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日々 す け っ ち
9.1
セプテンバー

私の年代では懐かしい響き「セプテンバーソング」。
戦後の暗い時代ではありましたが,何か夢とロマンがありました。それはアメリカ映画でした。
ミュージカル映画は華やかで,明るく,別世界へ誘ってくれました。映画を見ている間は夢の中でした。
タップダンスが欠かせないのが特徴で,初めは「フレッドアステア」でしたが既に若くはありませんでした。
何といっても素晴らしかったのは「ジーンケリー」です。全盛でした。「踊る大ニューヨーク」「雨に唄えば」「巴里のアメリカ人」「リリー」もそうだったかな。仕事帰りの雨の夜,思わず口ずさんで,そのシーンを真似ていました。
「ビングクロスビー」,「フランクシナトラ」のミュージカルも楽しかったですね。
「珍道中シリ−ズ」「ホワイトクリスマス」など映画から憶えた唄も沢山ありました。
残念ながら,今のポピュラー音楽のビートにはリズムが合わせられませんが,その時代に出会って,心に残る音楽や情景が記憶に留まる事はよい事だと思います。
その後,「南太平洋」「回転木馬」「ウエストサイドストーリー」の時代になって行きます。

9.3
敬老長寿祈願祭


学区の,70才以上の人を対象に恒例の「長寿祈願祭」が小学校体育館で行われました。
受付の担当になったので,AM10.30からの準備と,PM1.30からの式典,余興(いかにも高齢者向けの案内状)があり,3.30頃迄,お手伝いをしてきました。
70才というのは,昭和5年以前に生まれた人です。当然,戦争体験があります。
志願して少年兵になった方もおいででしょう。私の中学校の恩師 T先生は,進学時,家庭の事情で,少年兵(戦車隊)に志願するか,師範学校(予科)に奨学生として進むかの岐路に立ち,師範の道を進み,私達と出会う事になりました。
5年程前,お会いした時,始めて聞いた話です。
「少年兵志願をしていたら,今この世には居なかったろう」と言われました。T先生については,又お話する機会があるでしょう。
学区には,約3,000世帯ありますが,70才以上の方は約1,000人おられます。1世帯3人として,10%近くの割合になります。式典には500人位の出席がありました。
前日までの猛暑は薄らぎましたが,今年の猛暑を乗り越えられただけでも尊敬に値します。
只ならぬ人生を送ってこられた体験を,次世代に伝達して頂きたいと思います。

9.6
夏の終わりと秋の準備

ちょっと朝夕は涼しくなりました。疲れが出てきます。盆踊りで,かなり運動はした筈なのですが,20日以後,暑かったたので動かなかったら,たちまち消化不良と身体が硬くなります。人間の身体は,絶えず運動と休養をしないと劣化する事がよくわかります。
夏の行事は終わったようですが,秋の行事の準備が始まります。
防災訓練,学区の運動会など。
消火器の扱いや救命訓練は体験しないと身に付きません。
見るのと実際にやるのとはかなり違います。人工呼吸は実体験はありませんが,ダミ−人形ではやりました。
息の吹き込みや,心臓マッサージは,ランプが点灯するダミーだと一層よくわかります。
是非,体験する事を薦めます。

9.7
NHKのコンピュータ,インターネット番組

NHK教育TVで「今からでも遅くないインターネット」「おしゃれ工房,始めませんかパソコンライフ」を放送しています。「今からでも・・」は13回シリ−ズ,9回が終わりました。数年前,放送された「インターネットはむずかしくない」で私は「ホームページ」作成に着手しました。随分,参考になりました。今,放送中のものは,大桃美代子がアシスタントで進行していますが,講師の方がガチガチで,解説のテンポが大桃さんと合わなくて,見ている方はストレスになります。
「おしゃれ工房・・」は,今週4日間だけですが
「千葉麗子」が歯切れ良く,時々間違えながらもテンポ良く進行して行きます。殆ど0に近いアシスタントが生徒ですから分からない人も気楽に見れます。
講師によって随分,違うものだと感じます。人に知識を伝える事は難しいですね。
この番組は10月に深夜放送で再放送されるようですから要チェックです。私は両方とも録画しています。

9.8
インターネットのプログラミング講座


プログラミング言語の講座は色々あります。
VBが一番多いようです。取り付きやすいからでしょう。VBはプロが使うには,限界があり,C或いはC++をやらなければ駄目だと言われます。これが一筋縄では出来ない厄介な言語です。
VisualCに進む前に,これをが解っていないと大きな壁が立ちはだかります。
どうしても渡らなければ,向こう岸に行けない橋なのです。
そこで,何とか解り易い講座が無いものかと捜しました。
「猫でもわかるCプログラミング」というのがあります。
C,C++,VC・SDKと長期に亙り連載中で,まだ続いています。いつまで続くのかわかりませんがご苦労様な事で敬意を感じます。
他にも講座はあります。「これは良いな。解りやすくて」と期待していると50回位で止まります。
それほど講座を続ける事は難しいのでしょう。実体験に基づいているので,解りやすいなと思っていると,アップが止まり,数ヶ月そのままになり消えて行く事もあります。
その点,
「猫・・・」は,Cが60回,C++30回,VC(SDK)は第3部286回で,今なお続くというウルトラシリ−ズです。
ついて行けませんが,しつこく食い下がっています。

9.11
やっと雨

今日は雨。やっと本格的に降りました。
昨年は,集中豪雨で奥美濃は交通が寸断。
亡くなった方もあり,9月開催の「白鳥踊り
仮装コンクール」は,それどころではなく中止。
一宮からも準備万端,衣装も揃えて待機していたメンバー
は空振りに終わりました。
今年は,16日開催なので満を持して待ち構えています。

八幡の「郡上おどりは」9日に終わりました。
奥美濃の夏は間もなく終わり,あっという間に秋になるでしょ
う。

9.12
勝手ながら,
雨よ止め

多分こうなるだろうとは思っていましたが矢張りです。
普通は,夏の昼過ぎ入道雲が立ち上がり,一天俄に掻き曇り,にわか雨と雷というのが風物詩でした。
北斎や広重が描いています。
この頃は,そういう事が無いですね。晴れる時は晴れたまま何日も続く,降り始めると,この状態です。
アフリカのような砂漠化の始まりでしょうか。どうも普通ではないようです。
私の家は全く被害無しですが,兄が住んでいる清洲町は決壊した新川に近く避難勧告を受けましたが床下浸水に留まったと確認しました。昨夜は10Kの道を3時間かかって帰宅したとのことです。
「さくら道」西枇杷島周辺ははTVニュースで報道されています。
昨日は,夕方から公民館で「盆踊り反省会」があり,ビデオのプロジェクター上映担当で出掛けましたが周囲の道路は膝まで冠水,公民館は水攻めの城状態,やっと道路を迂回して辿り着く状態でした。
帰る時には水は引いていましたが,市内を流れる大江川用水流域は溢れた水が床上冠水,かなりの家がひどい状態のようです。私は担当の町内の状況を調べましたが被害はありませんでした。
被害発生の地域の皆さんの無事を祈ります。

9.13
水害,西枇杷島町

西枇杷島町が水没しています。
「さくら道」をご存知の方は,庄内川を渡ると,すぐ陸橋があり名鉄の線路を跨いでいます。
今,TVニュースで中継しているのは,その陸橋を上がり岐阜方面に下がった所です。
そこからボートが発着しています。
「さくら道」のランナーは下の踏切りを渡って行きます。
西枇杷島には豪華な名古屋型の山車が五輌あります。どうなっているのか大変心配です。
山車が出る美濃街道は庄内川沿いで高い所ですから,蔵がその辺りにあれば大丈夫でしょうが,駅周辺の町は街道から,かなり坂の下になり,排水は手間取るでしょう。
名古屋市港区,当知も出水と言っていましたが,此処にある沢山の神楽や鳴り物が,無事かどうかも気にかかります。
去年は白鳥,今年は枇杷島と
「さくら道」はご難続きです。1日も早い復旧を祈ります。









9.15
宝の山の筈がゴミの山


今度の水害では,沢山の水害ゴミが出ました。
それまでは貴重な財産でした。家具,電気製品,自動車など。
それを見ていると,シンプルな暮らしを心がけないと,あれもこれもと買い込んだものが災害に会えば,惨めな事になってしまいまう事を教えられます。身の周りにあるものが,何時かはゴミになるのだという認識を持って,整理をしていかないといけません。身の回りに有るものが「宝の山の筈が,実はゴミの山」だったという「おとぎ話」になりかねません。
自然素材のものは,庭の隅にでも埋めておけば土に戻りますが,電気製品はそういう訳にはいきません。
来年からは戸別有料回収になるので,残念ながら,何とか使えるステレオアンプやなども捨てる決心を迫られます。「シンプルライフ」を心掛けましょう。自分自身がゴミでなく宝である為に・・。


9.16
オリンピック
一宮裁判所にさしかかる聖火 裁判所南100M 聖火のリレー点火
東京オリンピック(昭和39年)1964

この年,1月2日 長女誕生。

佐藤桜はこの10年後に植えられた
開会式, 聖火が,なかなか昇って行かなくてハラハラしながら見てました。
やはりトラブルだったようですが,動いて良かったですね。
東京オリンピックの年に長女が誕生しました。聖火リレーを裁判所前で乳母車に乗せて一緒に見ました。
記憶は無いでしょうが今は二児の母です。
私が,バイクから車に変えたのもその頃です。
その頃は,まだ日本も純粋で勤勉だっと思います。
いじめや校内暴力も聞きませんでしたが,振り返ると,その長女の成長と共に世相が変わったと思います。
これはおかしい」と感じ始めたのは昭和60年代からです。
昭和が終わり,平成に変わり,急激に変わったのではないでしょうか。世相に振り回され,親の意見より周囲の風潮に引き摺られるようになりました。
私は,必死になって子供を守りました。隠れて乗っていたバイクで事故を起こし,親の反対を知りながら,バイクを売った近所の店に怒鳴り込んで行った事もあります。私は,自分では穏やかな性格だと思っていますが決して妥協はしません。
顔見知りの,その店の人は呆気に取られていました。私はそれで良かったと思っています。
彼女も今は,そう思っているでしょう。家族を守るのは家族全員の責任だと私は思います。
結果責任を考えたら逃れる事は出来ないと,早く自覚する事だと思います。
夜になって水泳,柔道でメダル獲得,良いスタートですね。期待しましょう。
明日の防災訓練は,雨で昨年に続き中止,以前撮影したビデオの上映会をやると良いと思いますが如何かな。

9.18
コンピュータを作ろうかな


息子が,コンピュータをグレードアップしたのでマザーボードとCPUとサウンドカードが余りました。
私のコンピュータは,Pentium133MHですがWin2000では最低バージョンです。
別に動かない訳ではありませんが,ぼつぼつ引退の潮時ではあります。
それで自作をしようと思います。ケースとグラフィックボードを購入すれば,あとは流用できるので,最低¥10,000で出来ます。これでPentiumU,233MHになるのでやらない術はないのでやります。
今や1GHの時代になっていますが,プロでもないので,そこまで必要は無いと思います。
高速3Dゲームをやりたい人は又別ですが・・。
私のHPも,今のシリーズはも大体終わりに近づいているので方向転換しようかと思っています。
高齢者向けが良いのかもしれませんが,対象者が少ないのでまだ駄目かもしれません。
自分も老け込みたくないので日本文化を現代に取り入れた派手な日本調が良いのかなと思ってみたりしています。
もうすぐCATVインターネットの導入をします。HP容量20Mはギリギリなのでこれが課題です。
常時接続,高速と,少なくとも50Mは欲しいHP容量との接点を探索中です。

9.20
町民運動会

今年も,学区の運動会が行われます。
昨年同様,小学生が3人しかいません。運動会は世代の交流がテーマですが成立しません。
対抗種目6種目の内,2種目は棄権です。
2種目は他町内からの子供のレンタルをお願いしたり,子供に替わって60才以上が変則参加という状況です。
これも今年限りで,来年は小学生1人になるので町内単独では参加出来なくなるので,隣接町内と合併しなければ
蚊帳の外(こういう譬えはもう解らないかな)になるので単独参加は今年限りです。
大人はかなりいるので選手は選抜されます。という事は,出たくても出られない人ができます。
応援だけの人もできます。チームは強くなるので,その為には仕方無いですか。
サポーターにまわって応援合戦でも考えましょう。

9.25
スポーツいろいろ

女子マラソン高橋尚子は素晴らしかった。ゴール迄,目が離せませんでした。
日曜日は朝から気持ち良くスタートしました。
ジャイアンツフアンは寝るまで(寝なかったかもしれない)天国だったでしょう。
地元中日フアンは腹が立って眠れなかったかも・・。
それにしても,長島監督はムードさえ盛り上げていれば,選手が勝手にやってくれるから,宴会部長み
たいなもんですね。
野村監督が「権力と金」の優勝だとのコメント。敗色濃厚になったら,渡辺オーナーの姿がスタンドから見えなくなったけど,優勝が決まったらゲスト席からオレンジ旗振ってました。ジャイアンツフアン以外からは反感買います。
長島さんは,私と同年同月生まれで嫌いではないけど,あれだけの強力打線を揃えて貰って,今迄時間が掛かったのは決して誉められません。
チームプレーとか,作戦面では評価されないから,あまりペラペラ喋るのは長島フアンが離れますよ。
ジャイアンツで骨を埋める事になるとなると思いますが,川上さんのように重厚になって下さい。
自分と重ね合わせて老婆(爺)心ながらの感想です。
昼前,地域の小学校の運動会を見てきましたが家族の観客も多く,家族の交流が重要な事を皆さんが考えるようになったように思いました。午前の最終「織姫音頭」の親子総踊りは良かったですよ。

9.26
ITというけれど


5年後迄に,IT国家を立ち上げるという政府の方針。光ファイバーを巡らし,通信費用を大幅に下げ,国民総 IT化を進めるとか。
私の周辺の人で,コンピュータには出来れば触らないでいたい人がかなりいます。
携帯電話は凄まじい勢いで普及してメール交換が行われ,モバイルコンピュータもPHS内臓が発売されます。
「いまからでも・・インターネット」で,山根一真さんが
「携帯メールの受信は便利だが,発信は全く指一本の非能率でやる気も無い。発信はコンピュータで」と言っていました。私も同意見です。
そこで止まってしまっては,ITは進みません。コンピュータは,かなり売れているようですが使い方は一向に進化していません。
SONY会長は既に
「コンピュータはまもなく売れなくなり,TVの高機能化が進む」と発言しています。
日本人はコンピュータには適さない国民性なのかと思う事があります。
それほど私の周囲の人はノータッチの人が多いのです。これで IT社会が構築出来るのか疑問を感じます。

9.28
ビデオの取材


さすがに年齢を重ねてくると行動力が乏しくなります。
ビデオ取材は,かなりの集中力が必要で,体調が不良の時は諸に画像に反映されます。
私のビデオ仲間は大体,三脚を固定して撮影します。ビデオ講座では画面をできるだけ固定して,画面の揺れを避けるように言います。事実,画面の不安定な作品がよく見られます。
しかし,それに固執すると全く動きの無い一方向だけの画面になってしまいます。
プロは数台のカメラを各方向から撮影し,スイッチャーが良い画面を選択できます。
アマチュアは出来ません。
舞台撮影などは,それがはっきりします。写されている方はそういう事はお構い無しに
「自分が,あまり写っていなかった」とクレームを付けられます。こちらに言わせて貰えば「写して欲しかったら写る所へ出て来てよ」という事になります。皆さんTVで目は肥えていますから苦笑するばかりです。
撮影する人も,手が震えて,手持ちでは撮影出来ない事もあるでしょうが,それよりも,急に方向を変えたり,同じ画面を延々と撮り続けたりする事が多いようです。目が回って酔ったようになる作品もかなりあります。
ビデオには不向きな素材や魅力の無い行事を良く見せようとすると無理になります。
旅行や宴会は関係者以外には無縁です。
観光地へゾロゾロと団体で撮影に出掛けるのは現地の方には迷惑でしょうし,まず収穫は少ないと思います。
奇麗に撮っていれば満足という人はそれで良いですが,TVの紀行番組でプロがやってくれますから,素人がそれに挑戦するのは無謀というものです。それで挫折する人が殆どです。
そこで,ハードで何とかならないかと画面をいじる事になりますが,これも小手先だけの事になると,うんざりします。やはり,結局は本物の真実の取材が必要ですが,撮影する方も,される方も人間性がむき出しになります。
怖い事です。

9.30
全盲の方がインターネットを


皆さんは
「そんな事が出来るのかな」と思われるでしょう。
音声読み上げ,音声入力などの方法はあります。画像は
「代替テキスト」といって説明文を入れておくと読み上げてくれる機能があります。
全盲ながら
日本縦断走破(伴走の協力を得て)を達成された宮本さんに,お会いして自らメールを入力発信される事を伺いました。
「失礼ですが,文字通りブラインドタッチそのものですが,どうしてキー
入力をされるのですか」
と尋ねました。
押したキーの文字は音声の発生があります。Aを押せばローマ字設定がしてあれば「あ」と発声します。副音はTはテーで続いてAを入れて「た」と読まれます。
問題は
熟語変換した時の選択です。例えば「せんてい」は「選定,船底,剪定」など数多くのものがあります。
その場合は適当に選んでおき,全文が完成した時に文脈が不自然であれば,そこを又,選択し直すという,果てしのない修正が繰り返されるのだと言われました。
それでも文章が完成した喜びは大きくそれがメールによって多くに人に伝えられる事で,何倍にも増幅されると話されました。
メールアドレスの入力はは特殊文字が含まれるのでセンターの方にお願いされるそうです。
それと,点字のスペルとキーボード入力とは違いがあり,一旦,点字を忘れてキー入力に専念されたということです。
宮本さんは30代での途中失明ですが,お母さんの面倒も88才の天寿を全うされるまで尽くされ,62才の現在も,各地のマラソン大会に出場されています。
今年に続いて来年も
「さくら道」で元気な姿を見せて下さるでしょう。
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