廃坑を映す池




付近は高速のICが整備され、
当時の地形図とはまるで違う風景だ。 紅葉

紅葉の林道を歩き、
山中を進む。 鉱山跡



林道脇には廃祉が現れる。
ブロックで積まれた倉庫跡のようだ。
割と最近の設備かもしれない。 廃祉


谷下に露天掘り跡らしき場所が見えた。
赤い岩礁を覗かせる斜面がある。
下ってみよう。 露天掘り

崖崩れの土留めを越えて下る。
斜面から水が滲んでいる。
もしかして坑道が眠っているのでは・・・

斜面に残る坑木。
ここはもしかして埋没した坑口ではないだろうか・・・
確証は無いまま、更に下る。 坑口

谷下まで下ると、いよいよ廃坑跡の雰囲気だ。
赤い岩が露出し、
荒廃が激しい。 土留め

水質調査の関係か、「鉱水排水口」の看板が立つ。
地面下から滲む鉱水。
その先には池がある。 鉱水


赤い鉱水池が対岸の廃坑を映し込む。
奥は大規模に掘削されている。 鉱水池

この池は掘削の末に現れた人工池だ。
水は冷たく、底には汚泥が堆積している。 鉱水

ここからは激藪を抜ける。
更に海側に下る。 激藪

斜面にRCの廃墟が現れた。
ここは精錬所らしい。
更に下って、本丸を目指す。 廃墟

点在する廃祉。
いよいよだ。
深い山中に精錬の施設が点在する。 遺構

少し下って、精錬所に到達した。
かなり大きい。
恵庭鉱山の精錬所を思い出す。 精錬所

精錬所の壁が崩れ、鉱水が滲む。
結晶化した壁が迫力だ。
木材の設備も残る。 結晶

産業施設らしからぬアーチが見事だ。
紅葉とのコントラストもよく、
赤い壁が自然に溶け込む。 アーチ

木材の装置も残存し、
ギヤが残る。 ギヤ


遺構全体が赤いのは、鉄鉱石や硫化鉄の成分だろう。
大きな施設だが、
夏場に発見するのは難しいかもしれない。 精錬所


廃止後40年。
所々は激しく破壊され土砂が堆積している。
積雪が少しは少ないことが、功を奏しているのかもしれない。 製錬


精錬所に開く穴を覗く。
続いてはいないが、工業的な穴だ。 穴

内部は荒廃して異臭がある。
環境は良くない。 坑道


街からも近く、
かつては産業の中心だったはずだが、
今は忘れさられつつある。 製錬所


紅葉の山に溶け込む廃祉。
雪の時期もいいかもしれない。 紅葉






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精錬所
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