あなたの知らないガイドツアー2022春




2022年5月8日、水力発電所跡を巡る、
探索ガイドツアーを開催。
水路隧道、ヘッドタンク、余水路の遺構等を探索する。 全体図

参加者は男女計27名、女性の参加者も9名と華やかだ。
関東からの参加者のほか初参加が9名、最年少は中学生だ。
注意事項、スケジュールについてミーティングを行う。 ミーティング


藪は大人しい時期だが、
ほぼ道なき山中をしばらく登る。
一列になると長蛇の列だ。 登坂


しばらく山中を進むと、
廃鉄塔の遺構に到達。
深い山中に突然現れる架線の繋がらない鉄塔だ。 廃鉄塔


更に山中を下る。
発電所建設に至る村の背景、
海外の独立企業体を模範にした経緯を説明する。 下り


前日の雨で斜面は非常に滑りやすい。
みなさんほぼトレッキングシューズでの参加だ。
先頭班はすでに平場に到達している。 下り



まずは無圧導水管の隧道とヘッドタンク、
余水路等の探索だ。
自分の現地発見に至る経緯を説明する。 ヘッドタンク


危険個所の説明の後は自由時間だ。
一般の発電所のような落差式でないこと、
ヘッドタンクでは沈砂の機能があることも説明する。 自由時間


無圧導水管の坑口付近をみなさん確認する。
約2km先の堰堤から導水、
水路であるが故の機構を解説する。 無圧導水管


コウモリのいる隧道に少し入坑する。
実はSNS上で繋がっていることが確認できた
参加者同士も非常に多く、初対面とは言えない状況だ。 隧道


発電所建設への経緯やその背景を確認することで、
遺構の歴史的な重みを知ることとなり、
それが更に廃祉への深みに繋がることを説明した。 坑口


水槽向こうの除塵格子が存在したはずの水圧管を望む。
サージタンクが必要のない余水路の存在、
メカニズム的な内容も解説する。 除塵格子



初参加の方々も自由に探索する。
写真撮影が中心の方や、
多方向を探索したい方など多様だ。 導水管


自由時間の後は、
再び移動して発電所施設に向かう。
みなさん譲り合って写真撮影に余念がない。 発電所


ご夫婦での参加、お子さんとの参加、
単独参加の女性も多い。
皆さん山歩きに適した装備だ。 参加者


発電所建屋に到達。
廃止から50年、
15年間運用の施設跡だ。 発電所


横軸式の発電機や、
人が常駐していたであろう様子を説明する。
山中の大きな施設だ。 発電所


各部屋や通路を探索する。
携帯で撮影の方、一眼レフの方、
構造物や地質にお詳しい方も参加だ。 散策


まだ自動化の進まない昭和32年完成の施設。
人員による手動稼働の事務所跡だ。
鹿の痕跡が非常に多い。 事務室

ザイルを張って安全を確保したうえで下降する。
中学生の参加者も頑張って下る。
大きな遺構だ。 ザイル



探索終了後は皆さんで再び下山、
昼食会となる。
写真提供は shikibrand_様 遺構


ケガもなく無事にガイドツアーを終えることができました。
参加者の方のご協力と、
お手伝いの方々に感謝します。 参加者




参加の皆様、お疲れ様でした。
また、たいへんありがとうございました。









無圧導水管
無圧導水管

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