石油の採掘を見る


北海道で有名な石油鉱床は旧厚田村にある。
現地付近の水溜りには油膜が浮いている。
今回紹介の穂別の石油鉱床は明治23年に発見され、休山、採掘を繰り返し、
昭和57年に、北洋油田開発鰍ヨ鉱業権が移り、現在休山となっている。


付近は鹿害が多く、
道々には通交ゲートがある。
ゲート
鹿害

北洋油田゙ しばらく林道を進むと
ゲートがあり「北洋油田開発株式会社」の文字が・・・
火気厳禁が最もらしい。


林道゙ 入り口から約1.6kmは廃道前の
林道トレッキングとなる。


骨

またもや骨。

骨盤あたりだろうか。

「石油沢川」

林道は終始、「石油沢川」の右岸を通る。
雨の後とはいえ、水量は多くない。


重油

川には小さな砂防ダムがあり、

そのダム天端には赤い色がついている。

これも鉱床の関係だろうか。

鳥の巣

周りの太い幹には、
鳥の巣が開いている。

更に林道を奥に歩いていくと

ヒューム管

ヒューム管が整然と置いてある
いつからなのか、
コケがしっかり周囲を覆っている。

別のヒューム管の脇を登る。

遡る

林道はいよいよ廃道化し、
そのわだちもわからなくなる。



鉱山

少し登ると奥に開けた谷あいが見える。
鉱山の採掘場かもしれない。

プレハブ

出た〜。プレハブが見える。
廃道の奥に半ば崩れた小屋が・・・。

鉱員事務所だ。

鉱員事務所

プレハブの奥は雑然と資材が積まれている。
これは紛れも無く鉱山跡だ。


沼

鉱山事務所のすぐ脇には沼地がある。

鯉池でもあったのだろうか。

鉱山事務所へ潜入する。

鉱口事務所

資材は錯乱しているが、荒らされた形跡は無い。
閉山時のまま、時間が止まっているようだ・・・


ヘルメット

鉱山事務所内にはテーブルがあり、
「北洋鉱山」と書かれたヘルメットが5つ・・・。


隣の倉庫に入ってみた。

ドラム缶

ドラム缶が並ぶ。
得体の知れない液体が入っている。作動油のようなにおいがある。


資材庫

資材庫には洗濯機やブルーシートが置いてある。
足場用のパイプで簡易に屋根が作られている。


竪坑

鉱山事務所の奥には
腐食したH鋼で組まれた櫓のようなものが見える。
高くない竪坑のような不思議な形をしている。


櫓

梁と鋼材で組まれたラーメン構造で
10M四方程度の面積を所有し、
何やら真ん中に赤い筒がある。


ポンプ

真ん中のポンプのような設備には、ハンドルがあり
思わず回してみたくなる。



ハイドロ

HYDRIL CK-10-5000
これはどうやら掘削用ボーリング機で、言わば小型竪坑のようなものだ。


H鋼

H鋼に囲まれたこの竪坑を周回する。
大きな施設だが、
稼動時がどうだったのか見てみたい気がする。


鉱山跡

櫓の間から見下ろすと
谷間に別の施設が・・・。

下部坑


蜂の巣

プレハブの扉には蜂の巣が。
スズメバチではなかったが、
廃坑跡の探検ではしばしば出会う
嫌なやつである。

竪坑

再び竪坑を望み、
林道を下った。




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