石油の採掘を見る
またもや骨。
骨盤あたりだろうか。
林道は終始、「石油沢川」の右岸を通る。
雨の後とはいえ、水量は多くない。
川には小さな砂防ダムがあり、
そのダム天端には赤い色がついている。
これも鉱床の関係だろうか。
周りの太い幹には、
鳥の巣が開いている。
更に林道を奥に歩いていくと
ヒューム管が整然と置いてある
いつからなのか、
コケがしっかり周囲を覆っている。
別のヒューム管の脇を登る。
林道はいよいよ廃道化し、
そのわだちもわからなくなる。
少し登ると奥に開けた谷あいが見える。
鉱山の採掘場かもしれない。
出た〜。プレハブが見える。
廃道の奥に半ば崩れた小屋が・・・。
鉱員事務所だ。
プレハブの奥は雑然と資材が積まれている。
これは紛れも無く鉱山跡だ。
鉱山事務所のすぐ脇には沼地がある。
鯉池でもあったのだろうか。
鉱山事務所へ潜入する。
資材は錯乱しているが、荒らされた形跡は無い。
閉山時のまま、時間が止まっているようだ・・・
鉱山事務所内にはテーブルがあり、
「北洋鉱山」と書かれたヘルメットが5つ・・・。
隣の倉庫に入ってみた。
ドラム缶が並ぶ。
得体の知れない液体が入っている。作動油のようなにおいがある。
資材庫には洗濯機やブルーシートが置いてある。
足場用のパイプで簡易に屋根が作られている。
鉱山事務所の奥には
腐食したH鋼で組まれた櫓のようなものが見える。
高くない竪坑のような不思議な形をしている。