《基 本 統 計 学 4》


    ●流行値(モード、最頻値) mode              データを基にして度数分布表を作成したとき、度数分布表の最大度数を示す級(クラス)の中央値を「流行値」という          度数分布表の例          -----------------------------------------            級       中央値     度数                    (階級値)          ------------------------------------------           145〜150      147.5     2         級(クラス) データを小グループにグループ分け                150〜155      152.5     3                した各小グループを云う           155〜160      157.5     6         度数     各小グループに属しているデータ数           160〜165      162.5     8                をいう           165〜170      167.5     12 ←最大度数           170〜175      172.5     7           175〜180      177.5     4        180〜185      182.5     2          ------------------------------------------               級間隔 = 5           級数  = 7           流行値 = 167.5       ★流行値の注意点         @流行値を求めるためには、度数分布表を作成しなければならない         A級間隔を幾らにするかによって、複数の度数分布表が作成できるので、そのため流行値は複数個得られることに          なる              ☆度数分布表を作成手順          標本数が充分に大きい場合、級数(カラス数)は一般に10〜20までが適切であるとされている          @作成する集団の最小値と最大値を求める             最大値 =max(データ範囲)             最小値 =min(データ範囲)          A最大値と最小値の差dを求め、級数で割り級間隔の目安を求める                  d           d                 ----- ≦ 級間隔 ≦ ------                  20           10          B級数は、次式で求めることが出来る             スタージェスの公式                  級数 = 1 + Log(データ数)/Log(2)       ☆エクセルの関数frequency( )を用いて度数を求める手順          @作成する度数分布表の級(クラス)を適当に決める          Aその級の中央値を次の列に入れる          Bその級に所属している数の最大値を隣の列に入力する               階級範囲(階級列)          C度数を発生させる列を隣の列に先に(事前に)範囲設定する           D度数を発生させる関数frequency(データ範囲、階級範囲)を入力する          ECtrlキー + Shiftキー + Enterキーで、度数が発生する          詳細は下図を参照
  
基本統計4

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