[ヨーロッパ]
現在のイギリスを構成する一部でグレートブリテン島の北部に当たる。
正式名称の連合王国の名の通りスコットランドのかつては独立した王国であった。
確認できる中で最初にスコットランドを支配したのはケルト系のピクト人である。
南部はローマ人が支配したが、ピクト人は中世まで主に北部で存続した。
ローマが去って後、そのピクト人とブリトン人、スコット人などのケルト系
及びアングロ=サクソンやノルマン等ゲルマン系の諸民族が割拠した。
やがて主にイングランドとの対立を経てスコットランドに統一王朝が形成された。
このスコットランドは長くイングランドとは対立していたが、
ステュアート朝は両国の王位を兼任し、市民革命とそれに伴う内乱を経て、
連合王国の一員となっていった。
ちなみにスコットランド歩兵はハイランダーと呼ばれる精鋭として有名で、
近代に入ってもイギリス軍の精鋭部隊として名を馳せた。