周(しゅう)

[中国]

中国で紀元前1020年頃から紀元前249年まで続いた王朝。 中国の支配者であった前期の西周と、 力を失った後期の東周に大きく分けられる。 商の時代西の1領主であった文王姫昌の頃に力をつける。 その子の武王姫発は軍師呂尚の力を得て商を滅ぼし、全中国の王となる。 武王の弟周公姫旦や召公姫セキは優れた政治家で、周の基盤を築いた。 紀元前770年頃幽王が犬戎と呼ばれる異民族の攻撃で殺され、 王族が逃亡して都を洛邑に定める。 これをきっかけに周の力は衰え、 全国に群雄が割拠する春秋戦国時代に入る。 周は1地方政権として細々と続くが、 紀元前249年秦によって滅ぼされる。

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