プトレマイオス

[ギリシア・エジプト−古代ギリシア]

アレクサンドロス大王配下の将軍で、 後にプトレマイオス朝の建国者となる。 若い頃からアレクサンドロスの学友であり、 彼が王になるとそのまま配下となった (彼ら元学友がマケドニア軍の中核となった)。 王の死後、マケドニア宮廷で争いが続くと、 彼もまたマケドニアを見限り、独立を画策するようになる。 結果、彼はエジプトで独立を果たし、プトレマイオス朝の始祖となった。 プトレマイオス朝は面積ではセレウコス朝に次ぐものの、 ヘレニズム文化の中心となり、最も栄えた国となり、 またローマに滅ぼされるまで最も長く命脈を保った。 プトレマイオス自身教養があり、大王に関する記録を残していて、 貴重な資料となっている。

見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る