トップへ
古式顔寄せ手打式次第
歌舞伎座古式顔寄せ手打式

「古式顔寄せ手打式」というのは、大きな行事を行う時に、総員が集まって決意を新たにする結団式と言えます。
今回、「東京歌舞伎座」を建て替えることになり、歌舞伎座に関わる人達が一同に会し決意を表明しました。舞台上には、二百人(俳優百七十人・音楽・劇場関係者等三十人)が居並び、客席千八百席には、招待客と、三階席の抽選(60倍)による一般客が集いました。
興行は平成二十二年四月までを「さよなら公演」と銘打って十六ヶ月上演されています。
「式次第」は、まず、二十一年一月興行「狂言名代披露」を、河竹登志夫氏が行い、続いて「附帳渡しの儀」が、興行主「歌舞伎座」から、大道具「歌舞伎座舞台株式会社 長谷川勘兵衛氏」をはじめ、女形床山、照明など劇場スタッフに対して執り行われました。
「歌舞伎座頭取」の発唱で「一同手締め」、松竹大谷会長・中村芝翫丈の挨拶で、最後に坂田藤十郎丈の「手打ち手締め」で終了しました。
「歌舞伎座」は、平成二十二年四月興行で打ち上げ、五月建替え工事開始、平成二十五年竣工予定です。
正面は、平屋唐破風の和風建築を保ちますが、背後に地下二階地上二十九階、塔屋を含む、高さ150メートルの複合ビルになるといいます。
外観については「松竹」と東京都との話し合いが不十分で工事中にも調整の可能性があるといいます。幸運にも抽選に当たって客席から次第を見た人の感想のブログがあります。「検索」で見ると面白いです。
私は、NHKTVで拝見しました。歌舞伎座頭取の方が「坂田藤十郎襲名披露お練り」の時、御園座正面玄関挨拶の時「狂言名代披露」を朗々と謳い上げられた方だと知りました。 H22.1.18 記
歌舞伎座の変遷

新 歌舞伎座(予定図)

トップへ