弥生時代(やよいじだい)

[日本]

弥生時代はそれ以前の縄文時代と比較し、

  1. 農耕生活-大陸から稲作が伝来
  2. 弥生式土器-薄くのっぺりした土器
  3. 身分差のある社会-ムラの有力者が生まれる
といった所に特徴がある。 ただし、「以前の縄文時代」と書いたが、 弥生人はのっぺり顔の北方系民族で、 角顔の南方系民族である縄文人とは人種的に異なる。 また、地域差があり、九州では紀元前後に農耕が始まるが、 関東では大和朝廷成立後も、 夷と呼ばれた人々が縄文時代に近い生活を送っていた。 普通は、弥生時代は農耕が始まってから 強力な国家が形成されるad3世紀頃までを指すことが多い。 なお、この頃は金属の使用はあるものの、 まだ武器以外あまり普及していない。

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