[ギリシア−古代ギリシア]
古代ギリシアに多数存在した都市国家。
ギリシアは山がちで陸上交通の便が悪かったため、
オリエントのように大国が出来ず各都市の独立傾向が強かった。
そのためギリシア周辺には多くの国家が出来た。
総数はおよそ200位と言われる。
都市の人口が増えると新天地へ植民し、新しい都市を築いたため、
広範囲に多くの都市ができた。
ギリシア・小アジアを中心に、
黒海沿岸からイタリア南部・南フランスまで及び、
地中海世界をフェニキアと2分した。
紀元前8世紀頃から成立したポリスは、
東のアケメネス朝ペルシアの侵攻を撥ね退けたが、
その後内乱に現を抜かし、
やがて北方のマケドニアによって支配されることとなった。
その時、ギリシアのポリスは終焉を迎えたのである。