●流行値(モード、最頻値) mode データを基にして度数分布表を作成したとき、度数分布表の最大度数を示す級(クラス)の中央値を「流行値」という 度数分布表の例 ----------------------------------------- 級 中央値 度数 (階級値) ------------------------------------------ 145〜150 147.5 2 級(クラス) データを小グループにグループ分け 150〜155 152.5 3 した各小グループを云う 155〜160 157.5 6 度数 各小グループに属しているデータ数 160〜165 162.5 8 をいう 165〜170 167.5 12 ←最大度数 170〜175 172.5 7 175〜180 177.5 4 180〜185 182.5 2 ------------------------------------------ 級間隔 = 5 級数 = 7 流行値 = 167.5 ★流行値の注意点 @流行値を求めるためには、度数分布表を作成しなければならない A級間隔を幾らにするかによって、複数の度数分布表が作成できるので、そのため流行値は複数個得られることに なる ☆度数分布表を作成手順 標本数が充分に大きい場合、級数(カラス数)は一般に10〜20までが適切であるとされている @作成する集団の最小値と最大値を求める 最大値 =max(データ範囲) 最小値 =min(データ範囲) A最大値と最小値の差dを求め、級数で割り級間隔の目安を求める d d ----- ≦ 級間隔 ≦ ------ 20 10 B級数は、次式で求めることが出来る スタージェスの公式 級数 = 1 + Log(データ数)/Log(2) ☆エクセルの関数frequency( )を用いて度数を求める手順 @作成する度数分布表の級(クラス)を適当に決める Aその級の中央値を次の列に入れる Bその級に所属している数の最大値を隣の列に入力する 階級範囲(階級列) C度数を発生させる列を隣の列に先に(事前に)範囲設定する D度数を発生させる関数frequency(データ範囲、階級範囲)を入力する ECtrlキー + Shiftキー + Enterキーで、度数が発生する 詳細は下図を参照