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今伊勢石刀神社山車解体

石刀神社の山車のうち、中屋敷車は、そのまま収納する蔵が無いので、組み立て、解体を祭りの前後に行います。
かなりの木組の数で、図面がある様子もなく、長老の指図で組上げられます。組み立ては、祭礼2日前、朝から町内道路を通行規制して行います。
私が行ったときには、台車は既に組まれ、完成には時間がかかると言われたので、途中で帰りました。解体は1時間程で、どんどん収納し終わりますが、全体の量は組み立ての時、一旦道路に全部並べますから、かなりの量だという事がわかります。
老人が鯉に捕まっている。(金琴仙人)
後文(注)
パーツ(1)桁木や組子などこれでも 1/4程
パーツ(2) (1)の向こう側にも パーツ(3) ここまで既に組まれていた。 山之小路車 蔵から出し参道に置かれている。
祭りが終わり町内へ。これから解体。 収納小屋へ。窓が無く中の人は汗だく まず幕を外す
四体の人形と囃子道具などは
公民館に預けます
三層目を下げてから屋根板を外す 屋根板 手送りで
唐破風 桁木を外す 斗形(ますかた)祭吉さんからアドバイス
文化財のマークに使われています
台車一層目の柱 台車の上枠 台車の分解
まず持ち上げて車輪の上へ ばらして小屋へ 車軸と車輪
車輪を外す 一番最後に車輪を小屋へ 夕暮れ収納は完了。また来春
これだけの写真では説明しきれませんが概要はわかると思います。
山車を所蔵する町内は、今は分解しないでそのまま山車蔵に収められる事が多いと思います。
ここ一宮市今伊勢には三両の山車がありますが中屋敷はこの収納小屋に収めます。組み立ても分解も、壮、青年の数十人の人が必要です。伝統行事を守るために大変な努力をしておられます。

金琴仙人は,竜を捕まえると言って川に潜りました。仙人が捕まえてきたのは鯉でした。実は鯉は滝を昇ると竜になるという言い伝えがあるのです。それで五月端午の節句には出世する印として鯉幟が揚げられます。金琴仙人は日光,陽明門にもいます。

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