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人・機械
人・機械

 敢えて「人・機械」としましたが、現代では「ハード」が優先され「人」による「ソフト」或いは「理解能力」は後にされている傾向があります。
 今、話題になっている「iPhone」「iPad」は、その傾向の表れですが、かといってパソコンを早くから使っている私は、今普及している「携帯電話」は、通話以外はボタン操作が非常に面倒で、全くという程、扱う気になりません。ですから、煩わしいので名刺にも携帯番号の記載は有りませんし、そもそも自分の携帯番号も頭に無いので確認しなければなりません。マナーモードにしておいても所構わず掛ってくるのが厄介なので家族に言われて止む無く長時間(12時間以上)外出以外は持って出ません。
カメラ機能は有っても、持っているビデオカメラに写真機能は有りますからそれで充分です。
何よりも、無駄な費用だと思えるからです。パソコンで殆どの事は楽に出来るので、あの小さな機械の面倒さが嫌だからです。
この六月には内外の各社が「スマートフォン」を出します。「Windowsフォン」「Googleフォン」などですが「iPad」も、偽物ではなく中国の大手家電が「Win7搭載」のビジネス目的別の物がでます。
中途半端な存在になる「ノートパソコン」は携帯に不向きな、重量やバッテリ−、能力の点で減少の傾向です。既に「モバイルノート」は消滅寸前です。
大きな作業「ビデオ編集」など、ハイビジョンの大量データ処理は高性能デスクトップでなければ不可能です。
携帯は、当然、ネット機能の備わった「スマートフォン」「スマートパッド」それと、必要に応じて、小型のキーボードというのが普通になります。それに「スカイプ」などのよる、クラウド利用でどこからでもデータの送受信が出来る体制が既に始まっています。
ここまで来ると身近のハードウェアの再構築が必要になってきます。
TVのデジタル化は80%近く進んだという事ですが周辺機器はまだアナログのままです。DVDレコーダーも「ハイビジョン」という事になりますが「BL」の価格差が接近しているので一思案です。

永年使ってきた「ビデオカメラ」が故障しました。もう何台目になりますか。
再生は出来ますが撮影が駄目になりました。既に「DVテープ」対応のカメラは店頭には無くカタログに一機種有るのみで、過去のものになり、今更購入する価値はありません。修理は最低¥17.000でなければ対応しないという事なので終わったという判断です。
さて、次の「ビデオカメラ」を購入するかどうかという事ですが、私のビデオ撮影は予めストーリーを考えて、それに従って撮影し編集完成するという手段なので、その為の心身のスタミナが必須なのです。それがもう無理になってきました。「断片」とか「静止画」ならば最近の低価格のデジカメで可能ですが、ビデオのような機動性が無く平凡な画像になり満足できません。
そこで低価格で何とかなる物はないかと調べました。ブランドメーカー製で¥20.000台から有ります。玩具のような感じですが、一応の機能は有りハイビジョンにも対応しています。¥10.000そこそこというのも有りますが、これはレベル以下で対象外です。
低価格のものは、殆ど「SDカード」記録で本体に多少メモリーが有るというものです。
注意しなければいけないのは「SDカード」は「CLASS4」以上の高速記録でなければ「カクカク」とした駒落ち画像になり、しかもパソコンなどへの転送にも長時間が必要です。当然「高速SD」の価格は携帯などの「SD」の4倍です。上には「6倍」「10倍」という「SD」が有ります。
それと記録方式が「Mpeg4」という圧縮フォーマットでデータ量は少ないのですが、それだけ画質は普及している「Mpeg2」より落ちます。デジカメによる動画撮影は、写真は普通の「SD]で充分ですが動画には「高速SD]でないと止まったり駒落ちのカクカクした画像になります。
パソコン取り込みでは最新の「ビデオ編集ソフト」でないと対応していなくてバージョンアップが必要です。

「ビデオカメラ」は、広く普及していますが多くの人が困っている問題があります。
それはカメラ内に記録した膨大な撮影データの処理です。HDの容量が大きい機種は楽々撮影は出来直結でTVで楽しむには良いのですが、他人には見せられない耐えられない目がまわる場面が多いのです。
そうこうしている内に、HDが満杯になり、その処理で行き詰ります。最近は見ませんが、HD−DVD(8cm)搭載というのが有ります。私も頼まれてコピー転送してあげたのですが非常に時間がかかります。
すべてHDという場合は、DVDレコーダーかパソコンにという事になりますが、ハイビジョンでないものは外部出力がUSBまたはSなどのアナログなのでTV直結のようなデジタル画質にはなりません。
入出力端子が最近の機種ではIEEE1394(DV・ilLINK)が無いようになったので、こういうことになります。「USB」も2.00から3.00に移行して早くなるので利用度の少ないものは省かれていきます。
ハイビジョンの転送には、HDMI対応でなければ、外部出力がUSBまたはSなどのアナログではTV直結のようなデジタルハイビジョン画質にはなりません。
パソコンでのハイビジョン編集の場合、パソコンにHDMI端子が無い場合はHDMI端子のあるグラフィックカードを増設する必要があります。何れにせよ周辺の機器が高性能になってきたので、それに対応して人も機械も考え方を変えて行くことになります。一昔前のように「パソコン」も「ビデオカメラ」も莫大な費用が掛る事は無くなったので人の方が柔軟に対応することでしょう。
そこまでやる必要のない人は、現在できる範囲で処理し「対応していませんから動作出来ません」というメッセージが頻繁になったら変えて行くしか無いと思います。
要は、人・機械がその時代の流れにどう合わせて行くかということなります。
まだ先の永い人は躊躇なく積極的に突き進んでいくべきですが、さて私(74才4か月)はどうしましょうか。
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