3「改善」を要望(8名)

 

3(1)改善策の提示(8名)

 

校務分掌の長に良い評価をつけるようになっている。評価・育成システムを役職登用に使い、その役職によって差をつけてはどうか。管理職の給与への相応の処遇がない。(No.227)

 

自己申告票の設定に関する教職員への指導、助言が必要。対外的に研究や幹事など何の手当もなく取り組むものへの評価をもっと組み入れ、給与等にも反映されるべきである。(これからの若者は、名誉欲が低い人が多い。)(No.228)

 

評価結果の給与反映のあり方を改善することが必要である。(No229)

 

上記Q5-6の3 C・Dのみ給与抑制するのがよい。そうでないなら、目標に概ね達成しているをA評価とする(従来のB)。従来のA(上回っている)をSとし、従来のSは廃止する。目標をめざして努力し、概ね達成できたということは我々の評価概念から言えば当然Aである。目標を立てさせておいて、それを上回ったということは目標設定が甘いということでそれを自己申告シートらんの評価項目にあること自体がおかしい。被評価者側の自己評価は最高でもA(現状の)Bとし、それ以上の評価は評価者側の裁量とすべきである。(No.230)

 

職階制を導入する。経験・研修や研究実績、校長の推薦、教育委員会へのレポート提出や面接等を加味して、少しずつステップアップして、指導教諭や首席へランクを上げるようにすればいいと思う。そして、それに伴って昇給していけば、学校も組織として動きやすいし、本人にも責任感や努力する気持ちが高まると思う。(No.231)

 

上位評価区分の割合規制検討 B評価者の給与反映内容の検討 C・D評価者場合のみ給与抑制方向への検討。(No.232)

 

東京都のように評価の過程で教育委員会を関与させ客観化を図る方法が望ましい。(No.233)

 

自己申告書の中味を評価すると言うことではなく、職場での仕事の中味全体を見て評価するという改善はどうかなと考えていますが。(No.234)


 

3(2) 特に「もっとメリハリを」と要望するもの(9名)

 

今の評価・育成システムは形式的で成果も上がっていないと思う。SABの3段階にし、Bは要研修対象者とするなど、厳しく抜本的な措置が必要ではないかと思う。(No.235)

 

三年サイクルを見直し、メリハリをつける。(No.236)

 

経験、技術、能力などに差や違いがあっても学級担任や各担当の仕事はだいたい(概ね)達成できる仕事である。また、特に問題があるとか能力的に教育者としてふさわしくないひとには、評価をC、Dにするようにしている。現在SABCDを4段階にすると良い。Bを普通ではなく「良い」にし、ABCDの4段階にする。業績、能力評価の一部にC評価がついた教員について市教委担当が授業を見るとか面接するとかの体制を作り、制度の中で複数の目で観察し、育成するシステムを作っていただきたい。一部でもC評価がつくことはイエローカードだという自覚を本人に持たせるようにしたい。学校長だけの説明や育成の努力では問題教員の改善はしにくい現状である。この制度をうまく活用したい。(No.237)

 

SAの上位評価を受けたものにもっと給与面での反映を、意欲向上につながる改善を。(No.238)

 

組合の意見を聞くあまりに、評価育成システムが骨抜きとなって、かつての勤務評定のようになってしまわないか心配です。やる気を持って成果を上げる教員の給与とそうでない教員の給与に大きな差が出る様にすべきではないでしょうか。(No.239)

 

できる人、能力のある人に仕事が集中してしまう傾向は今も昔も変わらない。管理職から役職を依頼する人(学年主任や各主事)には、すでに周囲を含めて高い評価がされているから、校内のリーダーとしてお願いできる。その人たちに1日200円の手当という制度はいつ考え直すのか?基本給を下げて、担任、部活動、各部長など、本人が引き受けた仕事の量に応じて給与が決まるようなシステムでないと、AAAとBBBでもさほど差が出ないシステムでは...。(No.240)

 

管理者(評価者)の意向がもっと反映できるようなシステムで、もっと管理者の権限の強いものにしていただきたい。(No.241)

 

評価・育成システムの面談は日頃話がしにくい人とも話ができて大変良い。しかし、このシステムだけでは表すことができないもの(例えば出勤の様子であるとか)があり、また、せっかく給料にも反映するのなら、もっとがんばっている人を評価してやりたい。(No.242)

 

面談が育成に有効に働いているとは思う。給与に反映するシステム、ポイントを明確に、かつ大幅に上げることにより中間管理職、教頭、校長をめざす者が増えると思われる。教員をめざす時「こどもとともに...」が原点の者が、時間とともにやる気が無くなっているのはもったいない。「罰則より褒賞」を考えてみるのもよいのではないか。(No.243)

 

3(3)特にAAB問題(3年Aが続けばB、Bが続けばA)の問題点を指摘するもの(2名)

 

Bが3年でA、Aが3年でBの昇級が教職員に校長として説明しにくい。面談は、個々の思いを良く聞き、指導も入れられて効果的である。管理職候補を育てるためにも、システムを生かしてはいるが、処遇改善の見通しがない現段階では、優秀な人材確保が難しい。頑張りが報われるシステムとなるよう工夫と改善を是非ともお願いしたい。(No.244)

 

システムは短期でいじくらないことが肝要。A、Aが続けば翌年Bとなるという反映のあり方は、このシステムの形骸化を公的に明示しているようなものなので、やめる必要あり。(No.245)

 

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