ウィリアム2世

[ヨーロッパ−中世]

イングランド王。通称赤顔王 (ルーファス) 。征服王ウィリアム1世の息子。 父が危篤に陥ると、父や長男ロベールを差し置いて即位した。 即位後侵攻してきたスコットランド王や兄ロベール一派を破り、 その地位を確立した。 しかし、後見役ランフランクの死後放蕩の限りを尽くし、 カンタベリー司教の人事を巡って教皇とも対立した。 その後狩猟中に矢が当たって呆気なく死去した。 最も不道徳な王と言われ、 ウィンチェスター教会は死体への儀礼を拒んだという。

見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る