華ドーム
やがて「金山橋」といういかにもらしい橋が現れる。
「金山」という地名は大概、鉱山に起因している。
橋から河原を望むと、
大木が横たわっている。
河原の上流に金山沢の河口がある。
下るしかない。
金山橋の袂から旧道らしい分岐に入る。
目指すは金山沢だ。
いきなり鉱石のような地層が見える。
このまま廃道を遡る。
旧道はいよいよ、
がけ崩れと藪で、完全廃道となった。
足元に注意して進む。
ワイヤーのガイドロープが、
落石に食い込み、
がけ下はかなりの高さがある。
意味を成していない落石防止ネットにつかまりながら、
斜面を移動する。
廃道には鋼材が落ちている。
何とか河原に下った。
登りはいいが、下るときにはよく確認して、
進まないと、戻れなくなる危険性がある。
広い河原に下りた。
沢に向かって進む。
土手に沿って河原を進む。
いよいよ沢に近づいた。
いよいよ金山沢の河口に出た。
思った以上に小さな沢だ。
ここからは沢登りの探索となる。
非常に険しい。
沢を遡る。
廃道状態で岩が多い。、
コケは無く岩がすべることは少ない。
奥に行くと穴が現れた。
坑口かと期待したが、残念ながらヒューム管だった。
相当登ったが、期待したものは発見できなかった。
帰りの河原では、
川の水が吸い込まれて、
消えていた。
帰りの廃道沿いには、廃材が残っていた。
不法投棄ではなく、関連の設備だと思われる。