ウィリアム=シェイクスピア

[ヨーロッパ−近世]

イングランドを代表する劇作家・詩人。 商人兼議員の裕福な家庭の息子として生まれたが、 父は闇市場に関わった嫌疑により市長職を追われ没落している。 長じて年上のアン=ハサウェイと結婚したが、 ロンドンに進出するまでの若年期のことはあまり分かっていない。 ロンドン進出後は俳優兼劇作家として人気が高まり、 大臣がパトロンである劇団の共同所有者にまでなった。 この劇団は後に国王自らパトロンとなり「国王一座」となった。 晩年は引退して故郷へ戻り、次女の婚約者の浮気問題に晒されつつも ひっそりと死去した。
シェイクスピアは劇作家として世界有数の著名人であるが、 その生涯は不明な点が多い。 シェイクスピア別人説まで出ているが、専門家の間ではほぼ否定されている。 一方、他の作家との共作もあった可能性が高いことが最近になって判明するなど、 現在でも謎多き人物である。

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