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豊橋三題 U・V
ハリストス正教会聖堂 市電


U ハリストス正教会聖堂
詳細はリンクでご覧下さい。訪ねた時は閉めてあり内部は拝見できませんでした。美しい姿です。
私は何時もそうなのですが、初めて訪ねる所は、まず眺めているだけで、狭くて小さなファインダーに切り取る気になれず殆ど撮影出来ません。ですからいつも心残りの状態です。一旦帰宅して色々回想してから予備知識を積み、再、再々訪ねないと納得出来ません。ですから活動範囲が限られます。
資料では、木造平屋建て柱は一本も無いとの事です。外部は板張り白ペンキ塗装、銅版、八角形の鐘塔は美しい姿です。内部には見事な装飾品が有るようですから再訪したいと思います。
豊橋公園の深緑に面し静かな空間です。
V 豊橋市市電
豊橋市電を間近くで見たのは初めてです。
こんなに綺麗な電車が走っているとは思いませんでした。架線を支える電柱のレトロなデザインは洒落ています。走行はセンターポール方式で整備された軌道を走っています。交差点以外は自動車は進入出来ません。これは道路の幅が充分有るからでしょう。
岐阜にも、最近まで市電が走っていましたが狭い道路を自動車がひしめき、電車の通行を妨げていました。主客顛倒です。古い車輌が窮屈に動く様子にはロマンな雰囲気はありませんでした。
駅の出発・終点の様子をホームのベンチで眺めていて、幼時、母の実家に隣接していた瀬戸電「堀川駅」の出改札の柵に足を掛け、行ったり来たりする電車や乗降客を飽きずに眺めていた自分を思い出していました。
架線の電柱がレトロ 駅前大通はアーチ型 照明がモダン シンプルで洒落たモ800型
駅前交差点でのすれ違い 駅前発終点ホームは単線になる 平日昼間も多い乗降客
豊橋公園(吉田城址)

「豊橋公園」は、市役所に隣接しています。
吉田城址ですが城などの構築物はありません。跡を示す表示が各所にあります。
「鉄櫓」が、豊川に面した角にありますが戦後の構築です。
公園地域と歴史遺産が融合し、よく手入れがされています。巨木、大木の多さに驚きました。根上りの木が多いのは地層が岩盤なのでしょうか。面積もかなり広く鬱蒼とした森です。夜は木々の霊気が漂うのではと思えます。一角に「豊橋美術博物館」があります。雑音も全く無く静かな空間です。
城壁の石段を降りると豊川に面して遊歩道があります。豊川大橋傍の階段を上がると豊城中学がありその傍らに豊川公園に駐屯していた歩兵18連隊のレンガ門が国道1号の拡張時に移築したと目立ぬようにひっそりとありました。
豊川公園内にも「かってここに18連隊ありき」の石柱があります。
この一帯は三河の主都市豊橋市が誇れる見事で貴重な自然空間だと感じました。
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