩を並べていました。左方には赤石岳、荒川岳、右方には甲斐駒ケ岳、八ヶ岳が見えました。

 春には花鳥山の桃の花が素晴らしいんだろうな~


花鳥杉
 


2012年1月5日
ケール

”謹賀新年”

 
本年も宜しくお願い申し上げます。

 
ハボタン:葉牡丹花キャベツ
  wild cabbage
flowering kale
  ornamental cabbage

  Brassica oleracea var. acephala

 ( アブラナ科 アブラナ属 )

 アブラナ属の植物には多くの食用野菜が含まれています。食用部位により、①葉(キャベツ、ケール等)、②花(ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ等)、③種(アブラナ等)、④根(カブ等)に分けられます。

 Brassica oleracea は大きく次の7つのグループから構成されています。

 Acephara(ケール、ハボタン)
 Alboglabra(カイラン)
 Botrytis(カリフラワー)
 Capitata(キャベツ)
 Gemifera(芽キャベツ)
 Gongylodes(コールラビ)
 Italica(ブロッコリー)

”ハボタン”は江戸時代中期に欧州では食用とされる”ケール”が観賞用として品種改良されたものだそうです。

2011年11月20日
般若岩


 「お主は誰じゃ!」

 「何処へ行くのだ!」

 ”般若”の意味は、”識”と区別されます。識とは、いわゆる知識であり、客観的に物の何であるかを分析して知る”分析智”です。さらにそれを”実践智”に深め物の真相に到達する、そのような智を般若というそうです。

                
 

2011年11月20日
吹割の滝


 ”ふきわれの滝”は利根川支流の片品川が”溶結凝灰岩”の川底を削ってできました。

 三方から水が流れ込んでいるところから、”Oriental Niagara Falls”とも呼ばれています。

 日本の滝百選にも選ばれています。
                
 

  Niagara Falls

2011年11月20日
ひらり~


 紅葉が終わり、枝から放たれた黄葉がひらひらと舞っていきます。

                
 

2011年11月19日
水紋


 塩河原温泉に行って来ました。

 外は一日中雨でしたが、少し硫黄の香りのする柔かいお湯でした。

 軒滴が次々と重なり、いろんな模様を水面に描いていきます。
                
 

2011年11月9日
潤し?

ハゼノキ? ヤマハゼ? ヤマウルシ?

 ツタウルシ:蔦漆
  Rhus ambigua

 ( ウルシ科 ウルシ属 )

 富士見高原にあるカラマツと赤松の林の中をリサとsarching の練習を行い、紅葉の小道を歩いて来ました。

 その夜、私の両手に赤い小さな斑点が多数出現、翌々日より膨疹となり、腫れあがり、我慢できない痒みが・・・さらに翌日には水泡が出現。えらい事になりました。”ムヒ”を塗ってみたものの焼け石に水、ついに皮膚科を受診。強力なステロイド軟膏と抗ヒスタミン薬を出してもらい、ようやく治まりつつあります。

 ”うるし”の語源は「麗し」とも「潤し」ともいわれますが、
どちらかというと後者の方でしょうか・・・

 野山に入る時に注意が必要な木の中で”かぶれる木”の御三家にハゼノキ・ヤマハゼ・ヤマウルシがあります。いずれもウルシ科の植物(他ヌルデ、ツタウルシなど)ですが、暖地ではハゼノキ、日本北部ではヤマウルシの分布が中心となります。しかしヤマウルシは近年少なくなり、代わりにツタウルシが繁殖しているようです。

 かぶれの原因物質は”Urushiol ”でイチョウの種皮にも似た物質が含まれ、型アレルギーである”接触性皮膚炎”を引き起こします。”マンゴー”も同じ”ウルシ科”の植物で”Mangol ”により同様にかぶれる事があるそうです。

 
 ツタウルシ               
 

2011年11月5日
まいまい


 もうすぐ寒い冬が来るぞっ!

 暖かいねぐらを探さなくっちゃ!

”カサ”は編み笠であり、”笠に似た貝”を意味しているようです。また。”ツブラ”とは、まるい物の総称を意味しているようで、人の頭を”おつむ”と言ったりします。”まいまい”は”巻き巻き”から来ているようです。

                
 

2011年11月5日
ギャオス!


 「ここの森はわしは長いんじゃ!」

 「何でも教えてしんぜよう!」

 「もう直ぐ雪が降るから暖かく!」
 
 「気を付けてなっ!」

 落ち葉の柔らかい絨毯の上を歩いて来ました。

                
 

2011年11月5日
唐松


 カラマツ:富士松、落葉松、Japanese larch
  Larix kaempferi

 ( マツ科 カラマツ属 )

 富士見高原は冬支度を始めていました。

 戦後日本各地で大規模な植林が行われ、長野県・山梨県などでは育苗が容易で成長が速いため、カラマツが選ばれました。

 しかし割れや狂いが出やすく、ヤニを含むためパルプ材としても利用されませんでした。近年木材加工技術の進歩により見直されているようです。

 カラマツは日本原産の植物で、明治時代以降、韓国、欧州各地にその苗木が輸出されました。長野県川上村はその苗木の世界一の生産地です。

 「からまつかさからっから!」と出番を待っています。

                
 

2011年11月3日
天覚山


 猟期前にリサを引いて来ました。
先導犬に導かれて、少し脇道の林の中に入る事ができました。

 飯能市にある445mの低山ですが、麓からの昇りは急でハンドラーの方が鍛えられました。”山ガール”も3人来ていて、山頂で写真を撮ってあげました。

 山頂からは遥か遠く丹沢の大山が見えました。

 

                
 

2011年10月29日


雄雉

  キジ科(ニワトリを始め、良く知られている鳥達が含まれています)

   
①シチメンチョウ亜科:シチメンチョウ

   
②ライチョウ亜科 :ライチョウ
             エゾライチョウ

   ③キジ亜科:ウズラ、コジュケイ
          ニワトリ、ヤマドリ、キジ

   ④ハウズラ亜科
   ⑤ホロホロチョウ亜科


 キジ:雉、雉子
 Phasianus versicolor

 ( キジ科 キジ属 )


 日本の国鳥で、北海道・沖縄を除き”留鳥”として生育しています。北海道と対馬には
狩猟鳥獣として、”コウライキジ”が放鳥されました。

 ”雉”という漢字は「隹(トリ)」+「矢」から成り、「矢のように飛ぶ鳥」を意味しています。

 2004年には全国で10万羽が放鳥されているそうです。その足輪が回収される事は少なく、多くは、その他の動物に捕食されているらしい。


雉の放鳥

2011年10月19日
”妖精Ⅲ”


ゲラニウム×カンタブリギエンセ
  Geranium×cantabrigiense
 
( フウロソウ科 フウロソウ属 )

  ゲンノショウコに似ています。

 名前が違うかも知れません。
                
 

2011年10月19日
妖精Ⅱ”



  名前がわかりません。どなたか教えて下さい。

 

                
 

2011年10月17日
”妖精Ⅰ”


フェアリー・シンブルズ:fairie's pusilla
  Campanula cochlearifolia
 
キキョウ科 ホタルブクロ属 )

  ヨーロッパ原産の匍匐性で多肉質の多年生植物です。

 土も余りない小さな場所にかわいく咲いていました。


                
 

2011年10月17日
踊子草


オドリコソウケ:踊花、虚無僧花
  Lamium album var. barbatum
 
( シソ科 オドリコソウ属 )

  真っ白い花と姿がで東洋的です。日本原産の植物です。

 お前、はるばるこんなところにいたのか!という感じ。

 ”ヒメオドリコソウ”はヨーロッパ原産の帰化植物です。
                
 

2011年10月17日
山矢車菊


ヤマヤグルマギク:moumt bluet
  centaurea montana
 
( キク科 ヤグルマギク属 )

  10月14日からドイツへ”KlMの狩猟犬登録試験”を見に行って来ました。

 最高気温は10℃前後と初冬の雰囲気でしたが、この花が先ず一番に歓迎してくれました。
 

2011年10月12日
七変化


ランタナ:シチヘンゲ
  Lantana camara
 
クマツヅラ科 シチヘンゲ属 )

  中南米原産の植物です。

 寒さに弱いですが、暖地では旺盛に繁殖し、オーストラリアや東南アジアでは厄介者になっているそうです。


 

2011年10月12日



アコウ:アコギ、赤榕、赤秀、雀榕
  Ficus superva var. japonica
 
( クワ科 イチジク属 )

  アコウの種は鳥の糞により、他の樹木の上に運ばれて着生し、その”気根”で親樹を覆い尽くし枯らしてしまう事があるそうです(絞め殺し植物)。イチジク属には馴染みの深い、ボダイジュ、ベンジャミン、イチジク、ゴムノキ、ガジュマル、フィクス・プミラなどがあります。

 タイの”アユタヤ遺跡”で同じような植物を見た事を思い出しました。


ワット・プラ・マハタート(菩提樹)


阿候:フカカサゴ
 

2011年10月12日
筏葛


ブーゲンビリヤ:イカダカズラ
  Nyctaginanceae bougainvillea
 
オシロイバナ科 ブーゲンビリア属 )

  鹿児島中央駅前に南国の雰囲気が漂います。

 南アメリカ原産の植物で、花弁に見える部分は花を取り巻く”包葉”です。
                
 

2011年10月12日
向嶋

  鹿児島に出張に行って来ました。まだ大分暖かかったです。島へは24時間フェリーが運航しています。航海時間は約15分で、運賃は150円でした。桜島最高峰は北岳で1117mあります。

 ”鹿児島”は”桜島”の古い地名で、「カゴ」は崖を意味する古語であり、島の四方が崖になっていたとこに由来するそうです。またどちらから眺めてもこちらを向いているように見えることから”向嶋”とも呼ばれていました。1914年の噴火により、大隅半島と陸続きとなりました。

 市内は風向きによっては大量の火山灰が舞い降り、ゴミ回収場には”克灰袋”を回収する場所が設けてありました。

 
  
克灰袋

2011年10月1日
荒川Cycling road

  朝GRTAの練習に荒川河川敷に行って来ました。土手は春は黄色、秋には赤い刺繍に縁どられます。

 遠くには赤城山がくっきりと見えました。
榛名山、妙義山と並び、”上毛三山”の一つに数えられています。カルデラ湖を持つ”複成火山”です。黒檜山(くろびさん:外輪山)が最高峰 (1828m) です。

 日光男体山にある戦場ヶ原には男体山の神(大蛇)と赤城山の神(大百足)が戦い、男体山の神が勝利しました。”アカギ”という名もその神が流した血で赤く染まったことに由来するとも言われ、山麓にある”老神(おいがみ)温泉”でその傷を癒したと伝えられています。

2011年9月22日
風倒木

  昨日夕方6時頃早めに帰宅した時には立っていたのに、10分後には根元からぽっきりと折れて倒れていました。

 7年前に自宅を新築した時に植えたシンボルツリーでした。

 そういえば植えた年には2回も風のため180度曲がってしまった事もあったのですが、根元径15×20cmにも太く大きくなり、毎年早春明るくしてくれました。

 

2011年9月19日
Mamma mia!


カラカサタケ:唐傘茸、握り茸、parasol mushroom
  Macrolepiota procera
 
( ハラタケ科 カラカサタケ属 )

  秋の草原にキノコがいくつも顔を出しています。傘の色はシイタケにも似ていますが、大きさはゴムまり程もあります。

 加熱した上で食用とされますが、生では消化器系の中毒症状を来します。さらに良く似た”オオシロカラカサタケ”は猛毒なので注意が必要です。


 

2011年9月18日
獅子頭

  獅子舞は日本各地の正月行事や晴れの日に舞われ、幸せを招くと共に厄病退治や悪魔払いとして古くより伝えられてます。
 
 インドでは古くより遊牧民がライオンを霊獣と崇め偶像化しました。 それが中国~朝鮮半島へ渡り、7世紀のはじめに仏教の伎楽と一緒に日本に伝来されました。
 
 当時日本でも”縄文の猪送り”、”アイヌの熊送り”、”東北の鹿踊り”のように、動物を大自然の神として敬う精神文化を既に持ち、外来の獅子舞を日本独特なスタイルに熟成させて来たのです。


鹿踊りのはじまり

2011年9月18日
烏頭


 ホソバトリカブト:monkshood. badger's bane
  Aconitum senanense
 
( キンポウゲ科 トリカブト属 )

  渓流のたもとに、ひと際目立つ花が鈴なりに咲いていました。

 塊根を乾燥させたものは”附子(ブシ)”と呼ばれます。ドクゼリ、ドクウツギと並んで日本三大有毒植物の一つです。主な有毒成分は”アコニチン”で即時に神経障害、不整脈を来します。

 芽吹きの頃、セリ、ニリンソウ、ゲンノショウコ、ヨモギ等と似ているため注意が必要です。

 三人の”能楽師”が鼓を打ちながら踊っているようです。
 

                 
鳥兜

2011年9月18日
航跡雲


 台風15号が進路を急に変え、昨日は雨が降っていたため、今日Vi-Bridge に入りました。

 秋晴れの空に飛行機雲が気持良くなびいています。

 飛行機が長々と雲を引き、なかなか消えない時は天候が悪化すると言われています。台風15号がやって来るのでしょうか?

2011年8月27日
初秋


 キョウチクトウ ’アルバム’
            :Common oleander
  Nerium indicum
 
キョウチクトウ科 キョウチクトウ属 )

  上野公園に 『古代ギリシャ展』 に行ってきました。”ディスコボロス”は何処から見てもダイナミックで美しく見えました。


ディスコボロス

 真っ白な夾竹桃が暑かった夏の終わり、秋の始まりを記しています。

 インド原産で、”Oleandrin ”という”強心配糖体”を含み有毒植物でもあります。


2011年8月21日
高砂百合


 タカサゴユリホソバテッポウユリ、台湾百合、Easter lily
  Lilium formosanum
 
( ユリ科 ユリ属 )

  暑かった夏の終わり。雨の中ひっそりと微かに百合の香りを漂わせていました。

 雑草だから抜いても良かったのですが、細い葉っぱ伸び上がって来るのが面白く残しておいたのです。

 テッポウユリは日本原産ですが、このユリは台湾原産で、種を風に乗せて各地で繁殖していきます。
 

 

2011年7月31日
犬槐


 イヌエンジュ:オオエンジュ、エニス
  Maackia amurensis var buerugeri
 
( マメ科 イヌエンジュ属 )

  クロアゲハやコガネムシが沢山集まっていました。微かに良い香りがしました。

 昔から”床柱・床框落掛け”などに、”エンジュ”として利用されてきました。

 マメ科の夏の花として他にハリエンジュ、エンジュ、ネムノキがあります。
 

2011年7月31日
山母子


 ヤマハハコ:pearly everlasting
  Anaphalis margaritacea
 
( キク科 ヤマハハコ属 )

  ハハコグサよりも大きく、たくましさを感じます。

 苞葉が真珠にたとえられています。
 

2011年7月31日
大根草


 ダイコンソウ

  Geum japonicun
 
( バラ科 ダイコンソウ属 )

  開花時期に全草を採集し、生薬で、水楊梅といい、利尿、湿疹、歯痛に用いるそうです。
 


2011年7月30日
Red carpet !


 
コナアカミゴケ
 Cladonia macilenta
 
( ハナゴケ科 ハナゴケ属 )

  倒木の上を色鮮やかに覆っています。

  地衣類は葉状地衣類、樹枝状地衣類、、固着(痂状)状地衣類に分けられます。

 サルオガセと共に真ん中のグループに属します。

 ハナゴケ属は基本葉体と呼ばれる鱗片状の地衣体を形成し、そこから樹枝状の”子柄”が伸長し先端に”子器(赤い部分)”を作ります。

2011年7月30日
四葉鵯


 
ヨツバヒヨドリ
 Eupatorium chinense var.                   sachalinense
 
( キク科 フジバカマ属 )

  糸のように細い筒状花が綺麗です。

  Vi-Bridge から南相木温泉に向かう山道脇に見付けました。

 

2011年7月26日
鉄床雲


 ナポリタン・マスティフ
  Napolitan Mastiff

 

 その容姿から”世界三大恐怖犬種”のトップにも位置づけられています(ちなみにもう二種はブルドッグと絶滅したメキシコの古代犬種イズクウィントリポゾトリ)。

 

 血統書を遡っていくと2000 年以上もの歴史をたどることのできる由緒正しい古代犬種であり、”イングリッシュ・マスティフ”、”チベタン・マスティフ”とともに”モロシアンタイプ(2Group)”の犬種の先祖にもなりました。非常に力強く、犬だけでなくライオンや武装した人間をも倒す闘犬で、すぐれた番犬として”古代の豹”とも呼ばれていますが、主人には忠実で愛情深いとも言われています。

 夕方の空にもくもくと、雄々しく、明日を迎えようとしています。暑い夏がやって来るのでしょうか?



ナポリタン・マスティフ

2011年7月23日
Milkey way


 
エキセアナ’ミルクシェーキ’:バレンギク
 Echinacea purpirea ' Milkshake'
 
( キク科 ムラサキバレンギク属 )

  銀河の星々のように開いて行きます。

  咲き進むとポンポン咲きとなります。

 

2011年7月9日
郭公


 カッコウcommon Cockoo
 Cuculus canorus

 ( カッコウ科 カッコウ属 )


 晴れ渡った草原には”カッコウ”と”ホトトギス”の鳴き声が冴え響いていました。

 この2種は同じ”カッコウ属”に”ジュウイチ””ツツドリ”と共に属しています。

 カッコウ科の鳥は”托卵”する事で知られています。その相手は繁殖期に同じ昆虫食で自分より体の大きさが小さい事でオオヨシキリ、ホオジロ、モズ、オナガなどが選ばれます。

 必ず1個の卵を産みつけ、比較的短期間で孵化したその雛は他の”里親”の雛や卵を全て押し出してしまうそうです。

 ”里親”の体の何倍もある雛はその餌を独占し、その赤い口腔を開く事で給餌本能を刺激するそうです。ここにはどんな”里親”が来るのでしょうか?


カッコウ              オオヨシキリ


2011年7月9日
山躑躅


 ヤマツツジ
 Rhododendron kaempferi

 ( ツツジ科 ツツジ属 )

  家の庭のものより淡い色合いですが、大きく野原を明るくしています。

 午後になり突然空がかき曇り豪雨が落ちて来ました。

 

2011年7月9日
空木


 ウツギ:卯の花
 Deutzia crenata

 ( ユキノシタ科 ウツギ属 )

  今年始めてVi-Bridge に行って来ました。もう草原には夏が訪れていました。
 
 山道際の半日陰に房状に沢山の花を咲かせていました。

 

2011年6月26日
美容柳


 ビヨウヤナギ:美女柳
 Hypericum chinense

 ( オトギリソウ科 オトギリソウ属 )

  夕から霧雨の中、沢山の雄蕊が舞っているようです。

 

2011年6月26日
立葵


 タチアオイ:Hollyhock
 Althaea rosa

 ( アオイ科 アルテア属 )

 梅雨空にすくっと立って咲いています。

 八重の花も混じっています。


2011年6月26日
崑崙花


 コンロンカ:ハンカチの花
 Mussaenda paviflora

 ( アカネ科 コンロンカ属 )

 大きな”ハンカチ(葉)”に比べて小さな黄色い花が愛らしい。

 日本では種子島以南に自生しているそうです。”ハンカチの木”はミズキ科の落葉低木です。


ハンカチの木

2011年6月26日
毛蕊花


 モウズイカ:マリン、moth mullein
 Verbascum Chaixii 'Sixteen Candles'

 ( ゴマノハグサ科 モウズイカ属 )

 ギリシャ神話では悪魔よけとされ、咳や喘息に対して使われて来ました。

 背丈は1m以上にもなりますが、花は可憐で小さく枝分かれして咲いています。

2011年6月22日
Scabiosa


 スカビオサ:マツムシソウ
 Scabiosa atropurpurea 'Oxford blue'

 ( マツムシソウ科 マツムシソウ属 )

 "scab "は”かさぶた”の意味です。昔皮膚病(疥癬)の治療に使われたそうです。

2011年6月20日
”火星人?”


 クナウティア’マーズミジェット’
 Knautia marcedonica 'Mars Midget'

 ( マツムシソウ科 クナウティア属 )

 同科のマツムシソウに似ていますがひとまわり小さな花です。


                 Mars Man

2011年6月18日
残念!
 今年は鉢植えの芍薬の蕾が全て落ちてしまい残念でした。株に力が付かないとあれだけ豪華な花は咲かないのでしょうね。

 十分に光を浴びさせて、来年の花を期待します。

2011年6月15日
松虫草


 スカビオサ:マツムシソウ
 Scabiosa atropurpurea 'Rouge Carmin'

 ( マツムシソウ科 マツムシソウ属 )

 ワインレッド色の渋い花が少しずつ開いて行きます。

 花後の坊主頭のような姿を仏具の”松虫鉦(伏鉦)”にたとえています。

 欧米では”ブラック”という差別語を避けて、”ディープ・パープル”や”アトロパープレア”という言葉を使います。


フセガネ


2011年6月7日
定家葛


 
テイカカズラ
 Trachelospermum asiaticm

 ( キョウチクトウ科 テイカカズラ属 )

 名前は,鎌倉時代初期の歌人の藤原定家に因んでつけられました。
 放っておくと次々と蔓を伸ばして繁茂して来ます。

 プロペラ状の花からわずかな香りします。




2011年6月7日
水花Ⅱ
 北庭ではヤマアジサイとユキノシタが雨の季節を楽しむがように咲いています。

2011年5月29日
水花
 台風2号もやって来て、一日中雨が降り続けています。

 花ひらに水を湛えています。

 水に濡れても尚美しい。

 ”スイカ”は蓮の花の別称だそうです。



2011年5月28日
Water drop rose

 シュワルツ・マドンナ
 


 (HT :独,W.Kordes & Sons.,1992

 昨日例年より早い梅雨入りとなりました。

 雨粒を全身にまといながら開いて来ました。


2011年5月26日
開花まで
 雨が多いこの頃、芍薬の蕾が膨らんで来ています。

 花を咲かせるまでまだ寒い頃からエネルギーを蓄えながら、少しづつ準備をしているのですね。



2011年5月21日
深山延齢草


 シロバナエンレイソウタチアオイWAKE ROBIN, WOOD LILY
 Trillium tschonoskii

 ( ユリ科 エンレイソウ属 )

 北軽井沢で見つけました。花ひらが紫色のものもありました。

 根茎は”延齢草根”と呼ばれ、古くから胃腸薬・催吐剤として使われていますが、サポニンを含む有毒植物でもあります。

 種名は植物採集家 ”須川長之助”さんに由来し、ヒマラヤから日本にかけて見られる小型種です。




2011年5月18日
Charlotte

 シャルロット
 Rosa 'Auspoly'

 (S :英,Austin, D.,1993

 ”シャルロット”とは女性の帽子に見立てた洋菓子の事です。

 また仏語圏での女性の名前でシャルル(Charles)の女性形です。




シャルロット ケーキ



2011年5月18日
仏炎苞


スパティフィラム
  Spathiphyllum wallisii

 (サトイモ科 スパティフィラム属)


 
中央アメリカや南アフリカの熱帯域の森林湿地に自生しています。
 同じサトイモ科の”アンスリウム”や”ミズバショウ”に似ています。

 ”仏炎苞”が白から緑に変わります。

2011年5月18日
Butterscotch

バタースコッチ
 Rosa 'Jactan'

(LCL:米、Warriner, W.A.1986)

 落ち着いた色合いの優しい花色です。

 東南の角のフェンスに沿わせています。

 


2011年5月16日
白灯
 花が終わった後は目立たない雑草のようですが、花時は群れをなして咲くその存在感が圧巻です。



2011年5月14日
Woking 美人”


 クレマチス’ベルオブウォッキング’
 Clematis 'Belle of Woking'

 ( キンポウゲ科 クレマチス属 )


   PatensEngland / Jackman & Son )


 上品で華やかさがある花です。

 パテンス系(PD )の八重のクレマチスです。
 
 花
ひらの形が”ダッチェスオブエジンバラ”とは少し違います。
 
 ”Woking”はロンドンより南西40kmサリー州に位置する小都市です。




2011年5月14日
”はのわ”


 コーヒーノキ
 Coffea arabica

 ( アカネ科 コーヒーノキ属 )

 文献上の最初の記録は西暦575年にイエメンを支配していたペルシャのもので、「当時のアラビア人はコーヒーの実や葉を煎じて飲料を作った」と記述されています。その後もイエメンではイスラム神秘主義修道者に眠気覚ましとして用いられました。15世紀以降一般民衆に広がり、全世界に伝えられたそうです。

 二枚に分かれる葉っぱは最初は一つなんですね。



2011年4月29日
西洋蒲公英


 セイヨウタンポポ:Dandelion
 Taraxacum officinale

 ( キク科 タンポポ属 )

 裏庭の片隅に明るく輝いています。

 種子の丸い冠毛が” たんぽ”(綿を丸めて布などで包んだもの)に 似ていることから、”たんぽ穂”と名づけらたそうです。

 サラダ用として日本に入って来たという事です。Vit A に富んでいます。



短穂(打包)


2011年4月27日
黄海老根


えへへっ

 キエビネ
 Calanthe sieboldii

 ( ラン科 エビネ属 )

 名前の由来は地下に連なる根っこの様子から来ています。日本原産の植物で学名はシーボルトに因んでいます。

 絶滅危惧種ⅠB類に指定されています。




2011年4月15日
春風
 小さなユリの子供のTシャツが春の訪れを喜んでいます。



2011年3月18日
母貝百合


こりん星人

 バイモユリ:フリチラリア、編笠百合
 Fritillaria verticillata var. thunbergii

 ( ユリ科 バイモ属 )

 中国原産の植物です。1718年清国商人が薬用として幕府に献じました。名前は鱗茎の形が子貝を母貝が守っているように見えるところから来ています。花の内側に網状の紋様があるため、”アミガサユリ”とも呼ばれます。

 鱗系茎は鎮咳、去痰、鎮痛作用があるそうです。

 くるくると葉先が巻いて愛らしい。



2011年3月18日
春光
 ミモザが暗い日々に光を放っています。


 希望の光が待ち遠しい。



2011年2月27日
懸巣


 
カケス:樫鳥
 Garrulus glandarius

 ( カラス科 カケス属 )

 朝霧グリーンパークの駐車場で綺麗な羽をを見つけました。。

 小さな小鳥の羽かと思っていたのですが、この鳥の”雨覆(あまおおい)”という羽でした。

 「ジェーッ」とカスレ声で鳴くそうです。

カケス


2011年2月20日
Diamonnd Fuji

Diamonnd Fuji : 2/20 7:50
 道の駅「朝霧高原」で休んでいたところ、突然何台もの観光バスがやってきました。

 皆この瞬間を見に来たのです。
 

 ”ダイヤモンド富士”に対して、淡く光る満月が昇る様を”パール富士”と呼んでいます。満月の前後に限られるため観察するのが難しいそうです。


Pearl Fuji


2011年1月31日
”夕富士


富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)
 午後4時前には日が毛無山に沈み急に寒くなりました。

 「赤富士」は晩夏から初秋にかけて、富士が朝日に染まる現象で、一般に縁起の良い事とされます。

 これは「夕富士」でしょうか?




凱風快晴(赤富士):葛飾北斎


2011年1月31日
” Hypothermia

 北寒が吹き抜ける凍える一日でした。

 「低体温」になると”無関心・錯乱・幻覚”等の症状が出現するようです。
 
直腸温 意識 震え 心拍数 心電図 消化管
35 - 33°C(軽度) 正常 (+) 正常 正常 正常
33 - 30°C(中度) 無関心 (-) 軽度低下 波形延長 イレウス
30 - 25°C(重度) 錯乱・幻覚 (-) 著明低下 Osborn-J波 イレウス
25 - 20°C(重篤) 昏睡・仮死 筋硬直 著明低下 心房細動 イレウス
20°C以下(非常に重篤) ほぼ死亡状態 筋硬直 消失 心室細動 イレウス

2011年1月16日
”旭富士

 寒い一日が始まりました。

 でも旭日が道を照らしてくれています。「今日も元気に頑張りましょう!」と。

 富士山は綺麗でしたが、高原は朝から気温は-8℃で凍えてしまいました。

 でも熱々の豚汁昼食は美味しかった。

ダイアモンド富士”は丁度山頂に陽が昇り(西側から)、沈む(東側から)事を指します。見られる地域が限られています。


ダイアモンド富士(田貫湖):4/20, 8/20

2011年1月10日
蘿藦

袋果

 ガガイモ:カガミ、Japanese milkweed
 Metaplexis japonica

 ( ガガイモ科 ガガイモ属 )

 葉は心臓型でヘクソカズラに似ています。その形がスッポン(ガガ:子亀)に似ている事にも由来しています。

 日本神話では”スクナビコナ”の神が”天之蘿藦船”に乗ってやって来たという言い伝えがあります。

 昔この綿毛を綿の代わりに使ったり、朱を浸み込ませて”朱肉”にしました。止血効果もあるらしい。


種髪

2011年1月10日
"Cru-cru-Screw"

 今日は強い北風が吹きました。

 凩にくるくる葉っぱが回ります。

2011年1月10日
百舌鳥の早贄

枝を引き寄せて撮影。真っすぐ空に捧げられていました。

 モズ:
 Lanius bucephalus

 ( モズ科 モズ属 )


 河川敷にひと際高い”旗印”のように見えました。

 その名前は良く他の鳥の声の真似をする事によります。



2011年1月10日
千年木


 コルジリネ ’アイチアカ’:アカドラ
 Cordyline fruiticosa (terminalis) 'Aichi-aca'

 ( リュウゼツラン科 センネンボク属 )


 東南アジア、オーストラリア北部および太平洋の島々に原生する植物です。

 次々と葉を出し茎を伸ばして行きます。寒い屋外でもきれいな葉色を保っています。

2011年1月3日
”カメ公の旅”

 ”謹賀新年”

 本年も宜しくお願い申し上げます。

 年が明けて風邪を引き、やっと今夜風呂に飛び込みました。

 その時窓際の植木鉢になんと!冬眠中のカメ公が泳いでいるではないですか?

 広い深い水の中を悠々と散策しています。

 今年は「自然との共生」をテーマに決めました。

2010年12月7日
靄?
 師走に入り、寒さも時に感じられるこの頃です。風邪を引かないようお気を付け下さい。
 朝焼けの中、荒川の川面には
”靄”がかかっていました。

 気象観測上”霧”と”靄”の違いは、視程1km 未満のものを”霧”といい、1km 以上10km 未満のものは”靄”と呼んで区別しているとの事です。

 この場合、遠くの山まで見えるので”靄”でしょうか?

2010年11月7日
秋色
 GRTA Championship 出場のため、富士見高原へ行って来ました。

 抜けるような青空に南アルプスの山々の眺めが素晴らしかった。

 北側の八ヶ岳南斜面は紅葉がきれいでした。

2010年11月2日
"Fairy white"


 フランネルフラワー’フェアリーホワイト’
 Actinotus helianthi

 ( セリ科 アクティノトゥス属 )


 オーストラリア原産の植物です。朝日を浴びた灰色のフェルト状の”苞”の先端が少し緑を帯び、冬の訪れを感じさせます。


2010年10月31日
火焔菜


 テーブルビート:カエンサイ
 
Beta vulgaris 
     
ssp. vulgaris var.vulgaris


 ( アカザ科 フダンソウ属 )


 寒くなって来たので、久し振りに”Borsh(ボルゥシィ)”を作りました。ボルシチは”ブイヤベース”、”トムヤムクン”とともに”世界三大スープ”の一つに数えられています。

 どこにもビートの缶詰がなかったので、生の本物を煮込みました。いつもより少し歯応えがありました。

 ビートにはVit Cや糖分も多く含まれ、滋味があり体温まる野菜スープとなります。”甜菜(砂糖大根)”とは同じ属の植物です。


table beet


2010年10月17日
冬鳥?


 おまけです。

 焚火の残り火を撮影していたら、鳥達が渡って行きました。

2010年10月17日
梅の木苔


 ウメノキゴケ
 
Parmontrema tinctorum

 ( ウメノキゴケ科 ウメノキゴケ属 )


 桜の木の樹皮に張り付いています。

 排気ガスには弱い弱いので都市中心部には少なく、サルオガセと同じく大気汚染の指標とされています。


2010年10月16日
”花傘”

 リンドウの”パラソル”が草原のあちこちに開きかけていました。

2010年10月15日
肝木


 カンボク:トリクワズ
 
Vibrunum opulus var. calvescens

 ( スイカズラ科 ガマズミ属 )


 透き通った赤い実が高い空に映えています。

 美味しそうなので口に含んでみたら、名前通り酸っぱくて苦かった。



カンボク

2010年10月15日
羊雲②

 久し振りに訪れたVi-Bridgeは空が青く高くなっていました。

 広く遠くヒツジグモが渡って行きました。

2010年10月9日
Christmas leafs


 ピンオーク:アメリカガシワ、 Swamp oak
 
Quercus palustris

 ( ブナ科 コナラ属 )


 帰りの便はHeathrow 経由でしたが、空港ストのため一日足止めを食らってしまいました。

 カナダ原産の落葉高木で、紅葉が美しいそうです。

2010年10月9日
独逸国花


 ドイツ北部のBerlin, LübeckMölln に行って来ました。ちょうど10月3日は東西ドイツ統一記念日
で飛行機は満席でした。

 湖沼地帯の草原に花開いていました。

 1806 年ナポレオンの侵攻で神聖ローマ帝国(第一帝国)が解体されました。Berlin を逃れたプロイセン(プロシア)のルイーズ皇后は、子供達と一緒にムギ畑に隠れ、その間、矢車菊で花輪を作ってその子供達の頭を飾ってあげました。第二帝国ウィルヘルムⅠ世にとって思い出の花となったこの花は国花となったのだそうです。

2010年10月2日
青糸蜻蛉
アオイトトンボ
 Lestes sponsa
 
 ( アオイトトンボ科 アオイトトンボ属

 ”クロスグリ”にしばらくじっと停まっていました。

 背中がメタリックグリーンに輝いています。

 寒い土地を好むイトトンボで、山岳地帯の高層湿原にも多く生息するそうです。。

2010年9月19日
French cancan !


 秋の夕暮れに”巻雲”が踊っていました。


Henri de Toulouse-Lautrec

2010年9月19日
仙人草


センニンソウ:馬食わず
 
Clematis terniflora

 ( キンポウゲ科 センニンソウ属 )
 
 ”ボタンヅル”とは同属ですが、小葉に鋸歯がありません。
 
 種に”仙人”のような髭が付いているところに由来しています。



2010年9月19日
”赤星蝶”


アカボシゴマダラ
  
Hestina assimilis

 ( タテハチョウ科 
         アカボシゴマダラ属 )

 
 元来日本には奄美大島付近の島々に亜種が分布しています。
 
 1995年秋ヶ瀬公園で確認されて以来、神奈川県を中心とした関東南部に多数定着するようになりました。

 中国亜種が”ゲリラ放虫”されたものとされ、「要注意外来生物」に指定されています。

2010年9月18日



クズ:裏見草
  
Pueraria lobata

 ( マメ科 クズ属 )
 
 三連休に”横浜自然観察の森”に行って来ました。

 朝夕は木陰は涼しく秋の訪れを感じました。

 ほのかに香りを漂わせ、遊歩道一面に散り始めていました。

 旺盛にはびこり、あまり良いイメージの植物ではありません。世界の”侵略的外来種ワースト100”に選定されていますが、根は”葛粉”や”葛根湯”となり有用です。

 ”秋の七草”の一つニ数えられています。

2010年9月12日
”浅草”


                  
  beer jug & flamme d'or

 1945年戦災で焼失し、1973年に再建された”浅草寺”の五重塔(48m )と”スカイツリー(448m )”が並び立ちます。

 ”浅草”とは隅田川沿岸が砂地が多く、大きな草も生えなかっため、「浅々しき草」の意と言われています。

 来年7月24日地上デジタル放送開始に合わせて、空に向かって背伸びをしているようです。

 完成すると武蔵の国に因んで634m となり、電波塔としては世界一となるそうです。


2010年8月29日
木大角豆


キササゲ:木ササゲ、雷電桐
       雷の木
  
Catalpa ovata

 ( ノウゼンカズラ科 キササゲ属 )
 
 ビブリから帰って来ると炎熱地獄でした。たまらず”旗川”に水遊びに行って来ました。

 このインゲンのような実は”梓実”と呼ばれ、利尿作用があるそうです。

 ”ササゲ(大角豆)”は赤飯に入れる豆のことで、この実ではありません。


キササゲ

2010年8月20日
”サマビ山の熊”


 ビブリに”ツキノワグマ
”が出現し、キャンプサイトが半閉鎖となってしまいました。山に餌がない時期にバーべキューの焼き肉の匂いに釣られて降りて来てしまったようです。

 焚火を燃やし、懐かしの音楽CD を流し、いつもと違った夜を過ごしました。

ニホンツキノワグマ
Asian black bear, Hymalayan black
 Ursus thibetanus japonicus
 
 ( クマ科 クマ属 )

 日本の
ツキノワグマの推定個体数は約1万頭、ヒグマが約2,000頭と少なく、合わせて年間約1千頭が殺されており、絶滅も危惧されている地域もあるそうです。

 北米ではクマ猟犬である"Karelian bear dog"を訓練し、クマを傷つけず追い払う方法(共生)が導入され、日本でもNPO Picchioが試行しています。


                          ツキノワグマ

2010年8月14日
地衣類


ホンドサルオガセ
:本土猿尾枷、霧藻
  
Usnea pangiana

 ( サルオガセ科 サルオガセ属 )
 
 ”シラカバ”の木から髭のように生えています。

 ”地衣類”は菌糸(主に子嚢菌類)で作られた構造の内部に藻類(藍藻や緑藻)が共生しており、藻類の光合成産物により、菌類が生活しています。

 リトマス試験紙は地衣類である”リトマスゴケ”から得られたものだそうです。

 空気中の水蒸気を吸って生き、空気が澄んでいないと育たな
いとされ、大気汚染の”指標植物”としても使われます。

2010年8月8日
接骨木


ニワトコ:庭床、
elderberry
  
Sambucus sieboldiana

 ( スイカズラ科 ニワトコ属 )
 
 暗い渓流の水辺に実っていました。

 昔この枝を黒焼きにして、うどん粉と食酢を混ぜて骨折部に塗布し副木を当てて治療したらしい。

2010年8月8日
黄苑


キオン
  
Senecio nemorensis

 ( キク科 キオン属 )
 
 薄暗いカラマツ林の所々に咲いていました。

 ”シロタエギグ”は同属の植物ですが、”シオン”とは別属です。


シロタエギク

2010年8月8日
釣鐘人参


ツリガネニンジン:ジャシン、ヤマトトキ
  
Adenophora triphylla var. japonica

 ( キキョウ科 ツリガネニンジン属 )
 
 草丈が”ソバナ”より大きく、花が小振りに見えます。

 ”スズラン”の花の形をしていて、雌しべが長く伸びています。

 春の若芽は”トトキ”として食用になります。

 根は”沙参(シャジン)”という生薬として、去痰、鎮咳作用があります。



2010年8月8日
”鳥点”


  サマビ山からの日の出、鳥達が”光の点”になって舞っていました。

 新しい一日の始まりを祝っています。
 

2010年7月31日
夕菅


ユウスゲ:黄菅
  
Hemerocallis citrina vesperitita

 ( ユリ科 ワスレグサ属 )


 ”夜開植物”で夕闇を明るくしています。一日花で翌日にはしぼんでしまいます。

2010年7月31日
河原撫子


カワラナデシコ:ナデシコ、大和撫子
  
Dianthus superbus var. longicalycinus

 ( ナデシコ科 ナデシコ属 )


 滝見温泉への道すがら、林道沿いにピンクのぼたんを付けています。

 ”秋の七草”の一つに数えられています。

 ”カーネーション”は同じ仲間で、”西洋撫子”と呼ばれ、多種の交配種が産出されています。

2010年7月31日
岨菜


ソバナ:ジャシン、ヤマトトキ
  
Adenophora remotiflora

 ( キキョウ科 ツリガネニンジン属 )
 
 沢沿いに群生していました。

 学名のAdenophoraは、ギリシャ語のadenos(腺)が語源で、植物全体に乳液を出す腺細胞があるところから来ているそうです。
adenoma(腺腫)、adenoid(扁桃腺肥大)も同じ由来の言葉です。

 若芽は歯触りがよく、山菜として一級品と言われています。

 ”ツリガネニンジン”とは同属ですが花の形、付き方、雌しべの長さが違います。



ツリガネニンジン

2010年7月31日
”沢苺”


  わんこプールにも熊が訪れるのでしょうか?

 今年は暑くて食べ物がなく、つい最近もヤマノカミの付近で目撃されたそうです。

 2m位の大きな枝にたわわに実らせていました。

 少し甘酸っぱい味がしました。

2010年7月31日
藪虱


ヤブジラミ
  
Torilis japonica

 ( セリ科 ヤブジラミ属 )


 ”線香花火”のように”虱”のような小さな花が散っています。

 その果実には毛が密生し、衣服や動物の毛に付く事から名付けられました。



 

2010年7月31日
鵯花


ヒヨドリバナ
  
Eupatorium chinese var. oppositefolium

 ( キク科 フジバカマ属 )


 ”秋の七草”の”フジバカマ”とは同属で、楚々とした姿を見せています。。


 和名は”ヒヨドリ”が山から下りてきて鳴く頃に開花することから来ているそうです。



 

2010年7月31日
”矢車”


  ホトトギスに隣り合ってその”ギザギザ”を広げていました。

 まだ蕾は付けていませんでした。

2010年7月31日
幽遠


タマガワホトトギス:玉川杜鵑草
  
Tricyrtis latifolia

 ( ユリ科 ホトトギス属 )

 
 沢沿いに群生していました。

 普通の”ホトトギス”は秋咲きですが、夏色の花を見せてくれています。

 花や若葉の斑点が ”杜鵑”の胸の斑点に似ている事から名付けられました。


ホトトギス

2010年7月31日
瓜楓


ウリカエデ:
メウリカエデ
  
Acer crataegifolium

 ( カエデ科 カエデ属 )

 
 ピンクがかった”翼果”がきれいです。

 日本固有種で、分布は本州(福島県以南)、四国、九州に分布します。

 ウリカエデの樹皮は、緑色の地に細くて黒い線が入っており、この樹皮がマクワウリの果皮に似ている事に由来します。


マクワウリ

2010年7月31日
藪手毬



オオデマリ
ヤブデマリ
 Viburunum plicatum var. tomentosum

 ( スイカズラ科 ガマズミ属 )

 谷沿いなどに
咲き誇り、コミスジが何匹も集まっていました。本種の園芸種にオオデマリがあります。

コミスジ

 Neptis sappho
 
 ( タテハチョウ科 ミスジチョウ属 )

 表から見ると、「三」の字の白い横筋が見えます。



ミスジチョウ

2010年7月31日
下弦の月


 ビブリにキャンプに行って来ました。

 昼間は30℃を超え、太陽がじりじり照りつけていました。

暑くて眠れなかった翌朝、空には月が降りようとしていました。

 上弦・下弦は沈む時の”弦”の向きにより命名されています。


上弦の月               下弦の月

2010年7月25日
”夜夢花?”


 熱帯夜の続く今夕、ゴロゴロと稲光が飛び交い大きな雨粒が顔を打ち付けました。

 夢か幻か?蜘蛛の糸の投網をを四方に放ち宵闇に妖しい光を放っています。花の中央に3裂する雌しべ(雌花)があり、雨に濡れて未だ開いて行く途中です。

 
他の昆虫がこの花に止まって蜜を吸うのを防ぎ、飛びながら空中に静止できる能力を持つ”スズメガ”だけに限定することで、受粉の効率を上げているらしい。


スズメガ

2010年7月20日
自然?人工?


 コンクリート製の道路柵に”プミラ”が絡みついています。
 
 元々は人造物も自然の産物で調和できるものです。



2010年7月20日
蝦蛄葉サボテン


シャコバサボテン:
Christmas cactus, Denmark cactus
  
Schlumbergera(Zygocactus) truncatus

 ( サボテン科 カニバサボテン属 )


 ”バンザイ !! 夏休みだぞっ !! ”子供達が小躍りして喜んでいます。

 ブラジル高山原産で、明治時代に渡来し、デンマークで品種改良されました。


 ”サボテン”は16世紀後半にポルトガル人によって日本に持ち込ました。”ウチワサボテン”の樹液を”シャボン(sabão石鹸) ”として使っていため”シャボテン”と呼ばれるようになったそうです。

2010年7月19日
藪茗荷


ヤブミョウガ
  
Pollia japonica

 ( ツユクサ科 ヤブミョウガ属 )


 朝露に濡れた葉の間から可憐な花を立ち上げています。

 東アジアに分布し、湿気の多い土地を好みます。

 ”両性花”と”雄花”が混在しているそうです。



2010年7月19日
丘虎尾


オカトラノオ:
gooseneck loosestrife
  
Lysimachia clethroides

 ( サクラソウ科 オカトラノオ属 )


 「横浜自然観察の森」に行って来ました。

 梅雨明けを告げるように爽やかに咲いていました。
 
 中国および日本原産の植物です。

 ”沼虎尾”と違い花序が途中で傾いています。



2010年7月3日
木蔦


キヅタ:冬蔦
、へデラ
  
Hedera rhombea

 ( ウコギ科 キヅタ属 )


 武蔵野の薄暗い林の根元で艶やかな緑を返しています。

 甲子園の”ナツヅタ(アイビー)”はブドウ科で紅葉の後落葉しますが、フユヅタは常緑です。

 ”ツタ”は”伝う”の語根に由来しています。”蔦”は鳥が木に宿るように、他の木に宿る植物を表しています。



ナツヅタ

2010年6月20日
紫馬簾菊


エキナセア ’プルプレア’:バレンギク、
            
Purpure coneflower
  
Echinacea purupurea

 ( キク科 ムラサキバレンギク属 )


 初夏の雰囲気を感じさせてくれます。

 アメリカ先住民の民間薬として伝承されて来ました。免疫力を高める作用があるとされ、ハーブとして幅広く使われるようになりました。感染症やウイルス性疾患、免疫促進に有効であるといわれています。


纏の馬簾

2010年6月14日
”あじさんご”

 目に見えない程の”アナベルの赤ちゃん”が長い時間をかけて色付き花開いて行きます。

2010年6月14日
梅雨入り


ヤマアジサイ ’藍姫’:サワアジサイ
            
Bigleaf hydrangea, Garden hydrangea
  
Hydrangiea macrophylla serrata 'Aihime'

 ( アジサイ科 アジサイ属 )

 北側の裏庭に花を付けました。

 ”ヤマアジサイ”は大きな”装飾花”と呼ばれる花が小さな両性花を取り囲む事(額咲き)から名付けられています。

 ”セイヨウアジサイ”に比べると小振りです。1789 年日本原産のアジサイが初めてヨーロッパに渡り交配され、花の大きなアジサイとして、逆輸入されました。アルカリ土壌のヨーロッパではピンク色が多かったそうです。

 藍色が赤くなったのは酸性土壌のせいでしょうか?リトマス試験紙”のようですね。



2010年6月9日
毒矯


ドクダミ:毒溜、毒痛み、=薬、蕺草
  
Houttuynia cordata

 ( ドクダミ科 ドクダミ属 )

 空き地や庭のあちこちに旺盛にはびこり、名前からは悪いイメージに直ぐ結びついてしまいます。

 しかしネギ坊主のような蕾と、無垢な花ひら(苞)は天上の植物のようでもあります。

 この植物の匂いは”デカノイル・アセトアルデヒド”という物質で、細菌やウイルスの活動を抑える力があるといわれています。

 ”十薬(重薬)”とも呼ばれる生薬で、馬には十種の薬効があるそうです。

2010年6月6日
”誰だ

 不法侵入者がいたようです。

 ”サガエ”が周囲に睨みを効かせています。

2010年6月5日
”白鳩”
ブランシュ・コロンブ
 Rosa 'Blanche Colombe'
 
 ( CL :Delbard1995

 北側のフェンスが寂しいので、今年植えたつるバラです。

 陰の中にも優しさが表れています。




2010年5月30日
糖花

 これがあの花?と思われる位可愛いい”ヤグルマソウ”が一輪咲きました。

 ”金平糖”の語源はポルトガル語のconfeito です。1550 年にカステラ、有平糖など南蛮菓子として伝えられました。正式な突起の数は24個だそうです。




コンペイトウ          アルヘイトウ

2010年5月29日
箆大葉子


ヘラオオバコ
  
Plantago lanceolata

 ( オオバコ科 オオバコ属 )

 ヨーロッパ原産で江戸時代末期に渡来しました。

 麦わら帽子にも似たほのぼのとした感じがのどやかです。

 葉は箆状で”オオバコ”よりひょろっとしています。




 
 
オオバコ

2010年5月22日
崑崙草


コンロンソウ
  
Cardamine leucantha

 ( アブラナ科 タネツケバナ属 )

 雨の軽井沢を走って来ました。

 薄暗い林の中に群生しています。

 余り冴えない雑草のようですが、清楚な雰囲気があります。

 ”崑崙山脈(南山)”はチベット高原を挟んで”ヒマラヤ山脈”と対峙する約3000km に及ぶ大山脈で、6000m 以上の山が200 峰以上あります。その北には”タリム盆地”を挟んで”天山山脈(北山)”がそびえています。

 
 
中国の山脈(下からヒマラヤ山脈、崑崙山脈、天山山脈)

 

2010年5月16日
宝箱

 キャンプから帰ってきたら、一気に開いていました。

 宝石箱を開けたようです。澄んだ香りを漂わせています。


2010年5月15日
”青星天”


フデリンドウ:筆竜胆
  
Gentiana zollingeri

 ( リンドウ科 リンドウ属 )

 川上村にキャンプに行ってきました。

 まだ山は新緑が始まったばかりで、朝は氷点下となりましたが、もう小さな春の息吹が聞こえていました。

 秋のリンドウよりも随分小さいですが、空の青色を映しています。

 属名はBC180 頃の現バルカン半島西部の王国”イリュリア”の”ゲンティウス王”を称えたものだそうです。

2010年5月5日
雛罌粟


 ヒナゲシ:虞美人草
  
Papaver rupifragum 'Flore Pleno'

 ( ケシ科 ケシ属 )

 今日は一気に気温が上がりました。

 固かった蕾がフワッと開き、爽やかな風に揺れています。。

2010年5月3日
緑子・赤子”


 ニシキギが花を付けていました。

 ツリバナの花と良く似ています。

 
日本国最初の法律”大宝律令”では三歳以下の子供を緑子”と称し、緑の持つ生命力の強さを感じさせます。

 ”赤子”の語源は、分娩時胎盤の血液が新生児に押出され多血症となり赤く見える事に因ります。

 新芽が赤いのは紫外線から守るアントシアニン(赤紫色素)が密集しているためで、葉緑素が形成され緑に変わるそうです。


ベニカナメモチ

2010年5月3日
地獄の釡の蓋


 キランソウ:金瘡小草、金欄草
         紫蘭草
  
Ajuga decumbens

 ( シソ科 キランソウ属 )

 ”野菊の広場”へ直登する急な階段で一息付いた時に脇に見付けました。。

 薬草として知られ、”地獄に蓋をして病人をこの世に戻す”事から名付けられました。

 生薬として”筋骨草”と呼ばれ、高血圧、鎮咳、去痰、解熱、健胃、下痢止めに効果があるそうです。

2010年5月2日
girl !


 シャガ:射干、著莪、胡蝶花
  
Iris japonica

 ( アヤメ科 アヤメ属 )

 ”横浜自然観察の森”の入り口に咲いていました。

 鮮やかな色と形の取り合わせが目を引きます。

 檜扇(ヒオウギ)の漢名の”射干”が名前の由来です。

 中国原産の植物です。

2010年4月20日
space shuttle !


 雨の日の翌朝、キバナホウチャクソウが露を湛えていました。

 ISS に到着したスペースシャトルのようです。

 スペースシャトルは全長56m の巨大な宇宙船です。
Colombia
ChallengerDiscoveryAtlantisEndeavor の5台が製造されました。2台の犠牲の元に、多くの実験成果を残し計画は終了しました。

 

 

2010年4月20日
silver leaf


 ブルンネラ マクロフィラ ’ルッキング・グラス’
  :ブルネラ
  
Brunnera macrophylla 'Looking Grass'

 ( ムラサキ科 ブルンネラ属 )

 同じムラサキ科の”勿忘草に似た小さな花を咲かせます。

 属名はスイスの植物学者 Samuel Brunner に因んでいます。

2010年4月17日
采配?


 昨年はシマトネリコが生い茂り、花があまり付きませんでした。

 11月に剪定してもらい、今年は沢山花を開いています。

 山桜のように控え目で清楚です。

 秋の紅葉も見事です。

 Amelanchier asiatica ザイフリボク、シデザクラ )の花片はもっと細く名前の由来となっています。



 

  四手桜           采配

2010年4月17日
狸萱


 今年も顔を見せてくれました。

 黄色く見えるのは”雄小花”の葯(やく)です。下方に”雌小花”があり、垂れ下がる様がその名の由来となっています。

2010年4月16日
"parabolic flower"


 アンテナがぱっと開きました。

 花冠が反り返り、こちらから見ても美しい。

 春の息吹きを周囲に放っています。

2010年4月11日
日傘


 富士山は一日傘を被っていました。

 形も次々と変わって行きます。

 日が差すと暑い位のお天気でしたが、夕方には雲に隠れてしまいました。

2010年4月11日
朝霧高原


 今日は暖かい日よりとなりました。

 日本海を低気圧が通過し、湿った暖かい空気が流れ込んでいます。

 ”笠雲”と”吊し雲”が富士山に現れると、
70-80%24 時間以内に雨が降るそうです。


 
レンズ雲(吊し雲)

2010年4月6日
桜寝子?


 今日は5月上旬の陽気となりました。

 上野公園では桜の枝の上でが日向ぼっこしていました。

 「下界はうるさくて眠れやしないニャン!」

2010年4月4日
潜望鏡?


 少し濃い斑のある濃緑の葉の間から周りを窺うように蕾が立ち上がって来ました。
 
 妖精の誕生です。

2010年4月4日
太刀


 新芽というより太刀という感じで立ち上がって来ます。

 もう生まれたての覆輪の葉が折り畳まれています。

2010年3月22日
北岳
 奥へ間ノ岳(3189m )、農鳥岳と連なる”白峰三山”の主峰(3193m )です。

 清里からは日本高峰五座の内、三座を見る事ができます。
 

 <日本山岳ランキング>
 ❶ 富士山  3776m
 ❷ 北岳    3193m
 ③ 奥穂高岳 3190m
 
❹ 間ノ岳   3189m
 ⑤ 槍ヶ岳   3180m 
 
2010年3月22日
清泉寮前牧草地

 GRTAの研修会がこのフィールドで開催されました。

 左に鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)、中央に白峰三山、右に甲斐駒ガ岳)が望めます。

 

2010年3月22日
黒子

 富士山も雄大ですが、それに負けない
茅ガ岳
の存在感が立派です。
 

2010年3月22日
朝ぼらけ

 日の出前にジョギングに出かけました。

 荘重な雰囲気の中、山々が揃い踏みしていました。

 左に瑞牆山(2230m)、右に金峰山2595m)が見えます。

 ”瑞牆”とは神社の周囲の垣根の事です。 
 

2010年3月20日
辛夷


 コブシ:辛夷、木筆、田打ち桜
  
Magnolia kobus

 ( モクレン科 モクレン属 )

 風もなく暖かい一日でした。春に向かい”握り拳”が開いて行くようです。

 花蕾は鼻づまりなどに効果があり、生薬名を”辛夷(しんい)”といい漢方薬に配合されます。


拳(コブシ)

2010年2月18日
牡丹雪


 アオダモの梢に大きなぼたん雪が降り積もりました。小さな結晶が見えています。

 気温が高く、お昼頃には溶けてしまいました。

2010年2月13日
待雪草


 スノードロップ:雪の花、ガランサス
  Galanthus nivalis

 ( ヒガンバナ科 ガランサス属 )

 今朝から小雪が舞い落ちています。

 二月初めから花を咲かせ続けています。

 春の訪れを告げる花として知られています。

 何となくクリオネに似た妖しい雰囲気もあります。




クリオネ:ハダカカメガイ、sea angel
 Clione limacina

 ( ハダカカメガイ科 クリオネ属 )

2010年2月1日
如月の頃


 今日から二月に入り、夕方から霙模様となりました。

 ブルーベリーの枝に雪が載っています。
明日の朝は降り積もっているでしょうか?静かな夜が更けて行きます。

2010年1月24日
真白衣

浅間山

 大寒に入りましたが、今日は少し暖かくなりました。

 富士も浅間も真っ白にそびえています。




2010年1月16日
寒の内

黒縄

 アカシデ:赤四手、ソロノキ

  
Carpinus laxiflora

 ( カバノキ科 クマシデ属 )

 今日は寒い一日でした。

 葉を落とした木々も肌寒く見えました。

 花穂がしめ縄に使われる紙垂(しで)に似ているところから名付けられました。


2010年1月10日
北富士

 白根山                  男体山  

 中央に見える西の富士山と対峙するどっしりとした山は男体山(なんたいさん、二荒山、日光富士:2484 m)です。

 男体山は右方の女峰山(にょほうさん)の間に大・小真名子山(愛子)を抱え、北西側に太郎山を擁し、火山一家を形成しています。

 約7000 年前男体山が噴火し、中禅寺湖、戦場ヶ原、華厳滝ができました。過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山を”活火山”と呼んでいます。


2010年1月3日
霜花

 セイタカアワダチソウの綿花と地に降りた水が柔らかく同じリズムを奏でています。
       


2010年1月1日
lunar eclipse

4時22分 部分月食

 新年は風も雲一つなく晴れ渡っています。

 左下がほんの僅かに欠けました。その縁は柔らかくにじんで見えました。

 静かな2010 年を迎える事ができました。

 今年も宜しくお願いします。

 皆様のご健康をお祈り致しております。


       

2009年12月31日
行雲流水

 積雲が淀む事なく流れます。

 また新たな日々が巡って来ます。

 今年も色々お世話になりました。

 

        

2009年12月31日
走る風に流れ雲

 冬型が戻り北風が吹きつけて来ました。

 雲もあっという間に流れ、形を変えて行きます。


 

        

2009年12月27日
”小宇宙”

 オレンジ色の実の中に浮かんでいました。

 子象?コアラ?カマキリ?大黒様?打ち出の小槌?色んなものが見えて来ました。



打ち出の小槌      大黒様

2009年12月20日
”枯野の実り”

 
枯れ渡った野原を飾っていました。

 このヘクソカズラ”の果実を良く水洗し潰し練り合わせて塗り込むと、しもやけ、ひび、あかぎれなどに効くそうです。



        

2009年12月19日
Russianblue

 今日はお昼頃になると随分暖かくなりました。

 日向ぼっこをしていたのに、散歩から帰ったリサに吠えられて固まってしまっています。

 今から約6500 万年前に発生した”ミアキス”という動物がイヌ、クマ、ハイエナ、ネコ、イタチ等の”肉食哺乳類(食肉目)”の共通の先祖だそうです。

 このミキアスの中で森を出て草原で共同で狩りを行うグループ(狼属)と森に残って樹上生活をしたグループ(猫属)に分かれました。

 ”イヌ”の人間の命令にも従う性質と”ネコ”の森で単独で狩りを行う性質が生まれたとされています。


ミキアス

2009年12月19日
”氷角”

 「蓮鉢に身がひきしまり初氷」

 今日は真っ青に晴れ渡りました。

 今年もあと2週間となりました。

 皆様風邪を引かないように !!



        

2009年12月4日

ヒヨドリ:Bloun-eared Bulbul
 Hypsipetes amaurotis
 
 ( ヒヨドリ科 ヒヨドリ属 )

 しばらく前から北側の窓際のソヨゴに鳥が赤い実を啄みに来ていました。

 息をこらえてようやく写真に収める事ができました。

 鳴き声は「ピーヨ、ピーヨ」と聞こえ、和名はこの鳴き声に由来します。

 市街地に秋渡来し越冬し、翌春には山地に戻って繁殖する”冬鳥(漂鳥)”ですが、春になっても市街地に留まる個体もいるそうです。


ヒヨドリ

2009年12月1日
Xmas ornament

 今年は未だが降りません。

 窓際に冬が見え、師走を迎えました。

 ”ニシキギ”も今年最後の紅葉を見せています。





ニシキギ
        

2009年11月29日
何の尻尾?
タイワンリス:Taiwan squirrels
 Callosciurus erythraeus thaiwanensis
 
 ( リス科 ハイガシラリス属 )

  横浜自然観察の森を再訪しました。

 遊歩道を歩いていると、「グワッ、グワッ、グワッ」っと蛙のような鳴声が頭上から聞こえて来ました。何匹も居る様でした。

 江ノ島植物園で飼っていたのが台風の時に逃げ出し、鎌倉市内で繁殖するようになったそうです。

 在来種の”ニホンリス”は少し小型でお腹が白く、冬になると”耳毛”が伸びます。


         
ニホンリス

2009年11月28日
皇帝ダリア

 コウテイダリア:木立ダリア、
竺牡丹、Tree Dahlia
  
Dahlia imperialis

 ( キク科 ダリア属 )

 空高く花を咲かせています。

 メキシコ原産の植物で、3-6m 位にも大きくなります。

 属名は18世紀のスウェーデンの植物学者Dahl に因みます。

 日本には江戸時代末期にオランダから持ち込まれました。

2009年11月27日
”寒い河江~”
ギボウシ”サガエ”の葉が落ちる前に綺麗に紅葉しています。
 
 ”寒河江”という言葉
の語源は”寒川”で神奈川県の寒川町にその名の由来があり、その昔寒河江市にある寒河江川の入江に移住した事から来ているそうです。


2009年11月21日
竜脳菊

 リュウノウギク
  
Chrysanthemum makinoi (Dendranthema japonicum)

 ( キク科 キク属 )

 一粒のキクの種が駐車場の敷石の間の僅かな土に飛来しました。

 冬の始まりの短い合間に花開いています。

 百人一首の「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」に詠まれているのはこの花でしょうか?

 全体の香りが”竜脳”に似ているところに由来します。

 竜脳はフタバガキ科の竜脳樹の樹脂から産する香料で、”樟脳”の香りに似ているそうです。

2009年11月20日
目出たしっ

 11月になりストーブを入れたら、”ハヤトウリ”から「ぐにゅっ」と芽が出て来ました。
 

2009年11月15日
ゆりが丘公園

 
 今日は小春日和となり、気温も24度に上がり心地よい一日となりました。

 この公園は百合が沢山咲くのかな?と思っていましたが、今日名前の由来が解りました。

 まだ小さいですが20本以上の”ユリノキ”が美しくひらひらと揺れていました。
 

2009年11月9日
ぎゅ~っ
ハヤトウリ:隼人瓜、千成瓜、Chayote
 Sechim edule
 
 ( ウリ科 ハヤトウリ属 )

 厳つい顔をした瓜を頂きました。

 炒め物にして食べました。冬瓜に似て淡泊でさっぱりして美味しかったです。

 原産地は熱帯アメリカで大正初期に鹿児島へ伝わった事に由来しています。

 中国では”佛手瓜”と呼ばれ、縁起物として贈られます。何かをしっかり握っているようです。


2009年11月7日
地球儀?

 ”立冬”の今日は風もなく”小春日和”となりました。

 この5年間に大きくなった、シマトネリコミモザビーバナムトキワマンサクフェイジョアの剪定をお願いしました。

 ヤブランの実の模様が”ユーラシア大陸”のように見えます。
 

2009年11月3日
凩1号

 昨夜木枯らし1号が吹きました。

 河川敷ではまだ北風が吹きつけています。

 風と太陽にキラキラと輝いています。

 ”木枯らし”とは日本の太平洋側で晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s 以上の北寄りの風の事で、冬型の気圧配置になった事を示しています。

 
 

2009年10月31日
鈴懸の木
モミジバスズカケノキ:プラタナス
 Platanus×hispanica
 
 ( スズカケノキ科 ツバキ属 )

 直径2m 近い巨木です。大地からどっしりと立ち上がっていました。



2009年10月31日
Lisa? ごん狐?  Meerkat !

 根が水中に浸かると、呼吸ができなくなり枯死してしまいますが、”膝”と呼ばれる気根を出して、水辺でも50 m近くも大きくなります。






ミーアキャット

2009年10月31日
沼杉
ラクウショウ:ヌマスギ、bald cypress
 Taxodium distichum
 
 (スギ科 ヌマスギ属 )

 園内の北側(新宿通り沿い)の一画に落羽松の大木が何本もそびえていました。

 まだ紅葉には早かったようです。

 北アメリカ原産で、沼地や湿地に育つ事が多く、鍾乳洞のように奇妙な”気根”が地面から生えています。
 

2009年10月31日
Dogwood
ハナミズキ:アメリカヤマボウシ、flowering dogwood
 Cornus florida
 
 ( ミズキ科 ミズキ属 )

 ”ユリノキ”を見に新宿御苑へ行って来ました。

 一部紅葉していましたが、残念ながら温暖化のせいか葉が枯れたようになっていました。

 新宿門の入り口に沢山赤い実を付け秋の終わりを知らせていました。

 北アメリカ原産で、1915 年ワシントン市へ”ソメイヨシノ”を贈った返礼として渡来しました。

 "dogwood "とはこの木の樹皮を煎じて犬の蚤退治に使った事に由来するそうです。
 

2009年10月25日
何の実?

 緑のグミを4つつなげたような実を付けた木がありました。

 何の木なのでしょうか?

 お分かりになる方教えて下さいませんか。

2009年10月25日
山茶花
サザンカ
 Camellia sasanqua
 
 ( ツバキ科 ツバキ属 )

 雨の後、しっとりと花を開いていました。

 中国では”ツバキ”を”山茶花”と呼んでいましたが、この花が日本へ入って来た時に”茶山花(サザンカ)”として 間違って定着したそうです。

 ”ツバキ”と違い、花ひらは別れて散って行きます。
 

2009年10月25日
錦木
ニシキギ:剃刀の木
 Euonymus alatus
 
 ( ニシキギ科 ニシキギ属 )

 きれいな紅葉が始まっています。

 枝に”コルク質の翼”が発達するものを”ニシキギ”、しないものを”マユミ”と呼んでいます。

 ”ツリバナ”の実と形がそっくりですが、小振りで、吊り紐が短いようです。

2009年10月25日
野原薊
ノハラアザミ
 Cirsium tanakae
 
 ( キク科 アザミ属 )

 散歩道際に雨粒を受けて咲いていました。

 ”ノアザミ”は春から夏にかけて咲き、大振りで、総苞片は反り返らず、粘りがあるそうです。


2009年10月25日
水引
ミズヒキ
 Antenoron filiforme
 
 タデ科 ミズヒキ属 )

 ”水引”とは紙をこより状にした上から糊を引き、乾燥して水を引き、また糊を引く。この行程を繰り返す事に由来するとも言われています。

 雨に濡れ、果実が少しづつ色付いて行きます。

 ”銀水引(白花)”やや”御所水引(赤白花)”と呼ばれる仲間もあるそうです。
 

2009年10月25日
初冬の訪れ
 台風20号が接近し、一気に肌寒くなりました。

 落ち葉も流れ去って行くのでしょうか?

 秋の季節の終わりを告げています。

 横浜南部と鎌倉市に広がる”横浜自然観察の森”を散歩して来ました。

2009年10月24日
”蟷螂の愛”
アリゾナイトスギ ’ブルーアイス’:Arizona cypress
 Cupressus arizonica 'Blue Ice'
 
 (ヒノキ科 イトスギ属 )

 10年以上前に植木市で安く買いました。鉢植えで育てていますが枝が疎らでなかなか良い形になりません。

 青味がかった銀白色が綺麗です。

ハラビロカマキリ:腹広蟷螂
 Hierodula patellifera

 (カマキリ目 カマキリ科)

 「蟷螂の斧を振りかざす」と言えば、弱者が自分の力量を量らずに大敵と戦う事を指します。

 その姿に反して、子供達を見守る母の愛を感じました。
 

 

2009年10月24日
大文字草
ダイモンジソウ:Rockfoil
 Saxifraga fortunei var. incisolobata
 
 ( ユキノシタ科 ユキノシタ属 )

 知人から頂きました。

 ”大の字”を筆で優しく描かれています。園芸種には”人字草(ジンジソウ)”というのもあるそうです。


 ”ユキノシタ”の葉汁は霜焼け、火傷やかぶれの薬として使われました。
 

2009年10月23日
姫蔓蕎麦
ヒメツルソバ:カンイタドリ、ポリゴナム、smart weed
 Persicaria capitata
 
 ( タデ科 イヌタデ属 )

 庭の西側にいつの間にか”V字の葉”を伸ばしているのは知っていました。

 小さな花をようやく一つ咲かせました。

 ヒマラヤ原産の植物です。


2009年10月18日
”天高く葦越ゆる秋”
アシ:ヨシ、難波草、Reed
 Phragmites communis
 
 ( イネ科 ヨシ属 )

 河川敷に背高く伸び、遠く何かを見張っているようです。

 アシが「悪し」に通じるため、「良し」と呼ばれます。関東では”アシ”、関西では”ヨシ”が一般的です。

 昔中国では秋になると”匈奴”と呼ばれる騎馬民族が収穫物略奪のために攻めて来ました。

 「天高く馬肥ゆる秋」とは「美味しいものが多く、食欲が増進し太る秋」という意味ではなく、「北を良く見張って注意しよう」と皆で呼びかけていたのでした。

2009年10月17日
狐の孫
キツネノマゴ:メグスリバナ
 Justicia procumbens
 
 ( キツネノマゴ科 キツネノマゴ属 )

 野菜畑?の間に見つけました。

 花穂がふさふさしている所が名前の由来でしょうか?

 小さな唇形花が見えます。

 中国では乾燥し煎じて洗眼薬として使われていたそうです。


2009年10月17日
大和小灰蝶
ヤマトシジミ
 Pseudozizeeria maha
 
 ( シジミチョウ科 ヒメシジミ属 )

 河川敷斜面の刈り残された野菜畑?に沢山の蝶が舞っていました。その光景は一瞬”楽園”を想わせました。

 モンシロチョウは動きが早く捉える事ができませんでした。

 メスの羽表は褐色ですが、オスは淡い空の色です。

2009年10月12日
烏瓜
カラスウリ:玉章(タマズサ)、キツネノマクラ
 Trichosanthes cucumeroides
 
 ( ウリ科 カラスウリ属

 秋色に熟れました。

 アオダモの木に生っています。

 花を見る事ができませんでした。雌雄異株で7~8月にかけて、夜行性の蛾を引き寄せるために日没後に咲くそうです。

 果実の汁を霜焼けやあかぎれに塗ったり、塊根を煎じて喘息の咳止めに使われます。

 実の中にはどんな宇宙があるのでしょうか?

 属
名のTrichosanthesは、””を表すtrichos と”花”を表すanthos というギリシア語に由来します。

2009年10月11日
犬蓼
イヌタデ:アカノマンマ:knot weed
 Perisicaria longiseta
 
 ( タデ科 イヌタデ属

 秋晴れの今日、輝いて見えました。

 アカノマンマとは”赤飯”の事です。

 タデ科は約800種の双子葉植物群からなり、北半球の温帯を中心に分布しています。次のような属に分けられています。

 1. オンタデ属 (Aconogonum):オンタデ、オヤマソバ
 2. ミズヒキ属 (Antenoron):ミズヒキ
 3. ソバ属 (Fagopyrum):ソバ、ダッタンソバ
 4. イヌタデ属 (Persicaria):アイ、イシミカワ、イヌタデ
    オオケタデ、ツルドクダミ、ウナギツカミ、ヒメツルソバ
    ママコノシリヌグイ、ミゾソバ、ヤナギタデ、
 5. タデ属 (Polygonum):ミチヤナギ
 6. イタドリ属 (Reynoutria):イタドリ
 7. ダイオウ属 (Rheum):ダイオウ、ルバーブ
 8. スイバ属 (Rumex):ギシギシ、スイバ


2009年10月10日
熊葛
クマツヅラ:馬鞭草、バーベイン、バーベナ、common vervain
 Verbena officialis
 
 ( クマツヅラ科 バーベナ属

 小さいけれど長く伸びた花穂に形の綺麗な花を付けています。

 止血作用を持ち、磔にされたキリストの血を止めたとされ、”聖なるハーブ”として祭壇に飾られています。

 ”バーベナ / タピアン”として多くの園芸種が出ています。


バーベナ

2009年10月10日
栴檀草
センダングサ:begger's tick, stick tight, tick seed,
 Bidens biternata
 
 ( キク科 センダングサ属

 花の終わった後花火のように開き”ひっつき虫”となります。

 葉が疎らで、その立ち姿が”秋のオブジェ”のようでもあります。

2009年10月10日
”はぶ”で”コブラ”?
オオケタデ大毛蓼、ハブテコブラ
        kiss-me-over-the-garden-gate, prince's feather
 Persicaria orientalis
 
 ( タデ科 イヌタデ属

 タデ科の花は一般的に小さく地味ですが、河川敷で一際目を引きました。

 東南アジア原産で江戸時代に鑑賞用に入り野生化しました。

 薬用植物としても用いられ、毒虫に刺された時に生葉を揉んだ青汁を擦り込むと効くそうです。
 
 「蓼食う虫も好き好き」とは刺身もツマにも使われる”ヤナギタデ”の葉に辛味がある事から来ています。



芽タデ

2009年10月4日
背高泡立草
セイタカアワダチソウ:golden rod
       セイタカアキノキリンソウ

 Solidago altissima
 
 ( キク科 アキノキリンソウ属

 河川敷では沢山の花穂を上げていました。

 厄介者扱いされる大柄の植物ですが、一つ一つのは可愛い花です。

 北米原産の多年草です。切り花用の観賞植物として導入されました。

 "Allelopathy(他感作用)"を持つ植物で、一時はススキ等を駆逐していましたが最近は均衡が取れつつあるそうです。

2009年10月4日
黄蛺
キタテハ
 Polygonia c-aureum
 
 ( タテハチョウ科 キタテハ属 )

 翅を開くとオレンジ色が目に付きます。

 翅を閉じると枯葉のようですが、 学名の"c-areum"は”金色のC”という意味で、小さなランドルフ環が上を向いています。


2009年10月4日
”花塔”

 白い小花の塔を積み上げています。

 水をやる時にもバジルの香りが立ち上って来ます。

2009年10月3日
”Tree 花”

 今年は吊花の実りの年です。

2009年10月3日
地震? 稲妻?

 ではなく手の震えです。

 酔っ払いですから放っておいて下さい!

2009年10月3日
お餅? 卵? 蛍? 細胞分裂?

 お月さんが分裂しようとしているのかな?

 宇宙が広がり・膨張しようとしているのかな?

2009年10月3日
朧月夜


 旧暦では七・八・九月は秋であり、八月十五日に見える満月は”中秋の名月”と呼ばれました。今日は昼間は雨模様でしたが、夕方から雨が上がり雲間からお月さんが見えています。とても明るく見えました。

2009年10月3日
針穴写真器? 日食?


 暗い箱の中に入っているのかな?

 それともこの前の日食?

2009年10月1日
白式部
コムラサキ ’リューコカルバ’:白実の小紫
                     Japanese beauty berry
 Callicarpa japonica var. albifructus
 
 ( クマツヅラ科 ムラサキシキブ属

 ”神無月”となり実りの秋を迎えました。

 小さな可愛い珠が鈴なりに実っています。

 学名"Callicarpa”はギリシャ語で”美しい実”の意味だそうです。

2009年9月27日
目弾き
メハジキ:益母草(ヤクモソウ)
 Leonurus sibiricus
 
 ( シソ科 メハジキ属

 今日はピンクの小花があまり開いていませんでした。

 小さな”十字架”を塔のように重ねています。
 
 漢方薬として生理不順や産後に用いられ、”子宝の薬草”とも呼ばれます。

2009年9月22日
紫苑
シオン:Tartarian aster
 Aster tartaricus
 
 (キク科 シオン

 人の背丈よりも高く、沢山の紫苑色の花を咲かせています。

 韃靼(北モンゴル~東欧)原産の植物です。
 
 根茎は漢方薬として咳止め、去痰に用いられます。

 

2009年9月21日
嫁菜
カントウヨメナ
 Kalimeris pseudoyomena
 
 (キク科 ヨメナ属

 楚々とした美しさを感じます。

 ヨメナとユウガギクの自然雑種だそうです。
 
 

2009年9月21日
菊芋
キクイモ
 Helianthus tuberosus
 
 (キク科 ヒマワリ

 枯れ色の河川敷に目立ちます。。

 北米原産の帰化植物です。江戸時代末期に飼料用として入ってきたそうです。
 
 塊根は食用にもされ、主成分として多糖類”イヌリン”を多く含みます。”低カロリー健康食品”として評価され、糖尿病にも効くようです。

 
 
キクイモ

 

2009年9月21日
”オナモミの塔”
オオオナモミ:大巻耳
 Xanthium occidentale
 
 (キク科 オナモミ属

 河川敷に立ち上がっていました。

 北米原産の帰化植物で、史前帰化植物の”オナモミ”よりも繁殖しているようです。生葉を揉んで(生揉む:なもむ)虫刺されに貼り付ける薬草になります。
 
 ”雌雄異花”で先端の丸いのが雄花で棘のあるのが雌花です。

 子供の頃この実投げてよく遊んでいました。以前リサの尻尾や耳毛に絡みついて大変でした。”ひっつきむし”の代表格でその付き方により次のように分けられます。

 ①針+鉤:オナモミ、クリ、センダングサキンミズヒキ
        チカラシバ
 ②鉤   :ヒナタイノコズチ、ミズヒキ
 ③細鉤  :ササクサ、ヌスビトハギ、ヤエムグラ
 ④粘液  :メナモミ、ノブキ、チヂミグサ

 

2009年9月13日
”斑入り”
フイリヤブラン
 Liriope muscari 'Silver Dragon'
 
 ( スズラン科 ヤブラン属

 カツラの木の株元の日陰に群生しています。斑入りの葉が軽やかで、日差しに透ける花が蝋細工のようです。

 斑入りとは葉や組織の細胞内に含まれる”葉緑素”の全てあるいは一部分が失われる現象です。その成因により次の5つに分類されています。①通常の遺伝 ②細胞質遺伝(母系遺伝) ③周縁キメラ ④ウイルス ⑤その他


周縁キメラ 

2009年9月6日
丸葉朝顔
マルバアサガオ
 Pharbitis purpura
 
 ( ヒルガオ科 サツマイモ属

 葉っぱが丸く小さい。

 土手のフェンスに絡んでいました。

 熱帯アメリカ原産の帰化植物です。

 

2009年9月5日
”朱珠”


 薬玉が開きました。

 朱色の種を鳥が持って行ってくれるのでしょうか?

2009年8月30日
白粉花

総萼片
オシロイバナ:ユウゲショウFour o'clock flower
          Marvel of Peru
 Mirabilis jalapa
 
 ( オシロイバナ科 オシロイバナ属

 夏の頃は午後4時頃から咲きますが、朝方ほのかに香って咲いていました。

 花の色は赤、白、黄の3色ですが、混じっているもの(キメラ)も見かけ、”ペルーの驚異”と呼ばれているそうです。

 種は”手榴弾”のような形をしていて、白い粉(胚乳)が入っています。

 メキシコ原産です。花弁に見えるのは萼片です。オシロイバナ科の植物には”ブーゲンビリア”がありますが、花弁は同様に退化し”苞”が目立ちます。

 

  寺の鐘?             苞片

2009年8月30日
豆朝顔
マメアサガオ
 Pharbitis lacunosa
 
 ( ヒルガオ科 サツマイモ属

 小さな1.5cm位の可愛い花です。

 土手のフェンスに絡んでいました。

 北アメリカ原産の帰化植物です。

 

2009年8月28日
1/f fluctuation


 水槽の水面が天井にゆらゆらと漂っています。

 定まらず止まる事なく時間は流れます。

 不安定…でも心地良く、優しい…

2009年8月27日
西洋朝顔
セイヨウアサガオ ’ヘブンリー・ブルー’
 Pharbitis headracea 'Heavenly Blue'
 
 ( ヒルガオ科 アサガオ属

 壁面を伝い二階の屋根まで覆い尽くし、蔓が天にも届きそうです。

 ニホンアサガオよりも”クズ”のように野性的で河原にも旺盛に繁殖していました。

 熱帯アメリカ原産です。

 

2009年8月22日
房藤空木
ブッドレア:フサフジウツギ、サマーライラック
       Butterfly bush
 Buddleja davidii
 
 ( フジウツギ科 フジウツギ属

 サマードレスのように夏の日を惜しみながら咲いて行きます。

 中国西部原産の植物です。学名は英国植物学者Buddle に因んでいます。

 

2009年8月16日
Tricolour ②

大黒柱

 ヒトの網膜には暗い所で働く”桿細胞(rod )”と明るい所で色を見分ける”錐細胞(cone:3色型)”があります。

 イヌの祖先は夜行性であったため前者が良く発達し夜目は効きますが、”青~紫(青系)”と”緑~黄~赤(黄系)”の”2色型色覚”だと言われています。盲導犬は信号機の色を場所で覚えているのでしょうか?










Traffic light              光3原色( RGB )  色3原色(CMY )

2009年8月16日
Tricolour ①

椅子の背

 昨日から夏の日差しが戻って来ましたが、日暮れが早くなり、光に秋の気配を感じるようになりました。

 低くなってきた西日が水槽(prism)に射し”虹”を描いています。光の3原色”青・緑・赤”が強く見えています。




             prism

2009年8月16日
薬玉

 吊り花の実が今年は鈴成りになっています。

 少し赤く色づいて来ています。秋にくす玉(割り玉)のように開きます。

 出かける時に額にゴン!と当たってしまいます。

 ”薬玉”は昔中国で麝香や沈香などの薬草や香料を入れて”魔除け”として使われました。



割り玉

2009年8月8日
秋葵
オクラ:アメリカネリ、陸蓮根、Gumbo, Lady's finger
 Abelmoschus esculentus
 
 アオイ科 トロロアオイ属

 「残暑お見舞い申し上げます。」

 夏の日差しを見ないまま昨日”立秋”を迎えてしまいました。

 何だか物足りない感じがします。

 たくましい葉と茎の合間に可憐に咲いています。

 原産地はアフリカ北東部で紀元前から栽培されていました。

 Vit A, B1, B2, C やミネラルが豊富に含まれる健康食品です。


Lady's finger

2009年8月5日
槿
ムクゲ:無窮花、木槿
 Hibiscus syriacus
 
 アオイ科 フヨウ属

 蒸し暑い季節に清涼感を呼んでいます。

 中国原産で平安時代に渡来したとされています。

 韓国の国花でもあります。剪定しないと10m 以上の高さになるそうです。

 

2009年8月5日

ニラ:美良(ミラ)、起陽草、chinese leek
 Allium tuberosum
 
 ( ユリ科 アリウム属

 小さな星が沢山集まった可愛い花です。

 β-CaroteneVit A, C,E を多く含み、その匂いは”Allyl sulfidesAllicin)”と言うニンニクにも含まれる成分です。

 ①腸内浄化や殺菌作用、②Vit Bの吸収を促進による新陳代謝活発化、③血液抗凝固作用や脂質低下作用による動脈硬化の予防効果があるそうです。

 "weekend vegetable(週末野菜)"と呼ばれ、weekend に良く売れるらしい。

 スイセンタマスダレヒガンバナの葉と似ていますが何れも有毒で注意が必要です。

 

2009年8月5日
芙蓉
フヨウ:木芙蓉、Cotton Rosemallow
 Hibiscus mutabilis
 
 アオイ科 フヨウ属

 ほんわりとした包容感のある花です。

 一日花ですが、朝白く、夕方には赤くなる”酔芙蓉”という変種もあるそうです。

 ”芙蓉”は蓮の花の事も指し、”モクフヨウ”とも呼ばれます。

 

2009年8月5日
早起き/線か?
コサギ:小鷺
 Egretta garzetta
 
 ( サギ科 シラサギ属 )

 朝5時前に鳥のさえずりに覚醒し、散歩に誘われました。

 橋の上の電線で今起きたばかりなのか毛繕いをしていました。

 留鳥で時々川の浅瀬で小魚を探しているのを見かけます。

2009年7月30日
糊空木

 つるバラのラティスと大きなカツラに挟まれた日陰にあるため、ノリウツギは大きな花となりません。

 ”深山”にひっそりと咲くイメージが伝わります。

 学名は"Hydrangea paniculata "と表記されます。"paniculata "とは”円錐花序”という意味で、ピラミッド状に花が形成されている事を指しています。

2009年7月30日
黄蝶
キチョウ
 Eurema hecabe
 
 ( シロチョウ科 キチョウ属

 ソヨゴの葉裏に佇んでいました。決して離れない命の強さを感じました。

 黄色の濃淡がきれいです。薄い方が雌らしい。

 ”モンキチョウ”は翅の中央に銀色の斑紋があります。

 ネムノキやハギなどのマメ科の植物を食します。

2009年7月26日
蓮華升麻
レンゲショウマ
 Anemonopsis macrofhylla
 
 (キンポウゲ科 レンゲショウマ属

 シダレエゴの木陰で幻想的な花と蕾を揺らせています。

 サラシナショウマ(升麻)とは別属ですが葉が似ています。

 

2009年7月25日
雌宝香
メタカラコウ
 Ligularia stenocephala
 
 ( キク科 メタカラコウ属

 草丈60-100cm とすくっと立ち上がっており目立ちます。

 マルバダケブキやオタカラコウは同属の植物です。

 根に竜脳香(宝香:ボルネオール)に似た香りがある事に因んでいます。

2009年7月25日
三葉空木
ミツバウツギ:bladdernut
 Staphylea bumalda
 
 ( ミツバウツギ科 ミツバウツギ属

 山地の林道沿いに沢山実を付けていました。大きな袋がぷーっと膨らみそうで面白い。

 英名の"bladder "も”袋”を意味し、"bladder(膀胱)"や
"gallbladder(胆嚢)"などの解剖用語にも使われています。

 ウツギに似た花を咲かせます。日本原産の落葉低木です。


2009年7月25日
山紫陽花
ヤマアジサイ
 Hydrangea macrophylla serrata
 
 ( アジサイ科 アジサイ属

 昨日も夜雨が強く降っていました。朝早く”野鳥の森”の山道脇にひっそりと咲いていました。

 葉に光沢がないのが特徴ですが、虫に沢山喰われていました。

2009年7月24日
浅沙
アサザ:阿佐佐、花蒪菜
     
yellow floating heart
 Nymphoides peltata
 
 ( ミツガシワ科 アサザ属

 水面に絨毯のようにお花畑が広がっています。浅い水辺に咲く事(浅く咲く)に由来します。

 以前は絶滅危惧Ⅱ類に指定されていましたが、保全活動により準絶滅危惧(NT)に回復したそうです。
 

アサザ

2009年7月24日
Claude Monet
ヒツジグサ
 Nymphaea tetragona
 
 (スイレン科 スイレン

 水面と葉と光と空で作られたキャンバスに花が浮かんでいます。





                       Claude Monet:clouds and sky

2009年7月24日
Hemerocallis
ヘメロカリス:daylily
 hemerocallis hybridus
 
 ( ユリ科 ワスレグサ属

 雨に濡れて柔らかい花ひらが重みで折れています。

 日本や
中国原産のユウスゲやカンゾウが欧州などで品種改良されました。

2009年7月24日
Bouquet
アジサイ ’アナベル’:smooth hydrangea、アメリカアジサイ
 Hydrangea arborescens 'Annabelle'
 
 ( アジサイ科 アジサイ属

 ”戻り梅雨”のはっきりしない天気の中、軽井沢へ行って来ました。雨がようやく止み、レイクガーデンを散策しました。

 バラは多くが盛りを過ぎていましたが、清楚なブーケを見る事ができました。

 北アメリカ原産です。

2009年7月20日
都幾川

 海の日の今日、河遊びに行って来ました。

 都幾川(ときがわ)は荒川水系の越辺川(おっぺがわ)の支流です。下流で槻川(つきがわ)と合流し”嵐山渓谷”となります。
 
 両岸にはハグロトンボが沢山いました。

 雄の体は金属光沢のある緑色をしています。

2009年7月18日

クリ:Chinese chestnut, Marron
 Castanea mollissima
 
 ( ブナ科 クリ属

 ”イガ”に包まれて大きくなって来ました。イガは花を包んでいた”苞(総苞片)”が大きくなり堅果を包んだものです。

 ”クリ”は古語で”黒”という意味があり、樹皮が黒味がかっている事に由来するそうです。縄文時代の遺跡からもその殻が見つかり、古くから食糧とされて来ました。

 元来”マロングラッセ
に使う”マロニエ(セイヨウトチノキ):Marronnier ”の実をクリの実で代用した事から、”マロン”と呼ばれるようになりました。

2009年7月15日
シャッター!②
ハグロトンボ:羽黒蜻蛉、神様トンボ、ゴクラクトンボ
         ホトケトンボ

 Calopteryx atrata
 
 ( カワトンボ科 アオハダトンボ属

 先日ドッグランでも逃していたので、そっと近づいたのですが、あっという間に”ひらひら”と蝶のように飛んで行ってしまいました。

 平地から低山地のヨシなどが茂る緩やかな流れに生息し、日陰を好んで飛ぶようです。

 は体色が金属光沢のある緑色ですが、雌はやや大きくこのような黒褐色をしています。

2009年7月14日
縷紅草
ルコウソウ:留紅草
 Quamoclit pennata
 
 ( ヒルガオ科 ルコウソウ属

 葉っぱが簾のように涼しげです。暑い夏に葉からの蒸散を抑えるためでしょうか?

 熱帯アメリカ原産のつる植物です。白の花もあるようです。

 同属の植物にはマルバルコウソウモミジバルコウソウがあります。

  

2009年7月13日
香さ無らん花?

 昨年の暮、園芸店で売れ残ったカサブランカの北海道産の巨大球根を植えました。

 9つ蕾が付きようやく今朝開花しました。しかし全くユリ独特の香りがせず、安売りだったので紛い物だったかと思ってしまいました。しかし夕方帰って来た時には甘い匂いに酔ってしまいました。香りの”日内変動”があるのか、あるいは”夜の蝶”を狙っているのでしょうか?

 ユリの香りは花ひら(特に中央付近)から出ている他、付け根付近にある密腺からも香っているそうです。

 花の色だけでなく香りに魅かれてやって来た昆虫が花の中央に近づいて、ふらふら揺れる可動性の雄蕊を動かし、受粉できるようにしているのでしょうか?
 
 反面ユリ香りが苦手な人や、さらに呼吸困難等のアレルギー症状を起こしてしまう方もいらっしゃいます。

 これまでその強い香りのために、お見舞い等には使えませんでしたが、”花き研究所”ではこの花の香りの18種もの化合物の内、芳香族化合物(香油成分)の合成酵素を阻害する薬剤を開発し、花瓶に入れるだけで香りは従来の1/8に減ったそうです。

 

2009年7月12日
仙洞草
セントウソウ:黄連だまし
 Chamaele decumbens
 
 ( セリ科 セントウソウ属

 草丈が随分深くなった河川敷の土手で見付けました。春先には枯草の中から一番に姿を見せていました。

 人里離れた”仙洞”に自生する事から名付けられました。ミツバやセリの葉にも似ています。

  


オウレン

2009年7月11日
花薄荷
オレガノ:ハナハッカ、Wild marjoram
 Origanum vulgare
 
 ( シソ科 ハナハッカ属

 素朴で小さな花ですが、楚々とした強さがあります。

 ミントのような苦味のある香りがします。丈夫な植物で毎年旺盛に茂って来ます。

 ホップが出る前には”ビールの苦み”の元としても使われました。トマトやチーズと相性が良く、”ピザスパイス”に用いられます。

 "Origanum "はギリシャ語で”魅惑・喜びの山”を意味し、欧州の野山には香りの強い野生種が自生しています。"vulgus "は
一般大衆を意味しています。

 "Marjoram "は大きい・長いを指し、”長寿”を象徴しています。
古代ギリシャ時代から鎮痛剤や消化促進剤として珍重されていました。”スウィートマジョラム”とは同属です。

  

2009年7月7日
大金鶏菊
オオキンケイギク
 Coreopsis lanceolata
 
 ( キク科 ハルシャギク

 ”勲章”のような形をしています。

 北アメリカ原産の植物で、繁殖力が強いため”外来生物法(2004年)”にて”特定外来生物”に指定され、栽培・販売等が禁止されています。

 河原に侵入すると”カワラナデシコ”などの在来種を駆逐してしまうためです。

 特定外来植物としてナガエツルノエンドウ、ブラジルチドメグサ、ミズヒマワリ、オオハンゴンソウ、ウオーターレタス、パロットフェザー、アレチウリ、ナルトサワギク、オオカワヂシャ、スパルティナ・アングリカ、アゾルラ・クリスタタが指定されています。


  

2009年7月5日
Meadow Sage
サルビア・グアラニティカ:メドウセージ
 Salvia guaranitica
 
 ( シソ科 サルビア属

 大蛇が襲いかかろうとしているようです。

 濃紺が美しいのですが株は巨大化し、パラグアイ先住民族”グアラニ(戦士)族”から名前をもらっています。

 メドウセージは本来は"Salvia pratensis" を指すそうです。




  

2009年7月5日
紫方喰
ムラサキカタバミ:紫酢漿草、桔梗方喰、Lady's sorrel
 Oxalis corymbosa
 
 ( カタバミ科 カタバミ属

 梅雨の中休みに近くのドッグランで見つけました。

 ”イモカタバミ”に似ていますが、花の中心の色が濃く、雄蕊が黄色いそうです。

 江戸末期に鑑賞用として導入され、広く帰化しています。
 


  

2009年7月4日
波斯菊
ハルシャギク:春車菊、蛇の目草、孔雀草
 Coreopsis tinctoria
 
 ( キク科 ハルシャギク属

 近くの空き地に群生しています。遠から沢山の眼に見られているようです。

 ”波斯”はペルシャを指しますが、北アメリカ原産の植物です。

 ”オオキンケイギク”も同じ仲間です。

 


  

2009年7月3日
”当方見聞録”
マルコポーロ
 Lilium ' Marco polo'


 ( ユリ科 ユリ属 )

  カサブランカに似た大きな花で、微かに赤く色付いています。
我家の玄関先に甘い香りを漂わせてくれます。

 "Oriental hybrid"
の一品種です。

 ”百合”とは鱗茎が”百片合成”しているところに由来します。

 ユリの園芸種は英国王立園芸協会(RHS )によって次の9群に分類されています。

 1群Asiatic Hybrids1a(上向き)1b(外向き)1c(下垂)
     スカシユリ、オニユリ、ヒメユリ、イワトユリ
 2群
Turk's-cap or Martagon Hybrids
     
クルマユリ、マルタンゴリリー
 3群
Candidum Hybrids
     
マドンナリリー
 4群American species Hybrids

 5群Longiflorum and Formosanum Hybrids
     テッポウユリ、タカサゴユリ
 6群Trumpet-shaped and Aurelian Hybrids
     リーガルリリー
 7群Oriental Hybrids
     ヤマユリ、タモトユリ、カノコユリ、オトメユリ、ササユリ
     カサブランカ、アカプルコ、マルコポーロ、ル・レーブ
     ミス・ルーシー
 8群Other Hybrids
 9群Species

  

2009年6月27日
南京櫨
ナンキンハゼ
 Sapium sebiferum
 
 ( トウダイグサ科 シラキ属

 散歩コースの街路樹として植えられていますが、毎年無残にも枝を落とされてしまいます。

 根元から”ひこばえ”が沢山出て花を咲かせています。

 中国原産の植物で、紅葉がきれいです。白い実の皮からろうそく用の”ろう”を取ったらしい。


  

2009年6月27日
”愛の花”
アガパンサス:紫君子蘭、African lily
 Agapanthus africanus
 
 ( ユリ科 アガパンサス属

  蒸し暑い季節になりましたが、爽やかに咲いています。

 ギリシャ語で”Agape(愛)”の”anthos(花)”という名前です。

 南アフリカ原産で明治時代に渡来しました。



  

2009年6月15日
シャッター!
クロアゲハ:黒揚羽Swallow tail
 Papilionidaea protenor
 
 ( アゲハチョウ科 アゲハチョウ属

 朝起きてみると、メグスリノキの木陰で雨宿りしていました。黒い蝶は熱を吸収しやすいため、樹下で出会う事が多いそうです。

 光に透けて見える縞模様が綺麗です。英名は”尾状突起”を持つ事から名付けられています。

 2回のシャッター音で行ってしまいました。

 日本・台湾・中国からヒマラヤにかけて広く分布しています。

 幼虫はカラタチ、ユズ、サンショウなどの柑橘類を食します。

2009年6月10日
麝香葵
ムスクマロウ ’アルバ’:ジャコウアオイ、Musk mallow
 Malva moschata
 
 アオイ科 ゼニアオイ属

 白く清楚な花です。微かに甘い香りがします。

 原産地はヨーロッパ南部で、明治時代に渡来しました。”マロウ”の仲間にはコモンマロウ、ムスクマロウ、マーシュマロウがあります。
 
 ハーブとして用いられ、根の皮に喉の痛みや気管支炎に効用があるそうです。

  

2009年6月7日
浅間山

 湖の向こうに”母”なる噴煙を上げているようです。

 ”浅間山”は標高2568m 、現在は火口周辺への立ち入りは禁止されています。

 ”あさま”は火山を示す古語とされます。富士山の神を祀る神社も”浅間神社(せんげんじんじゃ)”と呼ばれ、阿蘇山の”あそ”も同系の言葉であると言われています。
 

2009年6月7日
禅庭花
ニッコウキスゲ:日光黄萱、ゼンテイカ
 Hemerocallis dumortieri
 
 ( ユリ科 ワスレグサ属

 池の畔に咲いていました。

 日光地方だけでなく各地の高原に見られます。

 ニッコウキスゲ,ノカンゾウ,ハマカンゾウ,ヤブカンゾウ,ユウスゲなどはユリ科のワスレグサ属で,これらを総称して”カンゾウ(萱草)”と呼ばれています。

 属名の”忘れ草(Daylily)”とは花が一日限りで終わる事から来ています。



  

2009年6月7日
風露草
フウロソウ ’ジョンソンズブルー’
 Gelanium hybridus 'Johnson's Blue'
 
 ( フウロソウ科 フウロソウ属

 2007 年にオープンした軽井沢レイクガーデンに行って来ました。バラを見たかったのですが、まだ多くが蕾でした。6月末~7月が見頃のようです。

 フウロソウ、オダマキ、レディスマントル…下界の暑さではなかなか育てにくい植物が沢山見られました。

 日陰でも鮮やかなブルーが目を引きます。

  

2009年6月7日
蝮草
コウライテンナンショウ:高麗天南星
 Arisaema serratum
 
 ( サトイモ科 テンナンショウ属

 梅雨入り前の貴重な一日でした。北軽井沢まで足を伸ばしました。窓を開けると高原の透き通った風が心地よく感じました。

 ”仏苞炎”が蛇の鎌首に見え、偽茎が鱗状に見える所から名付けられました。”雪餅草”も同属の植物です。

 



  

2009年6月6日
梅雨の走り
 ソヨゴの小さな実に雨粒が並んでいます。

 朝から雨が落ちています。もうすぐ梅雨入りでしょうか?

 梅の実が熟す頃だから”梅雨”、カビ(黴)が生えやすい事から”黴雨(ばいう)”とも表現されます。

 「棒が一本あったとさ、葉っぱかな、葉っぱじゃないよ、蛙だよ、蛙じゃないよ、アヒルだよ、6月6日に雨ザーザー降って来て、”三角定規”にヒビ入って、アンパン二つ、豆三つ、コッペパン二つ、下さいな、あっという間に可愛いコックさん」

 私も小学生の頃から聞き覚えている絵描き歌です。その起源は不祥らしく、1996 年にオムテモワンが”Kawaii Cook San ”という名称とそのイラストを商標登録したそうです。私の育った地域では”三角帽子”でした。


 
かわいいコックさん

2009年6月5日
Feijoa
フェイジョア
 Feijoa Sellowiana
 
 (フトモモ科 フェイジョア属

 庭の北側を明るく照らしてくれます。

 南米原産の果樹で、昭和初期に渡来しました。

 ”edible flower ”の一つで、花ひらを噛むと柔らかく微かな甘みがありました。”自家不和合性”のためか、結実しても直ぐ落ちてしまいます。イチゴ、バナナとラ・フランスを混ぜた香り?があるそうです。



  

2009年5月31日
銭葵
ゼニアオイ:Common mallow
 Malva sylvestris var mauritiana
 
 アオイ科 ゼニアオイ属

 橋のたもとに野生化しています。

 歌舞伎の”隈取”のような強い模様が目立ちます。

 中国中部原産で、江戸時代に渡来しました。

 ヨーロッパ原産でハーブティー(マロウティー)や湿布に使われています。漢方薬の”錦葵葉・錦葵花”は喉・口腔の腫れや痛み、下痢に用いられます。



  

2009年5月31日
金糸梅
キンシバイ ’ヒドコート’
 Hypericum patulum
 
 ( オトギリソウ科 オトギリソウ

 明るい黄色と大きな花が目を引きます。良く見ると5枚の花ひらの夫々に切り込みが入っており、花を立体的に見せています。
 
 中国中部原産の園芸種です。

  

2009年5月30日
喜樹
カンレンボク:旱蓮木、キジュ、happy tree
 Camptotheca acuminata
 
 ( ミズキ科 カンレンボク属

 ”母と子の森”を探しても見付からず、インフォメーションセンターで教えてもらいようやく探し当てました。イメージしていた木と違い、ごく”普通の木”だったので気が付きませんでした。
 
 中国雲南省原産で、大正時代に渡来しました。

 植物全体に”Camptothecin ”を含有し、その誘導体の”Irinotecan  (イリノテカン)”は抗がん剤として使われています。日本で開発された植物アルカロイド誘導体で、DNA 合成に関わるトポイソメラーゼを阻害して抗がん効果を生み出すとされています。



  

2009年5月30日
庭七竈
ニワナナカマド
 Sorbaria kirilowii
 
 ( バラ科 ホザキナナカマド属

 雨のため花穂をもたげています。軽やかで透明感のある花が美しい。色は違いますがふわふわした感じがシモツケにも似ています。

 中国北部原産で、紅葉が美しい”ナナカマド”とは別属です。”七竈”とは7回かまどにくべても燃え難い所から名付けられました。



  

2009年5月30日
何~だっ? ツツジだよっ! ♡だ象! コアラだよっ!





 

  ツツジが結んだ恋が生まれました。 …象も見えませんか? リサが見える気もします。

2009年5月30日
Tulip tree
 雄々しい姿の中にも、優しさを見つけました。まるで想像がつかない感じです。

 ”大正天皇”が皇太子の時に小石川植物園を訪れた際、命名されたそうです。

 属名もギリシャ語の” lilion(百合)+dendron(樹木)
”が語源です。

  

2009年5月30日
百合の木?
ユリノキ:半纏木、軍配の木、奴凧の木、Tulip tree
 Liriodendron tulipifera
 
 ( モクレン科 ユリノキ属

 広大な芝生の中に独り、一際真直ぐ高く聳え立っており、この木の雄々しさを感じました。この3本の木は明治初期に定植されました。樹齢100年を越え、樹高40m を誇る御苑のシンボルツリーです。

 北アメリカ原産で60m に達する木もあるそうです。幹元は太く、大きな根が張り、その間に水溜りができていました。

 秋の紅葉の時にまた逢いに行きたくなりました。


ハンテンボク / グンバイノキ
  

2009年5月30日
内藤新宿

 今日は小雨降る中、”ある木”を求めて”新宿御苑”に行って来ました。

 1604 年日本橋が五街道の起点として定められ、街道沿いに宿場が整備されました。

 ”甲州街道”の最初の宿場は”高井戸宿”でしたが、日本橋から四里(16km )も離れ大変不便だったため、浅草商人が中間地点に”宿場の新設”を申請し誕生したのが”内藤新宿”でした。

 御苑は元々家康の家臣”内藤清成”の江戸屋敷だったそうです。農事試験場を経て、昭和24年皇室庭園から国民公園となりました。

 18 万坪もありその雄大さに驚くとともに、その昔を羨ましく思いました。

  

2009年5月23日
狐薊
キツネアザミ
 Hemistepta lylata
 
 ( キク科 キツネアザミ属

 モップのような形をしていますが、きれいなピンク色の花です。
アザミとは別の属で葉に棘ががありません。

 日本本土の植物は約4000 種あり、その内1200 種(30% )は帰化植物といわれています。”史前帰化植物”とは農耕文化が国外から伝来された時に渡って来た植物の事です。① 稲栽培に伴うもの ② 麦類栽培に伴うもの ③ 有用植物として持ち込まれたものの3つに分類され、本種は②に属します。

ナナホシテントウ:七星天道
 Coccinella septempunctata
 
 ( テントウムシ科 テントウムシ属

 アブラムシ等を主食にしています。


  

2009年5月23日
My sweet heart Honeybee ?

 ハニーブーケがようやく咲いてくれました。

 アメリカでを始めとして、ヨーロッパや日本でも”ミツバチ”の”群崩壊症候群(CCDColony Collapse Disorder )”が確認されています。

 ミツバチは1万~数万匹が一群として集団生活をしていますが、女王蜂と幼虫を残して巣箱から大量失踪してしまうという現象です。”セイヨウミツバチ”による受粉によって多くの野菜や果物が栽培されており大きな問題となっています。

 その原因として①免疫力低下 ②帰巣本能の喪失が挙げら
れ、新しい病原微生物の感染、農薬の大量使用、遺伝子組み換え作物の影響や地球環境の変化によるストレス等が原因ではないかと考えられていますが、真相はまだ解明されていません。


セイヨウミツバチ                      蜂球

2009年5月21日
カナヘビとソヨゴ

 ソヨゴの小さな可愛い花に沢山の蜂達が来ています。

 カナヘビがその様子を覗っているようです。

 
主として昆虫や蜘蛛などの節足動物を主食にしています。


セイヨウミツバチ:西洋蜜蜂、ヨウシュウミツバチ

  Apis mellifera
 
 ( ミツバチ科 ミツバチ属

 日本では”ニホンミツバチ”と”セイヨウミツバチ”が養蜂に使われています。後者は1886 年にヨーロッパから輸入されました。

 ”スズメバチ”は天敵ですが、ニホンミツバチは”蜂球”と呼ばれる集団を形成して取り囲み、48℃ 前後の熱を発生して熱死させ、またセイヨウミツバチも同様に”窒息スクラム”という塊を作り窒息させるそうです。
セイヨウミツバチの腹部は胸部に続く2節が黄色をしています。ニホンミツバチは腹部全体が黒っぽく、一節ごとの白い縞が目立ちます。


2009年5月18日
Romantica
クレマチス ’ロマンチカ’
 Clematis 'Romantica'
 
 ( キンポウゲ科 クレマチス属

  (Jackmanii species

 濃紺の花を沢山付けています。

 光に透かすとステンドグラスのようです。
”ビオラ”より花が小振りです。

 クレマチスの原産地は主に北半球の温暖地域でヒマラヤ、中国、日本などに多く見られます。ギリシャ語の”klema(蔓)”に由来します。

 主に次の10品種に分類されます。

Patens 系     ② Florida
Lanuginosa 系 ④ Jackmanii
Viticella
Alpina / Macropetalia
Integriforia 系 ⑧ Texensis
Montana 系   ⑩ other species


2009年5月17日
発芽の条件とは?

 小さなあの丸っこい本葉がのぞいています。

 発芽に光を必要とする”好光性種子”と、光が当たると発芽しない”嫌光性種子”があるそうです。

 好光性種子の中には”微細種子”や雑草の多くがこれに相当します。カブ、パセリ、
ミツバ、レタス、バジル、シソ、ニンジン、
プリムラ、サルビア、ペチュニア、パンジー、ビオラ等があります。

 発芽するまで10日間もかかってしまったのは覆土をしてしまったからでしょうか?

  

2009年5月15日
Juno
ジュノー
 Rosa 'Juno'
 
 ( C :作出不明、1932 年以前

 薄いピンクの柔らかい花ひらが沢山重なります。

 ローマ神話の女神の名前です。
June bride ”は6月の守護神”Juno(ユノ)”が家庭の神(結婚した婦人と出生の保護者)であるであることに由来します。

 old rose
の中のケンティフォリア種 ( Centifolia ) で、キャベッジ・ローズとも呼ばれています。

  

2009年5月10日
西洋芍薬
ピオニー ’ラズベリーサンダー’
 Pionia lactiflora 'Rasberry Sundae'
 
 ( ボタン科 ボタン属

 たった一輪、二か月近くをかけて蕾が大きくなりようやく咲いて来ました。

 ”シャクヤク”も”ボタン”も同じ仲間ですが、シャクヤクは宿根草、ボタンは多年生低木です。
 

 

  

2009年5月10日
立壺菫
タチツボスミレ
 Viola grypoceras
 
 ( スミレ科 スミレ属

 清泉寮の前庭の木陰に咲いていました。

 ”スミレ”の名はその花の形状が”墨入れ(墨壺)”を思わせることによるとも言われています。
 

 

  墨壺
  

2009年5月10日
Union Flag

 イギリス国旗 は4国が統配合され、”United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland ”となった歴史を象徴しています。


Union Jack                  Saint Andrew's Cross

 聖アンデレ派はキリスト教の一派で、”スコットランド国教”にもなっています。その”Icon ”である”聖アンデレ十字架”はスコットランドやイギリス国旗”の中に今も生きています。

2009年5月10日
×

清泉寮と赤岳(後)、牛首山(前)

 
×かクイズではありません。”日の丸”と”聖アンデレ十字架(Saint Andrew's Cross )”と言われるものです。

 ”アンデレ”はキリスト十二使徒の一人で、イエスの殉教後も布教を行っていましたが、迫害に合い殉教しました。この際イエスと同じ十字架に磔になるのは恐れ多いと言い、自らこの”斜十字架”に付けられ、亡くなったそうです。

 アンデレの信仰を模範とした”聖アンデレ派”の活動の一環として、”清里キープ協会”の構想が生まれました。

 ”清泉寮”はキャンプ地のある敷地が”清里村”と”大泉村”に跨っている事から命名されました。

2009年5月10日
茅ガ岳

 今日は富士山が見えませんでした。

 その手前に見える山が”茅ガ岳(1704m)”で、中央線の車窓から見ると、一見八ヶ岳と見間違える事から”ニセ八ツ”とも呼ばれています。

 

2009年5月10日
”Pure Spring”

 GRTA 第3回定例競技会が清里高原清泉寮前牧草地で行われました。

 後方には八ヶ岳連峰が見えます。左から編笠山、三ツ頭(ミツガシラ)、権現岳、旭岳、赤岳、横岳がそびえています。

 昨日より暖かく日中は30℃ を超える陽気となりました。
 

2009年5月9日
酢漿草
オキザリス トライアングラリス:紫の舞、インカノカタバミ
            烏葉オキザリス、三角葉オキザリス

 Oxalis triangularis
 
 ( カタバミ科 カタバミ属

 長雨が続いた後、暑い程に良い天気となりました。濃い紫色の葉の中にきれいなピンク色の小花を咲かせています。

 葉が夜になると閉じ(睡眠運動)、片側が食べられて欠けているように見えるため、”傍食(片喰)”と呼ばれています。

 ブラジル原産のカタバミです。”oxalis”はギリシャ語の”oxys(酸っぱい)”が語源です。葉や茎に”蓚酸”を含み酸味があり、真鍮を磨くときれいになります(サクショウソウ)。

 繁殖力が強く一度根付くと絶やすことが困難である事から、”武家の家紋”として使われて来ました。調査によると日本の家紋の中では一番多く9%を占めるそうです。


片喰紋

2009年5月6日
母子草
ホウコグサ:ハハコグサ、御形
 Gnaphalium affine
 
 ( キク科 ハハコグサ属

 道端に小さな明かりをいくつも灯しています。
 
 果実期に花が綿状に”蓬け(ほおけ)”る事に由来します。

 春の七草の一つで”おぎょう”とも呼ばれています。昔は草餅の材料でしたが、明治時代より”蓬(よもぎ)”が使われるようになりました。

 キク科の植物は小花が沢山集まり一つの花に見える点が特徴です(頭状花序)。小花には”筒状花”と”舌状花”があり、その構成には次の3種類があります。

 ① 筒状花のみ:本種 ・アザミ
 ② 舌状花のみ:タンポポ・ジシバリ
 ③ 筒状花(中央)+舌状花(周囲):ヤグルマギクノコンギク
                       ヒメジョオンヒマワリ
                       コスモスユウガギク

 キク科の花③          舌状花      筒状花

2009年5月6日
長実雛罌粟
ナガミヒナゲシ:虞美人草、Corn poppy
 Papaver dubium
 
 ( ケシ科 ケシ属

 細い花茎を何本も立て、風にゆらゆらしています。

 最近街角や野原のあちこちで見掛けます。ヨーロッパ原産で近年野生化したそうです。
 
 中国名の由来は武将項羽と命を供にした”虞美人”の墓に咲いた事から来ています。

 
 

  

2009年5月5日
紫蘭
シラン
 Bletilla striata
 
 ( ラン科 シラン属

 午後からの翆雨(すいう)の中、凛とした姿を見せています。
 
 日本、中国原産の地生ランです。準絶滅危惧種に指定されています。

 名の通り紫の花色が一般的ですが、白花の園芸種です。唇弁が微かに紫色を帯びて美しい。


2009年5月4日
夕化粧
ユウゲショウ
 Oenothera rosea
 
 ( アカバナ科 マツヨイグサ属

 あちこちに咲いていましたが、花も小さく待宵草の仲間だとは知りませんでした。

 雌しべの先端が4(5?)裂し”十字”を描いています。

 アメリカ原産の帰化植物で、マツヨイグサ、オオマツヨイグサコマツヨイグサ
メマツヨイグサ、ヒルザキツキミソウも同属の植物です。


 

  

2009年5月4日
軽鴨

カルガモ:Spot-billed duck
 Anas poecilorhyncha
 
 ( カモ目 カモ科 カモ属

 田植えのため水を張った田圃に遠慮なく”バシャバシャ”と入り込んでいます。

 体長60cm 前後で日本の鴨の中では大きい方で、”軽く”はないようです。

 黒い嘴の先端が黄色く、足はオレンジ色です。白い顔に眼を通る黒い線(透眼線)があります。内側の風切羽は綺麗な瑠璃色でした。オスとメスは殆んど同じ色です。

 留鳥で日本全国の水辺に広く分布し、市街地にも見られます。
渡りをしないため”夏留鴨”と呼ばれるという説もあります。

 植物食ですが稲を食害するので、害鳥として駆除される事もあるようです。”合鴨(マガモとアヒルの雑種)農法”とはいかないようです。

 

2009年5月4日
鷺苔
サギゴケ
 Mazus miquelii form. albiflorus
 
 ( ゴマノハ科 サギゴケ属

 小さい花ですが日当たりの良い前庭に毎年広がっていきます。

 この白花を”鷺”の飛ぶ姿にたとえたのでしょう。
 

  

2009年5月4日
並天道


 二紋型  紅型  四紋型  斑型
ナミテントウ:紅娘、瓢虫、Lady bug
 Harmonia axyridis
 
 ( テントウムシ科 テントウムシ属

 シュワルツ・マドンナの新芽に付いたアブラムシを食べてくれています。一世代で5000-10000 匹も食べるそうです。

 斑紋には地域差があり、この①二紋型(南方型)と②紅型(北方型) ③四紋型 ④斑型があります。温暖化に伴い関東では紅型は少なくなっているようです。

 ”テントウムシ(天道虫)”は太陽に向かって飛んで行く事から名付けられました。大きく次の三種類に分けられます。

  ①肉食性(アブラムシ、カイガラムシ):益虫
    ナナホシテントウ、ナミテントウ、ベダリアテントウ
    アカボシテントウ

  ②菌食性(うどんこ病菌)
    キイロテントウ、シロホシテントウ

  ③草食性(ナス科植物):害虫(羽に艶なし)
    ニジュウヤホシテントウ、ルイヨウマダラテントウ
    トホシテントウ

2009年5月3日
馬肥し
シロツメクサ:うまごやし、Clover
 Trifolium repens
 
 ( マメ科 ソラマメ亜科 シャジクソウ属

 その蕾は王冠のように綺麗です。

 ヨーロッパ原産の牧草です。明治時代に飼料用として輸入したものが野生化しました。

 名前はオランダから献上されたガラス製品の緩衝材として詰められていた事に由来します。

 

  赤(紫)詰草(Trifolium pratense)

2009年5月3日
大地縛り
オオジシバリ:ツルニガナ
 Ixeris debilis
 
 ( キク科 ニガナ属

 荒川の河川敷の枯れ野原に唯一輪咲いていました。

 ”debilis ”は弱々しいという意味で花茎は長くひょろっとしています。田圃の畔やや小川の縁など湿気の多い所に生育します。

 和名はランナーが”地面を縛る”ように見えることに由来します。

 

2009年5月3日
垣通し
カキドオシ:疳取草、馬蹄草
 Glechoma hederacea subsp. grandis
 
 ( シソ科 カキドオシ属

 「おっと!お取り込み中失礼しました!」

 草の上でカップルが並んで日光浴をしているようです。

 隣接地から垣根を通して入って来る事から名付けられました。

 ”連銭草”という生薬で子供の疳の虫に用いられました。血糖降下作用、脂肪溶解作用効果もあり、”ダイエット茶”として飲まれています。


2009年5月2日
矢車菊
ヤグルマギクCornflower, Bachelor's button
 Centaurea cyanus

( キク科 ヤグルマギク属 )

 
知人から切り花を頂きました。

 ”cyanus”は”シアン(浅葱色)”を示し、その色合いは”Cornflower blue”とも呼ばれます。ピンクや赤の品種も生まれました。

 ヨーロッパ原産でドイツの国花です。明治初期に渡来しました。

 ツタンカーメンの副葬品の花束として埋葬されたらしい。
 


2009年5月2日
矢車草
ヤグルマソウ ’チョコレート・ウイング’
 Rodgersia podophylla 'Chocolate Wing'

( ユキノシタ科 ヤグルマソウ属 )

 
”春よ待て~”とぐんぐん”手”を伸ばしています。

 温帯アジアの谷沿いの湿気の多い所に生育します。



 ウェブ アニメータ

  矢車           矢車菊

2009年5月1日
背くらべ
プミラ
 Ficus pumila

( クワ科 フィカス(イチジク)属 )

 
小さな心臓型の葉を交互に出しながら壁を伝って行っています。

 ”フィカス属”には観葉植物が多く、アルテシーマ、
イチジク、インドボダイジュ、ウンベラータ、ガジュマル、ゴムノキ、カシワバゴムノキ、ベンジャミナ等があります。

 『柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ

   粽たべたべ 兄さんが 計ってくれた 背のたけ

 きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織の 紐のたけ』

             1923 (大正12 )年 海野 厚 作詞
                    他「おもちゃのマーチ」


2009年5月1日
Hand bell
ベルフラワー:乙女桔梗
 Campanula portenschlangiana

( キキョウ科 ホタルブクロ属 )

 
”皐月”の楽しい音楽が聞こえて来ます。
”さつき”は田植えをする月”早苗月(さなへつき)”の事です。

 花の終わった後、虫に葉を食われてしまいますが、毎年沢山の花を咲かせます。

 ”Campanula”はラテン語で”小さな鐘”を意味します。
ヨーロッパ南部原産高山性の植物です。


2009年4月29日
”緑の日”
クレマチス
    ’ダッチェスオブエディンバラ’

 Clematis ' Duches of Edinburgh'

( キンポウゲ科 クレマチス属 )

 FloridaEngland / Jackman & Son l 1874)

 
二年目にようやく立派な花を三輪付けてクレマした。

 堅い薄緑色の蕾が少しずつ開いて行きます。菊の御紋のようです。

 ”ダッチェス(Duchess)”は英語で侯爵夫人という意味で”英国エジンバラ侯爵夫人”を指します。

 フロリダ系(F )のクレマチスで中国原産の”テッセン”やその交配によって生まれた品種です。


2009年4月26日
甲羅の起源

背側(肋骨と背骨のみ)   

 昨年中国貴州省の2億2千万年前の地層から、腹側だけが甲羅で覆われたカメの化石が見つかりました。

 Nature 誌に掲載された論文によると全身が甲羅で覆われる進化の途上にある個体であり、この後肋骨と背骨が発達し背中全体を覆ったという説を支持しています。

 
 
腹側(甲羅あり)      オドントチェリス・セミテスタセア

2009年4月23日
まだ眠いよっ!

 今年はバラが昨年より2週間程早く開花しました。カメ公も1週間程早くお目覚めです。

 テラスに離すと日向でじっとしています。

 
甲羅の大きさ:16×11×6cm、重さ:580gと少し大きくなった気がします。

2009年4月23日
蛙の卵?
バジルBasil (英), Basilico(伊) 、目箒
 Ocimum basilicum
 
 ( シソ科 メボウキ属

 が水分を含むと蒟蒻の主成分でもある”グルコマンナン”というゼリー状の物質で覆われます。目の汚れを吸着する”目薬”として使われ、”メボウキ”という名前が付けられました。

 原産地のインドでは”神の香辛料”として重宝されています。

 ハーブティーや”ペスト・ジェノベーゼ”に用いられ、日本の夏の蒸し暑さをを和らげてくれます。沈静作用があるそうです。

 その名はギリシャの”バスィレウス王”に由来し、”香草の王・王の薬剤”という意味です。

2009年4月23日
” El Flamenco!!”
ウェブ アニメータ フレンチラベンダー:エストカスラベンダー
            スパニッシュラベンダー

 Lavandula stoechas
 
 ( シソ科 ラワンデュラ属
 
 羽飾りを付けて踊っているようです。

 栽培品種には3種類あります。
  ①Spica(スピカ):イングリッシュラベンダー
  ②Stoechas(ストエカス):フレンチラベンダー
  ③Pterostoechas(プテロストエカス):羽状複葉ラベンダー
                         レースラベンダー
 ”Lavandula”は”洗う”という意味のラテン語です。ローマ時代から入浴や洗濯の際に用いたそうです。鎮痛・沈静作用、防虫・殺菌作用があります。

 

2009年4月21日
水芭蕉
ミズバショウ:Skunk cabbage
 Lysichiton camtschatcense

( サトイモ科 ミズバショウ属 )

 
群馬県水上温泉に行って来ました。天神平スキー場にはまだ雪がありました。

 葉の丈は50cm 位になっています。1m 近くにもなるため、
”芭蕉”のように見える事から名前が付きました。美味しそうですが食用になりません。

 白い部分は”仏炎苞(ぶっえんぽう)”と呼ばれ、円柱状の部分に小さな花が集まっています。”スパティフィラム”にも似ていますがサトイモ科でもスパティフィラム属の植物です。


芭蕉            Spatiphyllum

2009年4月19日
山躑躅
ヤマツツジ:Azarea
 Rhododendron kaempferi

( ツツジ科 ツツジ属 )

 
今年は沢山花を付けてくれました。

 日本原産のツツジです。

 花冠が筒型なので、筒咲き(ツツサキ)→ツツジになったといわれています。

 ”躑躅”とはためらって前へ進めない事で、その明るさに足が止まります。
                   

 

2009年4月19日
”風車”
クレマチス ’インペリアル’
 Clematis ' Imperial '

( キンポウゲ科 クレマチス属 )

 (PatensSweden / Magnus Johnson l 1955 )

 
爽やかな風が渡る清々しい天気となりました。

 我が家第一号のクレマチスです。

 今年は沢山蕾を付けてくれました。

 咲き進むにつれ色合いが変わって行きます。
                   

 
 

2009年4月18日
西洋十二単
アジュガ ’チョコレート・チップ ’:西洋十二単
                    西洋金瘡草

 Ajuga reptans
 
 ( シソ科 キランソウ属
 
 小さな青紫の花が階層になって咲いています。

 ”Ajuga ”とはギリシャ語で”束縛がない”という意味で、ランナーを伸ばし周囲に増えて行きます。
 

 

2009年4月18日
Mayleen

 薄いピンクの優しい花が今年も咲いてくれました。

2009年4月18日
常盤満作
トキワマンサク
 Loropetalum chinense
 
 ( マンサク科 トキワマンサク属
 
 ”吹き戻し”のように、くるくると巻いた花が伸びて房状になって行きます。


吹き戻し

 本州中部以南、台湾、中国、インド東北部に自生いますが、絶滅危惧種ⅠAに指定されています。

2009年4月18日
ブルーベリー

 小さくて口がつぼんだ可愛い形の花です。

 同じツツジ科の馬酔木(アセビ)や灯台躑躅(ドウダンツツジ)の花に似ています。

 

 

2009年4月18日
八重山吹
ヤマブキ:Japanese rose
 Kerria japonica
 
 ( バラ科 ヤマブキ属
 
 ヤマブキ色が優しく溶け込んで美しい。

 中国、日本原産の植物です。

 シロヤマブキは別属です。

 

2009年4月16日
姫空木
ヒメウツギ
 Deutzia gracilis
 
 ( ユキノシタ科 ウツギ
 
 小さな蕾を沢山付けています。

 ”空木”は”卯の花”とも呼ばれ、”卯月(4月)”の語源になっています。

 

2009年4月16日
黄花宝鐸草
キバナホウチャクソウ:キバナアマドコロ、Fairry-bells
 Disporum uniflorum
 
 ( ユリ科 チゴユリ属
 
 ユリのような葉っぱに包まれて姿を見せて来ました。

 ”アマドコロ”や”ナルコユリ”の花に似ていますが、別属の植物です。花片は合着せず6枚あります。

 ”宝鐸”とは寺院建築の軒下の四隅に付く小型の鐘の事です。
”風鐸”とも呼ばれる大型の風鈴です。

 

  宝鐸
  

2009年4月16日
アロニア
 枝先に小さな可愛い花を開き始めました。

 ”天満宮”の神紋や”前田家”の家紋に使われる”梅鉢紋”のようです。








梅鉢紋


2009年4月12日
白山吹
シロヤマブキ
 Rhodotypos scandens
 
 ( バラ科 シロヤマブキ属
 
 柔らかな布のような花ひらが優しく開いています。

 ”山吹”に似ていますが、花弁は4枚で、別属の植物です。

 中国地方の瀬戸内海側の山地、朝鮮半島、中国中部に自生します。

 

2009年4月12日
編笠山

 八ヶ岳最南端に位置します。標高は2524m ありますが、なだらかな山容を持っています。

 八ヶ岳はフォッサマグナ(中央地溝帯)に沿って多くの火山が直線状に並んでできた複合火山であり、先ず赤岳付近が最初に噴火し、北八ヶ岳や蓼科山が続き、最後に硫黄岳が爆発し現在の原型を形成たといわれています。

 昼間は20℃ を超える陽気となりました。
 

2009年4月12日
里桜
ヤエザクラ’セキヤマ’:牡丹桜
 Prunus lannesiana
 
 ( バラ科 サクラ属
 
 GRTA 第2回定例競技会が山梨県富士見高原で開催されました。 
 途中の中央高速パーキングエリアに咲いていました。

 お祝いの席で”桜湯”として使われています。

2009年4月11日
梅花碇草
ヒメイカリソウBarrenwort
 Epimedium × youngianum ' Niveum'
 
 ( メギ科 イカリソウ属

 花の形が少しオダマキにも似ています。

 名前は密を出す”距”が4本突き出し”船の碇”のような形をしている所から来ています。

 この花に距はなく、”バイカイカリソウ系”に分類されます。

 漢方では”淫羊藿”という生薬で精力剤として有名です。有効成分”icariin(イカリイン)”はフラボノイド配糖体で、①NO(一酸化窒素)の上昇作用 ②PDE-5 阻害作用(バイアグラと同じ)があります。

 

  

2009年4月11日
お地蔵さん

 今年も雪餅草が姿を見せてくれました。少し小さな御本尊です。

 同属の植物に”蝮草(まむしぐさ)”がありますが、仏炎苞の緑、白、褐色の3色が”爬虫類”を連想させ少し怖い感じがします。

 雌雄異体で性転換する個体もあるそうです。

 付属体は美味しそうですが実は有毒です。

 絶滅危惧Ⅱ種に分類されています。

 環境庁では絶滅の怖れのある植物を把握するため、次のようなカテゴリー区分を策定しました。
 ①絶滅(EX:extinct)
 ②野生絶滅(EW:Extinct in the Wild)
 ③絶滅危惧(Threatened)
   #絶滅危惧Ⅰ:CR+EN
     ・ⅠA類:CR:Critically Endangered
     ・ⅠB類:EN:Endangered
   #絶滅危惧Ⅱ:VU:Vulnerable
 ④準絶滅危惧(NT:Near Threatened)
 ⑤情報不足(DD:Data Deficit)

 以上の5区分から構成されます。”絶滅危惧Ⅱ類とは、圧迫要因が引き続き作用する場合、より上位の絶滅危惧Ⅰ類のランクに移行することが確実と考えられるもの”と定義されています。

2009年4月10日
Spring ephemeral
キバナカタクリ:ヨウシュカタクリ、Dogtooth violet
 Erythronium ' Pagoda'
 
 ( ユリ科 カタクリ属
 
 北側の木漏れ日の中でひっそりと開き始めました。

 "ephemera"は”かげろう”の事で、春花を咲かせると姿を消してしまう植物達を指しています。

 ”片栗”とは食用にする球根の鱗片が”栗”に似ている事、英名は白い球根が犬歯に似ているところから名付けられています。

 黄花カタクリは北米原産種(E.tuolumnense)の園芸種です。

 

  Dogtooth

2009年4月7日
Apple blossom
クレマチス アーマンディ
          ’アップル・ブロッサム’
 C. armandii ' Apple Blossom'
 
 ( キンポウゲ科 クレマチス属
 
 丸い花芽を破り、沢山の花が現われました。

 甘酸っぱい香りが漂います。

 中国原産の常緑種です。


リンゴの花 

2009年4月7日
舎人子

 「おっ早っ!ああ良く眠った!」

 コバノトネリコの冬芽が膨らみ、伸びをするように花芽と新芽が飛び出て来ました。

 北欧では、”トネリコ”は不死の象徴・宇宙の3次元の絆の象徴(世界樹あるいはYggdrasill :ユグドラシル)と考えられています。
 
 魔法使いの杖はこの材で作られるそうです。


 

  Yggdrasill

2009年4月6日
喘息薬種
ティアレラ ’シュガー&スパイス’
 Tiarella ' Sugar & Spice'
 
 ( ユキノシタ科 ズダヤクシュ属
 
 北側の日陰でひっそりと咲かせています。

 信州では”喘息”を”ズダ”と称し、咳止めとして
Tiarella polyphylla(ズダヤクシュ)”を用いています。

 繊細で美しい冠飾り(Tiara:ティアラ)を想わせます。

 

2009年4月5日
種漬花
タネツケバナcuckoo flower
 Cardamine flexuosa
 
 ( アブラナ科 タネツケバナ属
 
 道路脇の小さな地面に小さな花を咲かせていました。

 花時が”稲の種籾を水に漬ける時期”や”カッコーが鳴く時期”に当たる事から来ています。

 

2009年4月5日
”胴咲き”

 ソメイヨシノは植栽してから15年位で花付きが良くなり、20-40年の期間は見事に花を咲かせます。その後次第に樹勢が衰え、100年間も花を咲かせ続ける木は珍しいといわれています(60年寿命説)。

 人の一生とも似ているところがあるのでしょうか。年輪を重ねた幹からも可憐な花を咲かせていました。

2009年4月5日
染井吉野
ソメイヨシノ:吉野桜
 Prunus × yedoensis
 
 ( バラ科 サクラ属
 
 川端の桜が7-8分咲きとなりました。

 江戸の”染井村(現在豊島区駒込)”の植木職人により作出されました。

 ”江戸彼岸”と”大島桜”の交配種といわれ、1900 年(明治33年)に命名されました。

2009年4月4日
花韮
ハナニラ:イフェイオン、西洋甘菜、spring star flower
        
ベツレヘムの星
 Ipheion uniflorum
 
 ( ユリ科 ハナニラ属
 
 前の家では庭中に広がり、夜空の星のように輝いていました。

 葉を切るとニラの匂いがします。

 南米原産の植物です。

2009年4月1日
更紗木蓮
サラサモクレン:ソコベニハクモクレン
 Magnolia × soulangeana
 
 ( モクレン科 モクレン属

 ”モクレン”と”ハクモクレン”の交配種です。花の根元がうっすらとワイン色に染まっています。微かに甘い果物のような香りがします。

 モクレン科に属すると同定される植物の起源は9500 年前にも遡るとされ、”最古の花木”といわれています。同属の植物にはタイサンボク、ホオノキ、コブシ、シデコブシなどがあります。

 中国南西部が原産地で”木蘭(モクラン)”と呼ばれ、本来”木蓮”は”辛夷(コブシ)”を指します。

 モクレン科の植物の多くは”compass plant ”と呼ばれ、蕾や花の先端が北を向いています。


ウェブ アニメータ

2009年3月30日
常盤薺
トキワナズナ:コモン・キャンディタフト
 Iberis semipervirens
 
 ( アブラナ科 イベリス属 )
 
 暖かさと伴に外側から一片づつ開いて行きます。

 常緑の硬い葉に純白の花ひらがきれいです。

 同名のアカネ科の植物に”雛草”があります。

 ”キャンディタフト”とはカンディア島(クレタ島)原産の群生する植物を意味します。
 

2009年3月30日
見るなー!
スイセン’ミルナー
 Narcissus ' W.P. Milner'
 
 ( ヒガンバナ科 スイセン属 :Division 1 Miniture ;1W-P
 
 ”マウントフット”より小柄で、はずかしそうに俯いて咲いています。

2009年3月25日
房咲水仙
タゼッタスイセン
 Narcissus tazetta var.
 
 ( ヒガンバナ科 スイセン属 :Division 8Tazetta;8W-Y
 
 春分を過ぎて花冷えとなりました。

 桜が満開となるのは4月に入ってからでしょうか?

"tazetta "はイタリア語で”小さなコーヒー茶碗”の事だそうです。
 

2009年3月22日
雪柳
ユキヤナギ:小米花
 Spiraea thunbergii
 
 ( バラ科 シモツケ属 )
 
 雪のような花を風に流れるように咲かせています。
 
 コデマリやシモツケと同属です。
中国、日本原産の植物です。

2009年3月21日
”砂糖菓子”
ヴィブルヌム・ティヌス
            :トキワガマズミ
 Viburnum tinus
 
 ( スイカズラ科 ガマズミ属 )
 
 小さな雪のような花を沢山付けています。少し酸っぱい香りがします。

 秋にコバルトブルーの実を付けるそうです。
 

2009年3月21日
姫立金花
ヒメリュウキンカ:common buttercup
 Ranunculus ficaria
 
 ( キンポウゲ科 キンポウゲ属 )
 
 黄色い花が光っています。葉は暗緑色のハート形をしています。

 ラナンキュルスと同じ仲間です。

 

 

2009年3月20日
"Oxford Blue"
ベロニカ ’オックスフォードブルー(ジョージアブルー)’
 Veronica peduncularis ' Oxford Blue'
 
 ( ゴマノハグサ科 クワガタソウ属

 濃いブルーの花が美しい。秋になると銅葉になります。

 ”オオイヌノフグリ”と同属です。

2009年3月20日
仏の座
ホトケノザ:三階草
 Lamium amplexicaule
 
 ( シソ科 オドリコソウ属 )
 
 ヒメオドリコソウと同属で、花の形が良く似ています。”サンガイグサ”とも呼ばれ、葉が円形に茎を囲み各階で花を咲かせています。

 春の七草の”ホトケノザ”は”ダビラコ”という別の植物で、本種は食用になりません。

 

2009年3月20日
春分
ウェブ アニメータ ヒメオドリコソウ:姫踊り子草、deadnettle
 Lamium purpureum
 
 ( シソ科 オドリコソウ属
 
 春風が渡り、枯れ野だった田圃の畦道に咲き出しました。葉のグラディエーションがきれいです。

 ヨーロッパ原産の越年草で明治中期に帰化しました。

 じっと正面から見ると、なんだか”犬の顔”や”鎧武者”にも見えて来ました。




オドリコソウ
 

2009年3月19日
水仙
スイセン’マウントフット’
 Narcissus ' Mount Hood '
 
 ( ヒガンバナ科 スイセン属 :Division 1Trumpet;1W-Y
 
 クロッカスの後を次いで春の到来を告げています。

 ギリシャ神話では美少年”ナルキッソス”が女神ネメシスにより、水辺にうつむきがちに咲くこの花に変えられました。

 ”水仙”は中国での呼名で、「仙人は天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という古典に由来するそうです。

 ヒガンバナと同じく有毒植物(球根)です。栽培種は花型や出生を基に次の13 Division に分類されています。

① Trumpet  ② Large-cupped  ③ Small-cupped  ④ Double
⑤ Trisndrus ⑥ Cyclamineus  ⑦ Jonquilla/Apodanthus  
Tazetta ⑨ Poeticus ⑩ Bulbocodium ⑪ Split Cornea
⑫ ETC  ⑬ Wild Species


 花色記号(花弁-副花冠)     
  G(green), O(orange), P(pink), R(red), W(white), 
  Y(yellow)


2009年3月15日
不二山
 今年は雪が少なかったのでしょうか。

 雲一つない快晴の一日でした。

 鎌倉時代から”富士山(士に富む山)”と呼ばれ、エネルギーを与えてくれています。

2009年3月15日
蕗の薹
フキ
 Petasites japonicus

 
( キク科 フキ属 )
 
 朝霧高原ふもとっぱらキャンプ場でGRT 本年第1回の競技会が行われました。

 小さな赤ちゃんが朝日を浴びているようです。蕗の”花茎”で雌雄異花だそうです。

 肝毒性が強いピロリジンアルカロイドが含まれるため、食用には灰汁抜きをします。

 薹は”草”の”臺(だい)”の事です。

2009年3月10日
沈丁花
ジンチョウゲ:チンチョウゲ、瑞香、Winter Daphne
 Daphne ordora

 
( ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属 )
 
 散歩していると庭先から香ってくるようになりました。

 ”沈香(じんこう)”のような良い香りがあり、丁子(グローブ)のような花を付けるところから名付けられました。

 中国原産で室町時代に渡来しました。

 "Daphne(ダフネ)"はギリシャ神話の女神の名前で、”月桂樹”のギリシャ名でもあります。

 

2009年3月7日
Jehanne Darc
クロッカス’ジャンヌダルク’
              :花サフラン

 Crocus vernus

 
( アヤメ科 サフラン属 )
 
 春の使者が訪れました。陽を浴びて輝いています。

 雌しべの先端が糸のように3本に分かれています。属名もギリシャ語の”croke(糸) ”に由来します。

 食用の”サフラン”はに咲きます。
 

2009年3月7日
Eric Smith
ヘレボレス・エリックスミシー
 Helleborus × ericsmithii

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 北庭のアオダモの下で咲いています。

 H.nigerH.sterniiH.argutifolius×H.lividus)の交雑種です。niger の耐寒性、argutifoliusの丈夫さ、lividus の花色を受け継いでいます。

 

2009年3月3日
桃の節句
ヘレボレス・オリエンタリス
 Helleborus hybridus (orientalis)

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 

 五節句の一つ”雛祭り”に相応しい柔らかく、爽やかな黄色です。

 ひし餅や雛あられの桃・白・緑の3色は桃の花(桃)・雪の大地(白)・芽吹き(緑)を表しています。

 

2009年3月1日
" Vena"
ヘレボレス・オリエンタリス
 Helleborus hybridus (orientalis)

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 4年前から中庭で毎年咲いてくれます。

 血管状、網目状に筋が入ります。

 ”ベナ”はラテン語で”血管・葉脈・水脈・鉱脈”の意味があります。
 

2009年3月1日
"Corsicus"
ヘレボレス・アーグチフォリウス
 Helleborus argutifolius

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 フランス・コルシカ島やイタリア・サルデーニャ島原産です。

 種小名は”鋸歯状の葉”を意味します。

 丸まった花ひらが可愛いい。
 

2009年3月1日
羽二重
ヘレボレス・オリエンタリス’ダブル・ホワイト’
 Helleborus hybridus (orientalis) 'Double White'

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 八重の花ひらが少しずつ開いて来ました。

 柔らかく豪華な感じがします。
 

2009年3月1日
弥生三月
ヘレボレス・オリエンタリス’ルーセ・ローズ’
 Helleborus hybridus (orientalis) 'Ruse Rose'

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 ”やよい”は”いやおい”が変化したものです。”弥(いや)”=”いよいよ、ますます”を示し、”生(おい)=”草木が芽吹く”事を意味します。

 赤い花のの中に薄っすらと緑が生きづいています。
 

2009年2月28日
大寒桜
オオカンザクラ:安行寒桜
 Prunus × kanzakura 'Oh-kanzakura'

 
( バラ科 サクラ属 )
 
 上野公園入口の両脇で二月の寒さを照らすように咲いていました。

 この時期に桜?と思いましたが、今年は春の訪れが早いのでしょうか?

 ”寒緋桜”と”大島桜”の交配種とされ、”染井吉野”より早く咲くそうです。

 

2009年2月21日
Mimosa salad
ギンヨウアカシア:ハナアカシア、ミモザアカシア
              Cootamundra wattle
 Acasia baileyana

 
( マメ科 ネムノキ亜科 アカシア属 )
 
 半年も前から準備していた蕾が咲き始めました。明るい黄色が春を呼び寄せるかのようです。”ミモザサラダ”はこの花から名付けられました。

 4年前シンボルツリーとして植えた時はまだ細くて、風で二度も180 °曲がってしまったのですが、今やどっしりとした幹に成長しました。

 オーストラリア原産の植物です。同属の”フサアカシア”は葉が大きく、小葉の数も30-40 対と倍以上あります。”ミモザ”は元来近縁のオジギソウ属の名前です。

 西田佐知子のヒット曲『アカシアの雨がやむとき』は”ニセアカシア(ハリエンジュ)”を歌っているそうです。

2009年2月21日
”墨花”
ヘレボレス・オリエンタリス’ルーセ・ブラック’
 Helleborus hybridus (orientalis) 'Ruse Black'

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 ひと雨毎に暖かくなるといいますが、今日は晴天ながら風が冷たい一日でした。

 紫がかった黒が美しく、葉も黒味を帯びています。
 

2009年2月21日
Mericlone
ヘレボレス・ニゲルコルス’バレンタイン・グリーン’
 Helleborus × nigercors

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 花の中心に黄緑色の星が入り、爽やかな贈り物となっています。

 H.nigerH.argutifolius の交雑種です。種ができないため”メリクロン(茎頂培養)”にて作られています。

 mericlone = meristem (分裂組織)+
clone の合成語です

2009年2月15日
”クリロー1番”
ヘレボレス・リヴィダス
 Helleborus lividus

 
( キンポウゲ科 クリスマスローズ属 )
 
 ”春1番”とは①立春から春分の間で、②日本海で低気圧が発達し、③南風が吹き(風力5 :風速8m/s 以上)が吹き、④前日より気温が上昇する最初の現象と定義されています。

 一昨日その風が吹き抜け、春のような暖かさとなりました。

 種小名は”鉛色”を意味し、その小豆色の花を指します。花の奥に緑色の密腺が見えます。スペイン・マジョルカ島原産です。

 

2009年2月9日
四十雀
シジュウカラGreat Tit
 Parus major


 ( スズメ目 シジュウカラ科 )

 北側の台所の窓際に仕掛けたピーナツ・リースに良くやって来ます。うまくバランスを取りながら啄んでいます。

 胸のネクタイが小さいので雌でしょうか?

 名前は木々の間を落ち着きなく”始終”動き回ることから来ています。また”四十雀”は一羽で雀40羽分の価値があることからといわれています。

 広くユーラシア大陸に分布し
、林や市街地などに住む”留鳥”です。



2009年2月7日
朝霧草
アサギリソウ
 Artemisia schmidtiana

 
( キク科 ヨモギ属 )
 
 小さなロゼット状になって春を待ちわびています。

 本州中部以北の日本海沿岸,北海道~樺太に分布し,山地や海岸の岩場に生える多年草です。
 

2009年2月7日
春近し
オオイヌノフグリ:瑠璃唐草、星の瞳
 Veronica persica

 
( ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 )
 
 まだ寒い日々もありますが、立春も過ぎ暖かくなって来ました。

 小さな青い花の絨毯を広げています。

 欧州原産で明治中期に帰化しました。


いぬのふぐり

2009年1月25日
Royal Blue Licca

 ご近所さんから種から育てた”虹色スミレ”をいただきました。色取り取りで寒い冬を明るくしてくれています。

 
 2004 年サカタのタネとタカラの共同企画で”虹色スミレ with Licca”の苗と、”虹色スミレリカちゃん”が同時発売されました。

ウェブ アニメータ

 リカちゃん人形は1967 年、”ダッコちゃん”で有名なビニール玩具メーカーだったタカラビニール工業所(現タカラトミー )から着せ替え人形として誕生しています。

2009年1月17日
Pansy
パンジー: 遊蝶花、人面草、三色菫
       two face under a hoot

 Viola X wittrockiana

 
( スミレ科 スミレ属 )
 
 朝は霜が降りうなだれていますが、陽が射すと顔をもたげて来ます。

 考え事をするかのように花が前傾するため、フランス語の”パンセ=思想”から名付けられました。…不思議に”考える人”のようにも見えて来ました。

 花径が5 cm 未満のものを通称”ビオラ”と呼んでいますが、どちらもスミレ属の仲間です。

 

2009年1月7日
人日

 今日は五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の一つ”じんじつの節句”です。

 中国の前漢の時代、正月1日に鶏、2日に狗(犬)、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、7日に人、8日に穀を占って、その日が晴れならば吉、雨ならば凶の兆しであるとされていました。

 かって旧暦の正月7日(現在の2月頃)には邪気を祓うために、”春の七草”の入った粥を食べ一年の無事を祈ったと言われています。
春の七草

 芹            …セリ
 薺(なずな)     …ナズナ(撫菜、ペンペングサ)
 御形(おぎょう)   …ホウコグサ(母子草:ハハコグサ)
 繁縷(はこべら)   …ハコベ(ヒヨコグサ、アサシラゲ)
 仏座(ほとけのざ) …タビラコ(田平子)
 菘(すずな)     …カブ(蕪)
 須々代(すずしろ) …ダイコン(大根)

 

2009年1月2日
一富士、二鷹?、三 ?

 朝日を受けて富士山が浮かびあがって来ました。雲の下には鳶も飛んでいます。

 富士は末広がりで子孫・商いの繁栄を、鷹は高く舞い上がるから機運上昇を、茄子は毛(怪我)が無いから家内安全を表すとされています。
 

2009年1月2日
”謹賀新年”

 元旦は風邪のため寝込んでしまいました。

 本年は皆様方にとって良い年となる事をお祈り致しております。

 
 

2008年12月31日
Winter sweet
 
 ソシンロウバイ: 素心蝋梅、唐梅
 Chimonanthus praecox

 
( ロウバイ科 ロウバイ属 )

 冬将軍がやって来て凍えるとなりました。この時期に回りを明るく照らし、フリージアのような甘い香りが漂わせています。

 ”蝋細工”のような梅に似た花から名づけられました。通常の”蝋梅”は内側が少し赤いようです。

 中国原産で、17世紀頃に渡来しました。

2008年12月24日
"Rudolph?"
トナカイ: 馴鹿(じゅんろく)、caribou, reindeer
 Rangifer tarandus


 ( シカ科 トナカイ属 )

 宵のうちカツラの株元にやって来ました。

 トナカイはアイヌ語の呼称”トゥナッカイ”に由来します。

 ”赤鼻のトナカイ(ルドルフ)”は笑い者でしたが、その鼻でサンタさんの橇の先頭に立ち夜道を照らしました。


1939, Chicago, USA

2008年12月23日
Winter solstice
 
 ユズ: 柚子、柚之酸
 Citrus junos

 
( ミカン科 ミカン属 )

 すっかり落葉したカツラの間を家々の屋根を撫でるようにお日様が巡って行きます。小春日和の一日でした。

 冬至は陰が極まり再び陽に還るという”一陽来復(いちようらいふく)”と呼ばれ、良くない事が続いた後ようやく幸運が向いてくることを意味しています。

 ”ゆず湯”は”湯治”の日に”融通”が利くようになる事を掛けています。

 含有成分のVit C、シトラール、リモネンは血行を促進し新陳代謝を賦活します。リモニン、ノミリンは鎮痛・抗炎症・殺菌作用があり
、苦味成分リモノイドは、抗ガン作用・悪玉コレステロール抑制作用があるそうです。

 リモネンは皮膚に対して保湿・美肌効果があり、Vit C の含有量もリンゴの40倍、ハチミツの1.5倍、レモンやミカンの3~4倍もあると言われています。

2008年12月15日
frostbitten !
オレガノ: ワイルドマジョラム、花薄荷
 Origanum vulgare

 
( シソ科 ハナハッカ属 )
 
 砂糖菓子のように霜が付いています。日が射すと解けて行きました。

 耐寒性(耐凍性)は主に”細胞外(器官外)凍結”…水分を細胞外へ脱水させ”細胞内凍結”を避ける事によって獲得されます。ハーブは強い耐寒性ものが多く見られます。
 
 ほろ苦い清涼感があり、トマトやチーズと相性が良く、イタリア料理に使われています。また昔ビールの苦みの元に使われたそうです。


2008年12月13日
Blueberry
ブルーベリー
 Vaccinium corymbosum

 
( ツツジ科 スノキ属 )

 寒々とした庭景色の中、しっとりと美しく落ち着いた葉色を見せてくれています。

 ”紅葉”は寒さに伴い葉の中の”クロロフィル(緑色)”が分解され、”アントシアン(赤色)”や”カロチノイド(黄色)”が見えて来る事に因ります。

 果実にもアントシアニン等ポリフェノールが豊富に含まれており、抗酸化作用の高い食品です。”アントシアニジン”の配糖体が”アントシアニン”で、両方まとめて”アントシアン”と呼ばれています。


2008年12月9日
泡雲?鰯雲?鱗雲?

 朝の天気予報では午後から雨の予報でした。

 巻積雲(高層雲)は天候の悪化を知らせる雲といわれています。帯状・波状の雲等混じり合っています。
 

2008年12月8日
 2008 年女の子の命名ランキングが発表されました。柔らかい語感の名前が多いような気がします。

 
1.葵(あおい)
 2.結衣(ゆい)
 3.陽菜(ひな)
 4.凛(りん)
 5.結愛(ゆあ)
 6.結菜(ゆいな)
 7.美羽(みう)
 8.さくら
 9.心優(みゆ)
 9.七海(ななみ)



タチアオイ

 アオイ科は以下の良く知られている種を含む約75 属、1500の植物群から構成されています。

 1.トロロアオイ属…トロロアオイ、オクラ
 2.タチアオイ属 …タチアオイ
 3.ワタ属…ワタ
 4.フヨウ属…フヨウヒビスクス
          ムクゲ、ケナフ,ハマボウ
          モミジアオイ
 5.ゼニアオイ属…ゼニアオイ
            ムスクマロウ

 葵の語源は”癸”=”回る”というイメージから来ており、”アオイ”=”仰ぐ日”を意味し、”向日性”を現わしています。
 
 徳川家の”葵の御紋”は別科のフタバアオイ( ウマノスズクサ科 カンアオイ属)の葉からデザインしたものらしい。これも別科ですが”向日葵”はヒマワリ、”山葵”はワサビを指します。


葵の御紋

2008年12月6日
欅坂
ケヤキ: ツキ(槻)
 Zelkova serrata

 
( ニレ科 ケヤキ属 )

 大勢の人だかりの中、夕方5時に一斉に37 万個の灯が燈りました(BLUE & SNOW:Artelligent Christmas :六本木ヒルズ )。遠くに東京タワーが小さく見えました。雪をイメージしたイルミネーションが131日まで点灯されます。

 ”欅”の語源は樹容が高いので”挙”=”上がる”イメージから命名されました。

 宮城県、福島県、埼玉県の”県木”に指定されています。


2008年11月23日
”黒真珠”

 ヤブランの実が光っています。重みで地面に付きそうです。緑から黒色に熟して行きます。

2008年11月23日
豊旗雲

 河川敷では初冬の空が遠くまで広がっていました。彼方に雪化粧した富士山が見えますか?

 ”とよはたぐも”は瑞雲と言われ、中層雲2000~7000m ) の高積雲に属し、帯状・放射状・波状(旗状)の雲が長くたなびいています。

 
渡津海(わたつみ)の豊旗雲に入り日見し今夜(こよひ)の月夜(つくよ)清明(さやけ)かりこそ

 661 年斉明天皇が百済救援の道中、播磨国(明石付近)で中大兄が詠んだ歌です。夕方の荘厳な光景に、海神に夜の月の明るい事(航海が清かな事)を願っています。

2008年11月21日
初霜

 今日朝裏の畑が一面真っ白に変わっていました。冬のコートを着込み散歩に行って来ました。

 この寒さの中”ホワイト・クリスマス”だけは大きな花を沢山咲かせています。

2008年11月21日
”南天満”
ナンテン
 Nandina domestica

 
( メギ科 ナンテン属 )

 寒さの中”満天の実”が真赤に色づいています。

 実は”南天実”という生薬で咳止めの薬として用いられています。葉は”南天葉”と呼ばれ、成分の”ナンジニン”は防腐作用があり、”お赤飯”にも添えられています。

 中国原産で”南天燭”と呼ばれ、”難を転ずる”事から縁起の良い木とされます。


2008年11月17日
大きな玉ねぎの下で
ボウィエア・ヴォルビリス:蒼角殿
             climbing onion
 Bowiea volubilis

 
( ヒアシンス科 ボーウィエア属 )

 この冬一皮剝けて一回り大きくなり、蒼く輝いています。

 春先から細長い緑色の珊瑚状の蔓(花茎)を1m 近く伸ばします。来年は実を結ぶでしょうか?

 南アフリカ原産の植物です。


2008年11月17日
キク
 Chrysanthemum morifolium

 
( キク科 キク属 )

 ご近所さんから頂きました。菊は”短日花”で、1年の最後に咲く花です。初冬の暗い部屋の中を柔らかく照らしてくれています。

 ダリアのように沢山の花ひらに被われています。ポンポン咲きと言われている、スプレー菊の一種です。

 キクは1500 年前中国で交配によって生まれたとされています。”菊”という漢字は手の中に”米”を丸めて握った様を表わしています。


2008年11月14日
カツラ
 Cercidiphyllum japonicum

 
( カツラ科 カツラ属 )

 傍を通ると、カラメルのような甘くで芳しく、どこか懐かしい香り(マルトール)がします。”フルーツ綿菓子”といった匂いでしょうか?

 ”香出(かづ)”が名前の由来らしい。

 4年の間に2階の屋根に達するまでに大きくなりました。

 雌雄異株で雄株を”緋桂”、雌株を”青桂”と呼び、渓流沿いや水場の近くなど水分の多い肥沃な場所に自生しています。


2008年11月14日
目薬の木
メグスリノキ: 千里眼の木、長者の木
           Nikko maple
 Acer nikoense

 
( カエデ科 カエデ属 )

 最低気温が10℃ を割り、カメ公を冬眠させました。今年は目薬の木の紅葉が素晴らしく、落葉の季節に彩を添えています。

 日本にだけ自生する雌雄異株の落葉樹で,
福島、群馬、栃木、茨城に多いそうです。

 
戦国時代から樹皮を煎じて、眼病の特効薬として用いられてきました。肝腎機能障害・動脈硬化の改善作用があり、抗癌作用(Vit C との併用)があるという研究もあります。


2008年11月2日
”冬富士”

 立冬も近づいた南西の空には富士山が浮かんでいました。

 これらの山々の懐に抱かれた平原は正
に”GRT 聖地”と呼ぶに相応しい場所です。

 手前にみえるは茅ガ岳(別名:偽八)で、”日本百名山”で有名な深田久弥がこの山に登山中に急死しました。
 

2008年11月2日
金峰山

 左手南方には奥秩父連峰が見渡せます。

  金峰山(きんぷさん:2595m)の”五丈岩”と呼ばれる大きな岩の尖塔も見えました。

 

2008年11月2日
南八ヶ岳

 清里キープ牧場で行われた清里GRTA 本大会に出場して来ました。

 先ずタープを設営し、競技の準備を始めます。澄み切った青空が綺麗でした。

 後方には左に八ヶ岳主峰赤岳:2899m、右に次峰横岳:2829m が聳えています。赤岳は酸化鉄の岩肌で少し赤く見えます。

 八ヶ岳は夏沢峠を境に南北に大きく分けられます。”北八ヶ岳”は樹林帯が山稜近くまで続き、なだらかな峰が多く湖沼も点在します。

 ”南八ヶ岳”は赤岳をはじめ鋭い峰々があり、急峻な地形となっています。


2008年11月1日
”秋の実り”

 ソヨゴの実が赤く色づいてきました。小さな実を沢山揺らしています。


2008年11月1日
晒菜升麻
サラシナショウマ ’ホワイトパール’
 
Simisifuga simplex

 
( キンポウゲ科 サラシナショウマ属 )

 初冬の寒さが沁みる頃、北側の庭を照らしています。小さな3枚の花ひらがありますが、雄しべが沢山あり長いためブラシのように見えます。

 ”晒菜”は若菜を茹でて水で晒してから食す事から来ています。
根茎は”升麻”という漢方薬になり、発汗・解熱・解毒薬として配合されます。
 



2008年10月28日
吉祥草
キチジョウソウ
 Reineckea carnea

 
( スズラン科 キチジョウソウ属 )

 庭の北側の日陰、ソヨゴの株元にひっそり咲いていました。

 和名はこの花が咲くと、吉事があるという言い伝えに由来します。そういえば何となく高貴に見えて来ます。ヤブランと同じスズラン科の植物です。

 他に縁起の良い植物にツゲ科の”富貴草(フッキソウ)”があり
ます。春に花を咲かせ、別名を吉祥草(キッショウソウ )・吉事草(キチジソウ)とも呼ばれています。


フッキソウ

 


2008年10月19日
オギ: オギヨシ
 Miscanthus sacchariflorus

 
( イネ科 ススキ属 )

 川面を渡る風になびいています。

 その姿が霊魂を招き寄せるように 見えることから、 ”おぐ(招)”が”おぎ”に変化したものといわれています。

 薄(芒:ススキ)とは同じ仲間ですが、河川敷などの湿った原野に群生します。ススキは陸側の乾いた場所に”株状”に生育します。

 花穂はオギの方が大きく密に小穂を付け白く見えますが、ススキは薄茶色で疎らです。ススキは小穂の先端から”ノギ(芒)”が1本出ていますが、オギにはありません。

 萩、薄(オバナ)、桔梗、撫子、葛、藤袴、女郎花を”秋の七草”と呼んでいます。
萩はマメ科で荻とは全く別種です。
 


2008年10月19日
Autum crocus
キバナタマスダレ: ステルンベルギア
 Sternbergia lutea


 
( ヒガンバナ科 ステルンベルギア属 )

 河川敷の土手に咲いていました。花はクロッカスのようです
が、茎が長く、葉は細長くニラに似ています。

 白花の”タマスダレ”は同科ですがゼフィランサス属(タマスダレ属)の植物です。
 



2008年10月19日
Cosmos

 コスモス: 秋桜、オオハルシャギク(大春車菊)
 Cosmos bipinnatus

    ( キク科 コスモス属 )

 秋も深まり、爽やかな風の中を歩いて来ました。

 河川敷には大輪のコスモスが咲いていました。


 

 



 


2008年10月13日
秋明菊
 八重のシュウメイギクが今年は沢山花を付けています。花ひらは木綿のようです。




 


2008年10月7日
Aronia
アロニア: セイヨウカマツカ、red chokeberry
 Aronia arbutifolia

 
( バラ科 アロニア属 )

 英名は実が赤く渋みが強いため付けられているのでしょうか?

 秋には紅葉も楽しめます。黒い実を付ける品種(チョコベリー)もあります。

 健康に良いとされるポリフェノールが豊富で、アントシアニンをブルーベリーの2倍、ブドウの1.5倍含んでいる機能食品として注目されています。


 

 



 


2008年10月4日
山神 ②

 山神様にリサの活躍を祈願にお参りして来ました。ただこの前の嵐のためか大きな枝が折れてしまっていました。樹勢が弱っているのでしょうか?回復を祈っています。

 帰り路、山神様に負けない位大きくて、風格のあるミズナラを笹竹林の中に見つけました。幼樹の時に途中で折れてしまったのでしょうか? 2m位の所から何本もの勢いのある立派な枝を伸ばしています。



 


2008年10月4日
山辣韮
ヤマラッキョウ
 Allium thunbergii

 
( ユリ科 アリウム属 )

 リサと歩いていて、足元に可愛い小さな”葱坊主”を見つけました。

 比較的湿潤な草原に生育します。食用にもなるそうです。
 

 ネギ、ニンニク、チャイブ、タマネギ、ニラの仲間です。



 


2008年10月4日
竜胆
リンドウ
 Gentiana scabra var.buergeri

 
( リンドウ科 リンドウ属 )

 紫色の端正な小さな花を見つけました。園芸種の”リンドウ”よりも野性的な風情があり美しい。


 

 リンドウ属の根は同科の“センブリ”と同じく、竜肝(ゲンチアナ根)と言われる生薬の一つです。健胃作用があり、苦味が強い事からこう呼ばれています。



 


2008年10月3日
野紺菊
ノコンギク
 Aster ageratoides subs. ovatus

 
( キク科 シオン属 )

 あちこちに沢山美しい紫の花を咲かせていました。


 高原に生えるものは、平地のものに比べて花の色が濃いそうです。
 

 園芸種の”ミヤコワスレ(ミヤマヨメナ)”の近縁です。



 


2008年10月3日
姫女苑
ヒメジョオン: 鉄道草、明治草
 Erigeron annuus

 
( キク科 ムカシヨモギ(エリゲロン)属 )
 ビブリの事務所の近くに沢山見かけました。

 以前は一見地味な花で雑草扱いにしていましたが、良く見ると可愛い花でした。


 北アメリカ原産で同名で呼ばれる”ヒメムカシヨモギ”と一緒に明治時代に入って来たようです。

 春に咲く”ハルジオン”と同じ仲間です。本種は①初夏から秋にかけて、小さく多くの花を咲かせる。②蕾は上を向いている。③背が高く、茎が空洞化していない事から見分けられます。


2008年9月23日
Parachute

 オキシペラタムの実が熟すと鞘が開いて来ます。中にはパラシュート部隊が出動を今かと待ちながら整然と並んでいます。

 陽が当たるとパラシュートがぱっと開き飛んで行きます。

 


2008年9月21日
溝蕎麦
ミゾソバ: ウシノヒタイ
 Persicaria thunbergii

 
タデ科 イヌタデ属 )

 一見地味な花ですが、ピンクの小花が子供のように可愛い。


 葉の形が牛の顔に似ています。
 

 川沿いや沼沢地、湖岸などによく発育し、特に稲作地帯で水が豊かで栄養価が高い場所に群生していることが多いそうです。



Moo~ 


2008年9月21日
釣船草
ツリフネソウ
 Impatiens textori

 
( ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 )

 GRTの練習会が朝霧高原オートキャンプ場でありました。一日雨でしたが、余り寒さは感じませんでした。

 沢山群生し咲いていました。鳳仙花と同じ仲間です。


2008年9月20日
彼岸花
ヒガンバナ: 曼珠沙華、ハミズハナミズ、red spider lily
 Lycoris radiata


 
( ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 )

 
 公園の花壇に咲いていました。

 鱗茎にアルカロイド(リコリン)を含む有毒植物です。小動物に堀り荒らされるのを防ぐため、水田や墓地によく植えられたようです。
 
 中国原産で稲作伝来時に一緒に伝わりました。韓国では花と葉が同時に出ないため、”相思華(サンチョ)”と呼ばれます。

日本の彼岸花は染色体が”3倍体”のため種を作らず、球根で増えて行きます。これは所謂”クローン”であり、日本中どこでも同じ形質を持っています。


 学名の"Lycoris (リコリス)" はギリシャ神話での海の女神の名前です。

 煩悩や迷いに満ちたこの世を”此岸(しがん)”、向う側(極楽浄土)を”彼岸”と呼び、毎年春と秋に亡くなった祖先の供養が行われます。因みに彼岸に作られる”ぼたもち”と”おはぎ”は同じもので、彼岸の頃に咲く牡丹(春)と萩(秋)に由来するそうです。


2008年9月20日
台風一過
シュウメイギク: 秋明菊、貴船菊
 Anemone hupehensis var. japonica

 
( キンポウゲ科 イチリンソウ属 )

 台風13号が去った朝、道端に待ちわびたように咲いていました。

 中国原産の植物です。アネモネの仲間で、キクの仲間ではありません。


2008年9月17日
”瑠璃祭”
ルリマツリ: 瑠璃茉莉、プルンバーゴ、Leadwort
 Plumbargo capensis ( auriculata)


 
( イソマツ科 ルリマツリ属 )
 
 寒さに弱いので冬は軒下に置いていますが、鉢を表に出したらようやく咲いてくれました。傍を通ると”花飾り”が付いて来ます。
 
 南アフリカ原産で、ラテン語の”plumbum(鉛) ”が語源で鉛中毒の治療に使われたらしい。


2008年9月16日
夏の剪定
 昨日シマトネリコが茂り過ぎて、お隣や道路側にはみ出してしまったので、知り合いの植木屋さんに剪定してもらいました。冬の霜に当たると枯れてしまう事もあるそうです。たぶん葉が幾分肉厚なので寒さに適応できるタイプだろうとの事です。

 次に”ギンヨウアカシア”も4年でかなり大きくなり混んでいたので剪定してもらいました。最近付いた花芽がよく落ち、樹液(ワックス)状のものが車の屋根に付くので気にはなっていました。見ると枝のいたる所に綿状の物が付着し動いていました。これが”イセリアカイガラムシ”である事を教わりました。ギンヨウアカシアもオーストラリア原産なので昔の馴染みで付いたのでしょうか?

 昔合成樹脂・ろうが開発される前はカイガラムシの分泌物をワニス、光沢剤、封ろう、防水剤、滑り剤の原料として使っていたそうです。

 植木屋さんは「カイガラムシやカミキリムシが害虫呼ばわりされますが、これは一種の”自然淘汰”であり、植物が元気だとムシも寄り付かない。植物は動けない分、病気にならない環境作りが必要なのだ。」と強調されていました。
ワタフキカイガラムシ: イセリアカイガラムシ
 Icerya purchasi


 ( ワタフキカイガラムシ科 ワタフキカイガラムシ属 )

 
原産地はオーストラリアであり、明治末期(1911年)に植物に付いて持ち込まれました。ミカンなど柑橘類によく付きます。
 1911
年天敵である”べダリアテントウ Rodolia (ex-Vedalia) cardinalis ”をミカン農園に導入する事で駆除に成功しました。テントウムシは”生きた農薬”とも呼ばれています。


Icerya & Rodolia

2008年9月14日
”中秋の名花月”
アサガオ: 牽牛花、morning glory
 Pharbitis nil


 
( ヒルガオ科 アサガオ属 )
 
 素敵なブルーが秋空のように澄んで爽やかです。
 
 中国原産で奈良時代に遣唐使により”下剤(牽牛子)”として渡来したそうです。

 サツマイモ属(Ipomea )はヒルガオ科の中で最大で,500 に近い種が含まれます。アサガオ,ヨルガオ,ルコウソウをイポメア属から分離して独立の属(アサガオ属 Pharbitis,ヨルガオ属 Calonyction,ルコウソウ属 Quamoclit)として扱うことがあります。

2008年9月14日
苦瓜
ゴーヤ:蔓レイシ、Bitter melon
 Momordica charantia


 
( ウリ科 ニガウリ属 )

 Vit C が多く、苦味成分(momordicin )は健胃効果もあり、最近近所の庭先でよく栽培されています。他の木に絡みつくように育っています。糸瓜(ヘチマ)や胡(黄)瓜の花にも少し似ています。


 インド原産です。”蔓レイシ”とは果実がレイシ(ライチ)に似ていることに由来します。学名”Momordica ”はラテン語で ”私は噛んだ”の意味らしい。



Gaji-gaji !

2008年9月14日
丸葉縷紅草
マルバルコウソウ
 Quamoclit coccinea


 
( ヒルガオ科 ルコウソウ属 )

 江戸時代観賞用として持ち込まれ、野生化した帰化植物です。



2008年9月12日
”梢影”
 朝起きて見ると、カーテンのスクリーンにブラインドの隙間から投影された、風にそよぐシマトネリコが映っていました。

 陽が低くなり、日没も早くなって来ました。

2008年9月9日
”肝草?
 カンゾウ: 甘草、リコリス
   Glycyrrhiza glabra

  ( マメ科 ソラマメ亜科 カンゾウ属 )

 地中海、ロシアを原産とする植物です。甘い根部は菓子製造(リコリス菓子)に、またハーブおよび漢方薬(肝機能の強化、解毒作用、去痰・消炎作用)として用いられて来ました。最近では免疫活性を高める作用(抗ウイルス作用)があるため AIDS の治療薬としても期待されています。

 砂糖の150 倍以上の甘みがあり、低カロリー甘味料としても評価されていますが、主成分である”グリチルリチン”の過剰摂取により、アルドステロン症様症状を呈するので注意が必要とされています。

 収穫までに数年かかり栽培も難しいため、グリチルリチン合成遺伝子を同定し酵母に組み込む事で、その合成に成功した報告もされました。救急の日(9月9日)、今後の実用化を期待しています。

 ユリ科の”カンゾウ(萱草)”とは全く別の植物です。



koweda !

2008年9月7日
紅葉葉縷紅草
モミジバルコウソウ:紅葉葉(羽衣)縷紅草
               Star glory, Cypress vine
 Quamoclit×multifida


 
( ヒルガオ科 ルコウソウ属 )

 小さな花ですが鮮やかな”緋紅色”が目を引き付けます。

 熱帯アメリカ原産で、つる状に細長く成長します。ルコウソウマルバルコウソウの交配種です。

 ”縷”とは”糸のように細長いもの”という意味でこの植物の葉の事を指しています。難しい漢字で”一縷”、”縷切”、”縷述”、
”縷々”などに使われています。

2008年9月4日
てぃんさぐ
 ホウセンカ:鳳仙花、爪紅(ツマベニ)
         
Balsam , touch me not
   Impatiens balsamina

  ( ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 )

 子供の頃、父が沖縄土産によく歌っていたのを思い出します。その時は言葉が解らず、のんびりした風情のある曲だなと思っていました。実は子供に教え諭す歌だった事を知り驚きました。

 ”てぃんさぐぬ花”とは”ホウセンカ”の事で”爪紅”という名のように昔女の子がこの花をつぶして爪先を染めて遊んでいたそうです。魔除けの意味もあったようです。


       <てぃんさぐぬ花>

てぃんさぐぬ花や      
 ホウセンカの花は
爪先(ちみざち)に染みてぃ 
爪先に染めなさい
親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や
親が言ってくれた事は
肝(ちむ)に染(す)みり   
心に染めなさい

天ぬ群星(むりぶし)や   
天の群星は
読(ゆ)みば読まりしが   
数え切れますが
親ぬゆし事や   
      親が言ってくれた事は
読みやならん         
数えきれません

夜走(は)らす舟(ふに)や 
夜、沖に出る船は
子ぬ方星見当てぃ 
     北極星が見守っています
我(わん)生(な)ちぇる親や 
私を生んでくれた親は
我んどぅ見当てぃ  
     私を見守ってくれます

宝玉やてぃん 
        宝石も
磨かにば錆す         
磨かずば錆びて行きます
朝夕肝(ちむ)磨ち   
    朝晩心を磨いて
浮世(うちゆ)渡ら       
生きて往きましょう

誠(まくとぅ)する人や     
誠実な人は
後(あとぅ)や何時(いち)迄ん
後々何時までも
思事(うむくとぅ)ん叶いて  
願いが叶って
千代(ちゆ)ぬ栄い      
幸せになります

なしば何事ん        
 成せば何事も
なゆる事やしが        
成る事ですが
なさぬ故からど       
 成さぬ故に
ならぬ定み           
成らないのです

2008年9月3日
リリオーペ
ヤブラン: 藪蘭、山菅、サマームスカリ
 Liriope muscari (platyphylla)


 
( スズラン科 ヤブラン属 )

 朝日を浴びて、宝石のように輝いていました。
秋に黒い実を結びます。

 日本を含む東アジアの日陰に生育する常緑多年草です。

 学名はギリシャ神話の女神の名前から来ています。

 1990年代以降、被子植物の分類はDNA 解析による分類が行われるようになりました。この植物も従来はユリ科でしたが、スズラン科(他ハラン属、スズラン属、チゴユリ属、ジャノヒゲ属、アマドコロ属、オモト属を含む)に細分類されています。

2008年9月2日
向日葵
ヒマワリ:日輪草、日車、 Sunflower
 Helianthus annus


 
( キク科 ヒマワリ属 )

 種を蒔いたのが 6月だったので、夏も終わりますがようやく咲きました。雨が長く続く時期、明るい黄色が元気を分けてくれます。

 小さな”筒状花”が沢山集まって大きな”舌状花”の中心となっています(頭状花序)。

 学名の"Helios "とはギリシャ神話での”太陽神”の事です。

2008年8月31日
"Five Heart Rangers"

shyuwatti !
 フウセンカズラの種を取って来ました。”秘密戦隊ゴレンジャー”の”モモレンジャー”に似ていす。

 ”救心”は麝香、牛黄、センソ(ヒキガエル分泌物)、羚羊角(カモシカ角)、人参、真珠、龍脳(リュウノウジュ)、動物胆(ブタ胆汁)の8種類の生薬から作られました。強心作用、気付け作用があります。フウセンカズラとは全く無関係です。


2008年8月30日
風船葛
フウセンカズラ:Balloon vine, Heart-Seed (Pea)
 Cardiospermum halicacabum


 
( ムクロジ科 フウセンカズラ属 )

 
夏の終わりの長雨の晴れ間、散歩道の土手のフェンスに絡んでいました。黄緑色の風船を沢山下げています。

 袋が熟すと”ハーマーク”が付いたかわいい種ができます。

 学名はギリシャ語の"Cardia(心臓 )+ Sperma(種)"が語源です。
 

 

2008年8月23日
So Sweet !
 他のホスタに遅れ、暑さが少し遠退いた頃、純白の花を咲かせました。蕾は薄紫色を帯びています。

 清楚な花上品な香りが伝わります。

2008年8月20日
翳り行く夏

 お盆が過ぎて、暑かった日差しがやや翳り、秋の訪れを時に感じさせるようになりました。

 繁りすぎた木々,草々を刈り込みすっきりさせました。

2008年8月17日
”くっそっ~!!
ヘクソカズラ: 屁糞蔓、早乙女花
 Paederia scandens


 
( アカネ科 ヤイトバナ属 )

 花や葉をもむと、臭気が強い事により名付けられています。蔓状に伸びて行きます。

 名前からして良い印象はありませんが、花弁がフリンジ状に切れ込んで可愛い花です。微かな香りさえもしました。雨が降った後だからでしょうか?

 秋になると黄金色の実を結びます。
 

2008年8月17日
”悪名すびっ
ワルナスビ: 悪茄子、オニナスビ
 Solanum carolinense


 
( ナス科 ナス属

 
星型のきれいな花ですが、茎に棘を持っています。

 北アメリカ原産ですが、植物学者 牧野富太郎博士が三里塚牧場へ植物採集に出かけた時に発見し、命名されました。

 持ち帰って庭に植えたところ、年々猛烈にはびこって、手に負えなくなった事から来ているそうです。

 

 

2008年8月17日
”天降り”
 この暑い夏、お盆も過ぎて、熱帯低気圧が通過した翌朝、てんこ盛りの水入りとなりました。

 ”てんこ”とは”天骨”を略したもので、”山頂や上空”または”天性”を意味する言葉だそうです。

2008年8月16日
鞘豆?
 オキシぺラタムの実が知らない内に大きくなっていました。きれいな流線型をしています。

 熟して鞘が割れると、驚きの種が姿を現します。

2008年8月15日
Datura
ダチュラ: 曼荼羅華、朝鮮朝顔
 Datura metel


 
( ナス科 チョセンサガオ属 )

 
朝日を受けて柔らかい大きな花を咲かせています。

 インド原産の植物です。草本一年草で上向きに花を付けます。

 近縁の”エンジェルトランペット”(木立朝鮮朝顔: ナス科 ブルグマンシア属 )は木本で多年草、数多くの花を吊り下げます。

 全草に幻覚性のアルカロイドを含んでいる有毒植物です。花岡青洲はダチュラを主成分とする内服麻酔薬”通仙散”を完成させ、日本最初の全身麻酔による乳癌摘出術を行いました。

 

2008年8月15日
Arrowhead
クワイ: 慈姑
 Sagittaria trifolia


 ( オモダカ科 オモダカ属 )

 
近く田んぼの縁に毎年姿を見せます。矢尻のように勢いよく伸びて来ます。

 埼玉県(越谷市)は全国2位の生産量を誇っています。

 
 

2008年8月15日
”熨斗目”
ノシメトンボ
 Sympetrum infuscatum


 ( トンボ科 アカネ属 )

 
羽先に黒褐色の斑紋のある大型の赤とんぼです。

 このトンボの腹部の黒い斑紋を、江戸時代にあった”熨斗目模様”に見立てています。

 ”勝手に頭に止まるな! 誰だっ!”

 眼をぐるぐるさせてフクロウの門太が文句を言っています。”フクロウ目”の中で、”羽角(頭部に耳のように突き出たもの)”のない種を”フクロウ”、あるものを”ミミズク”と呼んでいます。

2008年8月12日
弟切草
オトギリソウ: 鷹の傷薬、血止草
 Hyperikamu erectum


 ( オトギリソウ科 オトギリソウ属 )

 この草を原料にした秘薬を他人に漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説に因んでいます。
葉を透かして見ると、黒点の細かい油点が散在していますが、この小さな斑点が”飛び散った弟の血”だと言われています。

 そんな悲しいわれのある植物ですが、細菌の感染防止作用があり、民間薬では葉のしぼり汁を消毒剤として使っています。

2008年8月12日
草藤
クサフジ
 Vicia cracca


 ( マメ科 ソラマメ亜科 ソラマメ属 )

 形は”カラスノエンドウ”に似ていますが、花は大きく、エメラルドブルーに輝いています。牧草としても利用されています。
 

2008年8月12日
乳茸刺
チダケサシ
 Astilbe microphylla


 ( ユキノシタ科 チダケサシ属 )

 ”乳茸(チダケ)”という 食用キノコは傷が付くと乳白色の乳が溢れ出し、匂いもきついので、この茎に刺して 持ち帰った事に由来しています。

 ベニタケ科チチタケ属の茸で、7月から8月にかけて採取され、栃木県ではマツタケに次いで珍重されます。


 

  チダケ

2008年8月12日
立風露
タチフウロ
 Geranium krameri


 ( フウロソウ科 フウロソウ属 )

 "Geranium "とは同じ科のゲンノショウコなどが含まれる”フウロソウ属”の事です。

 園芸植物として栽培されている”ゼラニウム”は元来フウロソウ属の仲間でしたが、1789 年に多肉質の"Pelargonium"(テンジクアオイ属)に分離されています。

2008年8月12日
牡丹蔓
ボタンヅル
 Clematis apiifolia


 ( キンポウゲ科 センニンソウ属 )

 地面を這うように、可憐な花を咲かせています。街にはテッセンを始め華麗なクレマチスが沢山ありますが、より清楚な雰囲気を漂わせています

 名前は葉がボタンの葉に似ている事に因みます。

 汁液が付着すると、皮膚の弱い人は赤く腫れ上がり水泡が出来たりするので注意が必要です。

2008年8月11日
赤蜻蛉
アキアカネ: アカトンボ
 Sympetrum frequens


 ( トンボ科 アカネ属 )

 高原にはもう秋の兆しが訪れていました。羽がきらきらと輝いています。夏の暑い時期を山の上で過ごし、秋雨前線の通過を契機に大群を成して山から平地に降りて来て産卵するそうです。十分成熟した成虫、特に雄は体色が橙色から鮮やかな赤に変化します。

 低温時におけるアキアカネの生理的な熱保持能力は高いが、高温時の排熱能力は低い。そのため暑さに弱く、酷暑の年には移動先はより高い標高の地域となり、逆に冷夏の年には平地に降りて来ると言われています。

 アキアカネの減少は地球の温暖化と関係があるのでしょうか?

2008年8月11日
金水引
キンミズヒキ
 Agrimonia pilosa var. japonica


 ( バラ科 キンミズヒキ属 )

 小さな目立たない花ですが、鮮やかな黄色が美しい。

 ”ミズヒキ”はタデ科に属し、全く別の種類の植物です。

 全草を乾燥させたものは漢方薬で ”竜牙草(りゅうげそう)” と呼ばれ、血小板増加による止血作用があり、また健胃、下痢止めの民間薬としても用いられています。


2008年8月11日
小待宵草
コマツヨイグサ
 Oenothera laciniata


 ( アカバナ科 マツヨイグサ属 )

 オオマツヨイグサに比べて草丈20-60 cm の小さな待宵草です。日本では近年殖えつつあるそうです。

2008年8月11日
柚香菊
ユウガギク
 Kalimeris pinnatifida


 ( キク科 ヨメナ属 )

 一輪、二輪とマーガレットのような花が所々に咲いていました。

 柚子の香りがするらしい?

2008年8月11日
小鬼百合
コオニユリ
 Lilium leichtlinii var. tigrinum


 ( ユリ科 ユリ属 )

 真夏の草原に小さく燃えています。

 オニユリと違い,葉の付け根に”ムカゴ(珠芽)”が付かない事が鑑別点だそうです。

 

2008年8月11日
山蛍袋
ヤマホタルブクロ
 
Campanula punctata var. hondoensis

 ( キキョウ科 ホタルブクロ属 )

 本種ではガク片の間に反転する付属片がなく、盛り上がっています。

2008年8月11日
熊苺
クマイチゴ
 Rubus crataegifolius


 ( バラ科 キイチゴ属 )

 大きなイバライチゴで、透明感のある真っ赤な実を付けます。食べれますが酸っぱいそうです。茎に棘が多くチクチクします。

 熊が喜んで食べるところから付いた名前なのか、山奥では近くに熊が寝転んだような跡が見られるらしい。

 ラズベリー、ブラックベリーも同じ仲間です。

2008年8月11日
野薊
ノアザミ
 Cirsium japonicum


 ( キク科 アザミ属 )

 棘のある立派な葉茎にピンクの小さな花を咲かせています。蝶を始め虫達が盛んに訪れます。

 スコットランドでは英国との長い戦いで、この棘が国を守ったとされ、今でもこの地方の国花となっています。
”スコットランドの花(Flower of Scotland )”は、スコットランド代表が出場するラグビーやサッカーの国際試合でしばしば歌われます。

2008年8月11日
”山の神”
ミズナラ: 水楢、大楢
 Quercus crispula


 ( ブナ科 コナラ属 )

 山の神に”キャンプの安全”をお祈りしました。楢の原生林として天然記念物に指定されています。

 大正期以後、このミズナラやコナラは東京近郊への燃料源として伐採を受けたため、これらの巨木が生い茂った森林は失われつつあり、現在貴重な地球の財産となっています。

 落葉広葉樹で、近縁のコナラやクヌギより寒冷な気候を好みます。コナラ属には他にカシワ、シラカシ、アラカシなどが含まれます。

 

2008年8月10日
胡麻斑髪切
ゴマダラカミキリ: 鉄砲虫(幼虫)
 
Anoplophora malasiaca

 
( カミキリムシ科 ゴマダラカミキリ属 )

 
草原を歩いている時、”シャキッ”と音がした方向に鮮やかな虫が2匹舞い降りました。鎧を纏った武将のようにも見えます。手でつかむと、”キイキイ”という威嚇音を出すらしい。
 

 カミキリムシは草木を利用する人間の観点で、その食害のため害虫として見られています。またその成虫は伝染病を媒介し、”マツクイムシ”と呼ばれるマツノマダラカミキリ は”線虫”を媒介するため駆除が進められるようになりました。



2008年8月10日
大待宵草
オオマツヨイグサ: 月見草、evening primrose
 Oenothera erythrosepala


 ( アカバナ科 マツヨイグサ属 )

 花名の由来は夕刻に活動するスズメガに頼っている事に関係していると言われています。竹久夢二は”宵待草”と表現しています。Vi-Bridge では朝から咲いていました。高原だからでしょうか?

 マツヨイグサ やコマツヨイグサは花が萎むと赤く変色しますが、オオマツヨイグサやメマツヨイグサはそれほど赤くなりません。

 アメリカ大陸原産の植物で、白花を咲かせる系統は”月見草”、赤花を咲かせる系統は”夕化粧”と呼ばれています。月を待つように咲きますが、実は暗くなるのを待ってるとされ、日の当たり方で開花の時刻も変わるらしい。


2008年8月10日
現の証拠
ゲンノショウコ: ミコシグサ
          イシャイラズ

 Geranium nepalense subsp. thunbergii


 ( フウロソウ科 フウロソウ属 )

 江戸時代から民間薬として用いられるようになりました。有効成分はタンニンで、下痢止め・胃薬として飲用されます。ドクダミ、センブリ、ゲンノショウコは”3大民間薬”と言われています。
 
 別名は秋に種を飛散させた後、果柄を立てた様子が神輿ように見える事から来ています。
 

  ミコシグサ

2008年8月10日
Vi-Bridgeの夏
 カラマツの向こうに夏の雲と日差しがあります。でももう秋も始まっています。雲の頭に赤トンボが見えるでしょうか?

 8月10日~12日はVi-Bridgeで見付けた自然を紹介します。

2008年8月7日
玉や!
 夏の夜の風物詩を開花させました。
 
 葉っぱはもう眠っています。


 この掛け声は、江戸時代”両国の川開き”(現在の隅田川花火大会)で競い合った花火師”鍵屋”と”玉屋”に由来しているそうです。


2008年8月6日
植物学的分類(学名)について

<植物学的分類

 
自然分類とも言われ、植物分類学に基づき、大分類に始まり、小分類まで細かく分類されています。

 夫々の階層には”
亜(sub )”があり、科と属の間には”連(tribe )”、属と種の間には”節(section )”が設けられています。
1 kingdom
2 division
3 class
4 order
5 family
6 genus
7 species


 
旧来分類法の新エングラー体系やクロンキスト体系が形態的仮説を根拠に分類体系を作り上げたのに対し、APG 植物分類体系は、1990年代に登場したDNA 解析による分類体系です。


<学名>

 
① 分類するためには個々の植物に名前を付ける必要があります。植物の名前は国際植物命名規約等に基づいて決められています。

 ② 学名はラテン語で書き、属名は大文字、種小名は小文字で始まり、イタリックで記載する事になっています(二名法)。

 ③ 例えばイネの学名は
Oryza sativa となります。品
種名を付けると、
Oryza sativa ' Sasanishiki'
Oryza sativa cv. Sasanishiki )となります。種小名の次に命名者を付ける事もあります。
  
 ④ 異なる種同士の交配によりできた”種間雑種”の場合、属名と種小名の間に”×”を挿入して記載します。(例:
Hippeasteum ×hybridum

 ⑤ 最近では種小名を書かずに、属名+品種名という書き方も多く見られるようになりました。品種名は前置詞を除き全単語を大文字で始めます。
(例:
Rosa 'Ophelia' または Rosa cv. Ophelia )

 ⑥ 種の下層レベルの”変種”が記載される場合もあります。
(例:Aquilegia flabellata var. pumila )


2008年8月6日
眠の木?
エバーフレッシュ: アカサヤネムノキ
 
Pithecellobium confertum

 ( マメ科 キンキジュ属 )

”続々暑中お見舞い申し上げます。”

 暑さは体力を奪います。十分な睡眠をお取り下さい。

 ”合歓の木”の仲間で、夜になると葉を閉じています。中国名では”合歓木(コウカギ)”と書きますが、恋人同士が抱擁しあっている様子がイメージされています


2008年8月3日
睡蓮
ヒメスイレン water lily
          未草(ヒツジグサ)
 
Nymphaea

 ( スイレン科 スイレン属 )

 ”続暑中お見舞い申し上げます。”

 暑さに負けず咲いてくれる真夏の花第二弾です。今年もやっと咲きました。

 スイレンは”温帯性”と”熱帯性”に分けらています。温帯スイレンは水面で花を咲かせますが、熱帯スイレンでは空中に立ち上がります。閉花後眠るように水中に没してしまう事から、”睡蓮”という中国名が付けられています。
 
 日本名の”未草”は未の刻(午後2時頃)頃咲く事から来ています。"nymphaea" はラテン語で”妖精(ニンフ)”を意味します。

2008年8月2日
日日草
ニチニチソウ
 Catharanthus reseus
( Vinca rosea )

 ( キョウチクトウ科 ニチニチソウ属 )

 ”暑中お見舞い申し上げます。”

 暑さに負けず次々と咲いてくれる真夏の花です。マダガスカル原産の植物です。

 キョウチクトウ科にはアルカロイドや強心配糖体など激しい生物活性をもつ成分を含むものが多く、薬を開発する際に、探索リストのトップに挙げられる植物群だそうです。

 日日草からは ”ビンカアルカロイド( ビンクリスチン、ビンブラスチン )”が抽出されリンパ球性白血病やホジキン病の治療に使われ ます。

 同じ仲間の植物として、キョウチクトウ、ツルニチニチソウ、
プルメリア、マンデビラ、テイカカズラなどがあります。


2008年7月30日
瑞穂の季節
イネ
 Oryza sativa


 ( イネ科 イネ属 )

 雨が降った翌朝、稲の葉に細かな水滴が付いて、陽の光に輝いています。

 稲穂も少し上がって来ていました。

  栽培種にはアフリカイネ(O. graberrima)とアジアイネ(O. sativa)の2種類があります。

 後者は
ジャポニカ種(日本型)・インディカ種(インド型)・ジャバ二カ種(ジャワ型)の3亜種に分類されています。


2008年7月27日
宿酔の朝
オレンジコスモス: キバナコスモス
 Cosmos sulphureus


 ( キク科 コスモス属 )

 日曜日の朝、オレンジ色が”キュッ”と眼を覚ましてくれました。”先割れスプーン”の様な花片がキュートです。

 コスモス(秋桜)とは同属ですが、異なる種です。
"sulphureus"とは硫黄色を意味しています。

 メキシコ高原地帯原産で、コスモスは標高1000 m 以上、キバナコスモスは標高500 m ぐらいに自生しており、コスモスよりも暑さに強いそうです。
 

2008年7月24日
Casablanca
カサブランカ
 Lilium ' Casa Blanca'


 ( ユリ科 ユリ属 )

 丈も小さくやや貧弱になりましたが、2シーズン目の”華”を見せてくれました。

 ”白い家”には甘い香りが籠められています。

 シーボルトの時代(1860 年)、巨大花で、強い芳香のある”山百合”が海を越えてヨーロッパに渡り、大きなセンセーションを起こしました。

 そこで日本の自生種であるヤマユリ、袂百合などを交配させて生まれた"Oriental hybrid "の一品種です。オランダで作出されました。

2008年7月20日
糸繰草
キバナヤマオダマキ: 黄花山苧環
 Aquilegia flabellata var. pumila


 ( キンポウゲ科 オダマキ属

 “苧環”は,紡いだ麻糸を丸く巻いたもので,花の形がそれに似ている事に由来します。

 淡い黄色の花が、鶴が舞っているようです。萼片が紫褐色の種もあるようです。

 ”セイヨウオダマキ”とは随分雰囲気が違います。

2008年7月20日
唐松草
カラマツソウ: 落葉松草、唐松草
 Thalictrum aquilegiifolium


 ( キンポウゲ科 カラマツソウ属 )

 林の中で見付けました。草丈が 50-150 cm となる大きな草です。

 花が唐松(落葉松)に似ているのでこのような名前になりました。

 Vi-Bridge
ではこの唐松が多く、秋の黄金色の耀きは
素晴らしいものだそうです。

2008年7月20日
生馬

 
 *上の写真は”ヒョウモンチョウ”
  (豹紋蝶)と思われます。
  ご存知の方教えて下さい。
イケマ: 生馬、牛皮消根
 Cynanchum caudatum


 ( ガガイモ科 カモメヅル属 )

 ”イケマ”はアイヌ語で ”神様の足”という意味で、長い根は薬用植物として用いられて来ました。

 ”アサギマダラ”は”渡り蝶”で、春~夏はイケマの葉で育ち、秋~冬は南方で同科のキジョランの葉裏で春を待ちます。

 イケマとキジョランはどちらにも葉に毒があるため、幼虫が野鳥に捕食されず
(毒蝶),生き延びる事ができるそうです。


 アサギマダラ

2008年7月20日
静かな朝
 朝起きてみると夜露が沢山降りていて、テントの網戸の外にバッタが張り付いていました。

 眠いのか、つついても逃げませんでした。

2008年7月19日
焚き火

 夕食の後、気温が下がり上着が必要な程冷え込みました。

 クヌギの薪を焼べながら、爆ぜる音を聞き、火芯と炎が赤く燃え上がって行く様子を眺めつつ、時間がゆっくり流れて行きました。

 

2008年7月19日
水千鳥
ミズチドリ:麝香千鳥
 Platanthera hologlottis


 ( ラン科 ツレサギソウ属 )

 山道脇の半日陰にありました。

 真直ぐ天に向かって伸びた花穂は目を引く気品があります。

2008年7月19日
鋸草
ノコギリソウ
 Achillea sibirica


 ( キク科 ノコギリソウ属 )

 鋸歯状の葉が良く目立ちます。


"achillea" は強健で知られるアキレウスに因みます。

 
同属の”ヤロウ”はハーブとして用いられ、葉を叩いて患部に貼ると止血・殺菌作用があるそうです。

2008年7月19日
蛍袋
ホタルブクロ
 Campanula punctata


 ( キキョウ科 ホタルブクロ属 )

 本種では写真のようにガク片の間に反転する付属片がありますが、”ヤマホタルブクロ”では見られません。
 
 俯いてひっそりと咲いていました。


 

2008年7月19日
”うつぼ”
ウツボグサ: 靫草、空穂草、夏枯草(カゴソウ)
 Prunella vulgaris subsup. asiatica


 ( シソ科 ウツボグサ属 )

 草原や林地にも沢山見られました。
 
 ”夏枯草”は夏に花穂が褐色になる事から来ていますが、枯れても漢方薬として腎臓炎、膀胱炎、化膿性皮膚疾患または眼病等の治療に用いられています。


 
花穂を靫( うつぼ:弓矢入れ )に見立てています。

 7月19日と20日は長野県南佐久郡川上村 Vi-Bridge
キャンプ場で見つけた植物達を紹介します。



2008年7月17日
ぴーまん爺さん
ピーマン: 西洋唐辛子、甘唐辛子
       Piment , Green pepper, Bell pepper
  Capsicum annum var. grossum


 ( ナス科 トウガラシ属 )

 ボディブローを喰らってしまった!痛たたっ!


 
綺麗に真っ赤に完熟したピーマン。味があります。

 Vit Cが多く、夏バテ防止に効果が高いそうです。
Vitamin
成分は緑色よりも、熟して赤や黄色になった方が増加するらしい。



2008年7月17日
”るりぼう”
ルリタマアザミ: 瑠璃玉薊
 Echinops ritro ' Blue Globe'


 ( キク科 ヒゴタイ属 )

 銀鼠のアンテナのような丸い蕾から、放射状に瑠璃色の花が咲き出しました。


 
"echinos" とはギリシャ語で ”ハリネズミ” を意味するそうです。

 
”薊”とは”の骨のように”の意味です。

2008年7月13日
Dinosaur の成長 ②
 水が足りなかったのか?環境が悪いのか?
しゃきっとしません。

 ”立ち上がるんだ! Dinasour !

2008年7月13日
"Hostar"
 数本の薄紫のストライプが伸びて行きます。

 大きな”寒河江”の小さな流れ星のような花です。

 ユリ科に属し、”ミニユリ”という印象もあります。

2008年7月13日
Tradescantia
ムラサキツユクサ
 Tradescantia ohiensis (reflexa)


 ( ツユクサ科 ムラサキツユクサ属 )

 通勤途中の道端に咲いていました。

 ”ツユクサ”とは雰囲気が違っています。

 中学生の時、この雄しべの根元の細い毛を取って
来て、観察した記憶があります。”原形質流動”が見られるそうです。

 名前はチャールズ1世の庭師"Tradescant" に因んでいます。

2008年7月13日
明け方の苦労
 ハシボソガラスEastern Carrion-Crow
  Corvus corone
orientalis

  ( スズメ目 カラス科 )

 いや~朝まで交通整理してました!車はあまり通りませんでしたけどね。事故はなかったよっ!

 そこの”かあ~”、いや車、青だよっ!”

 ”かあ~、 眠いよっ~”  「 夜勤ご苦労様でした。」


 ”ハシブトガラス”が森林に、本種は人里近くに生息して来ました。 都市化に伴いハシブトガラスが増え、本種は漸減しているそうです。


2008年7月10日
Canna
カンナ ’ダーバン’: Canna lily, Indian shot
 Canna ' Durban'


 ( カンナ科 カンナ属 )

 鉢植えにしていますが、毎年初夏に鮮やかに咲いてくれます。

 アメリカ大陸の熱帯、亜熱帯原産です。

2008年7月7日
蟷螂
カマキリ : トウロウ、拝み虫
      
Praying mantis
  Mantidae


    ( カマキリ目 カマキリ科 )

 朝ソヨゴの梢にいる赤ちゃんを見つけました。

 木が揺れたため、お尻を上げ警戒態勢を取っています。

 "mantis" とはギリシャ語の”預言者”という言葉から来ているらしい。日本でのイメージとは違う感じがします。

2008年7月4日
花が咲きません?
ノリウツギ ’ライムライト’ :ノリノキ、サビタ、Panicle hydrangea
 Hydrangia paniculata ' Lime Light'


 ( アジサイ科 アジサイ属 )

 植えつけて1年目は初夏に爽やかな花を見せてくれましたが、昨年・今年と花芽を付けてくれませんでした。
 
 桂が繁り過ぎて日陰になってしまったからでしょうか?梅雨の間に挿し木をして、鉢植えにして日向で育ててみようと思っています。

 ウツギ(空木)の名のとおり、太い髄が通っていることから、キセル作りに用いられるそうです。”ノリウツギ”の名はかつて製紙用にこの木の皮から糊を採ったことに由来します。

2008年6月29日
Nessie?
リュウビンタイ : 竜鱗
 Angiopteris lygodiifolia


 ( リュウビンタイ科 リュウビンタイ属 )

 ゴツゴツした”竜鱗”(托葉の茶色い部分)の間から首を伸ばしています。

 本州南岸から台湾に自生するシダの仲間です。

 
 

 

2008年6月29日
Sky blue
オキシぺタラムブルースター
                 : ルリトウワタ(瑠璃唐綿)
                   Oxypetalum caerulrum
 Tweedia caerulea ' Blue Star'

 ( ガガイモ科  トウィーディア属


 
 やさしいパステル調の可愛い花ですが、意外な実を付けます。

2008年6月29日
瑞々しい!
ギボウシ ’ソースイート’
 Hosta ' So Sweet'

 ( ユリ科 ギボウシ属: Aden 1986


 中型のギボウシで芳香花を咲かせます。

 1996年アメリカホスタ協会の
"Hosta of the Year "に選ばれています。


 

2008年6月29日
葡萄の季節
 今日は朝から強い雨が降り続いています。

 窓越しにブドウの実が水を貯え、色づき始めました。

2008年6月29日
芳純
ホウジュン
 Rosa ' Hoh-Jun' 

HT: 日、京成バラ園、鈴木省三、1981 )


  サーモンピンクの花ひらが、素晴らしい香りを漂わせます。
 
 鈴木省三さんは昭和33年”京成バラ園”開園時初代研究所長となりました。生涯108種
のバラを誕生させたそうです。
 

2008年6月25日
島戸練子

シマトネリコ : タイワンシオジAsh
   Fraxinus griffithii 

( モクセイ科 トネリコ属 )

 スモークツリーのような煙状の花を咲かせ、旺盛に茂っています。

 本州中南部~沖縄の暖かい地域
(南の島)に植生する常緑高木です。アオダモと同じ仲間です。

 ”トネリコ”とは貝殻虫がよく付くため、これが分泌する白蝋を練って、戸の滑りを良くした事(戸塗り木)に由来するらしい。

2008年6月23日
木葡萄
 昨日から雨が降り続き、瑞々しく実りました。

2008年6月20日
Regal lily

リーガルリリー
   Lilium regale

  ( ユリ科 ユリ属 )
 
 アオダモの下で3シーズン目の花を咲かせてくれました。


 地震のあった中国四川省で発見されたそうです。

2008年6月15日
Ballerina

バレリーナ
 Rosa ' Ballerina'

( HMsk: , Bentall 1937 )


 小さなピンクの花ひら達が踊っています。



2008年6月15日
Jacqueline du pre

シャクリーヌ・デュ・プレ
 Rose ' Harwanna '

( S: , Harkness 1988 )


 半八重の純白の花ひらに、赤いしべが映えています。


夭折した天才チェリストの名に因んでいます。

2008年6月15日
Impatiens

インパチェンス ’カリフォルニアローズ’: アフリカホウセンカ
    Impatiens walleriana

( ツリフネソウ科  ツリフネソウ属 )
 

 八重の優しいピンクの花を咲かせます。

 日陰を好むので、中庭に置いています。

 ”鳳仙花”の仲間で、種が弾けるところから名付けられています。

2008年6月13日
木実?

南瓜のような果実が膨らんで来ました。

2008年6月13日
Sky blue

ボッグセージBog sage
    Salvia uliginosa

( シソ科  サルビア属 )
 
 爽やかな花が咲き始めました。

 虫を誘引する白い”蜜標”( honey guide )が見えます。


 南米の湿地に生育する多年生植物で、毎年旺盛に繁殖します。

2008年6月11日
八頭龍?  八岐のおろち?

ヤツガシラ : 八頭    
Colocasia esculenta 'Yatsugashira'


( サトイモ科 サトイモ属 )
 
 睡蓮鉢から頭をもたげて来ました。

2008年6月10日
Sage?  Sausage?

チェリーセージ
   Salvia greggii
/microphylla

     ( シソ科  サルビア属 )
 
 毎年春に芽生え、真夏を除いては深紅の花を咲かせ続けてくれます。


"Herb" とは薬草やスパイスとして有用な植物を示し、セージ を始め各種の植物が含まれます。

"Sage
" とは狭義では,Salvia officinalis
(Common sage ) の事ですが、広義ではサルビア属全体+αを指す言葉です。


"Salvia" とはラテン語で”治癒”や”健康”という言葉に由来します。
 
 

2008年6月10日
Astilbe
アスチルベ : 乳茸刺 、ショウマ  
 Astilbe x arendsii ' Washington '

 ( ユキノシタ科 チダケサシ属

 群生して綿のような花を咲かせます。

 "Astilbe" とはギリシャ語で”輝いていない”という意味で、小花でぱっとしないためにつけられた名前のようですが、実は繊細で美しい花です。
 

2008年6月10日
姫岩垂草
ヒメイワダレソウ     
  Phyla nodiflora

( クマツヅラ科 フィラ属 )
 
 小さな花は同じ科のランタナに似ています。


 繁殖力が旺盛で、グランドカバーとして使われています。


2008年6月10日
擬宝珠
 寒河江の蕾が膨らんで来ました。

 橋の欄干にある”擬宝珠”(ギボウシ)に似ている事から名付けられました。

 ホスタはオーストリアの植物学者
Thomas Host ”に因んでいます。

2008年6月7日
つむじ風
ギボウシ ’ホワールウインド’
Hosta fortunei ' Whirlwind'

 ( ユリ科 ギボウシ属: Kulpa 1989


 小さな葉が渦巻くように出て来ています

2008年6月6日
あじさい色
ガクアジサイ
    
: 紫陽花
Hydrangea macrophylla

( アジサイ科  アジサイ属 )
 
  雨上がりの朝、近所で咲いていました。
 
 花名は”あづさい”(集真藍)が訛ったものとされています。


 日本原産で、本種の"Lacecap"型と"Mophead"型があります。

2008年6月5日
Penstemon
ペンステモン ’ハスカーレッド’
           :シロツリガネヤナギ
  Penstemon digitalis ' Husker Red '

  
 ( ゴマノハ科  ペンステモン属 )
 
 
桃白色の清楚な花とブロンズ色の茎葉の取り合わせが美しい。

 丈夫で年々大きくなります。雨で倒れてしまいました。

 

2008年6月4日
雨粒から水面へ
 睡蓮鉢に雨粒が跳ねています。

 めだかも元気に泳いでいます。

 

2008年6月2日
三鈷の松
ハクショウ
:白松(シロマツ)、サンコノマツ

 シルバーゴースト
  Pinus bungeana

   ( マツ科  マツ属 )

 松は普通二葉か五葉ですが、三葉の松”三鈷の松”があります。神社・仏閣に多く植えられています。

 その三葉が仏具の”三鈷杵”に似ている事に由来します。


2008年6月2日
June leaf
ギボウシ ’ジューン’
Hosta ' June'

 ( ユリ科 ギボウシ属
Neo Plants Ltd. 1991

 濡れ葉の艶と色が一際美しく見えます。名前の由来でしょうか?

 2001年アメリカホスタ協会の
"Hosta of the Year "に選ばれています。

 

2008年6月2日
Rain drops
アルケミラ・モリス
  : レディスマントル 

  Alchemilla mollis

( バラ科  ハゴロモグサ属 )
 
 葉の両面に細かい羽毛があり、雨粒を弾いています。

 夏の暑さ・乾燥に弱く、なかなか花が咲きません。

2008年6月2日
梅雨入り
ヨーロッパブドウ
     ’プルプレア’ 

  Vitis vinifera

( ブドウ科  ブドウ属 )

 蔓葉が雨粒のビーズでドレスアップしています。


 ブドウの実になって行くのでしょうか?


2008年5月31日
Juneberry
アメリカザイフリボク
    : ジュンベリー、采振り木
  Amelanchier canadensis

  ( バラ科 ザイフリボク属 )

 桜が咲いた後に、可憐な花を咲かせます。その名は戦国武将が使う”采配”に由来します。

 昨日から降り続いた雨のために、鈴生りの実が重そうです。

 野鳥がよく啄ばみに来ます。
 



2008年5月27日
Iberis
イベリス・ウンベラータ :キャンディタフト
  Iberis umbellata

 ( アブラナ科 イベリス属 )

 ご近所さんから、苗を頂いて育てました。

 イベリスという名は
"Iberia 半島"に由来するそうです。
 
 トキワナズナ(白花 )とは同じ仲間の一年草です。 

2008年5月27日
Dinosaur の成長 ①
 2週間に一度、水しか与えていませんが、緑の鶏冠が大きく成長しています。今後どうなるのでしょうか?
                 

2008年5月27日
Viola

クレマチス ’ビオラ’
C. ' Viola'

   ( キンポウゲ科 クレマチス属 )

    Jackmanii )

 一昨年春地植えしましたが、2年花が咲かず心配しました。
 
 今年は沢山蕾を付けています。

 

 ベルベットのような濃い紫の大きな花弁が青空に透かされて、輝いて見えます。

 

 


2008年5月25日
何の花?

ジャガイモ: potato
Solanum tuberosum

   ( ナス科 ナス属 )


 散歩の途中見つけたジャガイモの花です。遠くから見ると地味ですが、以外ときれいです。

 ジャカルタ(インドネシア)から慶長年間に伝えられたので,”ジャカトライモ”と呼ばれたそうです。

2008年5月25日
雨の耳飾

 吊り花の小さな果実が雨を集めて輝いています。

2008年5月24日
Dinosaur
キポステマ・ユッタエ
 
( ブドウ科 )

 不気味な鶏冠を付けて、目を細めてこちらを窺っています。


 マダガスカル原産の”多肉”植物ですが、”肉食”ではないようです。

 昨年秋、葉を落としてしまい、生存不明でしたが、復活しました。
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2008年5月24日
Sharifa asma
シャリファ・アスマ
 Rosa ' Ausreef '

( S: , Austin, D. 1989 )


 甘く濃厚で、微かにフルーツのような芳香
が素晴らしい
English rose
です。


 中東(オマーン)皇族の名前がついています。

2008年5月24日
Campanula
ホタルブクロ ’サルストロ’
Campanula samarkandensis 'Sarastro'

( キキョウ科 ホタルブクロ属 )


 フェンスに絡めたテイカカズ
ラの陰に咲いていました。


 日本のホタルブクロの交雑種です。

2008年5月24日
下野
シモツケ ’ゴールドフレーム’
       : 繍線菊、木下野
 Spiraea japonica ' Goldflame'

  ( バラ科 シモツケ属 )


 ふわふわした花と、新緑時と秋紅葉時の葉がきれいです。

 最初の発見地である”下野の国(栃木県)”に因んでいます。

 コデマリ、ユキヤナギなどと同じ仲間です。”シモツケソウ”は草本で同科シモツケソウ属です。

2008年5月22日
三つ葉下野
ミツバシモツケ
 Gillenia trifoliata

( バラ科 ギレニア属 )


 北アメリカ東部原産です。

 ひらひらと爽やかで、どこか和風の雰囲気があります。

2008年5月22日
Silver pripet
シルバープリペット :
       セイヨウイボタノキ
 
Ligustrum sinense 'Variegatum'

   ( モクセイ科 イボタノキ属 )


 中国原産の常緑小木です。
萌芽力が強く、どんどん伸びて来るので、時々剪定しています。
 
 爽やかな香りが漂っています

2008年5月22日
小さな花 ④
ベニバナヒメフウロソウ
 
Erodium reichardii

( フウロソウ科 オランダフウロ属 )

 ピンクの梅小鉢。

 
 日本原産のヒメフウロソウ
(フウロソウ科 フウロソウ属)とは別属です。



2008年5月21日
小さな花 ③
ムラサキサギゴケ
 
Mazus miquelii

( ゴマノハグサ科 サギゴケ属 )


 畦道などの日当たりの良い所に、地面を這うように成長しています。

 鷺が翼を広げ飛んでいるようです


2008年5月21日
小さな花 ②
ソヨゴ: 冬青、フクラシバ
 
Ilex pedunculosa

( モチノキ科 モチノキ属 )


 常緑小木です。冬に赤い小さな実を揺らせます。

 ”フクラシバ”とは葉を火にくべると葉が膨らむ所から来ているそうです。

2008年5月21日
Skullcap
立浪草の花が終わった後の名残(萼)です。

 小さなスプーンが沢山並んでいます。

2008年5月19日
”秘密の花園”
 家の西側は一段低い暗渠に面しており、風通し・日当たりが良いため、フェンスを作り、ロココアイスバーグバレリーナを植えました。

 今年3回目のシーズンを迎え、花も大きく、咲き誇っています。

 残念ながら、我が家や通りからはあまり見えません!

2008年5月19日
Blue Moon
ブルー・ムーン
 
Rosa ' Tannacht' '

( HT:
, Tantau, M.,1964 )

 暗い所の方が、青が映えるような気がします。

 香りが強く、玄関先に置きました。


2008年5月19日
木花?
シャボチカバ: キブドウ
 
Myrciaria Cauliflora Berg

( フトモモ科 ミルキアリア属 )


 巨峰ブドウのような芳醇な味わいの実が成ります。種は大きいのですが…。

 南ブラジル原産の常緑小木です。耐寒性はないので、冬は室内に入れています。

2008年5月18日
Pierre de Ronsard
ピエール・ドゥ・ロンサール
 
Rosa ' Meiviolin' '

( LCL:
, Meiland, M.L.,2000 )

 old rose の雰囲気を持った丈夫なバラです。

 2006年の、"Rose Hall of Fame" に選ばれました。

 ロンサールは16 世紀のフランスの詩人で、恋や人生の儚さを詠いました。

2008年5月17日
Honey Bouquet
ハニー・ブーケ

( F : 米、J & P,
2000 )

 我が家にある唯一の黄系のバラです。

 明るい中にも落ち着きのある色合いです。
 



2008年5月17日
Coffee Ovation
コーヒー・オベーション
 Rosa ' Ruikof ' 

( Min : 蘭、de Ruiter,
2000 )

 茶系のバラの一つです。

 コーヒー色というより、シックな色合いのミニバラです。
 



2008年5月17日
Ambridge rose
アンブリッジ・ローズ
 Rosa 'Auswonder' 

( S : 英、Austin, D., 1990



ふわふわしたアプリコットの花弁が美しい English rose です。

 BBC番組の舞台になった架空の町"Ambridge" にちなみます。


2008年5月17日
小さな花
ツリバナ: 吊り花   
 Euonymus oxyphyllus 

ニシキギ科 ニシキギ属 )

 
眼を凝らして見ないと見えません。小さなかわいい花です。

 
幹は弓の材料に用いられます。雨が降ると重みでしなっています

2008年5月16日
Iceberg, Climing
つるアイスバーグ (氷山):         
         Schneewittchen(白雪姫)


 Rosa ' Iceberg, Climbing' 

CIF: 英、Cant, B.R.,1968

 透明感のある白さが美しいつるバラです。



2008年5月15日
えごい?

エゴノキ
 Styrax japonicus 

( エゴノキ科 エゴノキ属 )
 
  果実の皮はのどを刺激して、えごい( えぐい )ため、”えごの木”と呼ばれています。

 果皮には saponin が含まれ、石鹸代わりにしたそうです。(saponin は”シャボン”の語源 )
 
 また麻酔作用を利用して、魚取りに使ったらしい。

 シダレエゴで、まだ小さいため、可愛い花が表から見えません。

2008年5月12日
琴音
コトネ
 Rosa ' Keiapul ' 

F: 日、京成バラ園、武内俊介、2002 )


 小さく、柔らかいオレンジ色の花ひらが、静かな音色を響かせています

2008年5月12日
Mme. Hardy
マダム・アルディ
 Rosa ' Mme. Hardy ' 

( D: 仏、Hardy, A., 1832


 小さな蕾がゆっくり開いて、細かな花弁が詰まった"Rosette" 咲きになり、花芯の
"Green eye"
を見せます。


 マルメゾン宮殿の庭師だったアルディが妻に捧げた
old rose
( Damask ) です。

2008年5月11日
一人静
ヒトリシズカ : 吉野静
 
Chloranthus japonicus 

( センリョウ科  チャラン属 )


 長野県と山梨県の県境(富士見高原)の道路際で、朝犬と散歩した時に見つけました。

 4枚の葉が小さな花(雄しべ)を支えるように伸び上がっています。

 昔、静御前が吉野山で舞を舞った姿の美しさに因んで名付けられたと言われています。
 
 同じ仲間で花穂が2本の”二人静”があります。


2008年5月9日
Ophelia
オフィーリア
 Rosa ' Ophelia' 

( HT: 英、Paul, W. , 1912


  ”ハムレット”では、父が愛する人によって殺されたと知ったオフィーリアが、悲しみのため自ら命を絶ってしまいます。

 美しいが、少女のように控えめで頼りげない感じがします。

 嵐で落ちた種から偶然生まれたと言われています。

2008年5月8日
Kyathrin Morley 

 開花してくると、"Rosette 咲き" となり、
"centifolia" (百弁バラ)と呼ばれる数多くの花ひらが姿を見せます。


"Cup and Saucer" "Button eye" 
などの old rose に見られる特徴を受け継いでいます。


2008年5月7日
White Christmas
ホワイト・クリスマス
 Rosa 'White Christmas' 

( HT: 米、Howard & Smith., 1953



 アイボリーが美しい大きく立派なバラです。

 地植えのため株も大きく育っています。


 香りが強く、開花する前からスパイシーで甘い香りが漂います。

 花が大きいためか、雨に降られると開花しにくくなってしまいます。

2008年5月6日
お目覚め


クサガメ : 臭亀、キンセンガメ、
           ゼニガメ(幼体) 

   Chinemys reevesii


( イシガメ科 クサガメ属 )

  4月29日、外に置いていた水槽からガタガタと音がして、カメ公が7回目の冬眠から覚めました。

 甲羅には苔が付いていますが、元気です。


 手から餌を食べてくれました。嘴が堅く食いつかれると少し痛い。

2008年5月6日
Kyathrin Morley  
キャスリン・モーリー
 Rosa 'Ausclub' 

( S : 英、Austin, D., 1990



 淡いサーモンピンクの花弁と儚げな姿が美しい English rose です。

 今少しずつ開きかけている所です。

 モーリー夫妻により18 歳で亡くなった娘さんを偲んで名付けられました。


2008年5月6日
立浪草
タツナミソウ :
   helmet flower, skullcap
Scutellaria indica 

 
( シソ科 タツナミソウ属 )

 半日陰でも波が押し寄せるが如く咲いています。

 毎年勢力を増し、襲来します。

 skullcap とは僧侶が被る帽子に、花後残った萼(ガク)が似ている事に由来しているそうです。


2008年5月5日
桜貝
サクラガイ
 Rosa 'Keifupida' 

 ( F: 日本、京成バラ園、平林 浩、
1996)         


  桜貝のように硬い蕾が少しずつ開いて行きます。

 花は小振りですが、少し青みがかったピンクの花が美しい。

2008年5月4日
カナヘビパンジー
ニホンカナヘビ : 日本金蛇 
           
Japanese grass lizard
Takydromoides tachydromoides


    ( カナヘビ科 カナヘビ属 )

 日中植物の葉っぱの上でよく日向ぼっこしているのを見かけます。

 地味な褐色の体色のため ”ニホントカゲ” と区別が付きます。

 パンジーとの取り合わせが ” 異文化交流 ” の趣ですが、妙に可愛く見えました。
 
 ”愛蛇 ( カナヘビ )” と呼んだという説があるらしい。

2008年5月3日
日向ぼっこ
ヒメウツギ
  Deuyzia gracilis


( アジサイ科 ウツギ属 )

 ”姫空木”が可憐に咲いています。

 木の幹が空洞なので、”空木”と言われているそうです。

 カナヘビがミツバの葉の近くで3匹休んでいます。なかなか逃げません。余程気持ちが良いのでしょうか?

2008年5月1日
Lady Hillindon
レディ・ヒリンドン
 Rosa 'Lady Hillindon' 

T : 英、Hics, E. J.,1910

 old rose の一種で、tea の香りがします。
 
 山吹色ですっきりとした香りの清楚で優しいバラです。



2008年4月29日
Rose King ?
皆さん!

 「本日よりバラの季節の始まりを宣言します!」
 
  えっへん!


                        
                   バラの王様
 


2008年4月29日 ①
灰の木
ハイノキ : イノコシバ
  symplocos myrtacea

( ハイノキ科 ハイノキ属 )

 この木の灰汁を媒染剤に使った事が名前の由来です。

 名前に似合わず、可愛い花を咲かせます。

2008年4月28日
たぬき?
タヌキラン: タヌキガヤ(狸萱)
 Carex doenitzii

( カヤツリグサ科 スゲ属 )

 穂の形、色が狸の尾っぽを思わせます。

2008年4月24日
Montana ' Mayleen'
クレマチス モンタナ ’メイリーン’
C. montana ' Mayleen'

 ( キンポウゲ科 クレマチス属 )


  ( Montana

 
ルーベンスの新芽は出ませんでした。やはり枯れてしまったのでしょうか?
 
 
残念!

 代わりにメイリーンが咲いてくれました。バニラの香りがします。

2008年4月22日
アオダモの花
 今年は樹冠全体が綿毛のような花に覆われ、綿雪が降った様です。

 アスチルべの花にも少し似ています。

2008年4月21日
目玉の親父だっ!
ユキモチソウ : 雪餅草
 Arisaema sikokianum

 ( サトイモ科 テンナンショウ属 )

 「 おい!鬼太郎
!」

 「 わしは此処に居ったんじゃっ!」


 「 早う出さんか!」

      と…思わず引っ張りたくなります。

 カントウマムシグサ、ウラシマソウも同じ仲間です。

2008年4月13日
寒河江
ギボウシ ’サガエ’
Hosta fluctuans 'Sagae '

 ( ユリ科 ギボウシ属 :1987 )

 春の息吹の中、力強く広げた掌に雨粒を受け止めています。

 2000年アメリカホスタ協会の
"Hosta of the Year "に選ばれています。

 山形県寒河江市で産出されました。

2008年1月27日
雪上の昼食
 ”山旗雲”は山をポールに、雲を旗に見立てて表現しています。冬に北風が強まり西高東低の気圧配置が強まる頃に見られます。

 また”笠雲”は夏や春先に低気圧が発達しながら日本海を進むような時に山頂付近に見られます。
”富士山が笠を被れば雨”と言われ、80%の確立で当たるそうです。

 




2007年12月9日
"The Fall of Freddie the Leaf "
 最後の一葉が木枯らしに揺れています。

 寒い一日でした。


2007年4月29日
アオダモの花 ①
アオダモ : コバノトネリコ、Ash
 Fraxinus lanuginosa

( モクセイ科 トネリコ属 )

 青空に爽やかな花を咲かせています。

 材質は堅く強いが粘りがあるため、バットの材料として使われています。

 枝や樹皮を水に浸すと、水が藍色の蛍光を発し、染料として使われました。

2007年4月21日 ②
Montana var, rubens
クレマチス モンタナ ’ルーベンス’
 C. montana ' rubens'

  ( キンポウゲ科 クレマチス属 )
  ( Montana
 朝日と供に開き、夕暮れに閉じます。近くを通ると甘い香りがします。

 地植えにして2年目に沢山花をつけました。
 
 ヒマラヤに自生していますが、日本では寿命が数年と言われています。



2007年4月21日 ①
こごみ(屈)
クサソテツ : 草蘇鉄
Matteuccia struthiopteris

   ( イワデンダ科 オシダ属 )

 硬い殻を破り、暖かさに曲げた背中を伸ばすように
葉を広げて来ます。


2007年4月11日
春の雪山
 義父母と家族で谷川温泉に行って来ました。

 行きは雪が降り始め、思わず雪景色が楽しめました。

 山の狭間に谷川岳が見えています



2006年9月10日
”銅葉皇帝”
ペニセツム ’パープルマジェスティ’
 Pennisetum glaucum ' Purple Majesty'

 ( イネ科 チカラシバ属


 堂々とした草丈(150-200 cm ) に花穂、加えて紫がかった銅葉が美しい植物です。

 粟に似た小さな種を無数に付けます。
 

2006年8月28日
Cobalt blue
Aspleniumの一種

 発見!

 リサがここにいたよっ!





2006年5月11日
Rococo
ロココ
 Rosa 'Tanokor' 

 ( S: 独、Tantau, 1987

 フランス語”ロカイユ(貝殻模様)”に由来します。
 
 香りは弱いですが、強靭で優雅なバラです。



2006年5月9日
苧環
オダマキ ’ローズバロー’: 西洋苧環
 Aquilegia vulgaris 'Rose Barlow' (Stellata Group)

 ( キンポウゲ科 オダマキ属 )

 西洋オダマキは日当たりでも生育は可能です。

 春可愛く縮こまった葉を芽吹かせ、八重の花を咲かせます。


2006年5月9日
Chives
チャイブ: 西洋浅葱
 Allium schoenoprasum

 ( ユリ科 アリウム属 )

 小さな葱坊主からピンクの可愛い花を咲かせます。

 "Allium" はニンニクの 古いラテン名で、”匂い”という意味があるそうです。

 タマネギ、ニラ、ニンニク、ネギ、ラッキョウも同じ仲間です。


2005年10月9日
Mexycan bush sage
メキシカンブッシュセージ
 Salvia leucantha

 ( シソ科 サルビア属 )

 地植えしたら巨大になってしまいました。

 半耐寒性のため冬に枯れてしまったのは残念でした。



2005年8月28日
睡蓮
 ヒメ睡蓮を育てていましたが、蕾が途中で萎れてしまい、なかなか咲きませんでした。

 やっと花を咲かせました。水がきれいでないと咲きにくいようです。




2005年8月25日 ②
雨後天帰る?
 雨後、空を見つめて、ツピダンサスの若葉の上に座って居ます。





2005年8月25日 ①
雨蛙
ニホンアマガエル
 Hyla japonika

( アマガエル科 アマガエル属 )

 中庭の壁に張り付いています。庭の住人となりました。
「クワックワッ」と大きな声で鳴きます。繁殖のための”広告音”と雨が降りそうになると鳴く”雨鳴き(rain call )”に区別されています。

 エアコンの室外機の中に入り、何度もブレーカーが落ちてしまいました。
 
 水辺に多そうですが、実は草や低木の上で暮らす”樹上性”のカエルです。周囲に合わせて体色を変え、褐色で雲状斑紋を持つ個体も見ました。

 





2005年7月5日
日陽花
ハイビスカス ’ペパーミントウインド ’: 仏桑花
 Hibiscus rosa-sinensis

  ( アオイ科 ヒビスクス属 )
 

 暑い季節に元気に咲いてくれる一日花です。

 ハワイ州の州花で”レイ”に使われます。

 学名ではヒビスクスと呼ばれます。

 アオイ科の仲間はムクゲ、フヨウ、タチアオイ、ゼニアオイ、モミジアオイ、オクラなど、美しい花を付けます。

 

2005年5月10日
Grand prize
グランドプライズ
 Rosa 'Grand Prize'

  ( バラ科 バラ属 )
 (HT: 米、J&P2003

 京成バラ園で購入。1年後植え換えの際、根瘤病を発見し、泣く泣く廃棄しました。 

 やさしい色合いのバラでした。



2005年5月3日
Ville de Lyon
クレマチス ’ビル・ド・リヨン’
 Clematis 'Ville de Lyon'

( キンポウゲ科 クレマチス属 )

 (Jackmanii : 仏 / Francisque Morel1899 )

 落ち着いた色合いの花です。

 中心にパールがかった白い光沢があります。





2004年9月11日
Silk jusmin
シルクジャスミン : 月橘
 Murraya paniculata

  ( ミカン科 ゲッキツ属 )

 良い香りがします。赤い実が成り、ジャムにもなるそうです。
 
冬は0℃ 以上必要です。葉が小さく涼やかです。

 10 年で小さな苗が2 m 位に大きくなりました。





2003年10月13日
広い広い秋の空 ②
なぜか秋は空を広く感じさせます。

 心も広がって行きます。



2003年7月30日 ②
El Captain
標高2300 m 、花崗岩の一枚岩(1095 m ) の山塊です。
 
 今日はclimber が見えないようです。




2003年7月30日 ①
Yosemite fall
 世界で3番目の落差( 約730 m ) を誇る滝。

 ヨセミテとは先住民の言葉で
"Grizzly bear "を意味します。雄大な景色でした。
 
 滝は乾季のため、水量が少ないそうです。

 大きなリスもいました。




2003年4月1日
Bangkok
 家族で訪れたバンコク・アユタヤ

 喧噪と蒸し暑さの中で見つけた小さな清涼剤

 メダカが涼しげに泳いでいました。




2003年3月16日
マモー?

タイツリソウ : 鯛釣草
         ケマンソウ
Dicentra spectabilis
 

 ( ケシ科 コマクサ属 )




 ルパン三世に出てくるクローン”怪人マモー”のようです。


ルパン & マモー

2003年2月16日
うたかた
 水槽表面に浮かぶ空気の泡が踊っています。




2002年10月3日 ②
広い広い秋の空 ①
 どこまでも広がって行くようです。

 飛行機雲も見えます。どこへ飛んで行ったのでしょうか?




2002年10月3日 ①
はぐれ雲
 秋の夕暮れ。

 彩雲となり、ゆっくり漂う美しいはぐれ雲。
 
 そんな雲に憧れます。
 



2002年9月23日
光芒

 下層雲2000m以下 ) の層積雲に属し、畑のうねのように連なっているため”畝雲”とも呼ばれます。山頂からの”雲海”はこの雲による事が多いとされています。

 雲間から夕日が放射状に射しています。地上へと向かって何条もの光が伸びている様子は、”ヤコブ(天使)の梯子”と呼ばれます。

2001年10月8日
Tropical fruit punch
フルーツセージ
 
Salvia dorisiana

 
( シソ科 サルビア属  )

 
トロピカル・フルーツポンチに似た芳香があるそうです。

 "punch" は本来、水・砂糖・酒・ライム・スパイスの五種類の材料で作られた飲物のことで、それに果物を加えたのがフルーツパンチ(ポンチ)”の由来です。ただし現在はアルコールの代わりにソーダ水を用います。似たような飲み物として赤ワインとフルーツで作る”サングリア”があります。


2001年10月3日 ②
10 種雲形
通称 天気
上層
(5000~13000m)
巻雲 毛状雲、筋雲、羽雲、肋骨雲、鉤状雲、ジェット雲、ほそまい雲 下り坂(Ⅰ) (12~24 時間後雨))
巻積雲 鱗雲、鰯雲、蜂の巣状雲、泡雲、水まさ雲 下り坂(Ⅲ) 秋を代表する雲
巻層雲 日暈 下り坂(Ⅱ)
中層
(2000~7000m)
高積雲 羊雲、鯖雲、笠雲、レンズ雲、吊し雲、豊旗雲莢雲 -
高層雲 朧雲 雨が降り出す前触れ(6~12 時間後雨)
乱層雲 雨雲、雪雲 温暖前線付近、太陽は隠れ雨を降らす
下層
(0~2000m)
層積雲 畝雲、曇り雲、嵩張り雲、、降水雲、八重棚雲、八雲、狂雲 -
層雲 霧雲 地上付近では霧
積雲 綿雲積み雲座り雲入道雲、襟巻雲、立ち雲、行雲、浮雲
雄大雲、山旗雲、滝雲
晴天時
積乱雲 土手雲、鉄床雲、火炎雲、雷雲 寒冷前線付近、雷雨、突風が来る



2001年10月3日 ①
羊雲

 中層雲(2000~7000m ) の高積雲に属します。

 羊が空に群れているようです。

 雲の分類:①上層雲 ②中層雲 ③下層雲に分けられています。

 国際気象機関(WMO )ではさらに次項の10 種雲形に分類しています。



2001年9月30日
女仙
コノフィツム
 Conophytum
bilobum

 
( ハマミズナ科 コノフィツム属  )

 
バルタン星人の鋏から小さな花を咲かせました。

 南アフリカの岩石砂漠原産の植物で”砂漠の宝石”と賞賛されています。この科に属する植物群には110~150属、3,000種ほどが含まれ、”メセン(mesemb )”とも呼ばれています。”マツバギク”の近縁の多肉植物です。

 二枚しかない葉が一体化して”頭”を形成し、夏から秋にかけて脱皮し分球します。

 園芸植物として多くの品種があり、形態的に”
足袋型”、”丸型”、”鞍型”に分けられています。

2001年7月7日
怪人モンステラ
 モンステラ デリシオーサ           
        : 電信蘭、鳳来蕉
          Swiss cheese plant
 
Monstera deliciosa

( サトイモ科 モンステラ属 )
 
 カマキリのように鎌首をもたげています。

 いつ開こうかと様子を窺っている様でもあります。


2001年6月16日
ねじばな
 ネジバナ : 捩花 モジズリ
 Spiranthes sinensis

  ( ラン科 ネジバナ属 )
 
 ベランダのユリの鉢にネジバナが咲きました。風で種が飛んで来たのでしょう。かわいい植物です。

 単独よりも他の植物(+菌根菌)と共存する方が育ちやすいらしい。

 花の右巻きと左巻きの割合は50%で、ねじれていない固体もあるらしい。写真では先端部に向かって、両端が左巻き、中央が右巻きになっています。


2001年5月26日
"Chandelier"
フイリサクララン : ホヤ、wax plant
 Hoya carnosa

( ガガイモ科  サクララン属 )


 3年かかって、ようやく花を付けました。葉同様
”蝋細工”のようです。

 ガガイモ科に属し、ラン科ではありません。同じ仲間に
は、ガガイモルリトウワタイケマ、キジョランなどがあります。

 ”ガガ”は”屈む”ような低い所に太い茎がある事を意味し、”ホヤ” はイギリスの園芸家"Hoy" に因んでいます。

2001年2月16日
叫び!
 俺はまだやる事があるんだ!
食べないでくれっ!
 
 なんの恨みがあるんだっ!
ぶつぶつ。



2000年12月26日
年の瀬の寂寥
 夕暮れのマンションのベランダから見た、遠くの町と富士山の景色です。

 去りゆく年への寂しさを感じました。


2000年11月18日
行雲

 初冬の陽は釣瓶落としと言われます。

 夕日を遮るように離れ雲が動いて行きます。下層雲(2000m ) の積雲に属します。

 ”行雲流水”とは雲や水の流れのように、自然に身を任せ、物事に拘泥しない生き方や行動をする事です。

2000年8月19日
"Summer end Harmony" in  稲村ガ崎
 夏休みも終わりです。

 夕方子供達が石投げをして遊んでいました。

 江ノ島も遠くに浮かんでいます。




2000年7月1日 ②
Baltan alien
 キンエボシ : 金烏帽子、金小判、
         Golden bunny
 Opuntia microdasys

  ( サボテン科 ウチワサボテン属 )
 
 次々と手?を伸ばしていきます。

 バルタン星人のようです。



2000年7月1日 ①
まいった
 引っ越して来て子供が貰って来たクサガメ ( ゼニガメ : 銭亀 )。 カメ公と名付けました。

 力が強く、蓋をこじ開け、隣のベランダに侵入しようとしているところを捕まえました。
 
 カメも広い所へ行きたいようです。





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