トップへ
八坂神社提灯祭 平成18、5.21
名古屋市西区の八坂神社提灯祭です。毎年五月第三土日行われます。
文治元年(1185)に平家の武将が住み小さな祠に須左之男命を祀ったのが起源で、慶長十五年(1610)美濃路が開かれ町屋が集まり、秋葉様などの神と併せて氏神としました。
元禄十五年(1702)に現在地に遷座、提灯祭が行われるようになったと伝えられます。
八百八十五個の巨大な山笠提灯飾りが行われるのをTVで見た事がありましたの、で今年は行って見ました。
広報誌では、土曜日点灯、雨天の場合は翌日曜日に行われるという事でしたから、二十日は天候不安でもあり「どうかな」と思いましたが、今日も「飾ってあるのだろう」と夕方から訪ねました。
心柱は立っていましたが提灯は付いていませんでした。訊ねてみましたら「原則、土曜日です。当番役が一日だけでも大変な事なんです」とのお話でした。
提灯などを収納する蔵がありますが沢山の提灯箱が棚に並んでいました。
床下には大提灯を収める円形のキャスターが付いた容器が有りました。
この辺りは戦火を免れ戦中以前からの町並みが残っていて懐かしい雰囲気があります。そこに笹提灯や祭礼提灯が飾られて下町風情が感じられノスタルジーに浸る風景です。
来年は天候に注意して確認の上、是非また訪ねようと思います。 (以降後文へ)
八坂提灯祭 平成19.5.19
昨年は、提灯を片付けた翌日の日曜日に行ったので八百八個の提灯が見れませんでしたから、今年は初日の今日(土曜日)に行って来ました。午前十時から神事ということなので、提灯の取り付けはその後の午後からではないかと思い午後一時過ぎに神社まで行きました。見ると「山竿提灯」は既に立ち上がり八百八個の提灯は折からの強風に大揺れしていました。氏子当番の方が居られたので「提灯は何時に付たんですか」と訊ねた所、神事の始まりに間に合うように朝八時から總出で付けたとの事でした。
写真のように誠に壮観です。昼頃から、相当風が強かったので中止かなと思いながら行きましたが提灯大暴れながら、しっかり縛り付けられていて取れる気配はありませんでした。灯入れは夕暮れからということですが、あまり風が強ければ五段構えの上の方は点けないかもとの事でした。提灯を付ける所を見たかったのですがそれは出来ませんでした。
提灯祭なので夜見るのが本当ですが、まだ時間はかなり後なので帰る事にしました。天候不良のときは中止なので来年の事はわかりませんが、大小沢山の提灯に灯が入ると見事でしょうから是非夜出掛けて見たいと思います。

提灯山笠が立っている 高さ20m 先端に五箇、五穀を表わす 八百八は米を表現

高さ20M径10M 八百八十個の提灯点灯 (転載) 町内には笹提灯が立ち、屋台が並びます
風情ある天水桶 雨障子屋形には絵提灯 これも珍しい、大きな梵天傘
巨大提灯 高さ5メートル 神楽殿から拝殿を 「御葭舟」が置いてあった

氏子は名西一・二丁目の百四十軒程で十四組(約十戸)。一組が大当番、もう一組が助当番で祭の諸行事が行われます。かなり多くの仕事と思われます。
その為、八百八十五個の山笠提灯は一日のみですから拝見出来るのは有り難い事です。。

一日目は午前十時から神事が行われその後各種の提灯が掲げられ夕方に点灯されます。
点灯には三十分以上かかります。
各氏子の家では、笹竹に、赤・赤白の小丸提灯を灯します。夜九時から町廻り提灯を先頭に、お神楽が町内を廻ります
是非一度その情緒に浸ってみたいものです。参道入り口の用水桶は防火の心得を示しています。
二日目は、午後九時から町廻り提灯と舟が神楽と共に町を廻った後、諸々の禍・罪業を託した葭を舟に乗せ惣兵衛川に流し、舟は回収して翌年の左義長で燃やし行事は終ります。

トップへ