老子(ろうし)

[中国−春秋・戦国時代]

道家の始祖。姓は李、名は耳というが、実在か否か怪しまれている。 周の都で文書の管理をしていて、 その時勉強に来ていた孔子にも会ったという。 後西方に姿を消すが、 その際己の思想をまとめた後世同名の老子と呼ばれる書物を残していった。 無為自然を説き、物事にこだわらず生きることを勧めた。 伝説の帝王黄帝や後の荘子と合わせて「黄老」「老荘」と呼ばれるが、 道家には必ず老子が入っている。

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