歴史
犬が目の不自由な人を誘導して、歩く手助けをしていたことは、かなり古くから知られています。遠い昔文字の代わりに壁に描かれていた絵、これを壁画といいますが、これに犬が目の代わりとなって働いていたことが描かれています。太古の火山噴火で知られている有名なポンペイの壁画には、目の不自由な男性が犬に導かれて市場を歩く姿が描かれています。
 確実な資料では、1819年ヨハン・ウイルヘルム・クラインというウイーンの神父が、犬の首輪に細長い棒をつけ盲導犬として正式に訓練したのが最初です。
 現在のように盲導犬の訓練が施設で福祉事業として取り組まれるようになったのは、第一次世界大戦後のドイツです。そのおもな目的は、大戦で目のみえなくなった、たくさんの軍人を助けることでした。1916年にドイツ赤十字のシュターリンとドイツシェパード大協会のシュテファニッツが、第一次世界大戦中、盲導犬を育成しようとオルテブルグに学校を設立し、翌年に盲導犬が育てられました。1923年にはポツダムに国立の盲導犬学校が設立され、たくさんの盲導犬が誕生し戦争で視力を失った軍人の社会復帰を促しました。1927年ころには、ドイツ国内で4000頭もの盲導犬が使用されていたといわれています。
 その後盲導犬育成事業はスイス、アメリカ、イギリスなどにひろがり、現在は二十数カ国で行われています。
 
日本での歴史
 日本に盲導犬が紹介されたのは、1938年(昭和13年)に盲導犬を連れて旅行中のアメリカの青年ゴルドン氏が日本に立ち寄り、講演してまわったことが最初です。
 日本で働く盲導犬は1939年(昭和14年)民間人によってドイツから4頭の盲導犬が輸入されました。これらのドイツで育ち訓練を受けた盲導犬たちは、日本シェパード大協会の蟻川氏が、ドイツ語の命令語を日本語に教え直した後、日本の交通事情などに合うようにもう一度訓練されて、失明軍人に寄贈されました。
その後1940年(昭和24年)から日本でも研究が始まり、1957年(昭和32年)日本で最初の盲導犬チャンピーもアイメイト協会創設者の塩屋賢一氏によって誕生しました。
 昨年は盲導犬が日本で育てられるようになってから、50年の記念すべき年でした。
今では訓練施設も9ヶ所に増え
全国で活躍している盲導犬も1000頭 (2008年6月)になっています。

          キキの町 広島県内の盲導犬頭数
          
      広島県内の盲導犬頭数

〔広島市内 15名のユーザー〕
 (安佐北区) 5頭
 (中区) 3頭
 (安芸区) 3頭
 (東区) 3頭
(西区) 1頭
 〔安芸郡海田町〕 1頭

〔神石軍〕 1頭

〔庄原市〕 3頭(タンデム1組)
〔廿日市市〕1頭

〔呉市〕 3頭

〔大竹市〕 1頭

〔福山市〕 4頭

〔三原市〕 3頭


2008年3月31日の時点で 広島県内盲導犬34頭
 広島市内15頭

盲導犬に対する育成費以外の助成について
(2008年8月 盲導犬メーリングリストで集まった情報を中心にまとめたもの)

北海道  なし
青森  獣医師会より医療費の一部補助 
岩手 なし 
宮城 
   仙台市:市より登録料・済証発行費の減免。飼育費としてドッグフード代を全
額補 助。獣医師会より医療費を全額助成
秋田   獣医師会より狂犬病の補助
山形 なし
福島 
   いわき市:市より登録料の減免。獣医師会より狂犬病の補助
茨城   県より登録手数料と狂犬病の補助
   常陸大宮市・水戸市:社会福祉協議会より年3万円の助成(混合ワクチン、フ
ィラ リアなど健康管理をこの範囲内でまかなうことを獣医師会と合意)
  かすみがうら市:年間3万円を上限に市の社協から補助。フィラリア・混合ワク
チ  ン等の健康管理費に使用。
栃木 社会福祉協議会より年3万円の助成
群馬  獣医師会より狂犬病と医療費の一部補助 
埼玉  県より犬の登録料・狂犬病の補助。獣医師の領収書で年3万円まで医療費補助
、千葉    獣医師会より狂犬病、50000円までの医療費の補助、5000円
の健  康診断の補助
   盲導犬を普及させる会から、フィラリアの薬とフロントラインが支給
東京 獣医師会より年3万円の医療券
神奈川 
   横浜市:医療費の補助(申請によりワンワン医療照が交付。獣医師会所属の動
物病 院で医療証提示により、獣医師会の補助により実質無料)
新潟   県獣医師会で登録料(全額)、狂犬病予防接種(全額)、マイクロチップ
挿入 (最大5000円)を助成
 かかりつけ動物病院で医療費(2割)を助成
富山 
   富山市:市より盲導犬取得時に5万円。
石川 
   加賀市:狂犬病の減免(市が行う摂取でのみ)
福井   県より狂犬病、混合ワクチンの補助 
山梨 なし
長野    動物愛護センターで定期健康診断が実施
   長野市、松本市、上田市、安曇野市、佐久穂町、立科町、須坂市で飼育管理費
とし て月額3000円から4000円の助成
   長野県ハーネスの会より治療費の半額を補助
岐阜  獣医師会より狂犬病の補助。一部地域をのぞき登録手数料の補助
   岐阜市:飼料費として年間57600円
   各務原市:飼料費として年間48000円
   高山市:飼料費として年間60000円
   垂井町:飼料費として年間36000円
   養老町:飼料費として年間36000円
   関市:飼料費として年間48,000円
  来年度より北方市で年間4,000円、穂積市で年間4,500円の助成
静岡 
  支援団体よりフィラリア、混合ワクチン、フロントラインの支給。医療費の一部
補助
愛知   県獣医師会より狂犬病予防注射の減免 
  中部盲導犬協会より県内盲導犬使用者に月額4800円の助成
  名古屋市:市より登録手数料、狂犬病の減免 飼育費として月額4800円の補助。
獣医 師会より医療費の一部補助
三重    
   三重補助犬普及協会より希望するユーザーに年3万円の補助
滋賀
   県内各地、各ブロックの獣医師会より混合ワクチン、フィラリア、治療費等の
補助
  (各地で差がある)
京都 なし
大阪 なし
兵庫  獣医師会より年25000円の医療券
   神戸市:市より狂犬病の補助、月額3500円の健康管理費。獣医師会よりフィラ
リア の薬1年分、フロントライン1年分(6本)、混合ワクチン
  西宮市:市より狂犬病の補助。獣医師会より年25000円の医療券
奈良 
   大和郡山市:市より飼育費として月額5000円
和歌山 獣医師会より狂犬病の補助
鳥取  鳥取ライトハウスより混合ワクチンの補助。
  鳥取ハーネスの会より会員の盲導犬と引退犬に年12400円の補助
島根  なし
岡山  県より登録手数料、狂犬病の補助。獣医師会よりフィラリアの補助。 
   岡山市・倉敷市・瀬戸内氏・津山市・真庭市・美坂氏で飼育費として月額6000
円 
広島 
   広島市:市より登録手数料、狂犬病の減免、飼育費として月額5000円。
   福山市:獣医師会より狂犬病予防摂取費用の免除。市内の援助団体から共同訓
練の 費用の一部負担。盲導犬貸与費用全額。犬具 ワクチン ヒラリヤ予防薬 領収
書により 全額負担。衛生費(蚤取り薬 シャンプー)の一部負担。
  広島ハーネスの会より高額治療費に対する補助(月10000円を超えた場合にその
超え た金額を補助)
山口   獣医師会より狂犬病の補助
徳島  獣医師会より混合ワクチンの補助 
香川  なし 
愛媛 
  八幡浜市:市より狂犬病の補助
高知   県より狂犬病の補助
福岡  獣医師会よりフィラリア、混合ワクチンの補助(九州盲導犬協会ユーザー対
象)
   鞍手町:町より飼育費として一月にかかった費用の半額を上限6000円まで助成
佐賀  獣医師会よりフィラリア、混合ワクチンの補助(九州盲導犬協会ユーザー対
象)
   佐賀市:市より飼育助成費として月額6000円
長崎    獣医師会より混合ワクチンの補助
   平戸市:市より飼育管理にかかった費用(フード代、医療費等)を年間96000
円ま で助成 (領収書が必要)
熊本 
   熊本市獣医師会所属の獣医にてフィラリアの薬7ヶ月分と混合ワクチン半額を
補助
大分 獣医師会より年2万円の補助
宮崎 獣医師会より狂犬病 製薬会社よりフィラリアの補助
鹿児島  製薬会社よりフィラリアの補助
沖縄   獣医師会より、狂犬病、混合ワクチン、フィラリアの補助

 
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