トップへ

2000「さくら道ウルトラマラソン」 270Kサポート記
サポーター 三浦正道

270Kのサポートを終えて

今年も「さくら道」はサポーターとして関わることが出来た。
ランナー出場の門ちゃん、全盲の宮本さん、そして急遽、臨時でサポーターとして出場の関家君と私の4人で、AM6時頃にスタート地点であるJR東海バス名古屋営業所に到着する。

1年に1度位しか会えない懐かしい顔、顔、顔…・

一通りの挨拶を終え、7時のスタート時間を待つ。ランナーの中には2週間前に「ネイチャーラン」で苦楽を共にした伊藤則雄、今井福次、西堀善行さん、そしてこの「2000.年ウルトラマラソン」で大活躍をした原健次さん、もちろん、我等の門雅和さん達、超人に値するような顔も見える。(少し持ち上げ過ぎかなあ)

我が三滝マラソンクラプからは昨年同様、真野会長、佐藤早一おじさんが出場、完走を目指す。優勝候捕の一角、鳥山さんが体調不良のため応援にまわり、今年は混戦が予想される。

7時にピストルの号砲と共に200人を超えるランナーが一斉に金沢へ向けてスタートしていく。
我々サポーターは、海宝さんからのサポートにあたっての注意事項や、役割を聞き、ランナーと一緒になって関家君となっちゃん(ランナー後籐卓さんの美しい奥さん)と三人で金沢を目指す。
途中、「ネイチャーラン」でお世話になった
一宮の木村さんのエイドで「ネイチャーラン」のビデオをいただき、ランナーを待っていると、今年はランパン(いつもはロングタイツ)の丹代さんがトップとそんなに変わらず到着、今年の意気込みを感じさせた。

常連の村上、加村さんも元気に到着し、金沢に向けて再びスタートして行く。
無名会の成瀬、舟橋さんも元気、早一おじさん、真野ちゃんも、そして岩田智さん(岩ちゃん)も元気に通過していく。

大和の本田のお母さんのエイドヘ着いたころ(PM6時頃)から雨が降り出し、白鳥のエイドでは本格的な降りになってきた。ここで、明日のサポートに備えて、佐籐さんのご好意で三人は仮眠を取らせていただくことになった。
PM10時半頃まで仮眠し起きて外に出てみると相変わらず強い雨が降り続いている。
ランナーにとっては大変な日になってしまった。

その先は、先頭が目まぐるしく変わり、荘川桜では前田、山口、長谷川さんの順番で到着、そして三人がほとんど一緒に出発していった。五箇山の手前では前田、山口さんのあとを加村さん、原さん、田森さんらが先頭に立つ勢いで追走する。

我々、三人は平瀬の田口建設さんで再び仮眠させていただき、起きて朝食をごちそうになってから、先頭のランナーのチェック、また逆走して後続のランナーのチェックをしながら、福光の坂上松華堂のお母さんや波多さんと一年ぷりに再開する。

今年は前半がハイペース、後半はゆっくりぺ一スとなっため、お母さんの所では、久しぷりにゆっくりすることができた。原さんは、白川のエイドで先頭と2時間位の差があったのだが、福光では20分位まで差を詰めていた。この調子で行くと原さんの逆転優勝か…・・と恩われたが、後半落ち着いた走りをしていた山口さんが8分位の差で逃げきった。
私は、昨年同様、二口町で瀬野さん、関家君、なっちやんの4人でランナーのコース案内、チェックを行う。

2日、AM6時40分に後片づけをして本部へ戻ろうとしたところ、瀬野さんの知り合いの石原さんが時間内完走を目指し、すごいペースで走ってきた。瀬野さんの話ではまだ一度も時間内完走が無いとのことなので、本部に連絡を入れ、誰かに引っ張ってほしいと依頼するかたわらの関家君が引っ張って走る。私も車をルネスの駐車場に入れるや否やすぐに戻り、郷さん、関家君と一緒に何とか時間内にと必死になって引っ張って走り、本人の頑張りで何とか48時問31秒で完走を果たした。

全般的に雨のため記録は低調であったが、ネイチャー出場組の原さんをはじめとする頑張り、丹代、村上、加村さん等常連組の堅実な走り、真野ちゃんの余裕のある走り、早ちゃんの苦しみながらの完走、金沢さんのいつもの淡々とした走り、田森さんの激走、ただ怪物、山ちゃんのりタイヤは淋しいが…・・・・

毎年、本当に楽しい思いをさせていただいている。

ただ、ここ数年気になったことが二三ある。あえでここに書かせていただきたい。
それは、個人個人が主催者とは言うものの、48時間という制限があるのに、時問外完走者が賛美されているのはおかしい。まして、最初から時間外完走をきめて出場するランナーは言語道断と言わざるを得ない。
確かに、50時間、60時間かけてでも完走することは素晴らしい事かもしれないが、48時間という制限がある以上、時間内で走るのがルールというものでは無いだろうか?時間内で走るのが無理だと思ったら、勇気を出してリタイヤするのがルールでは無いだろうか?。
海宝さん酒井さんら呼びかけ人の人は、一言も文句を言わずに走っているランナーが居る以上、待っておられるのだが、やはりランナーは呼びかけ人に迷惑をかけているという事を、もう一度よく自覚して考えるべきではないだろうか?。
その点、全盲で出場された宮本さんは、白鳥で
「皆さんに迷惑をかけては申し訳ない」との思いで勇気あるリタイヤをされたのは私の個人的意見ではあるが、良く決断されたと称賛したい気持ちである。

また、出場者が200人を超えるとなると、信号無視、空き缶の投げ捨て、善意でエイドをしていただいている方々ヘの無理難題を押しつける等、これからもず〜と長く大会を続けていくためには、我々ランナー自身がもっと真剣に考えるべきことが多いように思われた。

トップへ