赤い支保工




坑口から入り3mで泥の海に水没だ。
いきなり粘性の高い泥だ。
木製の支保工はしっかりとしている。 入り口

しばらく進むと、坑道は曲がり、
気温は長袖でもひんやりしている。
足元にはパイプが這う。 パイプ

高さは低く、少し屈んで歩くこととなる。
泥に踏み込む脚音がすざましい。 坑道

岩盤のしっかりした場所には支保工がない。
試掘の木片が刺さる。
まだまだ奥へと続く。

パイプの資材が置いてある。
先には何やら赤い支保工が見える。
岩盤はがっしりしている。 資材

泥は相変わらずだが、
変化したのは支保工。
組まれたH鋼に腐食止めの塗装がしてある。 H鋼

支保工は坑道の幅に合わせて変化させてある。
泥の流れ止めか、土嚢のダムがある。 支保工


一部木製の支保工にはびっしりとカビが伸びる。
温度や湿度が適度なのだろう。 カビ


高さは高くなり、
ようやく屈まなくて済むようになった。 坑内

これはすごい!。
まるで伏見の赤い鳥居の中を進むようだ。 鳥居

大きな菌糸が垂れる。
何十年も経過しているはずだ。
ふわふわと舞いそうだ。 菌糸

すごい色の鍾乳石がある。
赤黒い。 鍾乳石

支保工の間隔が狭くなり、
細い道となった。
この付近でおよそ入坑170M。 狭路

このあたりは鋼板が敷いてあり、
泥からは開放される。
あいかわらず鳥居は続く。 坑道


坑内の岩盤はいたる所でキラキラしている。
カビと鉱石なのだろう。 鉱石

最終の閉塞地点に来た。
およそ250M。
埋没したのか掘削停止したのかは不明だ。 閉塞

鍾乳洞と化した閉塞地点を確認し、
探索を終了した。
外界と比較するとまったくの異空間だった。 鍾乳石


今回、伏見稲荷神社の写真においては読者 garninoriko様より御提供頂きました。
この場を借りて厚くお礼申しあげます。





戻る

坑道
トップページへ

オープンページへ