孫子(そんし)
[中国−春秋・戦国時代〜]
- 孫武。斉の出身で呉王闔閭に仕え、
軍師として楚との戦いで勝利に貢献するが、詳細は不明。
実在するかどうかすら怪しまれている。
- 孫[月賓]。1.の子孫という。
同門のホウ涓の招きで魏へ赴くが、そのホウ涓に妬まれ、
讒言で罪を得て黥(顔に入れ墨)と[月賓](足切り)刑を受ける。
後脱出して斉に迎えられ、将軍田忌の軍師となる。
その後魏との戦いで勝利に貢献し、将軍ホウ涓を自害させた。
- 1.や2.が書いたとされる兵法書。特に1.孫武の兵法書が有名。
現在伝わっているものは魏武帝=曹操などの手が加わっている。
戦略を重視し、抽象的な話が多い。
現在でもその価値は衰えていないが、
それは人類が進歩していない証拠なのかもしれない。
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