聖徳太子(しょうとくたいし)

[日本−飛鳥時代]

日本古代で最高の政治家。厩戸皇子(うまやどのおうじ)と呼ばれたが、 日本の国家の形を作ったため死後一般に聖徳太子と呼ばれる。 若い頃から仏教に深い関心を示し、 神道派の物部氏と仏教派の蘇我氏の抗争で蘇我氏に味方し、 勝利に貢献する。 天皇の一族であったが、優秀過ぎるため蘇我氏に警戒されたのか、 天皇にはならなかった。 しかし、推古天皇の摂政となり、政治の実権を握ってその才能を発揮する。 国家制度として17ヶ条の憲法や冠位十二階を定め、各地に寺を建立し、 遣隋使を派遣して大国隋との対等な外交を目指した。

見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る