[中東−古代]
古代ユダヤ王国の第3代の王。賢人王と称される。
父ダヴィデの跡を継いで王となった。
彼の代にユダヤ王国は最盛期を迎えたが、
調子に乗って派手な建設をやりすぎて国庫を使い果し、
また優秀な後継者に恵まれなかったため国家の衰退と分裂を招いた。
賢人王の割にお粗末である。
が、後世ルイ14世や乾隆帝など
全盛期を築いた帝王が衰退の原因にもなることが繰り返されている。
我が国のバブル経済の様で諸行無常を感じてしまう。
ところでソロモン王はオカルトの世界でも高名で、
72体の魔神を使役したという伝説もある
(御丁寧にも72体のデーモンを考えたヒマ人がいるのだ)。
ユダヤ・キリスト教から見ると異教の神など存在自体許されないものだが、
ソロモンにそんな伝説が残っていることを考えると、
宗教の権化のような父ダヴィデとは異なる見方をされているようである。