ゼムスキー=ソボル

[ヨーロッパ−近世]

ロシアの封建的身分制会議。 貴族・聖職者・商人の3つの勢力の代表によって構成された。 イヴァン4世(雷帝)によって初めて召集され、政治の重要問題を討議した。 ただしツァーリの意向に反することもあり、雷帝の弾圧の引き金ともなった リューリク朝断絶による動乱時代には、 ツァーリの選出を始め国政において重要な役割を果たした。 またロマノフ朝初代のミハイルの代においても各勢力の調整などの役割を引き続き果たした。 しかしロマノフ家の権力が確立されるにつれその権限を縮小・形骸化していき、 ピョートル大帝が絶対主義を確立によって消滅した。

見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る